#018
HomePageだけの特別編集版 木村拓哉編
- 光一
- ということで,今夜のゲストは木村君です.よろしくお願いします.
- 木村
- よろしくお願いします.
- 光一
- まずですね,拓郎さんと木村君は,今までお会いしたことはあります?
- 木村
- 初めてです.
- 光一
- 初めてです?
- 吉田
- ええ,今日はもう,本当に緊張してます.
- 木村
- 超緊張してます.
- 光一
- そうですか.
- 木村
- はい.
- 吉田
- お父さん,なんで拓哉っていう名前にしたんでしょうね?
- 光一
- 同じ「拓」ですからね.
- 吉田
- まあ,なんでっていうのは変な話だけどね.あの開拓の「拓」って,なかなか付けない人多いんですよね.
- 木村
- あ,そう言われたの初めてですね.開拓の「拓」って言ってくれたの初めてですね.
- 吉田
- 開拓の「拓」以外で字知らないでしょ? 「拓」.
- 木村
- 「拓」ですか? あと,そうですね,拓地とか.意味は同じですね.
- 吉田
- だから,卓球の「卓」とかさ.そっちの人ってよくいるんだけど,開拓の「拓」ってけっこう少ない.
- 光一
- 拓郎さんの「拓」はどんな字でしたっけ?
- 吉田
- 開拓の「拓」だよ!
- 木村
- 同じだって!!
- 剛
- ちょっと,それはちょっとびっくりだなぁ.
- 木村
- ちゃんとね.
- 光一
- ちゃんとね.頑張らないとこういうことになるんですよ.同じ字でしたっけ?
- 吉田
- 同じですよ.ああ,そうですか.
- 木村
- なんかその,「拓」っていうことイジメんなよな.
- 光一
- いやいや,とんでもございません.
- 木村
- とんでもございませんか.
- 光一
- とんでもございませんよ.
- 木村
- 開拓の「拓」です.開拓って意味わかりますか?
- 光一
- 開拓はあの,開拓するんですよ.
- 木村
- どうでしょうね?
- 吉田
- そうですよ.
- 光一
- そうですよね.ということは,今日は拓ちゃんコンビということになるわけですね.
- 木村
- だからさ,俺,ずっと前からこれ見てて思ってたんだけど,「拓ちゃん」ていうのは俺までにしとこう.
- 光一
- 僕ら,でも……….
- 木村
- いや,「ちゃん」はここまでにしとこう.
- 光一
- いや,木村君にもじつは言えないですけどね.
- 木村
- いや,言ってるじゃん,今.「拓ちゃん」っていうのは俺までにしとこう.
- 剛
- はい,わかりました.
- 光一
- やっぱりあきませんかね? 拓郎さんには.
- 吉田
- いや,僕はもう大丈夫です.
- 木村
- あ,そうなんですか.
- 光一
- 拓郎さん,女性に言われる場合には.
- 吉田
- いやいや,もう本当に大丈夫っス.
- 剛
- 「大丈夫っス」って.
- 光一
- 口,ちゃんと回ってます?
- 吉田
- 僕ね,あの,言おうと思ってたんですよ.木村拓哉君に会えるということで.で,あの,やっぱり良かったなぁって思うね.
- 光一
- 何がですか? 何がですか?
- 吉田
- まあ,俺の場合,話の途中が抜けてる可能性があるから.
- 光一
- いや,今日しかも,今までより,なんかいちばん疲れたような顔してますよ.
- 吉田
- そうそう.寝不足でね.
- 剛
- 仕事で.
- 吉田
- だから,あんまりその.
- 木村
- 今,喋ってるんだけど,サングラスの下はずっと目,閉じてるよ.じつは閉じてるから.
- 吉田
- だいたいね,君たち,今日,僕に期待してるでしょ?
- 光一
- 何をですか?
- 吉田
- それは,すっごいわかる,最近.もう,その目がね,「喋れ,喋れ」って言ってるでしょ?
- 光一
- っていうかね,やっぱね,事務所の先輩じゃないですか.やっぱね,今までと違う雰囲気を.
- 剛
- 雰囲気が違うんですよ.
- 吉田
- そうですか.
- 剛
- 何から聞いていいのかもわからないし.
- 木村
- 嫌だ?
- 光一
- 嫌じゃないです.
- 剛
- 嫌じゃないですけど.
- 光一
- 嫌じゃないんですけど.
- 剛
- 何から聞いていいのかなっていう.
- 光一
- 違う緊張感ていうんですかね.
- 木村
- あ,そうなんですか.どういう緊張なんですか?
- 光一
- なんか,いちおう進行していくわけじゃなですか.先輩をゲストに迎えて僕らがトークを進めていくっていう.そのあれが緊張するんですよ.
- 剛
- 拓郎さん,お茶飲むの早いっスね.
- 木村
- だから,昨日,寝てないんだって.
- 吉田
- それはね,やっぱりKinkiKidsにとってSMAPだと緊張するんですか? もっと上だったらもう?
- 剛
- いや,それは緊張しますけど.
- 吉田
- SMAPより,もっと上だったら平気なの?
- 木村
- 例えばじゃあ,田原俊彦さんだったら「おぉ! トシ!」とか?
- 剛
- 言えないっスよ!!
- 光一
- 言えないっスよ!!
- 剛
- 言えないっスよ!! 絶対.
- 光一
- そんなん,絶対言えないですね.
- 剛
- それはちょっと言えないですよ.
- 木村
- それは言えないよね.俺も言えないもん.
- 剛
- それちょっと言えないですよね.
- 光一
- まあ,拓郎さんから見て,例えばSMAPの皆さんとかはどういうふうに映ってるんですかね?
- 吉田
- 僕はね,あの,僕だけの話ですよ,これは.だから,どうぞ自由に編集していただいていいんですけど.ここだけの話ということにしますけども.ずっと世の中を生きてるとね,いろんなことが起こるんですよ,人生に.で,その中でね,やっぱりふと思うのはね,僕たちって日本人なんだけど,日本人らしくなんて言うんだろう? 何かに憧れるっていうのがあるわけよ,みんな.それはアメリカの人はアメリカであるわけだけど.日本でも日本の,そういう何かに憧れて生きてたいなっていうのがあるわけ.それは時々やっぱり全国民が欲しがるんだよね,そういうものを.で,それはきっとだから,ヒーローとかさ,スーパースターとかさ,そういう人たちだと思うわけ.そういう人種が必ず,何だか知らないんだけどいるわけ.必ず10年に一人とかなんか.だから,木村拓哉っていう人は,僕は最初の頃,よく知らないんんだけど.だから,すごく失礼なんだけども,ごく最近SMAPとか見せてもらってて,「この人はやっぱり,そういう星の下に生まれてる人なんだな」って.だから,今日ほら,ちょっといろいろ,さっきやったじゃないですか.何となく彼ってやっぱりキラキラ.
