#176
HomePageだけの特別編集版 和田アキ子編
- 光一
- さあ,今夜のゲストは和田アキ子さんです,よろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
- 和田
- よろしくお願いします.
- 光一
- 以前に出ていただいたのが,'97年の4月でしたかね.
- 和田
- そう,3年前.
- 光一
- 3年前になるんですね.この番組も4年目に入っております.
- 和田
- すごいよね.だって光一がまだロン毛だったもん.覚えてる?
- 光一
- あんまり思い出したくない過去ですね.
- 和田
- だって,自分がやってたんよ.
- 光一
- 何を血迷ってたんでしょうね.何を血迷ってるのかと思ってるのに,その写真が今回のベストアルバムに.「なんでこの写真使うんねん?」っていう驚きがありました.
- 剛
- 「もうあかんで」っていう再確認の意味も込めて.
- 光一
- というわけで,以前出ていただいた時は,本当にこの番組始まったばかりだったんですよね.
- 和田
- そうそう.
- 光一
- その時,この番組ここまで続くとは?
- 和田
- まったく思わなかった.
- 光一
- 思わなかったですか.
- 和田
- まずKinKiもそうだけど,拓郎ちゃんがついて来れないと思ったから.
- 光一
- 拓郎さんが「僕ちゃんやめる」って.
- 和田
- そう.
- 光一
- 拓郎さん,ちょっと聞いたことなかったんですけど,なんで拓郎さんずっと「やめる」と言わずにやり続けてるんですか?
- 吉田
- そんなことおまえ,ここで急に.俺は本気で答えちゃうから.
- 光一
- 本気で答えて下さいよ.
- 和田
- 本気で答えて.どうして続いたんですか?
- 吉田
- 最初は,本当に続くはずはないと.
- 和田
- そうでしょ.
- 吉田
- それは絶対,ジャニーズもそう思ってたはずなの.
- 光一
- 僕らも思ってましたよ.
- 吉田
- プロデューサーも,フジテレビも,絶対思ってるはずがない.だから,和田さんが正しいんですよ.ただ,やってくうちに続いてたんですよ.
- 光一
- いいことじゃないですか.
- 吉田
- みんな想像してなかったんですよ,こんなふうになるとは.
- 和田
- みんなとの和がいいんだろうね.やってて楽しいんだろうね.
- 剛
- 楽しいですよ.
- 和田
- ゲストで来た時は,本当にKinKiも話はヘタやったし.普通はね,自分らヘタやと先輩がフォローするやんか.拓郎ちゃんもっとヘタやもんな.ほんまに.気分で話しとったよ.
- 光一
- 拓郎さん,ラジオとかやとすごい話うまいんですけどね.
- 和田
- ゲストも気分で喋ってたから,これは続かんと思って.
- 光一
- 気分は今でも変わりませんけどね.
- 和田
- ほんまに?
- 吉田
- いや,そんなことないです.毎回,丁重に皆さんをお迎えし,ご機嫌良く帰っていただくように.
- 和田
- どうして普通に喋れないの?「丁重に皆さんをお迎えし」って.
- 吉田
- いや,本当によくいらっしゃいました.
- 光一
- 締めようとしましたね,今.というわけで,お怪我なされましたよね.そちらは?
- 和田
- もう大丈夫.今日はちょっとヒールの高いのはいてるんで.でも大丈夫.けっこう大変だった.気をつけてね.
- 光一
- 本当に交通事故は.ぶつかった瞬間覚えてます?
- 和田
- 覚えてない.横断歩道歩いてて,キキキーッと鳴ったから「あ,事故だな」と思って振り向いたらドーンとぶつけられて.
- 光一
- ぶつけられて車がグシャグシャになったって.
- 和田
- なんでやねん?それギャグやないか.
- 剛
- 当たっとんねんっちゅうねん.
- 和田
- 車はまだ直ってない,放っとけっちゅうねん.
- 光一
- ぶつかった時に男の人と間違えられたっていう話はほんまですか?これは聞いた話ですよ.
