#190
HomePageだけの特別編集版 ポルノグラフィティ編
- 光一
- はい,今夜のゲストはポルノグラフィティの皆さんです.よろしくお願いします.
- 一同
- よろしくお願いします.
- 剛
- 今日もいいね,紫が.
- 光一
- こういうの似合うでしょ.
- 剛
- 似合うな.
- 光一
- ありがとう.まあ,皆さん来ていただいたのは,つい最近なような気がしますが.3月に出ていただいて,その時よりも生活が良くなったんちゃいますか?
- 剛
- リッチになってるんちゃいますか?
- アキヒト
- 誰なんですか?それは一体.
- 光一
- いやいや,どうですか?
- アキヒト
- 贅沢というよりも,なんて言うんですか?まあ,微々たるものですよ.
- 剛
- 前は事務所からお金借りとるという話も.
- 光一
- ありましたよ.
- アキヒト
- 借りてましたね.いや,未だに借りてますよ.
- 光一
- あれ?返し終えてないと.
- 剛
- それは消えず?
- アキヒト
- それは置いときつつも,こっちはこっちで遣ってますから.はよ払えっていう話もあるんですけど.
- ハルイチ
- 増えてるんですよ.返しては,さらに借金するんで.楽器を買っちゃうんで,やっぱり.
- 光一
- なるほど.経費,経費っていうことでね.
- アキヒト
- 誰ですか?
- 光一
- いやいや.でもやっぱり少しは変わったんちゃいますか?
- アキヒト
- まあ,そうですね,例えばハルイチだったら引っ越したとか.
- 光一
- あら?
- 剛
- 引っ越しされたんですか?
- ハルイチ
- しました.
- 光一
- 少し広くなった感じですか?
- ハルイチ
- そうですね.古いとこなんですけど,ワンルームだったのが2DK.
- 剛
- ダイニングキッチン.
- ハルイチ
- 一部屋増えて.昔から夢だったんですよ,ベッドルームっていうのが.で,四畳半の部屋なんですけど,ベッドルームにしたんですよ.ものすごく寂しいんですよね,何もないから.そこにすぐゲームがあったりテレビがあったりする生活だったじゃないですか.ベッドルームってあれ,金持ちの考え方ですね,あれ.余裕のある奴の.
- 光一
- じゃあ,けっこうガランとしてるわけですか?
- ハルイチ
- ガランと.もうやめました.そこ作業部屋にしました.
- 剛
- そこ作業部屋にして.
- ハルイチ
- 結局,使い方はワンルームと一緒なんですよ.
- 光一
- たしかにね,部屋があってもいる場所って決まってきますしね.
- アキヒト
- 決まります,ほんまに.
- 光一
- なんかチョロッと聞きましたけど,引っ越したのはええけども,ある物体が現われると.
- アキヒト
- よう言うてるんですよ.
- 剛
- 何がですか?
- ハルイチ
- Gが.僕,ゴキブリが大嫌いなんですよ.
- 剛
- ゴキブリのG?
- ハルイチ
- 「ゴキブリ」って言うのも嫌いで「G」って言ってて.
- 光一
- Gが出てくるわけですか.
- ハルイチ
- 前のマンションでもゴキブリが出るんで嫌で出たんですけど,今度のが出るんですよ.
- 剛
- ゴキブリ一匹見つけると本当に何万匹いるって言いますからね.
- ハルイチ
- いいえ.いいえ.
- 剛
- いやいや,ドンドコドンドコ繁殖して.冷蔵庫の扉のふちとかに黒い点々がついてたら,ゴキブリのウンコですよ.
- アキヒト
- そうなんですか?
- 剛
- そうですよ.あれがあるということは,ゴキブリがいるっていうことです.
- 光一
- でも,なんでゴキブリって怖いんでしょうね.
- 剛
- あいつは動き方が腹立ちますよね.だるまさんころんだ的なのあるじゃないですか.
- アキヒト
- あいつらの視線感じますよね.本当に視線で気付きますよね.でね,急に話変わるんですけど,いい退治法知ってるんですよ.
- 剛
- なんでしょう?
- ハルイチ
- 教えてくれや.
- アキヒト
- 教えた教えた.君にも教えたけど,皆さんにも教える.殺虫剤だとダメなんですよ.かけてから何秒間かあいつら生きながらえるじゃないですか.あれを洗濯糊っぽいスプレーあるんで,それでブシュッとやったら,その糊の中にもあいつら殺す成分は充分入ってるんで,きっちりペタッとそこで止めることができる.
