#122
HomePageだけの特別編集版 郷ひろみ編
- 光一
- はい,あらためてご紹介しましょう.郷ひろみさんです.よろしくお願いします
.約2年振りで.
- 剛
- 2年振りでございます.
- 郷
- そうですか.なんか,あんまりそんな長さを感じないんですけど.
- 光一
- そうですね.
- 吉田
- いや,僕はもうね,一日千秋の思いで郷ひろみさんの御越しを待ってましたよ.
- 郷
- 本当ですか?
- 吉田
- 非常にやっぱり塩が印象的なお話だったんで.
- 光一
- 塩が印象的でしたよね,LOVE LOVEなもので.
- 郷
- ありましたね.
- 吉田
- その後,何に凝ってるんだろうなっていうのが楽しみですよね.
- 郷
- 参ったな.そう期待されると困るんですけどね.
- 吉田
- いや,もうかなり期待大きいです.
- 光一
- 相変わらず塩は?
- 郷
- 凝ってますね.
- 光一
- 相変わらずやっぱり塩はいろんなもんに.
- 郷
- 最近,チーズなんてのもけっこうね,凝ってましたね.
- 吉田
- チーズ,何ていうの?
- 郷
- 何種類もいろいろ.朝から食べたりとかっていうの好きなんですけども.
- 光一
- やっぱりあの,話題になったのはですね,僕たちとか拓郎さんたちと話してたの
は,郷さんはやっぱりリハーサルの時も郷さんなんだっていう.この話でちょっと盛り
上がってたんですよ.
- 郷
- なに?なに?それはどういうことですか?
- 吉田
- まあ,あそこから入ってきた瞬間に,リハーサルでも,昨日も.僕ら普段着で練
習してるじゃないですか.もうボロボロになってるんです.郷さん入って来る時にやっ
ぱりね,こういう感じで.
- 光一
- パシッと手で.
- 郷
- それはないでしょう.
- 吉田
- 本当にそこから.
- 光一
- リハーサルで歌ってる時からサバッ,サバッと.
- 剛
- いろいろやっていただいて.見せていただきましたよ.
- 光一
- サバーッ,サバーッ.カッコいい.
- 剛
- すごかったですよ.
- 光一
- やっぱりね,そのカッコいい郷さん人形を.
- 剛
- ありまっせ.郷です.
- 光一
- 眉毛のほうは,ちょっと強調させていただきました.
- 剛
- 指さしてますからね.
- 郷
- でも,なかなかつかんでますね,感じはね.
- 光一
- ズボンあげてますからね.
- 郷
- 本当だ,本当だ.本当だ,本当だ.やってる,やってる.
- 光一
- リハーサルの時からああいう感じですから.
- 郷
- そうですかね?
- 吉田
- うん,すごい.リハーサルってさ,みんな僕たちは輪っかになって練習するじゃ
ない.
- 光一
- はい,やってますね.
- 吉田
- 郷さん輪っかの中に入りたくないんだもん.真ん中に行きたがってる.
- 郷
- いや,放っとくとね.なんか僕ね,もうそれこそ15〜6からじゃないですか.だ
か
ら明るいところ,明るいところへ行っちゃうのね.最近,自分が虫かな?って思うよ
うになってきちゃって.虫ってそうじゃないですか.
- 光一
- 明るいところへ.
- 郷
- 明るいところ明るいところ行くじゃない.なんかね,ちょっとでもライトが外れ
てると不安なのよね.どうしても明るいところへスッと入っちゃうわけ.昨日もね,真
ん中にね.誰も言ってないのに,真ん中じゃないよって.
- 光一
- だから普段,家にいる時もやっぱり郷さんは郷さんなのかなとか思いまして.
- 剛
- っていう話を.
- 郷
- 家でも照準は自分に当ててますけどもね.いや,それは冗談ですけども.べつに
普通ですよ.
- 光一
- ちょっとそういう話でね,昨日盛り上がったんです.
- 吉田
- 郷さんだけじゃないですかね?
- 郷
- 何が?
- 吉田
- いや,例えば2年半ぐらいここで,番組でいろいろなゲストを迎えてますけども
,
郷さんだけですよ,やっぱり郷ひろみでずっといる人は.
- 光一
- そうですね.
- 吉田
- まあ,当り前っちゃあ当り前だけど.
- 郷
- あとはどういう?それは僕はどういうふうに解釈していいかわかんないんです
け
ど.
- 光一
- カメラ回ってないんですよ.カメラ回ってないねんけど,サバーッ,サバーッや
って.
- 郷
- でも,それは本人が意識がないとこが,なんか冷静に考えてみると恐い気もしま
せん?
- 吉田
- あれはぜんぜん意識してないんですか?
- 郷
- どんな意識なんですか?真ん中に行っちゃうとか?
- 吉田
- なんかね,自然に身体がじっとしてないでしょ,ぜんぜん.足とかも.
- 郷
- そうですね.
- 吉田
- 手もぜんぜんじっとしてない.なんかこうなってるわけ.あれはぜんぜん意識し
てないんでしょ?
