#165
HomePageだけの特別編集版 ポルノグラフィティ編
- 光一
- はい,改めてご紹介しましょう.今夜のゲストは深夜だから大声で言えるグループ名でございますね.
- 剛
- そうですね.
- 光一
- ポルノグラフィティの皆さんです.よろしくお願いします.
- 一同
- よろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.それでは人形のほう.まずはシラタマさんからいかせていただきたいと思います.
- アキヒト
- うわ,すっげぇ似てます.
- 光一
- 名前が美味しそうやな.
- アキヒト
- がっといきたい感じでしょ.
- シラタマ
- よく言われます.
- 光一
- 僕,あんこ嫌いやけど白玉だけ好きやからね.
- 剛
- 続いてハルイチさん.こちらもいい感じに仕上がってます.
- アキヒト
- 好青年やね.
- ハルイチ
- ありがとうございます.
- 剛
- 最後,アキヒトさん,これはカラフルに仕上がっております.
- 光一
- これも似てるなぁ.
- アキヒト
- 似てますね.嬉しいですね,本当に.
- 光一
- これはお持ち帰り下さい.
- 一同
- ありがとうございます.
- 光一
- あの,拓郎さんが大好きそうなグループ名なんですけど.
- 吉田
- ポルノっていう意味ですか?嫌いじゃないですけど.
- 光一
- 何回も聞かれてると思うんですけど,ポルノグラフィティ,どういう意味が?
- アキヒト
- これけはまあ,直訳したら多分,エロい絵とか写真とか.
- 光一
- ですよね.
- アキヒト
- つけた時はね,僕ら大阪に出たんですよ,地元から.やっぱり大阪ってすごいバンド名が多いんですね.
- 光一
- 例えばどんなのが?
- アキヒト
- 女子高生尿道結石,これを放送出来るかどうか知りませんが.それとか膀胱チョップとか.
- 光一
- それはすごいな.
- アキヒト
- 餃子大王だとかね.
- 光一
- そんなグループがいるらしいですよ,拓郎さん.
- 吉田
- いいな,女子高生尿道結石.いいね,女子高生でオバさんみたいな.
- 光一
- 僕らも最初はKANZAI BOYAっていうグループだったんですけど.
- 剛
- まあ,普通ですけどね.今も普通ですけど.
- 光一
- KinKi Kidsか,俺ら.まあ,皆さんは広島の因島というところで.
- アキヒト
- はい.島ですね,本当に.瀬戸内海に浮かぶね,ちっちゃい島ですよ.愛媛県と広島県の堺ですね.
- 光一
- 拓郎さんも広島ですよね?
- 吉田
- 僕は広島市.
- 剛
- 島ちゃうっていうことですね.
- 吉田
- 因島は因島市?
- アキヒト
- 市です.
- 吉田
- 僕のいる頃は,因島は町だった.瀬戸内海の中はでかい島なんだよね.
- アキヒト
- わりかし.
- 光一
- やっぱり島だと,通信販売とかも料金加算されるわけですか?
- アキヒト
- もちろんそうですよ.
- ハルイチ
- それは一部地域,離島だろ?離島やない.
- アキヒト
- まあ,離島といえば離島ですけど.因島はね,水道料金が高いんですよ.
- 光一
- 何の話やねん.大変ですね.そうですか.どうですか?「アポロ」という曲で大ブレイクして,因島の皆さんは.帰りました?
- アキヒト
- ハルイチが今年の正月に一回帰って.
- ハルイチ
- 親戚が集まるじゃないですか.僕がテレビに出してもらってるんで,親戚の子供とかにちやほやされると思ったんですよ.でも,ぜんぜん相手にしてくれないんですよ.出てるのは知ってるから興味はあるんですけど.
- アキヒト
- やっぱり芸能と無縁の島なんですよ.僕らも島にいた時は,やっぱりテレビって絵空事のように思ってたから.こういう世界は嘘だと思ってたんですよ.因島の人は,それが身近なものが出てね,それはもう盛り上がってますよ.僕が今,因島に帰って市長選挙に出れば通るんじゃないかなって.
- 光一
- マジですか?
- アキヒト
- なれる勢いですね.
- ハルイチ
- ならんならん.
- 光一
- じゃあ,「アポロは俺たちの島から飛んだんや」っていうぐらいの.
- アキヒト
- そうですね.