- 剛
- あいつら皮膚呼吸ですよね,たしか.なんか穴が空いてるんですよ.それで油だらけじゃないですか.だから洗剤をかけることによって,その穴に詰まって息ができなくなって死ぬらしいんですよ.
- アキヒト
- 俺,メチャクチャ正かったわけですね.
- 剛
- 正しいです.
- ハルイチ
- そんなの殺虫剤の会社はわかってるわけだし.
- シラタマ
- それ応用して作ってるかもしれないし.
- アキヒト
- こんなに盛り上がったのに.
- 光一
- いいんだか悪いんだかっていう感じですね,引っ越したのも.
- 剛
- でも,徐々に倒してって下さい.
- ハルイチ
- 徐々にって,一匹しかいませんて.
- 剛
- いやいや,いっぱいいますよ.
- 光一
- ありえますからね.
- アキヒト
- 本当に嫌いですからね.
- 光一
- まあ,好きな人いないですよね.
- 剛
- いないですよね.
- 光一
- アキヒトさん,何かないですか?変わったことは?
- シラタマ
- ざっくりした話し方ですね.
- アキヒト
- ゴキブリとかそういう話じゃなくて?僕ムカデが嫌いなんですけど,話さなくていいですか?
- 剛
- ムカデもね.
- 光一
- エグイっスよね.虫話になってきた.
- アキヒト
- あいつらね,あんなに足いらないはずなんですけどね,絶対に.6本ぐらいでいいはずなんですけどね.なんであんなに付けとるかと.
- 剛
- 僕,カミキリ虫がいちばん嫌いですね.チーチー,チーチー.
- 光一
- 鳴きよるわ.
- 剛
- さあ,盛り上がったとこで.
- アキヒト
- 僕もね,引っ越そうと思うんですよ.部屋に器材が増えてきたっていうのが.あとやっぱり楽器をたくさん買ってきて部屋に置けなくなって事務所に置いてもらうのも悪いし.それで引っ越す程度かな.
- 光一
- ご予定ということですね.
- アキヒト
- そうですね.あとご飯ちょっと,「今日はトンカツいっとくか」みたいなことは出来るようになりましたけどね.
- 光一
- シラタマさん何かありますか?
- シラタマ
- 変わったことというか,変わらざるを得ないというか.僕も大人じゃないですか.「保険とか払ってみよっかな」とか.
- アキヒト
- 守りやなぁ
- ハルイチ
- 守っとるなぁ.
- アキヒト
- 守備固めかい.
- シラタマ
- そういうのやってみようかなと.
- 光一
- 保険ね.色々ありますよ.何保険にしましょう?
- シラタマ
- やっぱり命系ですよね.
- 光一
- そうですか.受取人誰にしましょう?
- シラタマ
- じゃあ,KinKi Kidsに.
- 光一
- 俺らもらっても困る.
- 剛
- どうしたらええかわからん.
- アキヒト
- 僕らにくれって.
- ハルイチ
- それなら俺らに.
- 光一
- びっくりですよ.拓郎さんはどうですか?「イメージの詩」が大ヒットして.
- 剛
- その次の週にはメリーゴーランドを買い入れたと聞きましたけど.
- 吉田
- いや,僕はお金最初はね,現金でずっと持ってたかな.現金でそんなの見たことなかったから.
- 光一
- 「ワーッハッハ,ワーッハッハ」?
- 剛
- ベタなね.
- 吉田
- そんな人いないよ.
- 光一
- 現金で持って実感したと.
- 吉田
- 最後に一万円札が15枚ぐらい残った時に,だいぶ遣ったなと思って,住んでるマンションのカーテンレールに15枚洗濯バサミで吊して,寝る時いつも「あと何枚だ」とか言いながら.あれは忘れられない.それで残りが3枚になった時に銀行に行っちゃった,貯金しに.
- ハルイチ
- 何にいちばん遣いました?
- 吉田
- 遊びに.
- ハルイチ
- 遊びですか.飲み?
- 吉田
- 飲んだり.
- 光一
- いろいろあるわけや.
- シラタマ
- 保険は入らなかったんですね.
- 吉田
- うん,保険は入らなかったです.なんかさ,でも遣わないと損っていう気になっちゃったな,最初.