- 和田
- あれはほんま.警察の人が来て,「はいはい,二十歳ぐらいの男性,二十歳ぐらいの男性」って言われたの.
- 光一
- ほんまですか?
- 和田
- 何も悪いことしてないのに,なぜかサングラスして,帽子目深にかぶって,「お仕事は?」って言われた時に「和田アキ子ってばれちゃいけない」となぜか思って,「フリーターです」って言ったの.あれがちょっとね,ダメだった.
- 光一
- メチャクチャ報道されてましたよ.
- 和田
- だから,私に当てた人もニュースを見て私とわかったんだって.それまでは若い男性をはねたと思ったんだって.病院の対応も違ったね.
- 光一
- そんなことがあるんですかね.
- 和田
- ある.気を付けてよ.
- 光一
- 入院もしてたということで.
- 和田
- はい.
- 光一
- どのぐらいですか?
- 和田
- 入院は一ヶ月ぐらいで.それで外泊とか外出許可もらって仕事して.でもまだダメだけど,3ヶ月ちょっとしてから杖とかなしで.ヒールのある靴とかはくのは,5回目ぐらい.
- 光一
- リハビリとかももちろん.
- 和田
- 今も行ってますよ.足首におもりつけて上げ下げしたり.
- 光一
- 骨折ったことないからわからないんですけど.
- 和田
- 大変よ.すごく細くなっちゃう.プリプリプリティだっけ.
- 光一
- 篠原.
- 和田
- ええ,何もあげるものなかったんで,ギブスでもどうだって言ったら本当に持って帰ったよ.
- 光一
- でも持って帰りますから.でも,入院中って何をされてました?
- 和田
- 不思議なことに,真面目な話ね,心的外傷なんとか症候群っていうのがあって,要するにフラッシュバックみたいに,目をつぶると.2メートル飛ばされたらしいのね.それでこう飛んだら私はどうだったろうとか思うと眠れないのよ.だからちょっとね,人と会うのも嫌だったし,ちょっとマズかったですね.
- 光一
- 精神的に.
- 和田
- 今までだったらね,本読もうとかCD聞こうとかあったんだけど,そんな気まったくなかったね.
- 光一
- 事故っていうのはそれなんですね.怪我だけでなくて精神的なところも.
- 和田
- そうそう.
- 光一
- 危ない.
- 和田
- 本当に危ない.
- 光一
- 拓郎さんは事故とか合ったことは?
- 吉田
- 僕は,事故を僕がしたほうで.大変なご迷惑をおかけして.
- 和田
- 轢いちゃったの?
- 吉田
- いや,三重衝突みたいのを一番後ろからドンッとやっちゃって.前の車2台が.
- 和田
- でも,そういう時の「ああ,ぶつかるぶつかる」っていうフラッシュバックはあるんでしょ?
- 吉田
- 僕はぜんぜん違うこと考えてて.
- 光一
- 何を考えてたんです?
- 吉田
- 女の人のこと.
- 光一
- でしょうね.そうだと思いました.
- 吉田
- その前の晩にすごく冷たくされてて頭きてたんんです.で,待ち合わせの時間に行くのに車運転してて.ムシャクシャしてて,ものすごい渋滞の中で「イイーッ!!」って感じだったんです.でも,すげえ後悔しましたよ.それから運転怖いって.
- 和田
- そういう後遺症はあんのよ.
- 光一
- 教習所のシュミレーションとかでもドキッとしますもん.危ない.危ない.アッ子さん自身は,運転はされるんですか?
- 和田
- ぜんぜん.私,大阪で不良してる時に,バイクの後ろに乗ってツーリングとかはしたけど,運転はしない.お酒も飲むし.私,もし運転出来たら飲んでもひょっとすると運転するかもわからんから.
- 光一
- じゃあ,免許自体も.
- 和田
- 持ってない.
- 光一
- そうなんですか.
- 剛
- 持ってなかったらほんま乗らないですよね.
- 和田
- 怖いから今いらん.
- 光一
- 今,ちょっとお酒の話でましたけど,相当好きだと聞きましたけど,どうなられるんですか?
- 和田
- 何が?