- 郷
- 意識ないですよね.だから,それを意識してたらけっこう疲れるとは思うんです
けど.
- 光一
- やっぱりリハーサルの時でも引き付けられるものありましたからね.
- 郷
- わりとリハーサルとかでも,もちろんリハーサルなんですよ.でもね,リハーサ
ルなんだけど,なんかその,流すとかそういうことができないみたいですね.とりあえ
ず本番の気分でいつもやっちゃうみたいなところがあるんですよね.
- 光一
- カッコいいですね.
- 郷
- それのが自分の身になるっていうか,リハーサルがね.
- 吉田
- ぜんぜんリハーサルと本番変わらないですもんね.珍しいですよ.
- 郷
- あんまり変わらないんですね.
- 光一
- 拓郎さんも逆に言えば,カメラ回ってても回ってへんでも一緒ですよね.
- 吉田
- それはまた,ぜんぜん違う意味で?
- 光一
- 「回ってるからちゃんとして」っていう時もありますからね.
- 吉田
- そういう意味ですね.
- 光一
- 「回ってんねんから,そんなんずっと下向かんといて」っていう時もありますか
ら.
- 吉田
- まあ,人それぞれっていうことで.
- 光一
- ええ.まあ,ちょっと話は変わりますけれども,郷さんは見るからに健康的な感
じがして,プロポーションなんかもね.
- 郷
- まあ,そうですね.わりとあんまり変わらないって言えば変わらないですけど.
- 光一
- 立っただけで絵になる.
- 剛
- なりました.
- 光一
- なりました.
- 剛
- 昨日もなってましたもん.
- 光一
- 立ってるだけで絵になるような方なんですけども,ちょっと郷さんの一日を聞き
たいですよね.
- 剛
- あ,それ聞きたいですね.
- 光一
- オフの日としましょうか.
- 郷
- でもね,基本的にオフとか,仕事してても,例えばコンサートツアーでも,あん
まり一日のローテーションって変わらないんですよ.
- 光一
- オフだろうが仕事してようが.
- 郷
- そうなんですよね.
- 光一
- じゃあ,起きる時間もだいたい一定で?
- 郷
- だいたい7時ぐらいに起きちゃう.
- 光一
- 朝ですか?
- 郷
- うん.今日もだから,わりと7時ぐらいに目が覚めたですからね.
- 光一
- なんでそんな早く起きるんですか?
- 郷
- 目覚まし時計はかけるんですけど,いちおうね.かけない時もありますけれども
,もうなんて言うんだろうな?わりとそれがもう習慣なのね.
- 光一
- 7時に起きるのが?
- 郷
- だいたいそう.7時ぐらいに起きるってのは.それでだからね,あんまりじっと
し
てないんですよね.だから僕がベッドにいるとかって言うと,みんな心配になるみたい
ですよ.「熱あるんじゃないか?」とか,そういう時じゃないと一日中パジャマで家に
いるってこともないんでね.
- 光一
- じゃあ,起きてまず何をするんですか?朝7時に起きて.
- 郷
- まずですね,そのまんまわりと家にね,トレッドミールっていうか,ランニン
グマシンがあるんで,それでまず走っちゃうんですよ,僕は.
- 光一
- 朝いきなり走る?
- 郷
- いや,もちろん軽く柔軟体操しますよ.ウォームアップしてから.
- 光一
- 朝起きて柔軟?
- 郷
- 僕のこと爺さんと思ってない?
- 光一
- いやいや,思ってないですよ.
- 郷
- それであの,わりと30分ぐらい走って,汗バァーッとかいちゃうじゃないですか
.それで一回シャワー浴びて,それで朝食を食べるんですよ.
- 光一
- 拓郎さん,まず起きる時間はどれぐらいですか?
- 吉田
- 朝は俺は負けてないけども.
- 光一
- そうですか?
- 吉田
- ただ,走らないよ.
- 光一
- じゃあ,拓郎さん朝起きて何します?
- 吉田
- ボーッとしてる.「なんだ?俺は」とか言ってボーッてなってるな.
- 光一
- まあ,走ることなんてない?
- 吉田
- 絶対ない.まだ歴史上一回も走ったことない,朝.
- 光一
- そうですよね.本当,健康的ですよね.
- 吉田
- 昔,学校行ってる時だって,学校へ行くのが最初の運動だったもん.
- 光一
- そうですよね.
- 吉田
- まず走るわけでしょ.
- 剛
- すごいですね.
- 光一
- 走って,汗流して食事をとるっていう.
- 吉田
- 朝ご飯,何食べてるんですか?
- 郷
- そうですね,基本的にはパンがすごく好きなんで,もうほとんどパンなんですけ
ども.
- 吉田
- 郷さん,焼き魚とか納豆とか似合わないもんね.
- 光一
- 似合わないですね.
- 郷
- 身体には本当はいいんでしょうけどね.
- 光一
- でも実際にあんまり食べないんですか?
- 郷
- どうしてもパンのが多くなっちゃいますね.
- 光一
- 郷さんはパンやで.