- シラタマ
- ダメだって言われますね.
- 吉田
- ためちゃうっていう発想なかったね,若いころ.途中からためようと思い始めたけど.だから途中から保険も気になり始めたけど.最初はね,とにかくお金が入ってきたらすぐ遣いたいって,そういう感じだったですね.
- ハルイチ
- ということは,ためるというか,守りに入るとダメっていうイメージがあるんで,なんかね,貯金することが悪だと思うんですよ.
- 光一
- じゃあ,銀行に金があるという,その状況が悪?
- アキヒト
- って言われますね,よく.
- 光一
- 固定観念?
- アキヒト
- 遊べって.よく遊んで,よく金遣ってまた稼げばいいんだっていう考え方,よく言われますね.
- ハルイチ
- っていうのが発展してきて,最近「男は頑張れば一億まで返せる」って話になってきて,どんどん借金して.
- 光一
- あきませんやん.とにかく事務所に借りたお金は,とりあえずは返すと.
- アキヒト
- それがまず始めですね.
- 光一
- 電車に乗るともお聞きしましたけど.
- アキヒト
- 乗りますね.この前,打ち合わせしててその話を出すとすごく驚かれたんですけど.
- 光一
- 電車移動ですか?
- アキヒト
- してますよ.例えば集合場所まで行くのとかは.
- 光一
- バレバレじゃないですか.
- アキヒト
- 嘘のような本当の話で,本当にバレない僕たち.
- 光一
- なんでなんですかね?
- ハルイチ
- 僕,最近,イオカードっていう便利なものがあること知ったんですよ.
- 光一
- ずいぶん前からありますよ.
- ハルイチ
- 切符買わなくても入れるんでしょ.あいつら何してんですか?切符買うてるの.っていうぐらい電車乗ってるっていうね.
- 光一
- 拓郎さん,電車は乗らないですよね.
- ハルイチ
- ジムニーですか?
- 吉田
- うん,車まあ,そんな感じ.
- 光一
- おまえは高校の時は電車か.
- 剛
- 高校の時は電車で,卒業して2回ぐらい乗りましたよ.
- 光一
- プライベートで乗ったのいつやろ?
- 剛
- 何年も前の話やろ.
- 光一
- 健康に悪いな.
- 剛
- 人間は歩いてなんぼなんですよ.
- 光一
- 何歩だけに.
- 剛
- それはちょっと.
- 光一
- おまえがボケたから俺が突っ込んだ.「なんぼ」いうのギャグでしょ?
- 剛
- いや,ぜんぜん.
- アキヒト
- 今のはどうかと思いますけど.
- 剛
- 怖いわ,もう.こんな服着て,こんな髪の色して.極悪やな.
- 光一
- 拓郎さん,「アポロ」というポルノグラフィティの皆さんの曲気に入ってらっしゃったじゃないですか.
- 吉田
- 好きですね.大好きです.
- 光一
- その後どうですか?注目なさってました?
- 吉田
- なんたって広島ですからね.
- 光一
- そうですよね.因島.
- ハルイチ
- すげえ認めてまらえました.拓郎さんがいいっておっしゃってくれたんで,もう株上がりっぱなしです.
- 吉田
- 因島で?
- ハルイチ
- 因島で.
- 吉田
- それはダメだね.
- シラタマ
- けど,いろんなイベンターさんとかが,「こないだ見たよ.拓郎さんと出てたね」とかって言われて,「あの人,神様だから」ってすごい発破かけられるんですよ.「君,となりすわってたけど」みたいな感じで.これは僕はここに来いと言われて来ただけなんで.
- 吉田
- 神様ってさ,洗濯バサミに一万円はさまないよね.
- 光一
- でも,今日は拓郎さんとたくさんお話がしたいとお聞きしましたけど.
- アキヒト
- 拓郎さんと話せば話すほど,実家での僕らの地位が上がるんで.
- 光一
- なるほど.拓郎さんにこれだけは聞いてみたいってことありますかね?まともに答えてくれないと思いますけど.
- 吉田
- そんな.人を何だと思ってんだよ.
- ハルイチ
- やっぱりミュージシャンらしく.ツアー中じゃないですか,拓郎さんは.僕らもそろそろ始まったりするんですけど.その時のモチベーションの上げ方というか,喉のケアというか.なんかそういういいライヴをするコツみたいなのって.
