#110
HomePageだけの特別編集版 SHAZNA編
 - 光一
- はい,改めてご紹介します.SHAZNAの皆さんです.
- IZAM
- よろしくお願いします.
- 光一
- 本当に今日は,いい人やったね.拓郎さん,いい人でしたね.
- 吉田
- いい人でしたよ.
- 光一
- 合わせ上手やね.
- 剛
- 合わせ上手ですね.
- 光一
- ほんまに死んだ人みたいじゃないですか.どないしはったんですか?NIYさん.
- 剛
- ちょっと今,皆さん的には違和感なかったと思うんですけど,僕的には「兄さん」って聞こえたんですけどね.芸人の下の人が,師匠のこと「兄さん」って呼ぶじゃないですか.
- 光一
- 違う違う.だってNIYさんやん.
- 剛
- NIYさんなんですけど.
- 光一
- 他にどう呼びますか?
- 剛
- NIY君はどうなんでしょう?
- 光一
- 君はちょっとな.
- IZAM
- NIY君はですね,タイにムエタイを習いに.
- 剛
- っていうか,マジで行ってそうなんですけど.
- IZAM
- 本当に行きたがってるんですよ.
- 光一
- ムエタイへ?
- IZAM
- SHAZNAがあるから行けないって.
- 剛
- 似合いそうですよね,でも.
- IZAM
- 今回ですね,ちょっとツアー中にステージから落ちたりとか,いろんなことがあって,NIY君テレビに映れない顔になってしまったんです.
- 光一
- マジっスか?放送コードに引っかかるような.
- IZAM
- ちょっと引っかかりかけの.こんな.
- 剛
- 腫れちゃって.
- IZAM
- すごかったの.
- 光一
- あららら.それは参っちゃいましたね.
- IZAM
- それでライヴはやったんですよ.ライヴは冷やしたやつとか当ててやったんだけど,余計悪化してしまって.
- 剛
- やっぱり休まないと.
- 光一
- こいつも頭のアンテナが悪化してるんですよ.
- 剛
- どうでしょう?3ヶ月前ぐらいはそんなでもなかったんなですけどね.やっぱり休まないと立ってくるんでしょうね.
- 光一
- 残念ですね,今日はお二人で.
- 剛
- B&Bみたいな感じでね.「もみじまんじゅう!」言うてやってって欲しいですけど.さあ,それでは人形です.まずAOIさんです.「僕と午後のTeaを飲まない?」みたいな感じですね.そしてこちらね,IZAMさんでございます.「私,クリームあんみつがいい」みたいな.こちらNIYさんも作ったんですけど.「すいません,カツ丼一つ下さい」みたいな.
- 光一
- そんな感じで.
- 剛
- ええ,そういう感じで今日は.「いただきます!」っていう感じでね,今日はお送りしたいと思いますけども.
- 光一
- まあ,というわけでですね,今日はお二人にお話をお伺いしたいんですが,最近IZAMさんがバイクに乗り出したと聞いたんですが.
- 剛
- あらら?
- IZAM
- そうですね.僕,16歳の時からバイク大好きでずっと乗ってたんですけど,17の時にね,すごい大きい事故をやって,恐くて乗れなくなっちゃったんだけど.つい先日,ふとバイク屋さんの前を通りかけて,「ああ,乗りたいな」と思って.風にでもなろうかなと思って.
- 光一
- 風に.風になっちゃうんですか.
- IZAM
- そうですね.風になってます.
- 剛
- 風になるんですよ.
- 光一
- 何ccですか?
- IZAM
- 400です.
- 光一
- そうですか.あんまりバイクっていう感じがしないですね.
- 剛
- ですね.どっちかっていうとベスパじゃないですけど,ちょっとスクーター系で.
- IZAM
- ちょっと内股気味で.
- 剛
- 内股気味で.なんかそんなかんじで.もうウィンカーとかじゃなくて,手信号で.
- 光一
- そうですか.
- IZAM
- そうですよ.多分,すごく似合ってると思うんですけどね.
- 光一
- バイクね.バイクは確かに楽しいですよ.
- 剛
- 今の時期ちょっとね,やっぱり寒いですけどね.
- IZAM
- でも,夏より冬のほうが.
- 光一
- 寒いのがいいんだべや.
- 剛
- またあなた,おかしくなっちゃったな.
- 光一
- 寒いのがええねん.寒いと思いながらエンジンさわってんのが.
- 剛
- 夏のカンカンの時に,Tシャツと短パンとかが気持ち良くないの?
- 光一
- コケたらズルズルやで,おまえ.