- 光一
- 輝いているものが.
- 吉田
- そういうエナジーが出てるっていうのがあるんですよ.
- 木村
- 本当ですか?
- 吉田
- うん.だから,横にいるとね,わかるんだ.何となくやっぱり少し緊張するんだなっていうのが.まあ,今日,体調が悪くてよかったなっていうのがあるんだけどね.
- 光一
- え? 拓郎さんも緊張します?
- 吉田
- しますよ.例えば僕だったら,みんな関係ないかもしれないけど,僕は長嶋茂雄とかいう人が横にいるだけで,もうモジモジだと思うね,やっぱり.
- 木村
- モジモジってどういう状態なっちゃうんですか? それ,すごい知りたいんですけど.
- 光一
- 拓郎さんのモジモジ.
- 吉田
- 長嶋さんと目を合わせられないとかさ.それは僕の心のなかではやっぱりヒーローなんですよ.
- 光一
- 志村けんさんとか.
- 吉田
- ええ,志村けんさんとか.志村けんさんはね,時々お会いしますけどね,目,見れませんもん.
- 光一
- あ,そうですか.
- 吉田
- 恥ずかしくて.
- 木村
- あ,恥ずかしくて見れないんですか.
- 吉田
- うん.恥ずかしいんですよ,すごい.
- 木村
- 笑っちゃいそうじゃなくてですか?
- 吉田
- いや,じゃなくて.木村君はそういうヒーローとかいませんか? 自分の中の.
- 光一
- 木村君の中の.
- 木村
- ヒーローですか? ヒーロー誰ですかね?
- 光一
- そうですね,例えば事務所に入った時に憧れてた人とか.
- 木村
- いなかったね.
- 光一
- いませんでした? そうですか.
- 木村
- いや,でもあの,確かにね,たくさんの先輩たちいたし.逆に仕事,テレビで見る先輩たちとかではなくて,プライベートの時の先輩たちってあったじゃないですか.そういうほうが好きだって.普段の.
- 光一
- 仕事してない時に.
- 木村
- 普段の時.普段の時のそういう先輩のほうが好きだったな.仕事のない時.
- 光一
- でもあれですよね,SMAPの皆さんは一緒ですよね,テレビの時と完全に.
- 木村
- なに? その完全にっていうのは.
- 光一
- なんか一緒やなぁと.
- 木村
- うん.だいたいSMAPは一緒かもしんない.
- 光一
- そうですよね.
- 木村
- まんま.
- 光一
- まんまですよね.
- 木村
- このまんま.楽屋も.だな.
- 吉田
- あの,中居君ていう人と,前ちょっとお会いしたんだけど.それでいろいろ「SMAPって仲良いんですか?」とか,わけのわかんないこと聞くんだよな,俺も.それが「すごい仲良くて,あんないい奴らいない」っていうふうに彼は言ってたんですよ.
- 木村
- 仲はいちばん良いんじゃないですかね?
- 吉田
- ああ,やっぱりね.
- 光一
- KinkiKidsも負けてませんよ.
- 木村
- え? あ,ああ,ああ,そ,それはもちろんだよ.
- 光一
- 何でそんなにはにかむんですか?
- 剛
- 何そんなにはにかむんですか?
- 木村
- いやいや.
- 光一
- 何かを知ってるような.
- 木村
- いや,今,どこも見れなくなっちゃったから.
- 剛
- プライベートはでも,あんまり話さないんですよね.
- 木村
- いや,そんなこないじゃないか.
- 光一
- でも,なんか昔言われましたよ.SMAPさんに「KinkiKids仲悪いだろ?」って言われた覚えがありますね.
- 木村
- それ,俺じゃないでしょ?
- 光一
- 中居君に言われたんかな?
- 木村
- 中居じゃない? 俺,そういうこと聞かないでしょ.
- 光一
- 中居君に言われたんかな? 周りから見て,例えば木村君から見てどう思います?
- 剛
- 仲悪そうですかね? 俺ら.
- 光一
- 仲悪そうですかね?
- 木村
- 仲? 仲じゃないな.
- 光一
- 何ですかね?
- 木村
- 外.
- 剛
- 外?
- 木村
- 仲はでもいいんじゃん?
- 剛
- いいですよ.
- 木村
- いいんでしょ?
- 剛
- たまにカラオケとか焼き肉食べに行ったりとかはしますけど.
- 光一
- 二人でしますね.
- 剛
- 昔は買い物とかも行ってたんですけど.
- 木村
- 買い物って,なに買いに行った?
- 剛
- お洋服を.
- 木村
- 行くよね.
- 光一
- 買い物二人で行ったり.
- 剛
- でも,最近はそんなのないんですけどね.でも,ゲームとか,一緒に熱中しますよ.
- 光一
- そうですね.メンバーの中で一緒に遊んだりとかあります?
- 木村
- 今? 一緒に遊ぶってどういう?
- 光一
- いやいや,僕らより年上になるわけじゃないですか,やっぱり.だから,その年代の遊び方わかりませんからね.
- 木村
- ああ.SMAPの遊びね……….言えないんだなぁ.
- 剛
- あ,言えない.あの,慎吾君とジャッキー・チェンのビデオ作りましたけどね.
- 光一
- 撮りましたね.
- 木村
- ああ,ああ,知ってる.
- 剛
- そういうのやりましたけど.あと,ゲームも慎吾君とゲームとかやってたんですけどね.
- 光一
- 大丈夫ですか? 拓郎さん.
- 吉田
- だんだん気持ちいいよね.暖かくって.暖かいなぁと思って.
- 光一
- 木村君が例えば遊びに行くとしたら,どういうとこに?
- 木村
- いや,もう,渋谷とか.
- 光一
- あ,そうですか
- 木村
- 原宿とか.
- 光一
- えらいことになりません?
- 木村
- べつになんない.
- 光一
- あ,そうですか.
- 木村
- 外出る時,どういう格好してる?
- 剛
- 普通ですね.
- 木村
- 普通ってどういうのが普通?
- 剛
- だいたいニットとかかぶりますけど.でも,たいてい「あ,堂本剛じゃん」て言われますけどね.
- 木村
- その後,なんて言われる?
- 剛
- いや,そんな寄ってこないっスよ.
- 木村
- じゃあ,言うよ.その後のリアクションとって.「あ,堂本剛じゃん」.
- 剛
- まあ,だいたい僕の場合,バッティングセンターにある投げるロボットの……….
- 木村
- わかんねぇ.もういい.