- 郷
- でもけっこうそれでね,ジャムとか凝っちゃったりするんですよね.
- 光一
- ジャムに凝る.
- 郷
- だから,けっこう身体に悪いことは.バター塗ったりとか,ジャムに凝ったりと
か.
- 光一
- どんなジャム?
- 郷
- 例えばブルーベリーで美味しいのがあるなって思ったりすると,そこの買ってき
て食べたりとかね,.
- 光一
- ブルーベリージャム.つけます?ブルーベリー.
- 剛
- あったらつけます.
- 光一
- でも,あんまりブルーベリージャムって.
- 剛
- よくホテルとか行って.
- 郷
- 美味しいのあるよね.
- 剛
- ちっちゃいパックの.あれでだいたいオレンジ,イチゴジャム,ブルーベリージ
ャム.
- 光一
- そしたら絶対,俺やっぱりイチゴ選んじゃうな.
- 剛
- そういう時ぐらいしか会えないでしょ,ブルーベリーには.
- 光一
- なるほどね.
- 剛
- だから「おお,久し振りやな」っていう感じで「どうや?」っていう感じで僕は
つ
けてブルーベリー食べますけどね.
- 光一
- 郷さんは,やっぱりブルーベリーを好んで買うと.
- 剛
- 郷さんの場合はだから,さういう時のイチゴが「お,久し振りやな」という.
- 光一
- あ,そういうことになるんですかね.勝手に決めてるけどね.
- 郷
- まあ,そうですね.イチゴジャムって,そんなに食べないんですけどね.だから
あとは,ピーナッツバターを塗って,その上にフレッシュブルーベリーを逆に置いちゃ
って,それと一緒に食べちゃうとか.これは本当に美味しいんですよ.
- 吉田
- それ,甘そうじゃない,すげぇ.
- 郷
- いや,あまり甘すぎるピーナッツバターだと甘すぎるから.当り前だっつうの.
だから,あんまり甘めじゃないのを買ってきて塗るんですよ.バターを塗らずにピーナ
ッツバターを塗るわけ.その上にフレッシュブルーベリーを乗せてカブッといった時の
この美味しさ.これはね.
- 光一
- でも,それはちょっと太りそうですよね.
- 郷
- だから,その分走っちゃうわけ.
- 剛
- なるほどね.
- 郷
- 美味しいもの食べたいと思ったら,やっぱりどっかで自分が苦しまないと.
- 剛
- そうですよね.
- 郷
- それとか,だからチーズとかもね,そうですよね.果物にチーズかけたりとか,
すごく美味しいよ.
- 光一
- 果物にチーズ?
- 郷
- カッテージチーズっていって,脱脂粉乳みたいなやつですよね.ちょっとボロボ
ロってした感じの.あれなんかをもうね,リンゴにかけて食べたりするとね.
- 光一
- え?
- 剛
- リンゴ?
- 郷
- そうそう.果物とチーズってすごく合うんですよ.合わないのもあるけどもね.
- 光一
- チーズがお似合いやから.
- 剛
- チーズね.
- 吉田
- チーズがお似合いってどんな人?
- 郷
- わりとそういう意味ではね,ジャンキーなものって食べてるんですよね,いろい
ろ.
- 光一
- なるほど.そうやって食事をとって,食事とったとしても9時頃ですかね.
- 郷
- そうですね.それで例えば今日はね,歌を歌うっていうんで,ちょっとヴォーカ
ルトレーナーのとこ行って,9時半から声を1時間ぐらい出してヴォーカルレッスンして
.それで今度はジム行って.ジムでは走ったんで,走らなくていいんですよね.あとは
ジムでは1時間ぐらいフリーウェイトを僕はやるんですよ.ダンベルとかバーベルとか
使ってね.それを1時間ぐらいやって,今度はジムでもそのままお昼食べて.
- 光一
- ジムは週にどれぐらい行くんですか?
- 郷
- トレーニングは,僕は基本的に週に五日なんですよ.
- 剛
- ドラマじゃないですか,それ.
- 光一
- ドラマのスケジュールや.
- 郷
- その突っ込み好きよ,僕も.もう本当.
- 光一
- 週に五日ジムへ.
- 郷
- だから,二日やって一日休んで,また三日やって一日休んでとかっていうローテ
ーションで.それがだから,さっき言ったようにね,べつに仕事があっても,コンサー
トがあっても,休みであろうが,あんまり変わらないのね.あくまでも自分の身体を動
かして行くっていうローテーションでもって,もう自分の中にスケジューリングしちゃ
ってるんでね.
- 光一
- 拓郎さん,ジムなんて行きます?
- 吉田
- 僕は週に五日,銀座と六本木で.
- 剛
- それ,飲みに行ってんじゃないですか.
- 光一
- えらい違いやで.
- 郷
- でもわかんないよ.僕みたいのがけっこう早死にしちゃうかもしれないでしょ,
拓郎さん.でしょ?顔色いいもん,だって.僕みたいにわりと健康に気を遣っても.
- 吉田
- そうか.いきなりポックリ.