- 剛
- いや,そんな飛ばしませんよ.ゆっくりなんか.
- 光一
- 走ってる時はええけど,止まったらエンジンの熱気がブワーッて.
- IZAM
- すごいですよ.
- 光一
- 拓郎さんはバイクはどうなんですか?
- 吉田
- バイクは11歳の時に.
- 光一
- え!?
- 吉田
- 11歳の時に親父が乗ってるのを見たことがある.
- 剛
- 見ただけですからね.
- 光一
- どういうコメントですか?
- 吉田
- わからんけど,「バイクは?」って聞かれたら,そういう印象しかないです.
- 光一
- 拓郎さん自身は乗らないんですか?
- 吉田
- 僕は,ああいうまたがるものは嫌い.
- 光一
- またがるのは嫌いなんですか?
- 剛
- ということは,メリーゴーランドとかも嫌いなんですか?
- 吉田
- メリーゴーランドはまたがりますか?
- 剛
- 馬にまたがるじゃないですか.
- 吉田
- あ,ああいうまたがり系はね,非常に気持ちが良くないですね.まあ,根拠はないですけど,だいたいまたがった感じが嫌ですね.またがられるほうが好きかな.
- 剛
- 大人の意見やな.
- 光一
- こだわりやな.
- 吉田
- こだわりじゃないよ.
- 剛
- プライドみたいなもんですか?
- 吉田
- 違う,違う.
- 光一
- 違いますよ.男のエロはこだわりですよ.
- 剛
- こだわりですよ.
- 吉田
- 俺,そんな話してないよ.何を勝手に突っ走ってんだよ?
- 光一
- あれ?やっちゃったかな?
- 剛
- やっちゃったな,こりゃ.
- 光一
- AOIさんは乗り物関係は?
- AOI
- 乗り物関係?バイクはですね,原付ぐらいですね.すごく小さいやつ.
- 光一
- 逆にバイクすごい似合いますよ.
- AOI
- そうですか?似合うって.
- 剛
- アメリカンスタイルあたり.
- 光一
- カッコええ思います.
- AOI
- 僕が乗ったのはね,初めての原付みたいなやつ.それを友達からもらって.
- 光一
- そうだ,IZAMさんが乗り物っていうか,パイロットになりたかったんですよね?
- IZAM
- 小学生の時ですね.低学年.安定した収入と,安定した生活を築きたいなと.
- 剛
- そこまで考えて.
- 光一
- そこまで小学生で考えてたんですか?
- IZAM
- 友達のお父さんがパイロットで,すごくね,その友達は欲しいもの何でも買ってもらえて,すごい羨ましかったんですよね.
- 光一
- パイロットいいっスよね.カッコええですわね.
- 剛
- カッコええな.
- 光一
- 一回ラストフライトのオッちゃんの乗りましたね.
- 剛
- 飛行機乗りましたね,ハワイに行く時.
- 光一
- 「今日がラストフライトです」とか放送で流れるのね,ちゃんと.初フライトの人も乗ったことありますよ.
- 剛
- ありますよ.初フライトの人の時,申し訳ないけど,着陸の時ほんまドキドキするね.
- 光一
- 「初フライトです」「言わんでええがな」っていう.
- 剛
- そこあるからね,やっぱり.
- 光一
- AOIさんは,昔は何になりたかったとかあります?
- AOI
- 僕は昔はですね,おもちゃ屋さんになりたかったです.みんななりたくなりません?おもちゃ屋さん.
- 剛
- まあ,確かに奇面組の一堂零君を見た時は.
- AOI
- いや,そうじゃなくて.
- 剛
- ちょっとマニアックでしたね.
- 光一
- マニアックや.わかる人少ない.
- 剛
- なんでしょう?おもちゃ屋にいれば,おもちゃいっぱい手に入るみたいな.そういう感覚ってありりましたよね,ちっちゃい頃.
- AOI
- そうそう,それとずっとおもちゃで遊んでいられて,片付けなくていいみたいな.いつも「片付けろ」って言われてたから.
- 剛
- そうですよね.
- 光一
- 商品ですもんね,おもちゃ屋さんもね.拓郎さんはちっちゃい頃何になりたかったんですか?
- 吉田
- 僕はまた,外交官を目指して.
- 光一
- あ,そうだ.言ってた言ってた.
- 吉田
- あんまり誰も信用してないようですけども,いちおう外交官を目指して安定した収入と生活を.
- 光一
- そうか.言ってたな.剛は?
- 剛
- 僕は看護婦さんになりたかったですね.看護婦かスチュワーデス.