- 吉田
- ぜんぜんありません,そんなの.
- アキヒト
- ないんよ,それは.
- 吉田
- やってみないと.
- アキヒト
- わがで何とかせいと.
- 吉田
- そうそう.
- アキヒト
- どうしよう.
- 吉田
- ねえ,焼き肉って好き?
- シラタマ
- はい.
- 吉田
- 今日,遅いからさ,終わったら食べ行こう.
- 一同
- マジっスか?
- 光一
- これ,マジ誘いですよ.
- 吉田
- 焼き肉を広島弁で食べよう.
- アキヒト
- マジっスか!?
- ハルイチ
- その前にお母さんに一本自慢の電話してもいいですか?
- 剛
- 「焼き肉食べたで」って.
- 吉田
- じゃあ,焼き肉屋でお母さんに電話しよう.
- ハルイチ
- すげえ.
- 剛
- 拓郎さん,一回うちのお母んともお話ししていただいて.
- 吉田
- したした.話した.
- 剛
- 電話かかってきたんですよね.「好きになってく愛してく」の詞を書いてる段階で,いろいろお電話させてもらったり,お電話いただいたりしてたんです.そんな中でいろいろ話してるうちに「おまえ今,何しとんのや?」と.「あ,今ちょっとうちで詞を書いてました.お母んもいるんですよ」ってポロッと言ったら「あ,ちょっと代わって」って.
- 光一
- そこでなんで代わってっていう発想が生まれんねん.
- 剛
- 「お母さん,あの,拓郎さん」「え?なに?た,拓郎さん?もしもし,すいません.いつも剛がお世話になってます.とんでもない.何を言ってはるんです.すいません,本当すいません」ってずっと謝ってた.
- 光一
- 今日はこの後焼き肉で.
- 剛
- これはあれですよ,普通に実家のほうで生活なさってるわけじゃないですか.そこにいきなり電話かかってくわるけですよ.電話かかってきて「元気してるの?」って代わったら拓郎さんなわけですよ.
- アキヒト
- いやいやほんまに.もう超テンパるんじゃないですか,うちの母親.僕もテンパってるんですけど,「焼き肉行こう」って言われて.
- 光一
- この後皆さんで楽しみに.さあ,それではLOVE LOVEなものにいきたいと思います.
- 剛
- ウッドベース.
- シラタマ
- これは僕なんですけど.光一君がなんかウッドベースを始めるって聞いて.
- 光一
- そうなんですよ.僕の意思じゃないんですけどね.
- シラタマ
- でも,メチャクチャ面白いですよ.僕,ウッドベース買っていいことしかないですよ.
- 光一
- じゃあ,やるべきやな.
- シラタマ
- 手はボロボロになるんですけど,やっぱり.
- 光一
- 手袋したほうがいいとか.
- シラタマ
- そうそう,テーピングとかしたほうが.今まで自分のが欲しかったんですよ.運ぶのが大変じゃないですか.
- 光一
- でかいですからね.
- シラタマ
- 結局2メートル近くあるんですよ.
- 光一
- 難しくないですか?フレットもないし.
- シラタマ
- やりだしたら,ちゃんとくるようになってます,音が.
- 光一
- 本当ですか?僕,普通のベースもやったことないですよ.
- シラタマ
- 絶対に大丈夫です.
- 光一
- 頑張りますわ.拓郎さん,本当にチェロやるんですよね?
- 吉田
- チェロね.一生懸命やりますよ.
- 光一
- 拓郎さん,以前ビートルーズやった時ドラム逃げましたからね.
- 剛
- もう逃げられないです.
- 吉田
- とりあえず,トランペットより楽だと思ってるんだけどね.
- 剛
- チェロもフレットないですよね.
- 光一
- しかも弓で弾かないといけない.
- 剛
- 最悪,1カメさんがやるかっていうところですね.
- アキヒト
- すごいとこに振りましたね.
- 光一
- おかしな奴でしょ.というわけで次いきましょうか.サングラスたくさん.
- アキヒト
- 僕なんですけど.僕,視力が悪いんで,ぜんぶ度が入ってるサングラスというか,メガネとか.違うのかけると気分も変わるじゃないですか.なんですけど,僕がこんだけ持ってるのは,壊すんですね.
- 剛
- 壊す?
- アキヒト
- メガネって踏みません?
- 光一
- いや,ちゃんと置いときましょうよ.