- 郷
- ブリブリにやってんのがポーンと逝っちゃったりするのよね.「あの人無駄だっ
たよね」ってなんかさ.いや,それでもいいと思うけどね,べつに僕は.
- 吉田
- すごい両極端にいる?郷さんと.
- 光一
- そうですね.すごい対照的ですよ.
- 吉田
- 同じように朝起きてるんだけど.近い時間帯に.
- 光一
- 違うんですよね.
- 郷
- お酒は?
- 吉田
- もうガンカヴに.
- 郷
- 僕もうほとんど.
- 吉田
- 煙草も吸わないでしょ?
- 郷
- 吸わないです.
- 吉田
- それで夜はどうしてるんですか?
- 郷
- だからまあ,早く寝る.
- 光一
- 何時頃寝るんですか?
- 郷
- だいたい10時11時ぐらい.
- 吉田
- 早え.
- 郷
- だって,その時間で逆算したってそうじゃない.7時に起きるとしたら,6,5,4
,3,2,1,12,11.
- 吉田
- 9時間寝るんですか?
- 郷
- だいたい11時に寝ても8時間じゃないですか.
- 吉田
- 8時間は絶対寝る?
- 郷
- 10時に寝ると6時に起きますよね.9時に寝れば5時に起きるかな.やっぱり寝す
ぎ
も良くないなと思うじゃない.でもそれは子供じゃないんだから,僕もね.9時10時は
たまにしか寝ませんよ.
- 光一
- たまにあるんじゃないですか.
- 郷
- ちょっと疲れてる時はね.オーバーワークだなっていう時は.
- 光一
- 俺はそんな時間起きてるな.
- 郷
- だから12時を回るっていうのは,ほとんどないですね.
- 光一
- 僕は7時とかでも起きてる時ありますからね.
- 郷
- 僕ね,たまにね,1時とか2時とかあるじゃないですか.たまにね.それでも6時
と
か7時に起きるのよね.やっぱりその時間で.今日も朝,8時半ぐらいまで寝ようかなっ
て思ったから.でも結局7時ぐらいに起きていろいろやって.朝食終わって,上のほう
で声がしてるわけ.「郷でーす.おはようございます.5,4,3,2,1,起きろ」って
,要するに僕の目覚まし時計なんだ.
- 光一
- いいな,それ.欲しいな,それ.
- 郷
- ひろみ君人形っていうのは去年のコンサートグッズで,一昨年のが目覚まし時計
で,僕の声で起こすっていうのがあるんですよ.それは絶対寝坊しないのね,僕は.
- 光一
- 自分の声で起きる.
- 郷
- やかましくって.「郷でーす.5,4,3,2,1,起きろ」これを延々と繰り返し
て
るから.それが聞こえてきてましたよね.やっぱり1時間半早く起きたんだ,みたいな
感じで.
- 光一
- 起きてしまう.健康的ですよね,すごい.やっぱり違うわ.僕らなんかかのイメ
ージでは,やっぱり郷さんは,夜寝る前,バスローブを着て,ワイン持って,一人で飲
んで.
- 吉田
- バスローブ?一人なの?周りに女の子とかいっぱい10人ぐらい.
- 剛
- いや,いないんです.
- 吉田
- あ,いないの?
- 剛
- もう,こういうでかいソファーに足組んで,猫抱いて.で,暗いところで映画見
て,画面の灯りだけで自分を映し出してるみたいなっていう.
- 光一
- そんなイメージやね.
- 剛
- そういうイメージが.
- 吉田
- それ,確かに言われてみると,すごく当たってるね.
- 郷
- でも,それもやる時ありますよ.
- 吉田
- でしょ.
- 郷
- たまにね.そうそう,映画をね,見ようって思った時にはけっこうね,一人でそ
ういう時間持ちますけどね.だから,早く寝るっていっても,そんなに別に.
- 吉田
- じゃあ,「LOVE LOVE あいしてる」っていうのは見たことないでしょ?
- 光一
- まあ,だいたい11時半,12時ぐらいからですからね.
- 郷
- いや,そんなことないですよ.たまに見たりしますよ.
- 吉田
- そうすると,そうとう夜更かしになっちゃうね.
- 郷
- そうですね.途中から気が付いたら,そのまま朝になってるみたいなね.
- 光一
- 寝てもうた,みたいな.
- 吉田
- 寝てるってこと?
- 光一
- やっぱり違いますね.
- 剛
- 違いますね.
- 吉田
- じゃあ,僕らが夕べ郷ひろみさんのうわさ話を話題にしてる頃は,もう郷さん寝
てたんだ.
- 郷
- 何のうわさしてたんです?
- 吉田
- 「明日,何かな?」とか「やっぱり郷ひろみはすごいな」とかいう話で,ものす
ご
かったんだから,夕べ.
- 光一
- 拓郎さん,ちょっと爆弾発言してましたからね.
- 郷
- なに?
- 吉田
- いや,郷さん大変だなっていうのが.
- 光一
- え?まだあるじゃないですか.
- 吉田
- あ,そうか.さあ.
- 郷
- なに?なに?言っちゃマズいことなんですか?