- 光一
- なれません.
- 剛
- スチュワーデスさんの中途半端な椅子に座ってみたいですよね,一回.あれ一回ね,僕,座ったらメチャメチャ怒られましてね.5分ぐらい.「すいません,堂本さん,困ります」「いや,ちょっとぐらいいいじゃないですか」「いや,本当に困りますんで席に戻って下さい」.
- 光一
- それはあきませんよ.
- 剛
- ちょっとぐらい座りたかったな.
- 光一
- あきません,あきません.
- 剛
- ごっつ目が合うでしょ,着陸と離陸の時.
- 光一
- 正面に座る人いるよな.たまにスチュワーデスさんも外見てる人いるけど.
- 剛
- いるね.僕は特にないです,なりたかったもの.
- 光一
- 俺はね,タクシーの運転手とか.
- 剛
- また渋いですね,それも.
- 光一
- 車好きやからね.タクシーの運転手とか,コックさんになりたかったですね.
- 剛
- 「ザ・シェフ」?バイクで肉のミンチ踏んでハンバーグ作るんですか?あれほどすごいのはなかった.
- 光一
- すごいマニアックな方向に.わかんないですよね,こんな話しても.
- 剛
- 見てる人しかわからへん.コックさん?
- 光一
- 料理したかったです.
- 剛
- でも,料理やったらフランス料理やな.絶対.
- 光一
- そう?
- 剛
- 俺は「へい,らっしゃい!なに握りましょう?」の方向でしょう.
- 光一
- そんな感じやね.そうなんです,なりたかったんですよ.まあ,あとIZAMさんは話は変わりますけど,犬を飼ってると.
- IZAM
- はい,飼ってます.
- 光一
- お犬様の名前は?
- IZAM
- 一匹はリカっていって,アメリカンコッカースパニエルなんですけど.もう一匹はパヒカ.
- 光一
- パヒカ?
- 剛
- パヒカ?
- IZAM
- チワワなんですけどね.
- 光一
- その名前はどっからきたんでしょう?
- 剛
- パヒカ?
- IZAM
- いや,家に帰ったらお腹に書いてあった.
- 剛
- 「パヒカ」って?
- IZAM
- とか,「リカ」とか.
- 剛
- パヒカって何なんですかね?リカとかは何となくわかるんですが,パヒカっていうのは.
- IZAM
- 本当はもう一匹いたんですよ,ポメラニアンがいて.パヒカ,キラカ,リカだったんですよ.
- 光一
- カカカやな.
- 剛
- カカカ.
- IZAM
- だけど,そのアメリカンコッカースパニエルとポメラニアンが合わなかったんですね.
- 光一
- 喧嘩しはるんですか?
- IZAM
- 大喧嘩で.
- 剛
- 「自分,ちょっと毛が長いぞ,俺より」みたいな?
- IZAM
- そうなのかな?
- 剛
- 「自分,鼻悪いねん.俺のがごっつ匂いすごいねんぞ」みたいな.ちょっとわからんな.
- 光一
- そのペットさんは,そのツアーの間,今こうして仕事してる間はどうしてるんですか?
- IZAM
- お留守番.
- 光一
- ツアーの間もお留守番ですか?
- IZAM
- いや,ツアーの間は預けたりしますけど.
- 剛
- いいですね.
- 光一
- で,AOIさんはなんか,酒にハマってると.
- AOI
- 酒にハマってる?酒はEvery timeハマってるんですけど.家で自分で振ったりするんですよ.それを飲むのも楽しくて.
- 剛
- カッコいいっスね.
- 光一
- カッコええな.また似合うし.
- AOI
- そんなにすごくないですよ.
- 剛
- 8の字で.
- AOI
- 8の字で.最初はちょっとゆっくりから早くして,またゆっくり.
- 光一
- 一人でやってるんですか?
- AOI
- うん,一人でやったり.
- 光一
- 寂しいな,それ.
- AOI
- だからべつに,片手でカラカラカラって.
- 剛
- 「奥さん,お隣の人,夜中にシャカシャカうるさいのよ」みたいな,そういうのとかないですか?
- 光一
- ないです.
- 剛
- はい.いや,ちょっと広げようかかと.
- 光一
- ありません.SHAZNAの皆さん,3人で飲みに行くことはないんですか?
- IZAM
- まずないですね.
- AOI
- 打ち上げぐらいですね.
- IZAM
- うん,打ち上げぐらい.でも,打ち上げでもけっこうまばらに.僕が帰っちゃったりとかあるんだけど,3人でっていてうのはまずないですね.
- 剛
- 二人もないですか?