- 光一
- 拓郎さんはどうでした?広島の地元の.東京に出てきてブレイクして.
- 吉田
- あの,やっぱりいろいろすごいですよ.例えばレコード会社,僕,途中から変わったんですけど,そこには郷ひろみさんとかいらっしゃったんですよ.レコード会社が一緒だっていうだけで,親戚とかは仲が良いと思っちゃう.だから,いつも一緒にいるんだと思って.いるわけないんですけども.だから無理なこと頼まれるんですよ,「あれもらってこい」とか.
- 光一
- なるほどね.
- 吉田
- でも,それは広島市の話ですよ.
- アキヒト
- 僕らは一派には入れてくれないんですか?
- 吉田
- 無理無理.因島ってね,僕が広島にいる時のイメージでもない.
- アキヒト
- どっちかっていったら後輩ですよ,僕ら.
- 吉田
- いや,ない.
- 光一
- 自然が多い感じ.
- 剛
- 好きですよ,島系は.
- 吉田
- でも,広島弁抜けてないね.やっぱり出てるね.
- シラタマ
- 3人で話してる時は.
- 吉田
- 「わしゃ広島じゃけんのう」.
- アキヒト
- 言います,言います.
- ハルイチ
- その広島弁を使い続けるっていうのが暗黙の了解みたいだったんですけど,さいきんタマが裏切りだしまて.
- 吉田
- 「だってさ」とかね.
- ハルイチ
- ちょっと離れて携帯で東京弁になってるんですよ.
- シラタマ
- 隠れて使ってたんですけどね,見つかって.
- 吉田
- それは卑怯だよ.
- 光一
- あかんあかん.
- アキヒト
- まだゲンコツは入れてないですけど.
- 吉田
- 今日は広島弁で行こう.おまえらのう.
- シラタマ
- 拓郎さんもぎこちないですね.
- 吉田
- 俺でも広島に帰ると思いっ切り広島弁になっちゃうね,やっぱりどうしても.広島弁ってね,抜けないですよ,あの独特の訛りは.
- 光一
- 独特ですよね,広島は本当に.
- アキヒト
- ほんまに.
- 光一
- どうぞ,広島弁で.
- アキヒト
- わしら何喋ったらええねん?
- ハルイチ
- 敬語だとならないんですよね.
- アキヒト
- ならんよな.
- 光一
- いいですね.
- アキヒト
- たいがいせやけどな.
- 光一
- 皆さんはそもそもポルノグラフィティを結成したのはどういう経緯で?
- アキヒト
- それがのう.
- 吉田
- 「それがのう」って広島でも使わないだろ.
- アキヒト
- 因島にいて,この二人は町が一緒で小さい頃から知ってるみたいな感じなんですよ.僕が違う町だったのが,ハルイチと高校で知り合って.ハルイチがヴォーカルでバンドやってたんですよ.僕はそこでどっから聞いたんか知らんけど,ちょっと歌が歌えるぞと聞いて僕が誘われて.初め本当に僕はコーラスで「カモン!」とか言ってたんですけど,それがいつの間にか僕がヴォーカルになり.
- ハルイチ
- 僕はギターに降格になり.
- アキヒト
- 下剋上がおきまして.
- ハルイチ
- でも,まだヴォーカルの座狙ってますからね.
- シラタマ
- 最近ヴォイストレーニング始めたし.
- 光一
- そうなんですか.
- アキヒト
- それで当時,僕のバンドのベースだった子が受験でやめるっていうんで,因島の中でベースを持ってる奴はおらんかと.弾ける奴よりも持ってる奴を探すほうが早いんで.
- 光一
- テクニックなんかどうでもいい.
- アキヒト
- バンド人口が少なかったんで,そこでタマにぶち当たったというか.
- シラタマ
- すごい扱いだな.それじゃオマケじゃの.
- アキヒト
- それが出合いですね.
- 光一
- やめた人も,やめんかったら良かった思ってるはずですよ.
- 剛
- そうですよ.
- ハルイチ
- 広島市内にもともとそういうシーンはあったんですか?因島はまったくなかったんですよ.
- 吉田
- 広島はありましたよ,ずっと.
- ハルイチ
- 拓郎さんの前にも?