- アキヒト
- 置き場所とか決まってます?
- 光一
- はい.
- アキヒト
- 僕,そこらへんに置いてしまうんで.
- 剛
- 机とかに置いてしまいがちですよね.
- 光一
- 机やったら踏まへんやろ.
- 剛
- でも,なんかの拍子にガッシャーンと.僕はメガネとお別れするのは,普通に仕事してるうちに,ネジがとれて片一方のフレームがペロンと.
- 光一
- サングラス,度つきならなおさらですけど,値段はりますよね.
- アキヒト
- 高いですよ.だいたいまともに使えるのが一個か二個ぐらいですね.
- 光一
- そして.
- 剛
- サッカー.
- アキヒト
- これも僕ですね.
- 光一
- サッカー好きですか?
- アキヒト
- 野球も好きなんですけど,特にサッカーはずっとやってたっていうのもあって.とにかく情報を集めるのがすごい好きなんですよ.誰々がどこに移籍するとか,誰々がすごい調子いいとかっていうのを調べるのがすごい好きで.この前自分でゲームやっててね,ゲームって実名じゃないじゃないですか。僕,必死で本当の名前に変えるんですよ.ずっと2時間ぐらいやって「これ,何が面白いんだろう?」って.「マナドーナ」とかなってるのをちゃんとするのが「やった」って感じなんですけど.最近,見るのよりね,たぶん情報集めるのが好きなんだなと思って.
- 剛
- 好きな選手とかは?
- アキヒト
- 特には.まあでも日本人として中田は応援したいですけどね.
- ハルイチ
- こういう雑誌の量が多いんですよ.
- 剛
- 雑誌をやたら買う人いますよね.
- ハルイチ
- だから,楽屋にかならずこういう雑誌があるわけですね.サッカーぜんぜん好きじゃないのに,ペラッと見るじゃないですか.だから,ぜんぜん好きじゃないのに中村俊輔のこだわりとかがわかってくるわけですよ.
- 剛
- 豆知識がどんどんどんどん.
- 光一
- しかしハルイチさん,小耳に挟んでますよ.ニューヨークに行ってもある雑誌を買ってたと.
- ハルイチ
- それ,僕は日本国内です.海外はシラタマさん.
- 光一
- ポルノグラフィティだけにポルノグラフィティを.
- シラタマ
- え?そうですよ.
- ハルイチ
- 買うでしょ.買いません?
- アキヒト
- 買いますよ.
- 剛
- 俺,いつやろ?最後買うたん.メチャクチャ前ですよ.
- シラタマ
- だからまあ,なんていうか,記念ですよ,ニューヨークに行った.
- 剛
- こういうもんもあると.
- 光一
- 拓郎さん,どうなんでしょう?見ておくべきですかね.
- 吉田
- まあ,一つの思い出作りだよね.
- シラタマ
- とりあえず駅で買っとけと.
- 光一
- なるほど.
- ハルイチ
- 日本派の僕としては,海外のやつはワビサビがないっスよね.「どうぞ」っていう感じですもんね.
- 剛
- 「ウェルカム!」って.
- 光一
- 「どうだ!」っていう感じですよね.サッカーが好きと.次は?
- ハルイチ
- ごめんなさい,次いってもらっていいですか?
- 光一
- はい.
- ハルイチ
- 次も行って下さい.洗濯機なんですけど.最近ね,引っ越したんですよ.
- 光一
- さっき聞きました.
- ハルイチ
- 多少古くても広いとこがいいだろうと.でも,すごい綺麗にしてくれてて.でも,すべてのものが後付け後付けなんで,そういうものが随所に.これはベランダが10メートルぐらいあるんですけど,こっちに洗濯機置き場の蛇口がついてるんですよ.でもね,排水溝はこっちなんですよ.
- 剛
- 10メートル伸ばさなあかん.
- 光一
- それでどんどんどんどんながいホースが.いかにも色の違うの付け足しましたね.
- ハルイチ
- 買ってきました.それですごくレトロで良かったんですけど,トイレにペーパーホルダーがないんですよ.
- 光一
- どうしてるんです?
- ハルイチ
- 置いてます.
- 光一
- ないんですか.不思議ですね.
- ハルイチ
- やっぱり新しいマンションがいいなと.あ,LOVE LOVEなものでしたね.
- 光一
- ちょっとね,不便もあるぞと.これは?