- 光一
- 拓郎さん的に言わせてもらうとっていうことですよね.拓郎さんとはぜんぜん違
う生活を送ってるわけですから.
- 吉田
- 僕だから,入り口とかでパッとならないからさ.だから,郷ひろみさんともし僕
が一緒に暮らしてたら,俺,十日もたないなっていう話.
- 郷
- でもね,僕もわりとそういう意味では順応性ありますから.逆にマイペースで自
分の生活守るっていうとこもあるし.人に強要しないね.
- 吉田
- そうですか.
- 郷
- 例えば「僕もこうしてるから,君も健康に気遣ったほうがいい」とかっていうこ
とは好きじゃないのよ.それはみんな生き方があって,それぞれ身体のコンディション
とかさ,いろんな考えてることが違うじゃない.目的意識とか.
- 吉田
- 例えば,僕が郷さん一緒に暮らしてて,それで三日ぐらい僕,仕事ないとして,
三日ぐらい風呂も入らず,顔も洗わずに,パジャマ着たままで三日ぐらいゴロゴロして
てもいいですか?
- 郷
- 極論いきますね.
- 吉田
- 普段やってるんですよ,僕だいたい.臭くなるぐらいまでお風呂入らないですよ
.だから,うちの奥さんが「そろそろ匂ってるよ」って言うまではいいかなって思った
りするんですよ.パジャマも着たまんま寝ちゃって,また起きてまた着てようとか.何
もすることがない日は.それでも許してもらえるんですか?
- 郷
- 価値観ってあるじゃないですか,人間ってみんな.どこに見い出すか.ちょっと
難しい話になっちゃうけどさ.僕,そういうのはぜんぜん否定しないですよ.
- 吉田
- そうですか.
- 郷
- それで例えば自分よりも違うなっていう意識で見下したりとか,そういうこと絶
対ありえない.
- 吉田
- 本当に?
- 郷
- 絶対ありえない.それはだって,やっぱりみんな違うんだもん.目的が違うわけ
だし.
- 吉田
- でも臭いですよ,そうとう.
- 郷
- まあそれはね,チーズだと思ってれば.
- 吉田
- ブルーチーズかなんか?
- 郷
- まあ,我慢できるかなって.
- 吉田
- じゃあ,俺はカビじゃない.
- 郷
- まあ,それはぜんぜん大丈夫ですよ.
- 吉田
- チーズか.
- 郷
- それがほら,男性とか,自分のガールフレンドとか,もしかしたら自分の奥さん
になっちゃう人だったら,それはまた違うかもしれないけど.
- 吉田
- それはマズいよね.
- 郷
- でも友人とか,そういうことであれば,それは男同士だからね.まあ,一言ぐら
いは言うでしょうけどね.「風呂入ったほうがいいんじゃない?ぼちぼち」みたいな
.
- 吉田
- っていうことはさ,男と女の関係ではダメだったら,うちの奥さんは俺のことそ
うとう嫌ってるね.
- 郷
- それは,奥さんはわからない.
- 吉田
- 臭いのが好きなのかな?
- 郷
- それはちょっと危ない方向に行っちゃうよね.
- 光一
- またマニアックな.さあ,というわけで,突然なんですけど,郷さんにこの前は
ちょっといろいろ教わったじゃないですか.新しいアクションをちょっと教わろうと思
いまして.
- 剛
- そうですね.
- 光一
- 何かありますかね?
- 郷
- このあいだって何やったんでしたっけ?
- 吉田
- このあいだはね,僕もう忘れられない.道路の交差点でね,信号待ちしてる時の
形ってやってた.
- 郷
- そんなことしました?
- 剛
- やりましたね.
- 吉田
- 交差点でターンするって話だったでしょ.
- 光一
- ターンしてバッ,バッとズボンあげるんですよね.
- 吉田
- ついやってしまうという.
- 光一
- ちょっと剛,教われ.
- 剛
- 教わりましょうか.
- 光一
- じゃあ郷さんも前のほうへ.すいませんけども.よろしくお願いします.
- 郷
- 何にも考えて来てないんだけど.
- 剛
- 何かないですかね?
- 郷
- 例えばジャケットでヒラヒラっていう.
- 光一
- ジャケット出ヒラヒラ.剛,ジャケットの前開けないと.
- 郷
- 例えばこういうふうに.
- 光一
- カッコいい.
- 郷
- このあいだも言ったかもしれませんけど,わりと自分の身体を自分で触るとセク
シーに見えるわけよ.あ,わかった.なるほどね.これなのね.気が付いたら無意識の
うちにやってるわけだ.何かしてるんだね.
- 光一
- カッコいいな.拓郎さんもやってみません?
- 剛
- やりましょうよ.
- 吉田
- じゃあ.ちょっとね,早過ぎて見えない.
- 郷
- じゃあ,スローモーションでやりましょうか.
- 光一
- ちょっと4人でやってみましょうよ.
- 吉田
- ちょっといい?俺ね,この人と暮らしたくない.顔が出来てるね.