- 吉田
- ありましたね.アマチュアの音楽はすごいですからね.放送局にそういうのを見つけるのが好きな人がいっぱいいたりして.まあ,因島にはなかっただろうな.でも,因島だったら,やっぱり目指すのは大阪になっちゃうんだね.
- アキヒト
- 僕らの時はそうでしたね.
- 光一
- 城天とか.
- シラタマ
- やってました.
- アキヒト
- 城天もやったし,二丁目劇場あるじゃないですか.あそこでもライヴやってたんですよ.
- 光一
- お笑いなんじゃないですか?
- アキヒト
- そうですね,もともとはお笑いなんですけど.僕らがいた時には「バンドもやってみようか」っていう流れがあったんで,出してもらってたっていう.
- 光一
- チラッと聞いたんですけど,音楽もやってましたけど,トークもかなりやっていたっていう話を聞いたんですけど.
- アキヒト
- うーん?普通にやってましたけどね.トークをやってたっていうのは,それはライヴの時とかやってました,広島弁で.
- 光一
- アキヒトさんのライバルは,お笑いと言ってると聞いたんですけど.
- アキヒト
- 言いましたっけ?でも,大阪に出た時は,やっぱりお笑いの文化あるじゃないですか.
- 剛
- ありますね.
- アキヒト
- だから.もしライヴでやるんなら,笑かしたほうがいいだろうって.
- 光一
- そうです.楽しいほうがいい.
- アキヒト
- 笑かそうとはしてました.でも,笑かせませんでした.
- 光一
- なるほど.拓郎さんは,そういうおもろいこと言わなっていうのは考えました?
- 吉田
- ありましたね.僕はやっぱり言葉の問題あると思うんですよ.東京出てくると「だってさ」とか,そういう世界に入ってきて,ちょっとショックなんですよ,喋れなくて.ステージなんかだと,広島弁交えてやるとお客さん喜ぶ.そうするとハマっちゃって,すっかり.延々喋り始めて.曲を歌うのを忘れるぐらい自分に陶酔していくんです.広島弁ってね,最初に東京に出てきた時に嫌がられるんですよ,イントネーション.喧嘩腰に聞こえるとかって.べつに拳かしてないんだけど,キツいって.広島弁の女の子ってね,ようないよ.ようないで.
- シラタマ
- そうですか?けっこう可愛いじゃないですか.
- 吉田
- あんた変わっとうね.わしゃそういうふうに思わんね.広島弁で女の子が「ええ?そういうふうにしんさんなよ」とか言ったら色気ないじゃん.俺,ダメなんだね.
- アキヒト
- 本物の広島弁だ.やっぱり因島の市内って違うんですね.だから,市内の女の子の言葉は可愛いなと思って.
- ハルイチ
- やっぱり関西弁でも関西弁でくくっちゃいけないですよね.
- 光一
- いろいろありますね.
- ハルイチ
- そういう意味で,僕ら岡山弁に近いんで.
- 光一
- 拓郎さんも広島弁の歌あるじゃないですか.
- 吉田
- ありますね.
- 光一
- 「唇を噛みしめて」.皆さんもどうですか?広島弁の歌を作るって.
- アキヒト
- インパクトありますよね.
- 光一
- 例えば「アポロ」が広島弁だったら.
- アキヒト
- ♪わしらが生まれてくる〜.
- 吉田
- だいたい「わしら」だからね.
- 光一
- いきなり「わし」って.
- 吉田
- すげぇ言葉だな.それいいな.
- ハルイチ
- ♪月に行ったって言うんじゃけぇ〜.
- 光一
- すごい歌詞だな.ハルイチはロックじゃないですよね.
- 光一
- なんかやってほしいですね.でも,この「アポロ」の歌詞,拓郎さんが昨日褒めてました.
- 剛
- ベタ褒めでした.
- 吉田
- びっくりしました.曲もね,最初にリハーサルやってた時は何だよと思ってたんですよ.テンポは速いし,死ぬなと思ってたんですよ.でも今日になってここで何度か弾いてるうちに,ハマってく曲なんだよね.そういう魔力があるというか.
- 光一
- 楽しいですよね.
- 吉田
- 疲れるよね,ああいうの演奏し終わった後は.でもなんかね,あるね,この曲は.
- アキヒト
- 頭にこびりついて離れんとかはよく言われますね.
- 光一
- そうですね.「アポロ」って言葉が強いから,皆さんが「アポロ」っていうグループじゃないかって.