- 光一
- 木村君はどういうリアクションを?
- 剛
- 「あぁ!」って言われますよね.
- 光一
- 「あぁ!」って言われますよね.「あ! 本物や!!」っていう.
- 剛
- 「ああ! キムタクじゃん!!」って.
- 木村
- 「うん」て言う.
- 光一
- 拓郎さんは?
- 吉田
- いや,僕も「うん」て.
- 光一
- やっぱそう言うんや.
- 剛
- あ,そうなんですか.じゃあ,僕も今度からそうしたほうがいいですかね.
- 木村
- だから,「あ! 堂本剛じゃん」.
- 剛
- 「うん」.
- 光一
- 不自然やな.
- 木村
- で,それを聞いてどうすんの?
- 剛
- いやいや.
- 光一
- どういうふうにしてんのかな? 思いましてね.
- 木村
- っていうか,この番組っていうか,さっきのオープニングとか一緒にできて幸せ?
- 剛
- すごい幸せですよ.
- 木村
- 幸せ?
- 光一
- もう,すごいことと思ってます.
- 木村
- もう,どんぐらい幸せ?
- 剛
- なんかもう,すごい気持ちいいっスよね,やっぱり歌ってて.
- 木村
- どんぐらい幸せ?
- 剛
- 僕らがこういうとこに立ってっていうことが,まずないじゃないですか,普通.経験できないことですから,僕はもうすごいもう気持ちいい〜.
- 木村
- なんで君は挨拶にしてもそういうアクションなの?
- 剛
- いえいえ,なんだか淋しいじゃないですか.
- 光一
- 変な動きですね.
- 剛
- 僕,一回あの,木村君がラーメン食ってる時,超カッコいいなと思ったんですよね.
- 光一
- ラーメン食ってる時がカッコよかった?
- 木村
- どこで食ってた?
- 剛
- 楽屋かなんかで.コンサートの時食べてたんですけど.僕の場合は,まず割り箸を袋から出しますよね.で,パチンてやって,フー,フー,ズズズッって僕は食べるんですよ.木村君はパチッって.
- 光一
- 歯でね.
- 剛
- 歯でパチッ,バサァッ.カッコいいなぁと思いましたね.
- 光一
- それはね,髪長いからね.
- 剛
- 僕,髪ないじゃないですか.ああいうの憧れますよね,やっぱり.
- 木村
- 憧れるの?
- 剛
- ええ.
- 木村
- 普通,嫌がるぜ,そういうの.
- 剛
- いや,一回でも後輩の前で歯でパチッてやって.「ああ,カッキぃ」.
- 木村
- それね,憧れたら怒られるよ,多分.
- 剛
- え? 何でですか?
- 木村
- 上の人に.
- 剛
- 上の人に怒られますか?
- 木村
- うん.
- 光一
- でも,それだったら昔の拓郎さんは,やっぱりラーメン食べる時,髪かきあげてました
- 剛
- 拓郎さんの昔のラーメンの食べ方っていうのはどうだったんですかね?
- 光一
- そうですね.
- 剛
- そこんとこちょっと.
- 吉田
- ラーメンは昔も食べ方同じだよ.
- 剛
- 今はやっぱり一つ二つ動作減るじゃないですか.髪の長さとか.
- 光一
- 昔はね,拓郎さんも.
- 吉田
- 僕ね,髪までちょっと覚えてないけどね,かき混ぜるね,ラーメン,まず.
- 光一
- かき混ぜる?
- 剛
- かき混ぜる?
- 吉田
- 何でか知らないけど.で,かき混ぜていつも奥さんに怒られてるんだけどね.「変なの」って.
- 木村
- じゃあ,スパゲティ・ミートソースはどうやって食べてます?
- 吉田
- かき混ぜる.
- 剛
- 木村君はまんま食べるですか?
- 木村
- かき混ぜるよ.
- 剛
- かき混ぜますよね.納豆は?
- 木村
- かき混ぜんだろ!! ごめん,今,突っ込んじゃったけど,あれはかき混ぜるだろ.
- 光一
- 俺もミートソースは昔かき混ぜてたなぁ.
- 剛
- 今,かき混ぜへん?
- 光一
- 最近ミートソースというものを食ってないね.
- 剛
- そうですか.
- 木村
- 今,カッコよかったな,なんか.すごい人に見えませんでしたか? 光一君が.
- 吉田
- うん.すごいね.「ミートソースを食ってない」.
- 木村
- 「ミートソースは食ったことがないです」.若干,世良正則さんに似てましたけど.
- 光一
- そうですか? ちょっと入ってました?
- 木村
- じゃあ,なに食べてるの?
- 剛
- こいつね,僕,食べてるとこ見たことないんですよ.普段だから,一緒に帰って,それで僕とかしゃぶしゃぶとか食うんですけど.
- 木村
- 家で?
- 剛
- 家で.
- 木村
- 帰って?
- 剛
- 帰って.
- 木村
- しゃぶしゃぶってイベントだろ,普通.
- 剛
- いや,寮にだいたいお世話になってる時は,朝ジャニーさんのステーキじゃないですか.それでお昼になって,何か知らんけど焼き肉出てきて,夜しゃぶしゃぶとかっていうパターンが.
- 木村
- 野菜食えよ!! 野菜!!
- 剛
- 僕もコンビニで野菜食うんですけど.
- 木村
- コンビニで野菜食うの? つかまるぜ,それ.
- 光一
- 買ってきてやろ?
- 剛
- 買ってきて食べるんですけど,こいつ食べてるとこ見たことないですね.仕事場では食ってるんですけど.
- 木村
- 食ってる?
- 光一
- ちょっと.
- 剛
- おまえ,なに食べてるの? 普段.
- 光一
- 普段,なに食べてるのやろ?
- 木村
- いや,恥ずかしかったらいいんだけど.
- 光一
- いやいや,そんな困ってませんから,僕も.いや,何でしょうね? 家ではほんま
,あんま食わないですね.普通にロケ弁とか.昔はロケ弁を家に持って帰って家で食ってたこともありましたけどね.
- 剛
- え? そんな君,貧しいんですか?
- 光一
- いやいや.貧しくないよ.
- 剛
- お金,貸しましょうか?
- 光一
- いや,作ってくれる人いないでしょ.
- 剛
- でも,しょうが焼きよう作るなぁ.
- 光一
- ああ,しょうが焼きは僕,作るんですよ.
- 木村
- あ,家で帰って?
- 光一
- ええ.
- 剛
- しょうが焼き食ってるとこしか見たことないもんな.
- 光一
- 好物ですからね.
- 剛
- いつもしょうが焼きやな.
- 光一
- 家で料理は?
- 木村
- しますよ.