- 光一
- 4人でやりましょうよ.いきますよ.
- 郷
- せーの.(皆さんでアクション)
- 吉田
- これ,何のために?
- 郷
- 目的意識を持っちゃダメなんですよ.
- 光一
- 無意識に.
- 剛
- 例えばですよ,万引き少年を見かけた時に「おい,君」(アクション付き)って言
われたら,やっぱり「あ,僕あかんことした」と.
- 吉田
- なるほどね.
- 剛
- 「ちょっと君,待ちなさい」じゃダメなんですよ.
- 吉田
- 例えばうちでさ,かみさんに「ちょっとそこの灰皿とってくれ」なんて言うとき
にいいのかな?
- 剛
- 「灰皿とってくれ」(アクション付き)ですか?
- 吉田
- いいな.
- 郷
- それは使う気になれば,もう何でもね.
- 光一
- すいません,ありがとうございます,本当に.またいいの教わっちゃった.さあ
,それではLOVE LOVEなものいきたいと思います.
- 剛
- はい,いきましょう.今回は何を撮ってきていただいたのか.
- 光一
- 前回は塩でしたが今回は?
- 郷
- そんな期待されても困るけど.
- 光一
- さあ来た!!なんだこれは!?なんですか?これ.
- 郷
- これ,このあいだね,ニューヨークに行って来たんですよね.そこで買ってきた
プロテインなんですけど.
- 光一
- プロテイン.
- 郷
- これを運動の前後とかに摂ると,疲れが蓄積しにくいというか.
- 光一
- またこれもいいアングルですよ.
- 剛
- バランスがいいアングルですよ.
- 光一
- はい,アップきた.
- 剛
- 絶対アップくるから.
- 光一
- これもかにりアップやと思うのに,さらにアップ.
- 剛
- これ,言わば心霊写真みたいな感じでね.「皆さんには見えるだろうか?する
と
ここに.ジャン」みたいな.
- 光一
- 前もこのネタやったやろ.郷さんはこれを撮る時どんな感じやろ?
- 剛
- 配置的にはね,ここにプロテインがあって窓ある.
- 吉田
- でた.
- 剛
- 窓があるということは,自分が映る可能性があるわけですから.
- 光一
- あるある.映らんようにせなあかん.
- 剛
- ですから一回,回ってカメラ撮ってっていう.
- 光一
- なるほど.さあ,続いては.
- 郷
- これもね,アミノ酸なんですけどね.
- 光一
- これも栄養剤っていうかプロテイン関係.
- 郷
- そうですね.非常に大事なものですね.これも運動の後にできるだけ1時間以内
に
飲むと効果的っていう話は聞きますけども.
- 光一
- アングルがなんか,アミノ酸なめ壁みたいな感じで.
- 剛
- いいね.
- 吉田
- これはどういうふうにして撮ったんですか?剛君.
- 光一
- やっぱり世の中三次元ですからね.
- 吉田
- そうそう.この時の郷さんを再現して下さいよ.さっきは上からだったでしょ.
- 剛
- さっきは上からでしたけど,今回はですね,この正方形の箱が左に振られてます
.この振られたところから撮ってますから,なんで箱が振れたんか.この箱は郷さんが
ちょっと散る時に普通に撮ろうと思ったんです,郷さん.無意識にジャケッツをこうや
ったことによって,風力でフワッと.
- 光一
- やっぱり風力やな.
- 剛
- 風力が作用して振れたんですね.
- 光一
- プロテイン関係が二連ちゃんで出てきましたけど,なぜ郷さんはそんなに身体を
鍛えるんでしょう?
- 郷
- そうですね,けっこうほら,週五日っていうと,わりと僕なんんにすると限度だ
と思うわけね.これ以上オーバーワークになっちゃうと,あとは疲れるだけじゃない.
- 光一
- すごいですよ.週五日って.
- 郷
- だから出来るだけ自分の中で疲れを残さないっていうこととね,せっかく鍛えた
筋肉をね.
- 光一
- 落とさないように.
- 郷
- 確実なものにしていくためにとかっていう意識とかあるんですね.それで,さっ
きのプロテインなんか,じつはね,牛乳とかで割ったりるんですよね.お水でもいいん
ですけど,すごく飲みにくいんで.牛乳だとけっこうな量なんで,僕はローファットっ
ていうか,脂肪の少ないミルクで割るんですよね.そうすると,食事前なんかに摂ると
ね,けっこうじつはダイエットになっちゃうわけ.だから,女性の人なんかがダイエッ
トしたいっていう時には,これで充分空腹が満たされちゃう時があるの.だから,これ
でけっこう空腹感が満たされちゃうから,ダイエットしたいっていう人にも,じつは効
果的かなって僕は思ってるんですよね.
- 光一
- どうです?拓郎さん.
- 吉田
- いや,だから僕は週五日の六本木・銀座がわりと限界なので.だから,そこで蓄
えた自分の贅肉をこれ以上落としたくないからさ.
- 光一
- もうまるで逆ですね.
- 吉田
- 郷さんの逆なことを言ってれば僕になっちゃうから.