- アキヒト
- 例えばどっか行く度に,「アポログラフィティさん」って言われたり.最近2ndシングル出してるんでその感じは薄れてきているんですけど,アポログラフィティとは言われなくなったんですけど,今度はアポロって言われ始めて.
- 剛
- 名前はね,ちゃんと覚えていただかんと.
- 光一
- それだけ歌にインパクトあったんでしょうね.でも中年のオッちゃんたちがカラオケで歌ってると聞きましたが.
- アキヒト
- そうなんですか.なんででしょうね?
- 剛
- いい歌やからオッちゃんも歌うんですよ.
- 光一
- こんな速くてキーの高い歌を中年のオッちゃんが.
- 吉田
- まあ,死を覚悟で歌うんでしょうね.
- 剛
- 命懸けで.
- 光一
- この曲,一回遅れたらもう付いて行けないですからね.
- アキヒト
- それでどんどん血圧があがって倒れると.
- 剛
- なるべく病院の近くのカラオケボックスに.
- アキヒト
- ほんまに.
- 光一
- さあ,それではLOVE LOVEなものに行きましょう.
- 剛
- 何を撮ってきていたたいたんでしょうか.
- 光一
- 何ですか?これは.
- アキヒト
- これは僕らの事務所から見える風景なんですけど.このずっと先に,この日は見えなかったんですけど,天気がよければ富士山が見えるんですよ.僕,富士山が大好きなんですよ.理由はわからないですけど.
- 光一
- 僕の友達に富士宮に住んでる人がいるんですけど,「富士山見えていいな,いいな」とか言うと「富士山なんかただの山じゃん」って.
- 剛
- ありがたみをわかってないですよね.
- アキヒト
- 僕ね,19の時に初めて見たんですね,富士山.本当,見た瞬間,僕,絶叫しましたもん.「うおおおおおお!!」言いましたよ.新幹線の中で言って,友達に「やめろ」言われましたね.あれ以来ね.日本一のマウントフジ.何でなんでしょうね?僕は見るたびに,でかさに驚かされる.
- 光一
- じゃあ,今度「富士山」っていう歌作りましょう.
- 剛
- そうですね.
- アキヒト
- どんな歌になるんでしょうね?
- 光一
- 生まれるもっともっと前から富士山はあるぜと.
- ハルイチ
- 確かにある.
- 光一
- 拓郎さんは富士山は?
- 吉田
- やっぱり新幹線で見た時はびっくりした.やっぱり友達と一緒で「おお!富士山じゃのう!」とか言って.
- 光一
- やっぱりそうなるんですね.
- 吉田
- やっぱり言うね.
- アキヒト
- やっぱり一派じゃないですか.
- 吉田
- あ,俺はね,広島市.
- アキヒト
- あれ?
- 光一
- 東京に来てびっくりしたことってあります?こういう風景ってありますか?
- アキヒト
- ないですね.明らかにないですね.渋谷のスクランブル交差点あるじゃないですか.あそこにびっくりしましたね.
- 光一
- 人間の多さに?
- アキヒト
- 多さに.パッと見に,これは因島の人口おるなと思いましたから.
- 光一
- なるほどね.
- アキヒト
- やっぱり東京にいて思うのは,ようこんなに人間が生まれてきたのうって思いますね.
- シラタマ
- 確かによく建てましたよね,これだけね,建物.
- 光一
- ちょっと違う観点から見てますよ.
- シラタマ
- すき間が少ないですよ.
- 剛
- 確かにビルとビルの間が本当に狭いですよ.
- 光一
- そういう目線から見るわけやな.次行きましょう.
- 剛
- あ,ギター.
- アキヒト
- これ,僕が本当に5日前ぐらいに買ったギターですね.僕の今までの買い物のなかで,いちばん高価な買い物ですね.
- 剛
- ギブソン?
- アキヒト
- J-45ですね.僕の生まれる10年前に彼は出来たわけですね,可愛いてね,しょうがないんですよ.
- ハルイチ
- でも,ちょっとハズレなんですけどね.
- シラタマ
- 持ったら僕のが似合うんですよ.
- アキヒト
- そんなことない.今もう愛情たっぷりですね.
- 光一
- じゃあ,僕らが生まれてくるもっともっと前にはJ-45がって.
- アキヒト
- 本当ですよ.