- 剛
- 拓郎さんは,やたらキスしようとしてくるんですよ.
- 和田
- 拓郎ちゃん?え?男でも?
- 剛
- そうです.
- 吉田
- 僕,男の人がいい.
- 和田
- そう?
- 剛
- 案外,女の人に「おおお」っていうよりは,「剛,剛,このハマチうまいな」とか食べさせようとする.
- 光一
- 急にエッチな言葉を叫び出したり.
- 和田
- 聞いた話だと,若い女の子がいるとすごい機嫌が良くなるって聞いたけど.
- 吉田
- はい.
- 和田
- あれ?
- 吉田
- 機嫌悪くはないですよ.でも,僕がお酒飲んで機嫌が良くなると,男が好きなんですよ.そういう性的に好きなんじゃなくて,男といると気持ちいい.
- 和田
- 私も女の子とは飲まない.それでキスは昔はよくしたけど,今はしない.
- 光一
- 昔は?
- 和田
- 昔はよくした.舌も入れちゃったもん.みんなさ,酔ってチュッとか可愛くするじゃない.もう本当に舌まで入れて.
- 光一
- 逃げれませんよ.
- 和田
- それでみんな酒飲んでるから,拭いたりすると「馬鹿野郎.絶対拭くな」って.
- 剛
- こわ.
- 和田
- みんなで両手縛って拭けないようにして,舌入れまくるの.今やんないな.
- 吉田
- 今やってたら怖いよ.
- 光一
- ぜひ拓郎さんにやって欲しいですね.
- 和田
- 今度やってみようか.みんなで後ろ拭けないように.それで食べさせたら,「このハマチ美味しいな」って.
- 剛
- 「うまいぞ」言うてね.
- 光一
- 「なんとかかんとか!」ワッハッハって感じですからね.
- 吉田
- 僕,明るいからね,ワーワー言ってるの好きなんですよ.ビール一杯でも飲むとすごい上機嫌になって.
- 和田
- ビール一杯で?
- 吉田
- すごい簡単に.
- 光一
- 上機嫌になって「僕ちゃん帰る」って.気付いたらいないと.
- 和田
- あ,自分さえ楽しければいいの?
- 吉田
- もう絶対そう.もう自分だけ先にすごく楽しくなって,ピークに達すると「さよなら」って帰っちゃう.
- 和田
- 残されたのはどうするの?
- 吉田
- 後は皆さんでご自由に.
- 光一
- LOVE LOVEオールスターズのメンバーの皆さんと一緒に.
- 和田
- 私は飲むとみんなが楽しいかどうか確認して.どっちかっていうとみんなに「お疲れさん」して.例えば家で飲んでる時だったら,朝早い奴におにぎり作ってあげて.ベロンベロンでも.それでみんなが帰ってから寝るほう.
- 光一
- すごい面倒見のいい.
- 和田
- たけど,そこまでしてあげるのに,みんな「飯はいりませんから帰して下さい」って.それがよくわかんねえんだけどね.
- 光一
- 僕はわかります.アッ子さんは本当に女性らしい方です.
- 和田
- いつも「馬鹿野郎てめえ」で飲んでるから.
- 光一
- でも,じつは女性らしい.
- 和田
- そんなことないよ.友達と飲みながら女の子の話ばっかりしてるもん.
- 光一
- 女の子の話?
- 和田
- あの子は可愛いとか,あの胸がとか,あのお尻がどうとか.
- 光一
- 言葉がすごいですね.
- 和田
- 巻き舌になるのよ.だから,そこで誰かが来ると「怖い」って.
- 光一
- そういうとこから話は広がってくんでしょうね.
- 和田
- 殴ったりはしなしいよ.
- 光一
- だって,握手したら手が折れるって.
- 和田
- なんでやねん?出来へんやないか.
- 剛
- 握手会の時なんか,みんな手ブランブランてね.
- 光一
- 「折って下さい」って.
- 吉田
- そんなバカな.
- 和田
- それはない,それはない.
- 光一
- まあ,そんなアッ子さんですが.