- 光一
- なるほど,そういうことか.
- 吉田
- 僕もちょっとオーバーワーク気味ですかね,今.
- 光一
- さあ,続いては.はい,これアップきたよ.これもアップと思いきや,さらにア
ップ.
- 剛
- すごいアップ.あ,きましたね.
- 光一
- これで走ってるわけだ.
- 剛
- これで走ってるんですね,30分.
- 光一
- 靴も置いてあるから.
- 郷
- そうですね.起きてこれで走っちゃう.ジムで走る時もあるんですけども,早く
起きた時とか時間がない時は,もうジムにいる時間をなるべく少なくしたいじゃないで
すか.そういう時は家で先に走っちゃったほうが同じことなんでね.
- 光一
- これ,何ていう名前ですか?
- 郷
- これって,総称として多分トレッドミールっていうんじゃないですか?アメリ
カ
なんかではトレッドミールっていうと,こういうジョギングマシンとかランニングマシ
ン.あと,メーカーはいろんなメーカーから出てますんでね.
- 光一
- 俺も走りてぇ,これで.
- 郷
- でもね,そうとうのスピードまで出ますよ.それから傾斜がついてくるんでね,
自在にその時の気分でスピードあげたり.
- 吉田
- 「今日は坂道を走ってみようか」とか.
- 郷
- それか「また降ろしてみようか」とか.
- 吉田
- 景色はかわらないでしょ.
- 郷
- まあ多少,上になりますかね.その程度で.「壁の位置が少し上かな」みたいな
.
- 光一
- 拓郎さんも走りましょうよ.
- 吉田
- おんぶして走ってくれる?誰か.
- 光一
- メチャメチャ意味ないじゃないですか.さあ,これで.あ,あんまり変わってな
いですね.気持ち寄ったぐらいですね.これ,気持ち寄ったのはなんでなんでしょうね
?
- 剛
- これね,なぜ気持ち寄ったのか.普通にこうやって構えてたんですよ.郷さんの
場合はこうやって撮るんですよ.これまた自然にね,右足がまず浮きます.右足が浮い
たことによってこう.
- 光一
- あ,自然にスーッといってもうたわけや.
- 剛
- で,「あれ?動いちゃった?」みたいな.
- 光一
- これも自然に寄ったんや.
- 剛
- 自然現象です.
- 光一
- 今回はかなり身体を作る関係でね.
- 郷
- なんか,もう少し撮ってくればよかったかなって,後で思ったりしたんですけど
ね.
- 剛
- 健康グッズですね.
- 光一
- 健康グッズですよ.さあ,それではガチャガチャマシーンにいきたいと思います
.
- 郷
- これを.
- 光一
- さあ.「笑い声に関しては,並ぶもののいないオリジナリティを誇る郷さんに質
問です.その特徴のある笑い声がぜんぜん止まらないくらい大ウケしてしまった,最近
,面白かったことは何ですか?」.
- 郷
- 最近ですか?
- 剛
- 笑い過ぎた話.
- 郷
- 何でしょうね?最近,あんまり笑えることないのよね,じつは.だいぶここま
で
立ち直ってはきたんですけど.なかなかその,笑いが止まらなくなるほどの笑いって.
あります?何か.
- 吉田
- いや,僕に聞かれても.
- 郷
- ありました?
- 吉田
- 僕は郷さん見てると楽しいですよ.
- 光一
- だって昨日,拓郎さんギター弾きながら大笑いしてましたもん.
- 吉田
- だって,本当にすごい楽しい人なんだもん.
- 光一
- あの,ちょっとお聞きしたんですけど,郷さんは,50歳になってからが自分の絶
好調の時になるんじゃないかとおっしゃってると聞いたんですが.僕たちから見たら,
今でも絶好調な気がするんですけど.
- 郷
- そんなことないんですけど.なんかね,40代が自分の人生の中でいちばんいいの
かなとかって思ってたんですよ,僕なんか.でも,実際そうやって40代になっちゃうと
,逆にね,この時期に一生懸命頑張ったりすると,50代がすごく面白くなってくるなっ
ていうふうに.ちょっとだから,自分がイメージしてた40代と違うのね.だから,意識
の持ち方だけで,もっともっといろんなことが出来たり,もっともっと大きくなってい
けるかな,なんてふうに思えるんですよね.そういうふうになってるくると,50代って
すごくいい響きだなっていうふうに思えるようになってきたっていうか.
- 光一
- 拓郎さんはどうでした?40代から50代になる時は.
- 吉田
- 40代はちょっと中途半端ですね.
- 光一
- 中途半端?
- 吉田
- 結果論ですけどね.やっぱりちょっと自分のイメージとは違ってましたよ.二十
歳とか30の頃,30の後半ぐらいに40代を想像してて,ちょっとある種の理想もあったり
して.40歳って社会でもある程度中枢っていうか,上のほうにいける感じのとこだから
,「こういうこと出来るな」っていう感じになるんだけど,なんかうまくいかなことが
あったりしてイメージと変わっちゃった.でもね,今度は50になっちゃうと,「もう,
どうでもいいや」とか思えるから.