- 剛
- 木村君,料理すごいっスね.
- 光一
- そうですね.番組見てると.
- 木村
- あれ? そうかな?
- 光一
- いや,すごいですよ.食ってみたいですもん.
- 木村
- おいでよ,じゃあ.
- 剛
- え!? いいんですか?
- 木村
- うん,いいよ.隣のスタジオだから.
- 光一
- そうですよね.
- 剛
- 本当に食べに行っていいですか?
- 木村
- いいよ.じゃあ,作ってあげようか? 今度.家で.
- 剛
- マジですか!?
- 光一
- あら.
- 剛
- お母ん,いいやろ.
- 光一
- お母んにアピールすな.
- 木村
- なに作って欲しい?
- 光一
- 一番得意料理って何ですか?
- 木村
- 得意料理ね,イチゴに牛乳かけるやつとかね.
- 光一
- いや,イチゴに牛乳かけるのは簡単じゃないですか.
- 剛
- その分量とかがな,違うねんて.
- 光一
- 違うんですか?
- 木村
- そうそう.ちゃんとスプーンの底がイチゴになったやつとかな.
- 剛
- ありますね.
- 光一
- ああ,ありますね.
- 剛
- あれ寮に5,6本ありますよ.
- 木村
- あ,本当に? 貴重だよ.
- 剛
- 貴重ですよね.レアですね.
- 木村
- なに食べたい? じゃあ.
- 剛
- なんか,僕らが普段あまり口に出来ないようなものを.
- 木村
- え?
- 剛
- いや,なんかスパゲティとかは食べるじゃないですか.なんとかのナントカ風とか.
- 光一
- ああ,そういうの食ってみたいですね.
- 木村
- じゃあ,本当に何か.何々風とかが食べたいの?
- 剛
- いや,何々風ってわからないんですよ.
- 光一
- 名称がわからないですね.
- 木村
- 俺もわかんない.じゃあ,なに食いたい? ちゃんと.
- 剛
- じゃあ,ハンバーグ.
- 木村
- ぜんぜんそれじゃあおまえ,今言ってたことと違うじゃねぇか.何々風食いてぇって.
- 光一
- ハンバーグのきこり風とかね.
- 木村
- きこり風?
- 光一
- きこり風とかありますよね?
- 木村
- じゃあ,ハンバーグの上に大根おろしじゃなくて木クズが?
- 剛
- いやいや.それはちょっと.
- 光一
- 食えませんなぁ.
- 剛
- 確かにきこり風なんですけれども.
- 木村
- どういうやつ?
- 光一
- まあ,和風ハンバーグとか洋風ハンバーグとか.
- 木村
- でも,きこり風ってすごい気になる.
- 剛
- なんかマッシュルーム.
- 光一
- マッシュルームのってたかな?
- 剛
- で,なんか茶色いソース.
- 光一
- やったっけ?
- 木村
- 茶色いソース? それがきこり風? それが食いたい?
- 剛
- おまえはきこり風.
- 光一
- いやいや,いやいや.僕,和風ハンバーグでいいです.
- 木村
- 「和風でいいです」.かしこまりました.
- 光一
- あ,和風を作っていただきたいですね.
- 剛
- もしあれだったらぜひ.
- 木村
- わかりました.作りに行きます.
- 剛
- いや,僕が行きますよ.
- 木村
- どこに? うちに?
- 剛
- スタジオに.
- 木村
- うち来ればいいじゃん.
- 剛
- うち行っていいんですか?
- 木村
- うん.
- 剛
- 玄関で.
- 光一
- 立ち食い?
- 木村
- 階段とか?
- 剛
- 階段とかでいただきましょうか.
- 木村
- 拓郎さんとは行かないの? 御飯食べに.
- 光一
- 行かないですね.
- 剛
- 拓郎さん,今度,御飯とか一緒に行きましょうか.
- 光一
- 「行きましょうか」って.「連れてって下さい」やろ.
- 吉田
- うん.いいよ.何時頃までにうちに帰りゃいいの?
- 光一
- べつに何時でも.
- 剛
- 時間は,そういうのだったら時間は大丈夫です.
- 吉田
- なんかよくほら,明日学校があるとかってあるじゃん.
- 光一
- あんまり気にしなくていただいて.
- 吉田
- あ,本当に?
- 木村
- ダブるぞ,あんましそういうことやってっと.
- 剛
- っていうか,もうすでにですね,なんかみんなが1,2,3,4,5って数字があるだけなんですけど,僕のはなんか.
- 木村
- なんだ? マークになってんの?
- 剛
- いやいや,数字を書く欄の下に,なんか赤いハンコ押されてるんですよ.それでちょっと進級できるかわかりません.
- 木村
- 進級できるかわかんないけど,特急かもしんないじゃん.もっとドーンて.
- 剛
- ああ! そうですね.
- 木村
- かもしれない.そういう受け取り方のね,転換.
- 剛
- けっこう態度とかそういうのは褒められてるんですけど.
- 光一
- あんま言わんとこう.
- 剛
- 俺,大学とか行こうと思ってますからね.
- 光一
- 偉い.
- 木村
- 行きましょうよ,大学.僕,行ってないですけど.
- 剛
- 大学は楽しいんでしょうかね?
- 木村
- 大学って楽しいんですかね?
- 吉田
- 大学,楽しくないですよ.
- 光一
- 拓郎さんは行かれました?
- 吉田
- うん.
- 光一
- あ,行きました.楽しくないですか?
- 吉田
- ぜんぜん最低の学校でしたから.
- 光一
- でも,聞くと大学は遊び場みたいなもんだって言いません?
- 吉田
- だから,勉強しに行く人もまあ,いるでしょ.それかまあ,そうじゃなくて行くとこなくて大学行く人もいるし.
- 光一
- 拓郎さんはどうでした?
- 吉田
- 僕,行くとこなくて.最低な学校だったんですよ.それで,5年ぐらい経ってからその学校なくなっちゃいました.
- 光一
- なくなっちゃったんですか?
- 吉田
- だから,僕が持ってる卒業証書あるんですよ,大学の.意味がないんです.
- 剛
- プレミアもん?
- 木村
- デッドストックだから?
- 剛
- ですよね.あと50年60年たって値段上がってるかもしれませんね.
- 木村
- べつに売らないって!!
- 剛
- そうですね.
- 光一
- さぁ.それではですね,そろそろ番組の本題.LOVELOVEなこと,もの,等々を.
- 剛
- 木村君の現在LOVELOVEなこととかものとか.
- 光一
- 何かありますか?
- 木村
- びっくりした.いきなり歌を歌い出すのかと思った.
- 光一
- いえいえ.
- 木村
- あ,LOVELOVEなものですか?