- 吉田
- そんな歌ばっかじゃねえか.アルバム全曲そういう歌だったらすごいだろうな.
- 剛
- 歌い分けていただいてね.
- 光一
- これは?
- ハルイチ
- 僕ですね.
- 光一
- ポルノグラフィティって書いてますね.
- ハルイチ
- 大阪からプロになるために東京に出てきた時に,事務所に120万借金して楽器買い揃えたんです.あれを返すまでバンドやめれないんです.
- 光一
- そうですか.
- ハルイチ
- まあ,正確に言うと,今170万になってるんで,もうちょっと頑張ってかないと.
- 光一
- どうですか?家族の皆さんとか「わしら東京に行くけえ」って言った時,どう言ってました?
- シラタマ
- 僕んちは,すごい反対してましたね.
- 光一
- 反対?
- ハルイチ
- ベースと片手鍋一個で大阪に出てきたんです.
- 光一
- そんなの行くなと.
- シラタマ
- そうですね.けど,今じゃぜんぜん.賛成じゃないですけど.
- 光一
- 応援はしてくれると.
- シラタマ
- 今は.
- 光一
- 「アポロ」がブレイクして,自分手元に入ってくるじゃないですか.
- アキヒト
- 借金も返してかんといかんし.
- 光一
- 拓郎さんはどうでした?「東京へ行くぞ」っていう時に.
- 吉田
- 僕は「東京に行くぞ」っていうのないんですよ.
- ハルイチ
- スカウトでしょ?
- 吉田
- いや,僕ね,就職したんですよ.就職してるところが通信販売のレコード会社で,お給料でしたから.最初にもらったボーナスをカーテンレールに洗濯ばさみで吊して,毎日1枚ずつ減ってくのを見てて,これはダメな人生だと思って.最後の1の枚になった時に,銀行に預金しに行った.メチャせこい.
- 光一
- お二人は家族も賛成してくれて?
- アキヒト
- はい,応援してくれてますね.
- 光一
- いろいろありますね.さて続いては.
- 剛
- 万年筆ですか?
- ハルイチ
- これは僕ですね.歌詞を書く時に,恥ずかしいじゃないですか,歌詞を書くのって.自分のこと書くんで.
- 光一
- そうですね.
- ハルイチ
- これを持つと気持ちの切り替えが出来て,歌詞を書くモードになれるという大事な.19歳の時に買ったんで,もう6年ぐらい使ってるんですけど.
- 光一
- どんな紙に書きます?
- ハルイチ
- 僕,真っ白い紙に.
- 光一
- 僕,あれなんですよ.ホテルとかに行った時にメモ帳いっぱい持って返ってきて.
- ハルイチ
- それじゃないとダメなんですか?
- 光一
- それが落ち着くんですよ.
- 吉田
- 君,堂本光一だろ?
- 剛
- もうちょっとさ.だって一曲でだいたい7〜8枚必要になるでしょ.
- 光一
- めくってめくって.出来たと思って切ったらバラバラになって,バラバラになってから「この組み合わせええやん」と.どういう状況で詞を書かれます?
- ハルイチ
- やっぱり締切がないと書けないんですよ.
- 光一
- 僕タイプですね.
- ハルイチ
- 一週間時間があったら,二日前まで書かないですね.
- 光一
- 追い込まれたほうが?
- ハルイチ
- そうですね.レコーディングの時までが締切っていうことがあるんで,アキヒトが先にレコーディングに行ってて,ギリギリでファックスで送って「魂で歌って下さい」って.
- アキヒト
- 僕は大変ですよ.それでも歌うんですけど.
- 光一
- それはコンビネーションとチームワークで.
- アキヒト
- まあ,そんなところでしょうか.
- 光一
- これは?
- シラタマ
- これはCDなんですけど,僕らそんなにお金がなかったから,CDとか買えなかったんですよ.それでいろんな人にCD欲しいって言ってたら,どっさりラジオ局の人がくれたりとか.そんなことがあったり.これは1stアルバムが出来た時の.
- 光一
- まだ製品になる前ですね.
- シラタマ
- これが出来た時は単純に嬉しかったっていう.
- 光一
- その気持ちわかりますよ.僕たちも山下達郎さんの「硝子の少年」でデビューする前に,製品になる前に山下達郎さん自身がCDに落として「先にあげるよ」ってくれたんですよ.嬉しいですよね.拓郎さんは?