- 剛
- いや,そんなアッ子さんちゃうがな.
- 和田
- ブラブラさすアッ子?
- 光一
- いやいや,犬が怖いと聞きましたけど.
- 和田
- でもね,最近ね,平気になって.犬買ってますから.チョコって言うんだけど,「チョコ,おいで」っていうと来るじゃない.それですぐ舐めようとしない?それが「ああ」ってなっちゃう.だからやっぱり見せかけの愛なの.
- 剛
- ダメですか?
- 光一
- こいつすごいっスよ.
- 和田
- 犬にベロベロはいや.
- 剛
- 大好きです.
- 吉田
- 僕は動物ダメだな.鳥ならいいな.
- 剛
- 鳥のが怖いですよ.
- 和田
- 鳥もどうかな.
- 光一
- 猫はどうですか?
- 和田
- 猫もダメ.猫なの?
- 剛
- 猫好きなんですよ.
- 光一
- なんで猫ダメなんですか?
- 和田
- 動物ダメなの,もともと.やっと犬が慣れてきたっていう.犬か猫かって言ったら犬のが.猫って冷たいでしょ,知らないけど.
- 剛
- 単独行動派なんですよ.犬は集団行動を好む遺伝子なんですよ.
- 光一
- 猫はいいっスよ.
- 和田
- かわらん.
- 剛
- おまえ,今日帰ったら家の前犬だらけやぞ.
- 光一
- いいよ.
- 剛
- こんなに電波を使って犬のイメージをダウンしとるから.
- 光一
- 犬も好きやって.
- 剛
- 布団めくっても犬.
- 光一
- 「よしよし,よしよし」って.
- 剛
- おまえ,俺んちの犬,バックドロップするやろ.
- 光一
- よろこんどるがな.
- 剛
- バックドロップは喜んでない.
- 光一
- よろこんでました.
- 和田
- 自分ら酔うてんのか?
- 剛
- 酔うてません.
- 和田
- 楽屋で話せ.
- 光一
- 動物の話すると止まらないんですよ.
- 和田
- 止めて,もう.
- 光一
- じゃあ,LOVE LOVEなものに.
- 剛
- いきましょう.
- 光一
- ジャン.これは何ですか?
- 和田
- わかりづらいでしょ.今年の誕生会に来てくれたみんななんだけど.誰が誰だかわからないね.
- 光一
- わかりづらいですね.
- 和田
- 芸能人しか入れないの.マネージャーもなしなの.マネージャーが来てもその部屋には入れないで,別の部屋で待っててもらって.今年は足とか怪我してみんな「アッ子さん元気ないから元気付けよう」っていろいろメッセージ下に書いてくれて.けっこう嬉しくて,今年いっぱい寝室に飾ってんの.
- 光一
- どんな方が?
- 和田
- 中山ヒデとかね,出川とか,松村とか,中野浩一,DA PUMP,柳葉敏郎.
- 光一
- 濃いですね.男性ばっかりですか?
- 和田
- いやいや,西田ひかる,飯島直子,森口博子,柴田利恵,久本雅美.とにかくいっぱい.
- 光一
- 毎年,誕生日は.
- 和田
- 今年は中山のヒデで,来年の幹事はね,柳葉.
- 光一
- 誕生日一緒やもんな.
- 剛
- 一緒ですよ.
- 和田
- 4月10日.
- 剛
- 4月10日です.
- 和田
- ほんま?おいでや.やろうな.
- 剛
- え?一緒にやっていただけます?
- 和田
- おいでおいで.おもろいで.うち,何も覚えてないもん.
- 剛
- え?何も?
- 和田
- 飲んで.後で聞いたんやけど,飯島直子と一緒やないと寝ぇへんとか言ってナオナオと一緒にベッドで寝たらしいけど,ぜんぜん覚えてない.
- 剛
- じゃあ,まじで.
- 和田
- あ,そう.あら.
- 剛
- 僕の唯一の自慢が.
- 光一
- アッ子さんと誕生日が一緒と.
- 和田
- これ,幹事に言うとくわ.
- 剛
- スーツで行きます.