- 光一
- ものでも,ことでも何でもいいですけど.
- 剛
- 最近こういうのがいいなぁって.
- 木村
- LOVELOVEなものですか.そのまんまですよ.あの,ちょっとね,ラブっていう犬を今持ってて.
- 剛
- ラブちゃん?
- 木村
- いや,犬の種類なんだけど.ラブラドールっていう犬なんだけど.まあLOVELOVEっていうか,今,大変ですね.
- 光一
- それはいつ頃から?
- 木村
- 去年の暮れから.
- 剛
- ラブドール?
- 木村
- ラブラドールね.ラブドールって言ったらエロいだろ! なんか,おまえ.俺がもってるのはラブラドール.
- 剛
- 僕は今,もしてかして,すごい失敗を?
- 光一
- うん.かなりね.
- 木村
- かなりね.
- 剛
- いけないですね.
- 光一
- ラブラドール.名前は?
- 木村
- ありますよ.
- 光一
- 何ていう?
- 木村
- あの,ボニータっていう名前なんですけど.
- 剛
- ボニータン?
- 光一
- ボニータン?
- 木村
- ボ・ニ・ー・タ.なんか突っかかってくるなぁ,ちくしょー.
- 光一
- いやいや,突っかかってるわけじゃないんですけどね.
- 剛
- 雄なんですか?
- 木村
- 違うよ.
- 光一
- 雌ですか.大変じゃないですか? 忙しいなか犬とか飼うなんて.
- 木村
- 大変ですね.散歩行ったり.
- 光一
- 散歩ちゃんと行ってるんですか?
- 木村
- 行ってますよ,ちゃんと.
- 光一
- でも,昼間とか仕事ちがいます? どうすんですか? 中アキとかで?
- 木村
- そう.
- 光一
- それで行ってるんですか?
- 木村
- そう.
- 光一
- 剛もね,犬欲しい言うてたもんな.
- 剛
- 欲しいですね.
- 木村
- 本当に? 大変だぜ.
- 剛
- 大変ですよね.でも今,なんか淋しいんですよ,家帰ると.
- 木村
- なんで?
- 剛
- 今,僕の唯一のかけがえとなっているのは…….
- 木村
- たまごっち?
- 剛
- いやいや.あれはもう僕,死んじゃったんですけど.ファンの子にもらった妖怪人間ベムのビデオなんですよ.それをいつも見てるんですけど.あれ,「ウガンダーッ!!」って言って変身するんですか? あれ.
- 木村
- え?
- 光一
- 俺,付いて行けへんわ.
- 木村
- 俺,一生懸命付いていってるから.
- 剛
- 男のベムいるじゃないですか.あれ,変身する時にステッキを持って「ウガンダーッ!!」っていうんですよ.それが「ウガンダーッ!!」なのか「ウーンババ!!」なのか.
- 光一
- どっちなんですかね?
- 木村
- それは本人に聞いたほうがいいよ.
- 剛
- そうですね.
- 光一
- 本人いない.
- 剛
- 声優さんに.
- 木村
- いや,声優さんじゃなくて本人に.
- 剛
- あ,本人に.
- 木村
- 声優さん?
- 剛
- あ.あれは?
- 木村
- なに言ってんの? 声優さんじゃないよ.
- 剛
- あれはベム本人の声?
- 木村
- ガチャピンはガチャピンの声.
- 剛
- そういえばガチャピン喋ってたな.
- 木村
- そうだよ.
- 光一
- なんか,話に入っていけへんな,俺.
- 剛
- で,ラブラドール.
- 光一
- 戻した,戻した.
- 木村
- 双六でいうと7マス戻るっていう感じ.
- 剛
- すいません.で,まあ,散歩に行ったりしてるわけですか.餌とか大変ですよね.
- 木村
- 大変ですね.
- 剛
- 餌,なにあげるんですか?
- 木村
- 知りたい?
- 剛
- ええ.
- 木村
- 教えてあげようか? ドッグフード.
- 光一
- そうですか.でもね,木村君に飼われる犬,幸せですよね.
- 剛
- だろうね.
- 木村
- なんで?
- 剛
- いや,もう,そりゃもうみんな「犬になりたーい」って.
- 光一
- そうですよ.
- 木村
- なんか違うなぁ.
- 光一
- 何が違います?
- 木村
- え? 「犬になりたい」ってそれは違う.
- 剛
- 違う?
- 木村
- 「早く人間になりたーい!」.
- 光一
- 話,また戻ってるんですか?
- 木村
- いやいや.4コマ進んだから.
- 剛
- さっき7マス戻ったからね.
- 光一
- そうか.
- 木村
- ベラってどうですかね?
- 吉田
- ベラですね.僕,昔,六本木でラブちゃんてやつと付き合ってたんだけど.
- 光一
- ラブちゃんっていう人ですか!?
- 吉田
- それを今,思い出しててね.ラブちゃんどこいっちゃったんだろうと思って.
- 光一
- それは珍しい名前ですよね.
- 吉田
- いや,可愛い子だったんだよ.ラブちゃん好きだったんだ,すごく.
- 光一
- それは片仮名のラブちゃんですか?
- 吉田
- うん.愛称ラブっていうんだけどね.すごい好きだったなぁ.
- 木村
- 身長は?
- 吉田
- ちょっと小柄でね.なんでこんなこと言わなきゃいけないかわかんないけど.なかなかね.
- 木村
- 髪の色は?
- 吉田
- ああ,かなり黄色かったかな.なんかいい子だったな.関係ないこと言っていい?
- 剛
- あ,いいですよ.
- 吉田
- 時間的にさ,焼き魚食いたくない?
- 剛
- すいませーん!
- 木村
- いや,これはね,今日収穫だよ.
- 剛
- 収穫ですか?
- 木村
- 収穫だよ.
- 剛
- 収穫時.
- 木村
- もう,ありがとうございます.
- 吉田
- 本当に恐れ入ります.
- 木村
- 焼き魚ですか.
- 吉田
- うん.
- 木村
- 特にどんな?
- 吉田
- 焼き魚,今日はね,アジ.ここに今,大根おろしが浮かんでるの,頭に.大根おろしとお醤油がワーッって広がってて.「そこに醤油かけるんだよな」っていうのがずっと今.で,焼き魚にお醤油をタラタラってかけてる自分がもう浮かんでるから,もう何にも考えられないんだよ,今.
- 光一
- もう早く食べたいと.
- 吉田
- 焼き魚食べに行こう.焼き魚が美味しい店知らないかな?
- 木村
- あ,知ってますよ,僕.
- 吉田
- あ,本当? それはちょっといいよね.
- 木村
- ここから歩いて5分のとこにありますよ.