- IZAM
- 二人もまずない.
- 光一
- やっぱりグループとかってそうなんですかね.
- IZAM
- どうなんですか?
- 光一
- やっぱりそうですよ.
- 剛
- ぜんぜん.
- 光一
- 引くなよ.でもほんまないよな.
- 剛
- でも,こうやってね,仕事場で毎日顔見て喋るわけやで.いわば何やろ?結婚した夫婦みたいな.絶対見るわけやから.
- 光一
- いや,夫婦より長い時間おるて.
- 剛
- ちょっと危ない方向に行っちゃってんじゃない.これ.
- 光一
- まあ仕事場が一緒やからね.
- 剛
- でも,4人とかになると,二人二人とかに別れたりとかするんですけどね.
- 光一
- たまにね.ツアーの間とか,一人で何するんですか?
- IZAM
- ライヴが終わったら部屋に帰ってしまうか,東京に戻る.
- 光一
- 似てますね.
- 剛
- 似てますね.
- IZAM
- そうですか?
- 剛
- 僕らも絶対に出ませんからね.
- IZAM
- っていうか,ヘタに出て,遊ぶ場がないですよね.
- 剛
- それはそうですよね.
- 光一
- 拓郎さん,この前あの,聞いてます?ライヴの前に留守電残してくれたじゃないですか.
- 吉田
- 長万部?
- 光一
- でしたかね.その時に,「今コンサート前なんだけど,もうその後の打ち上げのことで頭がいっぱいです」いうメッセージがね.拓郎さんは打ち上げとか好きなんですか?
- 吉田
- 打ち上げっていうか,コンサート終わった後って頭がガンガンいってて,音楽で興奮しちゃってるでしょ,だから,そのまま寝付かれない.もうそれは若い時からそういうクセが付いちゃったから,静かにそのまま家とか帰れないわけよ,興奮してて.その興奮を醒ますのにお酒しかない.
- 光一
- 逆にハイテンションになりません?お酒飲んだら.
- 吉田
- でも,その一日中のなんかいろいろなこと忘れられるから,次の日またゼロからやれるっていう.で,お酒をどうしても飲んじゃう.で,時々っていうか,ほとんどですけど,度は過ぎますけど.
- 光一
- 度は過ぎる.
- 吉田
- ええ,度は過ぎてしまって大暴れになって,朝,飲まなきゃよかったっていつも思いながら,またコンサートの直前になると「終わったら行こう」って.そうやってるうちに年取っちゃったんですけどね.
- 光一
- 大暴れしてるの,僕ら見たことないよな.危ない言葉を発してるのはいっぱいありましたけど.
- 吉田
- いや,大暴れってそういうことなんですよ.暴力的な意味じゃなくて,言葉が非常に言いたい放題っていうか.お店中を貸し切ってるつもりになっちゃうんですよ,つい.違うんですけども.それでなんか,他のお客さんが邪魔になってくるんですよね.出てってもらいたくなる.
- 光一
- かなり自分勝手な.AOIさんはツアー終わった後とかは?
- AOI
- 僕も同じですね.飲みに行きますね.いいライヴだったら,ん?いいライヴなら,いいライヴならなお行く?
- 剛
- 自分がやって,今日は気持ち良かったっていう.
- IZAM
- ちょっともう一回言ってみようか.
- AOI
- いいライヴなら,なお行く.
- 剛
- そうですよね.
- 光一
- 飲みたくなる.
- AOI
- 寝れなくなる.
- 光一
- 拓郎さんと一緒.
- AOI
- そうですね.
- 光一
- 度が過ぎることあります?
- AOI
- 度が過ぎることもありますね.
- 光一
- どうなっちゃうんですか?AOIさんは.
- AOI
- このあいだは,ずっと拝んでたって言われました.何かわかんないけど.メチャメチャ面白かったらしいんですけど.
- 剛
- それはおもろいですわ.
- AOI
- ちょっと僕,拝んだ瞬間覚えてなくて,じつは.
- 光一
- 拝んでたんですか?
- AOI
- トイレから帰ってきたら拝んでて.
- 剛
- でもね,光一もね,寮で僕ら一緒の部屋やった時にね,夜中の3時半ぐらいに声が聞こえてくるんですよ.バッと目を覚まして横見たら光一が寝たまま手を合わせてお経読んでて,メチャメチャ恐くて.「相方おかしなった」と思うて.
- 光一
- まったく覚えてないです,それ.
- AOI
- 僕と一緒ですね,それじゃあ.僕も覚えてない.
- 光一
- それ,俺,寝ぼけててただけや.