- 吉田
- 僕,知らない間にアルバム出て.大学生の時に広島に住んでて,東京で勝手にアルバムが出ちゃったんです.それで.それに文句言いにきたら,就職しろって言われてそのまま会社員になっちやった.
- 剛
- なるほど.
- アキヒト
- レコードだったんですか?
- 吉田
- アナログの.
- アキヒト
- CDになった時にギャップありました?
- 吉田
- 僕らの時代は,CDになった時は,最初は「どうするんだろう」って.今は抵抗なくなりましたけど.思い入れのあるジャケットとか.今でもそういうのマニアックに持ってる人いるじゃないですか.
- 光一
- そうですね.さあ,次は?これは見るからに何かのマークってわかりますね.
- アキヒト
- ベンツが好きとかじゃなくて,エンブレムフェチなんですね,なぜか.車なんかどうでもいいから.次いってもらえますか?これはジャガーです.
- 光一
- でも,これだけ車を持っているということですか?
- アキヒト
- いや,これ今日駐車場に停まってたんで撮ってきたんですけど.
- 光一
- なんや?それ.エンブレムが.いずれこういうのに乗りたいっていう?
- アキヒト
- そうかもしれませんね.
- 光一
- すぐそんな時は.
- アキヒト
- 来ないでしょうね.
- 光一
- 拓郎さんはね.
- 吉田
- 僕,最初に印税で買ったのジャガー.
- 光一
- 今は?
- 吉田
- 今はスズキジムニー.
- 光一
- 本当にそうなんですよ.
- アキヒト
- ジムニーって軽ですよね?
- 吉田
- 軽.一人ぐらい軽に乗っててもいいって.
- 光一
- 本気でパンフレットとか持ってきて.
- ハルイチ
- でも,テレビ局のガードマンの人が驚きません?
- 吉田
- ハーイって.
- 光一
- 外人じゃないですか.これは?
- アキヒト
- 僕の帽子なんですけど,やっぱりデビュー前にね,これからデビューしてテレビに出させてもらったら顔がバレるんかじゃないかっていう期待ですよね.だから,今からちょっと帽子買っとこうと思ったんですけど,未だにぜんぜんバレなくて.
- 剛
- 何年か芸能活動してますけど,未だにバレないですからね,僕の場合は.
- 一同
- マジっスか?
- 光一
- すごい揃ったな.
- 剛
- 実際本当にプラプラ歩いてますけどね,ぜんぜん誰も見ないですね.
- シラタマ
- 素ですか?
- 剛
- もうこれですよ.
- アキヒト
- サングラスかけたりは?
- 剛
- 何もしてないですよ.犬とか連れてると,だいたい犬見るんですよね.
- シラタマ
- 僕,一回,夜に見たことありますよ.
- 剛
- どこで?
- シラタマ
- 下北沢で.
- 光一
- おまえ,何してんねん?
- シラタマ
- 多分,撮影かなんかで.
- 剛
- いや,友達が下北沢に住んでるんで.いつぐらいですか?
- シラタマ
- 半年も経ってませんよ.
- 吉田
- 何してんの?
- 光一
- じゃあ,LOVE LOVEなものはこれぐらいにして,LOVE LOVE相性チェックいきたいと思います.芸能人の女性300人の中から皆さんに相性のあう女性をコンピューターで選んでみました.
- 剛
- もし廊下で擦れ違ったら,気持ち意識していただいて.
- アキヒト
- チラッと見たりしていいですかね?
- 剛
- 「あら?」っという.
- ハルイチ
- いいですね.
- 光一
- どんどんいきましょう.まずはシラタマさん.第3位この方.
- 剛
- 西村知美さん.
- 光一
- 「ロマンチストで本当は甘えん坊のあなた.ドラマチックで恥ずかしいほどのメルヘンがぴったりの彼女こそお似合いの相手.ただ,じつは正義感に溢れるのも彼女.不倫はもちろん,口説こうものならそこで一生嫌われますよ」.
- シラタマ
- コメントしづらいですね.
- 光一
- 第2位いきましょう.
- 剛
- 戸田さん.
- アキヒト
- アンパンマンですね.
- シラタマ
- お会いしたことありますよ.