- 吉田
- そりゃいいなぁ.
- 木村
- 本当にありますよ.
- 吉田
- 今日,2本目もあるんだけど.
- 木村
- 一回,休憩の前に行ってきたらどうですか?
- 吉田
- あ,それはいいなぁ.
- 木村
- そこウマいっスよ,本当に.
- 吉田
- 魚屋っていうお店で魚を食わせてるの?
- 木村
- そこの2階,最高にウマいですよ.
- 吉田
- あ,それは今日ちょっと焼き魚っていう気持ちが強い.
- 木村
- 焼き魚っていう気持ちなんですね.どんな気持ち? 今日は.
- 光一
- 今日はどんな気持ちも何も,緊張する日です.
- 木村
- ああ,そっち行っちゃあダメなんだなぁ.剛は?
- 剛
- 僕はラブラドール.
- 木村
- の気持ち?
- 剛
- の気持ちですね.
- 木村
- そうですか.
- 剛
- あんましウケなかったですね.
- 木村
- そうですね.若干ね.
- 光一
- さぁ,それではもういきましょうか.兵器を使いましょう.ガチャガチャマシーン・アルファ!!
- 木村
- 吉田さん,いつも大変ですね,本当に.
- 吉田
- いやいや.楽しいですよ.
- 光一
- これを回していただきたいんですよ.
- 木村
- はい.
- 光一
- はい,すいませんね.
- 木村
- 何ですか?
- 光一
- いや,これに書いてることに答えていただくという.
- 木村
- はい.
- 光一
- 「誰もが認める,イカした木村拓哉さんに質問です.この人には俺もかなわないなと思ってしまった先輩芸能人は誰ですか?」.
- 木村
- あ,「かなわねぇな」と?
- 光一
- かなわない.まあ,「ここはかなわないな」とかでもいいですけどね.「イカした木村拓哉さんに質問です」って書いてあるんで.この人にはイカした………なんて言えばいいんかなぁ? イカし具合は負けたなっていう.
- 剛
- イカし具合て?
- 木村
- イカし具合は負けたな?
- 光一
- ええ.
- 木村
- 三浦先生かな.
- 光一
- いやいや.三浦先生と言えば拓郎さん.
- 吉田
- いや,本当にいい人だね.
- 木村
- そうですね.先輩ですか?
- 光一
- 芸能界の先輩.事務所の先輩でもなんでもいいですけど.
- 吉田
- ねぇ,イカしたっていう言葉知ってるの?
- 剛
- 知ってます.
- 光一
- イカす.
- 吉田
- イカすなんて,すっげぇ古い言葉だよ.それ,書いた奴がだいたいわかるね.
- 光一
- そうですね.
- 吉田
- イカすなんて今,言わないでしょ?
- 光一
- イカすぜ.
- 吉田
- イカすぜって言う?
- 木村
- イカしてんじゃん.
- 吉田
- あ,言ってる?
- 木村
- いえ,今言ってみただけなんですけど
- 吉田
- 確かにそういう使い方だけども,使わないよね.
- 光一
- もうナウいとかは言いませんけどね.
- 吉田
- それは言わないでしょ.
- 光一
- 絶対言いませんけどね.ナウい言います?
- 木村
- ナウいじゃん.
- 光一
- 言います?
- 木村
- いや,今言っただけだけど.
- 光一
- そうですね.イカしてる芸能界の先輩.
- 木村
- 誰ですかね? 難しいな.難しい.
- 光一
- 難しいですか?
- 木村
- 分野はどんな分野でもいいんですよね?
- 剛
- 何でもいいんですよ.
- 光一
- ぜんぜん大丈夫ですよ.「この人にはかなわない」.
- 木村
- うーん? もう今は亡きですけど,やっぱり優作さんなんかイカしてるんじゃないですかね.
- 光一
- やっぱりシブいとこ.
- 木村
- いや,シブいとこっていうか,うん,野郎だったらカッけぇなとか思うじゃん.そういった意味で.
- 光一
- 昔からカッコいいなぁって思ってた人なんですか?
- 木村
- うんカッコよくない?
- 光一
- カッコいいですよね.
- 木村
- どうですかね?
- 吉田
- ええ,もう本当に.喧嘩強い人ですね.
- 光一
- あ,そうなんですか?
- 吉田
- うん.怖い人ですよ,本当に.
- 光一
- 喧嘩なさったことあるんですか?
- 吉田
- いや,僕はもう怖くて近付きにくかったです.なかなか喧嘩っ早い人で.
- 光一
- そうですか.
- 吉田
- すごい素敵な人でしたよ.
- 光一
- じゃあ,もう一ついきましょう.
- 木村
- あ,もう一つなんですね.はい.これ,いつも誰が来てもやってるんですか?
- 光一
- そうですよ.
- 木村
- ありがとうございます.
- 光一
- あ,これいい質問ですね.「誰もが認める木村拓哉さんに質問です.自分でイメージする10年後の木村拓哉はどんな奴になっていますか?」.10年後の木村君.
- 木村
- っていうか,あの,僕,今回この「LOVELOVEあいしてる」に出させてもらうっていった時に,普段はほら,やらないんだけど,スタジオに呼ばれてリハーサルやったんですよ.リハーサルっていうか.
- 光一
- 歌合わせ?
- 木村
- 歌合わせて演らさせてもらった時に「うわぁ」とか思って.だから,要はほら,LOVELOVEオールスターズ.ああいうふうになってたいな.
- 剛
- あんな感じの.
- 光一
- 本当に本番とかでも自分の入るとことか失敗したりしたら,もうそのまま合わせて,何事もなかったように合わせてくれますからね.
- 木村
- あ,そうなんだ.
- 光一
- ええ.
- 木村
- あ,そう.だから,ああいう人になりたいなと思って.
- 光一
- なんかもう,本当,譜面見て,一回も合わせてないのに,一回目でもう合っちゃうんですよね,みんな.そういうとこすごいなと思いますけどね.
- 剛
- やっぱり木村君だったらギターとかですか?
- 木村
- いや,もうギターとか関係なしに.もう人的に.
- 剛
- あっちの,篠原のポジションもあるんですけど.
- 木村
- いや,その方にもそうなんだけど.
- 光一
- その方?
- 木村
- はい,その方.もう超ファンになったね.
- 剛
- あ,超ファンになった?
- 篠原
- 篠原でーす!! もうお茶がないです.見た下さい.皆さん見て下さい.
- 木村
- 本当に.っていうか,やっぱりね,本当,思ったのは…….
- 篠原
- ほら,あ! これも代えなきゃ!! 拓郎さんいっぱい飲めるんです.美味しく飲んで下さい.キィーッ!! ストロー!!