- 剛
- メチャ恐かった,あれ.
- 光一
- でもね,俺,よくその昔,合宿所に住んでた時の部屋って,だいたい長瀬とか,ジュニアの仲良いやつも,俺の部屋に泊まってたりしてんけど,そいつらが泊まってる時もけっこう俺,金縛りにあったのね.それで俺,「あぁ,あぁあ」とか一人で言ってるらしいねん.横にいる人は恐くてたまらんらしいですね.
- 剛
- そら恐いよ.急に「あぁ,あぁぁあ」とかいわれたら恐いねん.こっちは熟睡しとんのに.
- 光一
- なんかね,「助けてくれ」とか言うてるらしい.ツアーとかで,どっか地方行った時にそういう霊現象みたいのなかったですか?
- IZAM
- しょっちゅう.
- 光一
- しょっちゅうですか.
- IZAM
- 僕,ぜんぜん恐くない人なんですよ.
- 光一
- 霊が恐くない.
- 剛
- いいですね,それ.
- IZAM
- だけども,よく感じる人なんですよ.見えはしないんだけど,感じるんですね.
- 光一
- あ,「これはいる」っていうのが.
- IZAM
- だからよくね,僕たちが泊まるホテルとか,過去になんか9階の向こうの部屋で,みんな知り合いが泊まった時に,よく壁にかかってる絵の裏にお札とか貼ってあると危ないとかって言うじゃないですか.
- 光一
- はいはい.
- IZAM
- それ見たらぜんぜんなくて,「大丈夫だな」と思って夜中に寝てたらしいんですよ.そしたら,ずっと長い髪の女の人が窓のところから話しかけてくるらしいんですね,一人で笑ったりなんかして.おかしいおかしいと思って,部屋中ひっかきまわして,どっかにあるんじゃないかと思って,最後ベッドどかしたら,ベッドの下全部がお札だった.で,その窓の外は,柳の川が流れてるんですよ.
- 剛
- マジっスか.
- 光一
- あ,ハワイで,剛がなんか部屋がどうも嫌だったらしくて.
- 剛
- なんで僕の太ももそんなにきつくさわるの?ハワイで何でしたっけ?
- 光一
- 俺もマネージャーの部屋にいて,マネージャーに電話かかってきたんかな.それでホテルのフロントからかかってきたんですけど,「部屋に塩が盛ってあるんですけど,これは片付けて良いんでしょうか?」って電話がね.おまえ,片付けろや.
- 剛
- ちゃうねん,ちゃうねん.俺もなんですけど,しょっちゅう金縛りに会うから,ホテルなんて行ったら本当に絶対っていっていいほど会うねん,俺は.それで塩がいいって聞いて,窓とドア,入って来へんようにふさぐわけですよ.ベッドのとこにもチョロチョロっと,小さじ半分ぐらい.
- 光一
- 料理ちゃうねん.
- 剛
- で,だいたい海の近く余計来るんですね,僕の場合ね.で,チョチョチョってやってたんですけど,「床が変色してしまいましたので,大変失礼ですけど,どうしても必要ならばお皿を用意しますけども」って言われて.「お皿どれぐらい?」「そうですね,じゃあすいませんけど,小さいお皿5〜6枚あればいいですかね」「はい,かしこまりました」言うたら,なんかハンバーグステーキ用ぐらいのが6枚ぐらいガーンて.これちょっと使えへんと思って.
- 光一
- ハワイでそんなことやってんですよ,こいつ.
- 剛
- いや,大変やねんで,おれも.
- 光一
- だって,それさ,飛行機とかで塩もってくわけやろ.「なんだ?この粉は」とか言われない?
- 剛
- 「塩です」って言えばええねん.ほんまやからね.自信満々で「It's salt」って言えばいいじゃないですか.
- 光一
- 自信満々にね.
- 剛
- そうやればいいんですよ.
- 光一
- 拓郎さんは感じるほうですか?
- 吉田
- 僕,ぜんぜんない.
- 剛
- 大丈夫ですか?ホテルとか.
- 吉田
- 僕は霊とか,そういうオバケ見たことがある人とか,何にもないね.一度会いたいぐらい何にもない.みんな怖がるね.部屋に入る時に感じるとか.
- 剛
- でも,恐くないのと,恐いやつがあるんですよね.
- 光一
- あ,ある.
- 吉田
- 楽しいのってないの?なんか笑わせてくれるやつとか.
- 剛
- それはないですね.
- 吉田
- 時々出てきて,笑わせてくれて帰って行くとか.