- ハルイチ
- 僕ですね.
- 光一
- 海パン,帽子,ゴーグル.
- ハルイチ
- もちろん1年目ですし,新人ですから初心忘れずにということをよく言ってるんですけど,年齢に応じて体型が中堅になってきたんですね.で,そろそろストイックな身体になろうかなと思って買いました.
- 光一
- 泳いでるわけですか?
- ハルイチ
- これ,一昨日買ったんですよ.
- 光一
- あれ?
- ハルイチ
- 昨日,泳ぎに行こうとしたんですね.地下一階で上のロビーから見えるんですね.そしたらオバさんが30人ぐらいやってるんですよ.
- 光一
- オバさんばっかりですか.
- ハルイチ
- そこに一人ではよう行けなかったんで.
- 光一
- 逆にマッチョマンばっかりのとこもあるんでしょ.
- 剛
- ありますよ.北斗の拳の世界があるんだと.
- 光一
- その世界にはいってくのも勇気がいりますよね.はい,LOVE LOVEなものは以上でございます.
- 篠原
- ♪ハッピーハッピーグリーティング.おめでとうおめでとうバースデイ〜.
- 剛
- 9月20日はハルイチさん26歳誕生日です.篠原誕生日!
- ハルイチ
- ありがとうございます.マジで嬉しいです.
- 光一
- 拓郎さん,何かメッセージを.
- 吉田
- あ,誕生日おめでとうございます.
- ハルイチ
- ありがとうございます.
- 光一
- というわけで,完全に20代後半にさしかかりました.
- ハルイチ
- 嬉しいですね.
- 剛
- ここで26歳の目標など.
- ハルイチ
- 目標は,やっぱり「アポロ」で出てきて,因島を全面に出して好青年だったわけじゃないですか.26歳は,革パンの似合うロックミュージシャンになります.ガムとか噛みます.
- 剛
- 味なくなったら次のガム,次のガム.
- 光一
- 糖尿病には気をつけて下さいね,三十路一直線ですから.
- ハルイチ
- シュガーレスでいきますから.
- 篠原
- このケーキは下げていいんですか?
- 光一
- これはBro.TOMさんが食べてくれると思います.
- 篠原
- じゃあ,そのままにしときましょう.それでは.
- 光一
- それではガチャガチャマシーンです.回していただきましょう.
- アキヒト
- はい.
- 光一
- 沖縄のヒライマサミさんからの質問です.「20世紀最後のお国自慢アーティスト,ポルノグラフィティの皆さんに今さらながらの質問です.里帰りするとしみじみ感じてしまう故郷の良さを教えて下さい」.
- ハルイチ
- でも,今いちばん僕らが落ち着けないとこが因島ですよ.
- 剛
- そうですか?
- 光一
- 落ち着かない?
- ハルイチ
- サイン色紙がバンッてきたり,親戚の子供と写真撮ったり.
- 光一
- 「君,知らんやろ?」っていうのが知り合いや知り合いやいうてきたりね.
- ハルイチ
- 普通に帰ったら親戚と飲んでるじゃないですか.そしたら親戚のいとこの友達みたいのが来てるんですよ.オフショットを撮りたいんでしょうけど,ものすごく落ち着かないですね.
- 光一
- 逆に.
- アキヒト
- 僕の叔母もね,僕が飯食ってる間にビデオ撮ってるんですよ.どうするんだ,それを.何が楽しいんだと.
- 光一
- 食うてるとこ撮られると落ち着かないでしょ.
- アキヒト
- 落ち着かないです.
- 光一
- シラタマさんは?
- シラタマ
- 真面目に答えると,本当に因島でいちばん好きなのは,因島だけに橋があるじゃないですか.そこから見る景色はたいていみんな喜んでもらえる.それは本当にいいです.
- 光一
- しかし,あまりにも地元ではヒーローなので今はちょっと大変っていう.
- アキヒト
- そのへんがまたね.
- 光一
- 気分が悪くないですね.
- アキヒト
- 疲れるんですけど,それはいいかなと思いますね.
- 光一
- 拓郎さんは故郷に帰るとどんなふうにもてなされるんですか?
- 吉田
- 同じじゃないですかね.出身地とか家族とかって,時々疎ましいし,でも時々懐かしいし,いろいろあるよね.しょうがないんじゃないですかね.だってほら,同級生たちとかいっぱいいたりしてさ,なんかやっぱり感覚変わるじゃない,どうしても.俺たちが変わってくんだろうと思うけど,しょうがないもんね.