- 光一
- 83パーセント.「年齢不詳.エキゾチックな彼女にメロメロになってしまうでしょう.そんな彼女はそうとう変わった男性が好み.きっとあなたの現実離れした夢に彼女の人生を捧げてくれるでしょう」.
- 剛
- なるほど.
- 光一
- さあ,第1位はこの方.
- 剛
- はい,よしみちゃん.
- 光一
- 「エキゾチックな女性が好みのあなた.恋愛にスリルとロマンを求める彼女.このカップリングは絶妙です.理想のジャンルを超えた愛の姿がここにある」.
- シラタマ
- なるほど.
- 光一
- 続いてはハルイチさん.第3位はこの方.ティナ・ターナー.
- ハルイチ
- ティナ・ターナー?
- 吉田
- すごいね.
- 剛
- どういうつながりで?
- アキヒト
- これが300人のなかに入ってたんですか?
- ハルイチ
- 遠いなぁ.
- 吉田
- なんでティナ・ターナー?
- 光一
- 「大風呂敷を広げるのが本当は大得意なあなた.どんなことを始めてもこの女性なら動じません」.
- ハルイチ
- 確かに.
- 光一
- 「なんでもあなたの上をいく彼女にすべてを見つけてみるのも良いのでは」.
- 吉田
- だって,この人のこと誰もよくわかんないじゃない.
- 剛
- でも,どこで会うかもわかりませんよ.カバンが落ちて,「あ,すいません」って,ばったり「あれ?ティナ・ターナーさんですよね?」みたいな.
- アキヒト
- あり得る.
- 光一
- 続いて第2位.伊藤蘭さん.「この女性は,芸術や学問できっとあなたの役に立ってくれるはず.ただ,精神的な結び付きだけでは彼女は満足しません.社会的地位,経済力,それが勝負を決めるのです」.
- ハルイチ
- なるほど.
- 光一
- 続いて第1位この方.千秋さん.「まだまだ業界には不慣れなあなた.そんなあなたを応援してくれる強い味方が彼女です.うまくいけば,一生あなたと母親な心で愛してくれるでしょう」.
- ハルイチ
- あの声で朝起されるんですかね.
- 剛
- 「おはよう」って.
- 光一
- 続いてアキヒトさんいきましょう.第3位この方.
- 剛
- 本上まなみさん.
- アキヒト
- ありがとうございます.
- 光一
- 「あなたは心と心の結び付きを大切にするタイプ.この女性は孤独でプライドが高いのが玉に傷.でも,あなたなら理想の二人になれるかも」.
- アキヒト
- ありがとうございます.
- 光一
- 第2位みてみましょう.
- 剛
- はい,ケロンパ.
- アキヒト
- やっぱりね,キンキンに怒られるから.
- 光一
- 「いくら穏和なあなたでも,時には愚痴りたくなる時があるはず.そんなあなたには聞き上手,乗せ上手なベテランな女性がぴったり.でも,彼女は見かけによらず恋愛には奥手.思い切ったアプローチが必要」.思い切っていきましょう.
- アキヒト
- なるほどね.
- 光一
- 続いて第1位はこの方.
- 剛
- 森高さん.
- 光一
- 「あなたは本当は浮気っぽいタイプ.でも,彼女が相手なら,さすがのあなたでも目移りなんて出来ません」.ということでね.
- 剛
- これはまたね,ちょっと意識して.
- 光一
- テレビ局を練り歩く時は.「おるんちゃうか?」って.
- アキヒト
- 探し回りますから.
- ハルイチ
- ティナ・ターナーとかね.
- 吉田
- ティナ・ターナーを探してるやつって日本にいないと思うよ.
- 光一
- 意識して.さあ,ガチャガチャマシーン.これを回していただきましょう.
- アキヒト
- はい.
- 光一
- 新座市にお住まいのテラちゃん.「アポロ,ヒトリノ夜の作詞はハルイチさんがしていますよね.剛ちゃんはパンツ一枚で素敵なバラードを作っているらしいですが,ハルイチさんはどんな格好で作っているのでしょう?」.剛は?
- 剛
- だいたいパンツ一丁ですね.
- ハルイチ
- 格好?けっこう普通ですね.
- 光一
- 服着て.
- 剛
- 万年筆ですもんね.
- 光一
- 万年筆でパンツ一丁はね.
- ハルイチ
- 格好は普通ですね.
- 光一
- 机に向かって書くほうですか?