- 剛
- 腹立つのがね,寝てる時に何回も起されるんですよ.
- 光一
- ああ,あるある.
- 剛
- 一回,10回以上起されましたからね.その時はさすがに恐くないですよ.腹立ってますから.
- 吉田
- 笑わせてくれるのが時々出て来ると楽しいよね.
- 剛
- ちょっと1ボケ2ボケぐらいね.なんか二人で出てきて,「はい,どーも」「今日,天気ええね」「何でやねん」「どーもありがとうございました」って,サーッと.それぐらいやってくれたららね,まあええかなと.
- 光一
- AOIさんはないですか?
- AOI
- 僕はないですね.話には聞くけど.スタジオとかにも出るじゃないですか.レコーディングスタジオとか.僕がギター弾いてる時にプロデューサーの人が後ろで,黙ってるんですよ.「なんか様子おかしいな.眠いのかな?」とか思って後で聞くと,「あそこのブースに女の子が立ってるから気になって仕事にならないんだよ.やめようよ,このスタジオ」とかって,そういう話になって.
- 光一
- うわぁ,スタジオ代もったいねぇ.
- 剛
- すごい現実的な.
- 光一
- だって,スタジオ代高いで.
- 剛
- 高いね.
- 光一
- ちょっとね,話は変な方向に行ってしまいましたが,LOVE LOVEなものに行かせていただきたいと思います.デジタルスチルカメラです.
- 剛
- はい,来ました.これはミッキー?
- IZAM
- はい.僕なんですけど.このあいだミッキー70周年のトリビュートアルバムに僕,参加したんですよ.それで,僕の名前を彫って,僕だけのオルゴールを作って下さったんですよ.
- 光一
- マジですか?
- 剛
- すごい.
- IZAM
- これがすごい気に入ってて.
- 光一
- 開けたらオルゴールですね.曲は何でしょう?
- IZAM
- 3曲入ってるんですけどね,いろいろと入ってます.
- 剛
- 貴重ですよね,これ.
- IZAM
- すごい嬉しかったです.
- 光一
- IZAMさんの名前が入ってるのは一つしかないわけですから.
- IZAM
- プレートの上のほうに.
- 剛
- ほんまや.
- 光一
- IZAMって彫ってありますね.
- AOI
- 違う名前だったら困るね.
- 光一
- それはそうですね.
- 剛
- 「笑福亭鶴瓶」とか入ってたらね.
- 光一
- なんで鶴瓶さん?いいですね,豪華ですね.すごいな.
- 剛
- これはギターですね.これは?
- AOI
- これは私のです.
- 剛
- AOIさんの.
- AOI
- ツアーとかで練習用じゃないけど,ホテルでも弾けるように.
- 剛
- なるほど.
- 光一
- これは少し小さ目なんですかね.
- AOI
- そうですね.軽くて小さくて.
- 光一
- チューニングどうするんですか?
- AOI
- すごい賢くて,下で出来るんですよ.弦も張り替えるの簡単だし.
- 光一
- ということは,これで曲を作ったりしてるわけですね.
- AOI
- こともあります.ツアー中とかは.
- 光一
- これで曲を作ったのは,例えば何でしょう?
- AOI
- ツアー中だから,えぇと,前回のシングル「恋人」って出たんですけど,あれとかもそうだし.
- 光一
- すごいですね.あれ?
- 剛
- これは目線ありバージョンですね.
- IZAM
- ちょっと違うカットなんですけど.
- 剛
- お二人のLOVE LOVEのNIYさん.
- IZAM
- そうですね.
- 光一
- これはどこで撮ったんですか?
- IZAM
- さっき楽屋で.
- 光一
- 楽屋で撮ったんですね.そして.なんじゃ?こりゃ.なんでワサビふりかけなんですか?
- IZAM
- これ本当?
- AOI
- これ本当.
- 光一
- AOIさんが?
- AOI
- 今,これにLOVE LOVEなんですよ.
- 剛
- 美味しいですか?
- AOI
- うん.本当にね,ツアー中に楽屋でリハーサル前,リハーサル後にお弁当が出る時かけるんですよ.そのときにワサビふりかけがないとダメ.
- 光一
- ふりかけがないと御飯食えない.
- AOI
- うん.ふりかけがあれば,好きなオカズ,嫌いなオカズがあるじゃないですか.ダメなオカズばっかりとしても大丈夫なんですよ.
- 光一
- よく俺,のり弁当とかにされてるやつあるでしょ.あれ許せないな,俺.
- 剛
- いいじゃないですか.
- 光一
- 絶対に白い御飯がええって.