- 和田
- どんな格好でもええねん.だって松村なんて洋服着てる写真3枚ぐらいしかあらへん.で,誰も「わぁ,裸だ」とか言わない.
- 光一
- 剛とアッ子さんを祝うために拓郎さんも.
- 和田
- ぜひ.
- 剛
- 拓郎さん,行きましょうよ.
- 吉田
- 記憶がないんでしょ?みんな.
- 和田
- 最初はしっかりしてますよ.そのうち,何がどうでもいいんですよ.
- 吉田
- 僕ね,その飯島直子と寝ていいって言うんだったら.
- 剛
- それは別でしょ.
- 和田
- 私が止めます.
- 剛
- 僕が迎えに行きますから.
- 和田
- これは一つ楽しみが出来た.
- 光一
- こんなんないもんな.すごいな.続いていきましょう.スニーカー?
- 和田
- あんまりスニーカーはかないんだけど,松葉杖と車椅子特製だったでしょ.ジャージばっか着てたからみんなプレゼントしてくれて.手前のスニーカーは深田恭子がくれたの.お揃いだって.
- 光一
- もしかしたらサイズが一緒?
- 和田
- そうそう.深田恭子も26.5あるんだよ.
- 吉田
- そうなんですか.
- 剛
- 本当に足大きいですよね.
- 光一
- こいつ共演してますから,ドラマで.
- 剛
- ドラマでジョギングしてるシーンがあって,たまたまスニーカーを脱いだんですよ.そしたら「剛君って足何センチですか?」って言われて,4.5なんですけど「俺,4.5やねん」って言ったら「恭子,26なんです」って.見せてもらったら「あっ」と思って.
- 和田
- そうでしょ.恭子の足がでかいっていうのはみんな「へぇー」とか言うのに,私が26.5って言ったら「うわぁ」って言うのはよくわかんないんだけど.前にも時計もらって.その前のは郁恵かな,「杖の間はこれで歩いて下さい」って.けっこうみんなにもらったね,足の悪い間,重宝しました.
- 光一
- 誕生日といい,こういう時といい.
- 和田
- 嬉しい.
- 光一
- 愛されてますね.
- 和田
- みんなサイズ買いに行って,けっこう大変だったみたい.
- 光一
- これは?
- 和田
- これはね,本当に重宝してんの.3年前にこの番組に出させていただいた時に,私本当にもらってばっかりだけど,この番組のスタッフが前のテーマソングをこれで流してくれたの.
- 光一
- 「全部だきしめて」ですね.
- 和田
- 「これをオープニングでみんなで歌いますから」「これ,いいね,録音もできるし」って言ったら,スタッフが「じゃあ,アッ子さん,これお貸ししましょう」って.
- 光一
- このラジカセ,Panasonicですよ.
- 和田
- いただいたんですよ.これ,録音も出来るから,ずっと使ってるんです.他のダメなの.
- 光一
- これがいいんですか.
- 和田
- 私,これの機能なら出来るの.新しいの出来ないの.
- 光一
- 機械音痴ですか?
- 和田
- 私,アナログ派だから.これだとそのままでも聞けるし,録音も出来るし,早送りも出来るから.
- 光一
- 早送りできないテープレコーダーはないですよ.
- 和田
- いや,でも本当に重宝してるの.これがまた壊れないのよ,不思議なことに.
- 光一
- アッ子さんがドーン押しても壊れない.
- 和田
- うそじゃないよ.今日も楽屋でオープニングこれで何回も練習したんだもん.リハーサルもこれで録音して.すごい気に入ってんの.これはべつにヨイショじゃなくて,今自分の大事なもの.
- 剛
- 嬉しいですね.
- 和田
- これでないと.だからうちのマネージャー,カセットテープに入れ直してくれるの.
- 剛
- この人,楽屋で誰かのCDもらって聞いてると,だんだん音が微妙に変わってくるんですよ.なんかいろいろいじって.
- 光一
- 鳥山さんと相通じるものが.
- 和田
- そういうの好きな人いるよね.
- 光一
- 機械大好きなんですよ.とくにPanasonic.