- ハルイチ
- ですね.曲によって,万年筆でも書くし,マジックで書きたい時はマジックで.気持ちの切り替えはペンでするほうなんで.
- 剛
- ペンでチェンジ.僕はだいたいパンツの色で.
- アキヒト
- 燃える時は赤.
- 光一
- ブルーの時はブルパン.
- 剛
- ブルパンで.
- 光一
- 昔,先輩でブルパンっていうあだ名の人いた.
- 剛
- 昔のあだ名って,どっから来たんやろう?っていうのありますよね.僕の友達でラリゲっていうやつがいて.
- 光一
- キツいな.
- アキヒト
- 俺の友達でモゲキンっていうのもいた.
- 光一
- 俺,昔,ドウモゲって言われてたことある.
- 剛
- ドウモゲは「どうも」まで入ってるじゃないですか.そのラリゲってやつ名前がナカタなんですよ.どっからラリゲなんかっていうのも.改めて聞くのもね.
- 光一
- 拓郎さんはあだ名何でした?
- 吉田
- 僕はカボチャ.
- シラタマ
- 僕,若干何名からラッキョウって呼ばれてましたね.
- 吉田
- 農作物ラインが多いんだよ.冬瓜とかカボチャ多かったな.言われてみるとああいう畑にある作物に似てたかも.でもラリゲはスゴいよ,ラリゲは.
- 光一
- すごいですよね.
- 吉田
- 僕はカボチャは,かなりもう自慢ですけどね.
- 光一
- 自慢していきましょ.さあ,もう一つお願いします.
- アキヒト
- はい.
- 光一
- 東京都にお住まいのユカリさん.「私は,シラタマさんはちょっとTOKIOの長瀬君に似てると思うのですが親友の光一君から見てどうですすか?あと,アキヒトさん,ちょっと前の少年隊の錦織さんに似てませんか?錦織さんマニアの剛君どう思いますか?」.
- 剛
- あ,似てる.
- 光一
- 二人とも.
- 剛
- ニッキや.
- アキヒト
- ありがたい.
- シラタマ
- 光栄じゃね.
- 光一
- 長瀬似てますよ.
- アキヒト
- J-FRIENDSに入れて下さい.
- ハルイチ
- 錦織さん違うし.
- 光一
- 錦織さんは外人さん顔ですからね.
- 剛
- 確かに.
- 光一
- 言われてみれば.
- アキヒト
- 嬉しいですね.でも,始めて言われましたね.
- 光一
- 今までは?
- アキヒト
- 今まであったのは,アルシンド.
- 吉田
- どっからアルシンドが?
- アキヒト
- なんか言われてましたね.
- 光一
- でも,錦織さんに似ててびっくり.
- 剛
- 因島のニッキですよね.あとね,長瀬智也にちょっと近づくためにはね,ドラえもん研究したほうがいいですすよ.
- シラタマ
- ドラえもん?
- 光一
- あいつ,遅れてTOKIOに入ったんですけど,TOKIOに入ってヴォーカルしだしたぐらい,まだドラえもんの絵を一生懸命描いてましたね.
- 剛
- 普通,楽屋では寝てたり,ギター爪弾いたり,髪の毛したりみたいのがTOKIOの今の風景なんですが,長瀬智也だけはなぜか一生懸命ドラえもん描いて.何個も描いて.
- シラタマ
- それはなんで?
- 剛
- 「これ,似てねえ?」とか言われて.
- 光一
- そんなん言われても.
- 剛
- 「俺,もしもボックスが一番いいんだよね」とか.
- アキヒト
- 真面目に言われたら困るかも.
- 剛
- そのへんちょっと勉強したら瓜二つに.
- 光一
- ならんでええから.さあ,LOVE LOVEな歌いきましょう.ポルノグラフィティの皆さんがお選びになったのはこちらですね.エアロスミスの「cryin'」ですね.
- アキヒト
- これは僕らがデビュー前にいろいろ悩んでて,エアロスミスが東京ドームに来て,3人で見に行ったんですよ.その時にエアロスミスってけっこう紆余曲折あったバンドなんですよ.まあ,そのライヴを見た時にすごい勇気付けられたというか.とくにこの曲には.
- 剛
- なるほど.
- 光一
- 僕もエアロスミスミ大好きですんで,聴かせていただきます.それではスタンバイよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
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