- 光一
- なるほど.
- 吉田
- だから平気になっちゃってね.40代の照れ臭さはなくなっちゃいましたね,50に
なって.なんかちょっと必要ない照れ臭さが多すぎて.
- 光一
- きっとね,50代になったらもっとパワーアップするということやから,アクショ
ンもさらにすごいものになるんでしょうね.どうなるんでしょうね?
- 吉田
- なるほどね.
- 剛
- それはね,今はこういうことじゃないですか.こういって,こうやって,こうな
りますから.
- 光一
- なるほど.そうなっていくわけだ.
- 剛
- なるわけないがな.
- 光一
- どないやねん.
- 郷
- でも,動きはね.なんかいつまでもそういうことにこだわっているとか,「動き
たい」とか,そういうことは毛頭ないわけ.自分が自分の中で,運動しててもそうだけ
ども,「あ,ちょっと違うな」とか「ちょっときついな」と思ったら,迷わず僕なんか
はクールダウンしてっちゃいますね.なんか醜く自分がそこに執着したくないね.動い
てても,例えばビートのある曲で何となく自分で感じるじゃない,「遅れてる」とか「
ちょっとつまづいてる」とかさ.そういうのがちょっとでも自分で感じられたり見えた
りした時には,潔くスッと動いたりするのはやめたい気がするのね.いつまでも動くこ
とに執着しないで,「とりあえず腰振るのだけやめようか」とか「何か間引いちとゃっ
たりしようかな」とかってふうには思うよね.
- 光一
- 自分を作り上げるのがすごく完璧な人ですよね.勉強になりました.
- 剛
- 頑張ろう,俺も.
- 光一
- さあ,LOVE LOVEな歌にいきたいと思います.これです.ジャン.
- 篠原
- 先週のです.ごめんなさい,使うの間違っちゃった.
- 剛
- 違うねん.
- 篠原
- これこれ.これですよね.カットカット.カットです.
- 剛
- こちらです.
- 光一
- はい,LOVE LOVEな歌はこれ.篠原,なんでいきなりいるんだ?
- 篠原
- ごめんなさい,そうだ.つながりがありますね.じゃあ,何事もなかったかのよ
うに.
- 光一
- LOVE LOVEな歌は,これ.
- 剛
- ジャン.
- 光一
- 「クロコダイル・ロック」.これ,なんでLOVE LOVEなんですか?
- 郷
- エルトン・ジョンはもともと好きなんですけども.やっぱりこういう人たちって
若い時とまた違って,今は形を変えてもちゃんと存在していられる.そういうとこにけ
っこう魅力を感じたりしちゃうのね.クラプトンなんかもそうですよね.
- 吉田
- そうね.
- 郷
- クラプトンなんかも違う意味で大人のロッカーっていうか.プロデューサーと出
会ったとかね,ベビーフェイスと出会ったとかっていうこともあるんでしょうけれども
,本当に形を変えて,でもクラプトンみたいなとこあるじゃないですか.エルトン・ジ
ョンなんかも,この頃のナンバーはナンバーですごくいいけど,また今は今できちんと
し存在してるっていうところが,逆にこうやって昔の良さも際立ってくるなって.だか
ら自分なんかもそういうふうでありたいって思うわけね.
- 光一
- これ,初めて聴いたのはいつ頃ですか?
- 郷
- 70年代ですよね,エルトン・ジョンって.
- 吉田
- そうですね.
- 郷
- 初期ですから,デビューした時ぐらいだから,僕が.僕はね,洋楽ばっかりだっ
たの,聴いてたの.だから自分が歌う曲とはぜんぜん違うんですけど,あの頃っていう
と,例えばグランドファンクレイルロードとか,ツェッペリンとか,CCRとか,ディー
プパープルだ,キングクリムゾンだ.
- 光一
- もうノリノリですね.
- 郷
- わりとロックばっかり聴いてたんですよね.そういった中で,ちょっとエルトン
・ジョンってソロのヴォーカルリストですからね.ピアノが天才的にうまくて.なおか
つ,ロックもやりながら「Your Song」とかね.
- 吉田
- そうですね.メチャクチャ名曲多いですね.
- 郷
- スローなナンバーをしっかり歌えるっていうか.
- 吉田
- エルトン・ジョンはファッションもまたすごかったしね.とにかくこの人のファ
ッションとかさ,いつもびっくりする.こんなサングラスかけてみたりとか.あと,頭
なんかもけっこうほら,もう薄いんだけど,ぜんぜんそんなの関係なしにやって.この
人なんか太ってますよね,すごく今.この人はあんまり鍛えてる感じがしない.
- 郷
- そうですね.
- 吉田
- そこに僕,親近感を覚えるね.
- 郷
- わりとポチャッとしてるかもしれませんけど.
- 光一
- これはもう.
- 郷
- でもこれは,名曲の中の一つですね.
- 光一
- ノリノリの郷さんが見れると思いますんで,皆さん楽しんで欲しいと思いますね
.それではスタンバイよろしくお願いします.
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