- 剛
- Panasonicはいいですよ.
- 和田
- 言うたらもらえんのかいな?
- 光一
- いやいや.さあ,続いてLOVE LOVE相性チェックです.もうアッ子さんは知り合いがたくさんいらっしゃいますけど,男性300人の中から相性ピッタリな人を選びました.ご紹介いたしましょう.第3位この方.高木ブーさん.84パーセント.
- 和田
- なんで?何を基準に?
- 光一
- 「外見によらずプライドの高い彼は,何事にも情熱的なあなたととても相性が良く合います.一人では何も出来ない彼を,ぐいぐいと引っ張りうまくリードしてあげることが恋を実らせる最大のコツです」.
- 和田
- いいのに,べつに.いい人ですよ.だけどLOVE LOVEにはね,ちょっと.
- 剛
- いいですよ.オフの日なんかカミナリ様かぶってウクレレ弾いてくれますし.
- 和田
- それはいいかもわからないね.
- 剛
- スケジュール合えばいかりやさんも呼んで.
- 和田
- 高木ブーさんね.2位誰ですか?
- 光一
- 2位はこの方.井上陽水さんです.
- 和田
- 大好き.
- 光一
- 85パーセント.「彼はズバリ,いじめられるのが大好きです」.
- 和田
- なんでやねん?
- 光一
- 「これの心を射止めるには,愛情のあるいじめが効果的でしょう」.
- 和田
- 愛情のあるいじめ?大ファンなの.前,うちの事務所にいたんですよ.アンドレカンドレって言ったんだから,昔は本当に.でも彼の作る歌いいでしょ?心が和むというか.陽水は嬉しいな.
- 光一
- 第1位はこの方です.さだまさしさん.
- 和田
- なんで?
- 光一
- 88パーセント「女性の外見より内面を重視する彼には,あなたのような人が一番.一見,合いそうもない二人ですが,お互いを尊重し合えるとてもいい関係です.彼を心から守ってあげることが恋を成功させるコツです」.さだまさしさん.
- 和田
- さだ君もいい曲書くもんね.
- 光一
- 拓郎さんと関わりのあるお二人ですね.
- 吉田
- いや,ないですよ.さだまさしとは.
- 和田
- ない?
- 吉田
- 絶対ない.金輪際ない.
- 和田
- 同じフォーク仲間?
- 吉田
- いやいや,さだまさしは.
- 和田
- フォーク時代ですよね?
- 吉田
- よく知らない,この人は.
- 和田
- なんかあんだ.
- 光一
- まあまあ.というわけでこんな結果になりました.まあ,ご参考に.
- 和田
- なんのやねん?
- 光一
- それではガチャガチャマシーン.
- 和田
- 前より大きくなったね.
- 光一
- そうなんです.それでは回して下さい.
- 和田
- はい.
- 光一
- 神戸のマリコさんからの質問です.「芸能界のボス,芸能界の酒乱王など数多くの肩書きを持つ和田アキ子さんに質問です.今まででお酒を飲んでもっとも乱れてしまった事件を教えて下さい」.
- 剛
- やってもうたなぁっていう.
- 和田
- しょっちゅう失敗はしてるけど.前にもどっかで言ったけど,ホテルのディナーショウでベロンベロンに酔っ払って.初めて行ったとこで.いつもパジャマに着替えるんだけど,酔ってたし面倒臭いんでシャワーだけ浴びて浴衣着て,表出て.表出たこと知らないのよ.自分では寝てるつもりだったの.それでトイレ行こうと思ってパッと目覚めたらグラスとかコーヒーカップがあるの.反対側にドアがあって.自分ではベッドで寝たつもりが廊下で寝てた.これは大変だった.マネージャーの部屋の電話番号もわからないから,ピンポンピンポン鳴らして「はい」とか声聞いて隠れたりして.フロントも呼べないじゃない.これはマズいってのはありましたね.それで,ボーイさん通るたびに「ちょっと,ちょっと.私,何階かもわからないんですけど」って.
- 光一
- 怪しい.