- 剛
- でも,絶対にのり弁がええっていう人も.
- 光一
- だって,のり弁やったらふりかけだってかけられへんで,おまえ.
- 剛
- いや,ちょっと.
- 光一
- かけられへんっちゅうねん.
- 剛
- ちょっと失礼してって,よけて.
- 光一
- 黒いの付くやん.
- 剛
- 小学生バトルみたいでしたね.
- 光一
- ワサビふりかけ.
- 剛
- これは?
- 光一
- ブレスレットですか?
- AOI
- 今もしてるんですけど,これ僕ですね.
- 光一
- これはどういった?
- AOI
- どういったというか,超お気に入りという感じで.もういつも.今もしてる通り,ライヴでも.お守りみたいなもんですね.
- 剛
- 変身できるとか,誰かと喋れたりとか?
- AOI
- 喋れないけど,変身はできます.
- 剛
- 変身はできる.
- AOI
- 日によって.
- 光一
- ちょっとカメラのほう見せていただけますか?かっちょええですよね.
- AOI
- お守り.
- 光一
- なんか,つけてると安心するっていう感じなんですかね,やっぱり.
- AOI
- うん.
- 光一
- そういうのありますよね.あ,戻りました.それではこいつはこのへんにしたいと思います.さあ,それではガチャガチャマシーン・アルファ.
- IZAM
- アルファ?何が変わったんですか?
- 光一
- 名前だけです.
- 剛
- ぜんぜなん何も変わってないですから.
- 光一
- さあ,それでは回して下さい.「つかぬことをお伺いします.じつはバイト経験の豊富な皆さんに質問です.ミュージシャンになるよりも,本当のところは美味しかったかもしれない仕事って何ですか?」.
- IZAM
- ミュージシャンよりも美味しかった仕事.そうですね,僕,一回,広告代理店で働いてたことあるんですよ.その時に週3日勤務で月45万だったっけな?
- 光一
- それはバイトなわけないですよね?もちろん.45万だったら.
- IZAM
- いや,アルバイト.
- 光一
- え?それは怪しい?
- IZAM
- いや,ごく普通のちゃんとした雑誌とか,そういうのを扱ってる.それの事務だったんですよ,僕.
- 光一
- それはバブリーな時じゃなくて?
- IZAM
- いや,バブリーな時ですね.その社長さんがすごくバブリーで.
- 剛
- それいいですね.週3日.
- 光一
- 今どうなっちゃってんだろうな?
- IZAM
- もう会社ごと倒産したんで.
- 光一
- それはそんな給料あげてたらな.
- 剛
- 45万すごいな.
- 光一
- AOIさんなんかあります?
- AOI
- 僕は,ないですね.今の仕事っていったら変だけど,やっぱり好きなことやって御飯食べれてるわけだから.
- 光一
- もう今が満足っていうか.
- AOI
- バイトしてる頃に較べたら.
- 光一
- これが一番良かっただろうと.
- AOI
- と思います.
- 光一
- まあ,IZAMさんがこれが一番良くないと思ってるわけではないですけど.拓郎んさはどうです?何かあります?そういうの.
- 吉田
- アルバイトですか?いっぱいしましたよ,学生の時に.
- 光一
- 例えば?
- 吉田
- 一番ユニークだったのはね.大学生の頃,お酒を覚えた頃で,遅かったんで.お酒飲みはじめるとすごい自分が機嫌がいいっていうことに気が付いて,お酒を飲めるバイトがないかな?って友達に言ったら,一つ紹介してくれたのがね,木こり.
- 光一
- 放送禁止用語じゃないですか?
- 吉田
- すいません.木材伐採業.
- 光一
- 伐木業務.
- 吉田
- ええ,それでね,それ,三食酒付きって書いてあったんだ.
- 光一
- 三食酒付き.
- AOI
- 俺も木こりやったことありますよ.
- 吉田
- あるの?
- AOI
- 昼寝も付いてますよね.
- 吉田
- あ,付いてる.昼寝も付いてる.
- 剛
- ほんまかいな?それ.
- 吉田
- あるんだよ,バイトで.それですごい身体中が木クズでかぶれちゃったんだけど,けっこういい金になって酒飲めるっていうんで行っことあるね.ちょっと悲しいバイトだったけど,忘れられないもんね,あれ.
- 光一
- 拓郎さんがそんなことしてたんや.
- 剛
- やってたんやな.
- 吉田
- あるの?木こり.木こり仲間っていうのもすごいね.
- AOI
- 僕も初めて会いました.
- 吉田
- あんまりいないよね.絶対いないと思うよ.仲良くしよう.