- 光一
- この世界にいると宿命やと.
- アキヒト
- そうかもしれせんね.
- 光一
- それではもう一個お願いします.
- アキヒト
- はい.
- 光一
- 川崎のヤマダヨウコさんからの質問です.「今でも電車に乗るまだまだ普通な,でも売れっ子ミュージシャン,ポルノグラフィティの皆さんにお願いです.きっと5年以上普通の電車に乗ってないレギュラー陣に東京の電車のストレンジなとこをぜひ教えてあげて下さい.お願いします」.
- ハルイチ
- 電車はいいですよ.さっきウッドベースあったじゃないですか.あのウッドベースを買った時に,タクシーに乗せようと思ったんですけど,50センチぐらい出たんで,しゃーない,重いけど電車で帰ろうって汗だくになって電車で運んでたら,みんなの目が優しいこと.「頑張りね,ボク」みたいな.駅員さんにもいままで声掛けられたことないのに,「ありがとうございます」とかいわれたりして.
- 光一
- 先ほどもいってたように,美味しいことづくめなんですね.
- ハルイチ
- はい.
- 光一
- 中居君が前に言ってたのは,すごいいろんな人間がいるから面白いぞって聞いたことありますけどね.
- ハルイチ
- たしかに面白いですよね.真面目な話をすると,例えば後ろの子の着メロが「ミュージックアワー」だったりしたら,やっぱり実感を持てますよね.
- 光一
- なるほど.
- シラタマ
- ヘッドホンから音楽が漏れてくるんですけど,全部聞こえるんですよ.歌詞もメロディもリズムも.音漏れし過ぎだろって.
- 光一
- うるさいぞと.
- 吉田
- でも,満員電車じゃないんでしょ?ラッシュアワーとか.
- アキヒト
- それは辛いですね,電車は.あれ一度乗りたいね.
- 剛
- 大変ですよ.
- 吉田
- 乗りたくないね.
- 剛
- 高校で通学してる時に,早めに行ったらみんな早起きしないんで人が少ないんですよ,学生さんも.でもちょっと寝坊して遅れてしまうと,皆さんのいい時間帯で.女子高とか共学が近くにあったりするわけですよ.言うたら自分の周りに女の子が,族に囲まれたような感じになるんですよ.それで「あ,俺,今,匂いかがれてる」とか思って.後ろで「なんかいいにおいするよ」とか言ってますし.
- 光一
- あったんや?
- 剛
- ありましたよ.
- アキヒト
- 満員電車あれですよね,痴漢に間違われたくないから,勘違いされたら嫌だから手だけは上に上げてるんですよね.
- 吉田
- 最初から両手上げてるんだ.
- アキヒト
- そうですよ.
- 光一
- 勘違いってすごいあるみたいですからね.なに顔ゆるんでるんですか?拓郎さん.
- 吉田
- 剛の逆で,男の人が女の人の匂い嗅いでてもいいわけ?
- アキヒト
- それ,痴漢じゃないですか.
- 吉田
- 痴漢かぁ.
- 光一
- 鉄道警備隊とかに捕えられて,「警察24時」とかでオンエアされてしまうんですよ.
- 剛
- 「やってないですよ,やってないですよ」って.
- シラタマ
- よく見てるなぁ.
- 吉田
- オンエアは嫌だ.
- 光一
- 悪いことしたらあかんですよ.さあ,LOVE LOVEな歌です.
- 剛
- こちらです.
- 光一
- これは?
- アキヒト
- 桑田バンドの「Ban Ban Ban」ですね.
- 光一
- これはどんな思い入れがこの曲に?
- ハルイチ
- 兄が持っていて,よく聞いてたんですよ.これは非常に申し訳ないんですけど,とくにエピソードがあるわけじゃなくて,やっぱりすごくいい曲ということで,せっかくやらせていただけるなら,こういういい曲をやらせていただきたいなと思いまして.
- 光一
- でも,今日は前回出ていただいた時と違って,今日は真面目な話も少しは出来たということで,僕はすごくいい感じでした.
- アキヒト
- 2回目のが緊張しますね.
- 光一
- そうですか.この後,拓郎さんと焼き肉もありますから.というわけで歌っていただきましょう.スタンバイよろしくお願いします.
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