- 和田
- 「和田アキ子って言うんですけど,マネージャー探して下さい」って.それも大変だったんですけど.
- 光一
- 今もあります?
- 和田
- 自分の失敗じゃないけど,マネージャーに言わせると,うそ寝してるって言われる.
- 光一
- うそ寝?
- 和田
- 家まであと30秒のところに信号があるんですよ.で,「アッ子さん,起きてて下さいよ.ここでいつも寝るんですから」って言うんだけど,うちまで30秒だから「なに馬鹿なこと言ってんだよ,この信号で寝るって言うんだろ?寝るわけねぇじゃん,そんなの」「そうですよね」ってカーッって寝て.
- 光一
- コントですやん.
- 和田
- 本当に起きないんだって.私は寝てる意識はないんだけど.マネージャーが「着きましたよ.起きて下さい」って言ってる時は寝てるんだって.で,ほらってほっぺた叩くと「叩いたな」って.
- 光一
- それはうそ寝ですよ.
- 和田
- 違う,覚えてないの.その時だけ雰囲気でわかるのよ,叩かれたって.
- 光一
- コントですやん.さあ,もう一つ.
- 和田
- はい.
- 光一
- ありがとうございました.京都のマイカちゃんからの質問です.「1000人中,998人の芸能人が和田アキ子さんの前では少しチビってしまうという調査結果があるそうですが,逆に和田さんがチビってしまう人って誰でしょう?」.
- 剛
- 僕なんかだいぶチビってますからね.
- 和田
- なんでやねん?その998人って中途半端やな.
- 剛
- 二人はチビらないってことですね.
- 和田
- 誰やろ?その二人.
- 光一
- この人の前やったらアッ子さんも緊張してしまうという.
- 和田
- 自分より先輩は緊張しますよ.後輩はないけど.誰っていうか,いっぱいいるから.
- 光一
- けっこういると.例えば?
- 和田
- 例えば,森光子さん.やさしい人でしょ.でも先輩ですから緊張しますし.
- 光一
- じゃあ,例えば森さんと一緒にお酒を飲んだとしたら,「この野郎,馬鹿野郎」とか.
- 和田
- 絶対言わない.森光子さん,よく食事するとこでお会いするけど,とにかく酔わないようにしよう,酔わないようにしようと思うもん.先輩の前で失礼なことがあっちゃいけないと思って.
- 光一
- 拓郎さんは誰かいます?
- 吉田
- 僕は緊張すると,そういうふうに乱れちゃいけないなと思うんですけど,乱れちゃいけないと思うと余計にいろんなもの飲んだりして,結果的にはものすごい.
- 和田
- 乱れてしまう?
- 吉田
- 乱れてると思うな.
- 和田
- そういう時あるね,空回りして.
- 光一
- 拓郎さんは後輩だろうが?
- 吉田
- 緊張する.
- 光一
- それではLOVE LOVEな歌ですね.アッ子さんがお選びになったLOVE LOVEな歌なんですけど.
- 和田
- 迷ったんだけど,なんかね,KinKiの二人見てると,べつに無理に結び付けることないんだけど,「スタンド・バイ・ミー」っていう映画知ってる?
- 剛
- はい.
- 光一
- 知ってます.
- 和田
- あの時にかかってた曲が,映画も良かったけど,アメリカは子供も自立してるんだって.ベン・E・キングも歌ってたんだけど,ジョン・レノンのギターだけのアコースティックな感じも好きで.
- 光一
- アレンジがちょっと違う感じですね.
- 和田
- そうそう.その「スタンド・バイ・ミー」という曲は,名曲中の名曲だと思うんで,LOVE LOVEのメンバーってカッコいいじゃない.それで歌えるといいなと思って.前も気持ち良く歌わせてもらったから.
- 光一
- 前回は.
- 和田
- 前回は,チェイスの「黒い炎」っていう.あれも気持ち良く歌わせてもらって.
- 光一
- 今回もLOVE LOVEオールスターズの皆さんと一緒に「スタンド・バイ・ミー」を歌っていただくと.それではスタンバイよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
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