- 木村
- よくほら,テレビで見るとアハハッとかやってるでしょ.でも,すごい本人の地道なね,部分を感じちゃって…….
- 篠原
- キャー!! お話してますね.聞き耳たてましょう.
- 木村
- それで,「やっぱりこいつってすごいな」って…….
- 篠原
- 拓郎さん,聞き耳のポーズ.はい.
- 木村
- だから,俺ね,マジでなんかリハーサルの…….
- 篠原
- はい.うんうん.何の話してるんですか? 噂話?
- 木村
- そういう作業のね,途中とか…….
- 吉田
- わかんねぇだろ!! ぜんぜん.
- 篠原
- キャー!! ごめんなさーい.怒られちゃいました.
- 木村
- 逆に見習おうかなぐらい.ずっとテープ回してね…….
- 篠原
- ひどいですぅ.
- 光一
- ああ,やってますね.コーラスやってますからね.
- 篠原
- 素敵なスーツですね.どっちの色が好きですか?
- 木村
- なんか,そっち的には,すごいいい奴だと思って…….
- 篠原
- 拓郎さん,遊んで下さい.なんかお話しましょうよ.
- 木村
- うっせぇよ!! バカッ!!
- 篠原
- キャァ!! 怒られてしまいましたよ.篠原でーす!
- 木村
- おまえ,人が話してる時,外人みたいな耳で出てくるなよ.
- 篠原
- 違いますよぉ.これも流行なんですよね,拓郎さん.
- 木村
- うふふふぅ.
- 篠原
- むふふぅです.
- 剛
- ピカピカやん.
- 篠原
- ピカピカなんです.0円です.カッコいいですか? 拓郎さん.
- 光一
- 木村君知ってますかね? こんな彼女でも恋するんですよ.
- 篠原
- イヤァーッ!! もう,やめて下さいぃ!!
- 木村
- 本当に?
- 光一
- 恋してるんですよ.
- 木村
- 今LOVELOVE中?
- 篠原
- いや,違うんです.フラれたんです…….
- 光一
- また言うてまった.
- 木村
- え? フラれたの?
- 篠原
- 篠原フラれちゃった.おかしいですよね.
- 木村
- いや,おかしくない,おかしくない.
- 篠原
- なんで? おかしいですか?
- 木村
- なんでフラれたの?
- 篠原
- わかんないんですけど.なんか本当,ついていけないんですって.
- 木村
- っていうか,誰に?
- 篠原
- いやぁ!! もう.内緒ですよ.ぐふぅ.
- 光一
- M……….
- 篠原
- あああぁ!! やめてくださぁい!!
- 光一
- M君.
- 木村
- M君?
- 篠原
- 違うんです.
- 光一
- 学校の先輩らしいんです.
- 篠原
- いや,待って下さい! もう,すごいカッコいいんですよ.すごいんです.
- 光一
- あーあ,もう木村君にまで知られちゃった.
- 篠原
- もう内緒ですね.じゃあ,誰にも内緒の話です.
- 木村
- 内緒なの?
- 光一
- ちょっと相談に乗ってもらえばええやん.相談乗ってもらい.
- 篠原
- あ,じゃあ,相談乗ってください.
- 木村
- いいよ.
- 篠原
- じゃあ,なんでモテないんでしょうかね? モテないんですよ,篠原.
- 木村
- ああ,それ,気付くか気付かないかの問題じゃない?
- 光一
- そうやね.
- 篠原
- ええ!? なんですか? M君に「キャー! M君」とか言っても「アワワ」とか言って逃げられちゃうんですよ.
- 光一
- もう,完全に怖がられてるね.なんでかわかんないですけど.結局とうとうフラれてしまって.
- 木村
- え? 何て言われたの?
- 篠原
- 「もう君にはついていけないんだ」って.なんですかね? おかしい世界ですね.
- 木村
- まあ,確かにおかしい世界だよな.
- 篠原
- そうですよね.フラれたことあります?
- 吉田
- 僕はいっぱいありますよ.
- 篠原
- あ,本当ですか? お揃いですね.
- 木村
- M君はどれぐらい好きだったの?
- 篠原
- もう,大好き好きスーですよ.もうすごいんですよ.もうなんかピカソ.わかんないですけど.もうなんかすごいんですよ.
- 木村
- ああ,もうそうとう好きだね.
- 光一
- わからないようでわかるような例えですね.
- 吉田
- そうとう好きなんだ?
- 木村
- そうとう好きですよ,ピカソですから.
- 篠原
- そうですよ.
- 木村
- どうしたんですか? 吉田さん.どうしたんですか?
- 吉田
- ピカソが「そうとう好きだ」って,そういくわけね.なるほどね.
- 木村
- そうとう好きですよ.どのぐらいの期間好きだったの?
- 篠原
- もう.しばらくですよ.
- 光一
- 今は? 今.
- 篠原
- もう今はもう頑張ります.
- 木村
- 1年とか?
- 篠原
- 1年ぐらいですかね.でも,見て「素敵! うふ」とか思ってアタック,アタック.
- 木村
- どんなアタックしたの?
- 篠原
- え? 「篠原! 篠原!!」って,とりあえず構ってもらおうと思って「うふ」とか近寄ったりとかして.
- 木村
- セックスしたの?
- 篠原
- キャーァァァッ!! 怖ーい!! なんてこと言うんですかぁ!! もう,聞きました? 拓郎さん.すごーいびっくり.あああっ.良からぬですよ,そういうことは.
- 木村
- M君とは.
- 篠原
- そんな,びっくりですよ,本当.
- 光一
- テンパってますねぇ.
- 木村
- じゃあ,M君も今,見てるしね.
- 篠原
- はっ!? どこですか? 篠原でーす! ぐふぅ.
- 木村
- 今,多分,消したぞ,テレビ.
- 光一
- 視聴率減るから.
- 篠原
- あ,そうですか.また遊んで下さいね.M君によろしくお伝え下さい.
- 光一
- 大丈夫,大丈夫.
- 篠原
- はーい,篠原でした.またジュース飲んだら呼んで下さい.コーヒー牛乳ですよね.
- 木村
- 違う,違う.
- 篠原
- 呼んで下さーい,篠原でした.さよならー.
- 木村
- あいつ,頭の中で妊娠してるよな.
- 光一
- なりそうですよね.
- 木村
- もう一匹いそうだもんな.カッコいいよね.
- 光一
- いいですか? 彼女.
- 木村
- いいよ.
- 光一
- どうします? 来たら.木村君に.
- 木村
- 来たらって,どう?
- 光一
- 「好きですぅ」って.
- 木村
- いや……,来るなら来い.
- 光一
- カッコええですね.
- 木村
- 篠原さんでしょ.
- 光一
- ええ.
- 木村
- いいですよね?
- 吉田
- ええ,もう,篠原さん最高じゃないですかね.
- 光一
- じゃあ,ラスト一個で.
- 剛
- ラス一.
- 光一
- ラス一にしましょうね.
- 木村
- はい.
- 光一
- さぁ,これもう,何度も聞かれてると思いますがね.「誰もが認める木村拓哉さん質問です.明日から一週間,なにもスケジュールがない.暇と言われたらどうしますか?」.
- 木村
- 一週間ですか?
- 光一
- 一週間.何をします? まあ,今だったら絶対こんなこと有り得ないと思いますけどね.
- 木村
- いや,そんなことないっスよ.
- 光一
- そうですか?
- 木村
- 一週間はないかもしんないですけど,5日とか6日とかお休みありますよ.
- 光一
- 6日だったら一週間とそんな変わりはないですけどね.何をします?
- 木村
- いや,もう,そのへんブラブラとか.車でどっか行ったりとか.
- 光一
- そういう時にメンバーと一緒に行ったりすることは?
- 木村
- そういう時もありますよ.
- 光一
- メンバーとだったらどこに行くんですか?
- 木村
- メンバーとだったらどこだろう? 人によっても違うんじゃないかな?
- 光一
- 人によって.
- 木村
- 慎吾とかだったら一緒にスノボーも行きたいなぁって言ってるし.
- 光一
- ああ,いいっスねぇ.スノボーとか.
- 木村
- 剛君だったら古着屋めぐりをやったりとか.すごいですから,彼.
- 光一
- でも,木村君も今日着てるジーパンとか.これも古着ですか?
- 木村
- そうです.
- 剛
- すごそうですか?
- 光一
- どのようにすごいんですか? 草なぎ剛君は.
- 木村
- すごいよ.いやでも,ここで他のメンバーの話すんのも何かなと思うんだけど,しようね.いや,聞いて下さいよ.家帰って,まあ,今ギターそれぞれ一本ずつ持ってて,家帰ってそのギターを眺めたり弾いたりとか触ったりするのはわかるんだけど,棚に積んであるジーパンをカチャンて.ああいうのが5つぐらいあって.で,その中に自分が購入しジーパンをね,バーッて並べといて,なんかのお酒をコップに注いで,で,ジーパンを一本ザッと出して.
- 光一
- お酒を飲んで.
- 木村
- で,またしまうの.
- 光一
- ええ!? それはどういう意味があるんですか?
- 木村
- いや,スキンシップじゃないかな?
- 光一
- ジーパンとの.
- 木村
- うん.すごいよ,本当に.なに聞いても知ってるよ,多分.
- 光一
- 古着のことなら.
- 木村
- デニムのことだったら.なに聞いても知ってると思うよ.聞いてごらん,今度.なんでも知ってるから.
- 光一
- 僕も剛もね,ジーパン持ってることは持ってるけど,2,3本やな.
- 木村
- 20本以上持ってるんじゃない?
- 光一
- しかもやっぱり,かなり…….
- 剛
- お値段も…….
- 木村
- ね.
- 剛
- すごいですよね.
- 木村
- すごいですよね.
- 剛
- 聞いたことありますけど.
- 光一
- でも,木村君もベストジーニスト賞とかとってるじゃないですか.
- 木村
- ありがとうございます.
- 光一
- 何本ぐらい持ってます?
- 木村
- 自分は6本ぐらい.
- 光一
- でも,やっぱ,かなりするもの?
- 木村
- 1個だけ.
- 光一
- あ,1個だけ.けっこうしたんですか?
- 木村
- けっこうした.チクショー.
- 剛
- やっぱりそういうのって,ちょっとデミグラスソースとかがこぼれると,いい気しませんよね.
- 木村
- うん.その前にこぼさないけどね.もう気合い入れるから,そういう時は.イカスミスパゲティなんか食ってる時は,もう超気合い入れるもん.
- 光一
- 超気合いですか.
- 剛
- 食ってる時は.
- 木村
- うん.ちょっとでも,テーブルから下に侵入者なし.絶対もうなし.
- 光一
- 人にも触らせない?
- 木村
- いや,そんなことないですよ.
- 光一
- それぐらいは.
- 剛
- あれって裏返しにしたほうがいいんですよね.
- 木村
- いつ? はく時?
- 剛
- いえいえ,はく時に裏返しはちょっとあれですけど.しまう時.
- 木村
- そう.しまう時は裏返しにしてる.
- 光一
- あ,してます.やっぱりすごいな.違うね,KinkiKidsとはね.さぁ,というわけでこれはこのへんにいたしましょう.それではですね,次は木村君のLOVELOVEな歌.
- 木村
- あ,LOVELOVEな歌.
- 光一
- 歌について聞きたいですけど.何かありますかね?
- 木村
- ありますよ.はい.ちょっとね,それを今日やらせてもらおうかなと思って番組の人たちにもお願いしたんですけど.そう,ちょっとね,もう救われるって言ったら大袈裟なんだけど,ちょっと自分がいろんなね,周りの人がさ,干渉したりだの何だのってなってさ,ちょっと面倒臭い時があったんですよ.
- 光一
- 精神的にも「もう嫌だな」と.
- 木村
- その時にもう,ガーンて落ちてて,「チクショー」って思ってたんだけど.その時,知人に「騙されたと思って聴いてごらん」て言われて,で,「うん」って言って聴いたら,もうびっくりした.
- 光一
- その歌に励まされた?
- 木村
- うん.俺,初めて歌に励まされた.
- 光一
- あ,そうですか.
- 木村
- マジで.初めてかな.それがLOVELOVEですね.
- 光一
- それはなんて言う?
- 木村
- えぇとね,「君が僕を知ってる」っていうね,忌野清志郎さんとかRCサクセションの中でやってた曲なんだけど.すごい.びっくりしたわ.それをだから,今日はやるんだったらやりたいなと思ってて.
- 光一
- その「君が僕を知っている」.歌っていただけますか.この曲にですね,今日はなんと,あの忌野清志郎さんが,じつは来てくださってるんでね.
- 木村
- もう,ビビりましたね.
- 剛
- びっくりしましたね.
- 光一
- 一緒に歌っていただけるとのことなんで.
- 木村
- よし!!
- 光一
- はい.
- 剛
- 弾けて下さい.
- 木村
- よし! 入った!! もうツボ入った.
- 光一
- スタンバイのほうよろしくお願いします.
- 木村
- もうツボ入った.よし! 入った!!
- 剛
- じゃあ,一曲弾けて下さい.
- 木村
- 弾けましょう.
- 剛
- はい,お願いします.
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