- 光一
- 僕も仲間ですよ.
- 剛
- 免許もってますから.
- 光一
- 僕もチェーンソー免許もってますからね.
- 吉田
- チェーンソーの免許もってるの?
- 剛
- いつでもジェイソンの役できますからね.
- 光一
- 切りましたもん.
- 剛
- うまいっスよ,切るの.
- 光一
- もう一つじゃあ,回して下さい.AOIさん回しますか?
- AOI
- はい.
- 光一
- ありがとうございます.「つかぬことをお伺いします.うちらって相当これだけはぜんぜん他のミュージシャンと違うと認識してしまう,変なところってどのへんですか?」.
- IZAM
- 変なところ?他のミュージシャンとは違う変なところ?何でしょう?
- AOI
- 何だろうな?たくさんありそうだけど.
- 光一
- 変なところっていうか,これだけは違うぞっていうのは.
- IZAM
- 何でしょうね?
- 光一
- 何でしょう?
- IZAM
- 多分,自分たちが思うよりも,自分たち以外の人が見て「あいつらなんかここが変だよね」とかのほうがいっぱい見つかるんじゃないかな?
- 剛
- いや,至って普通じゃないですか.リハーサルとかも,すごい普通ですよね.
- AOI
- 普通だっていうことじゃないの?逆に.僕とかもそうなんだけど,なんて言うのかな?普通のミュージシャン.というのは,本当もう目立ちたくて音楽やってるっていう部分も多分あると思うけども,もともと僕エレキギターじゃなくて他の楽器やってたのね.それでやっぱり音楽やりたくてバンドを始めて,バンドを作ってだったから,そういうすごく普通の人という.べつに不良じゃないじゃないけど,すごいなんかドーッって.なんかよくわかんなくなっちゃった.
- 光一
- でも,歌番組とかで他のタレントさんとかがリハーサルとかで集まって座ってますよね.カメラモニター見るんですけど,なんかうちら二人,メチャ普通ですよね.周りけっこう「芸能人や」おもうねんけども.
- 剛
- っていうか,暗いね,僕ら.紗がかかってるでしょ,なんか.5cm以上近づいたら悪魔に取り憑かれるっていうような紗がかかってるでしょ.
- 光一
- さあ,もう一ついきましょうか.
- 剛
- ちゃうねん,ちゃうねん.だから僕ら,よう「恐い」っていわれる.
- 光一
- はい.ありがとうございます.
- 剛
- 今日は僕は枕を濡らしますよ.
- 光一
- ええ,「つかぬことをお伺いします.1999年,ノストラダムスによると,今年の7月に空から大魔王が現れて,地球が滅亡するそうですが,もしも本当にそうなるとしたら,残された一日,誰とどのように過ごしますか?」.
- 剛
- 大魔王ね.
- IZAM
- 大魔王ってどんなやつなんでしょうね?
- 剛
- 大魔王じゃなくて,牛魔王の間違いなんじゃないですか?
- 光一
- すいません,それはどっちの牛魔王なんでしょう?「ドラゴンボール」の?
- 剛
- ええ,ドラゴンボールの.
- 光一
- そうですか.どうですか?何しましょう?その一日は.
- IZAM
- 何しましょうね?何します?
- 剛
- 何しましょう?
- 光一
- 拓郎さんに聞いてみましょう.拓郎さんどうします?明日滅亡するっていったら,今.
- 吉田
- 今ここすぐ仕事やめて,この現場から立ち去って,それで,えぇと,あのね,言いづらいんだよ.後で話そうな.僕は絶対にカヨといるよ.
- 光一
- カヨさんと.
- 吉田
- そうだよ!
- 光一
- 奥さんと.
- 吉田
- もちろん!!
- 剛
- カッコいいなぁ.
- 吉田
- 絶対だってば.
- 光一
- 正直になりましょうよ.
- 吉田
- 家に帰る.
- 光一
- 正直なりましょうよ.
- 吉田
- 家帰る.
- 光一
- AOIさん何します?
- AOI
- 僕はその牛魔王じゃなく大魔王に興味があるから,どうやって破壊するかをちゃんと見たいですね.世界を一瞬で破壊するんですかね?
- 光一
- どうなんでしょう.噂によると衛星が落ちてきてとか.
- 剛
- プルトニウムがどうとかいろいろありますからね.
- 光一
- じゃあ,IZAMさんは?
- IZAM
- 僕ですか?僕はどうしようかな?
- 剛
- 何しましょう?
- IZAM
- あと一日ですもんね.とりあえずは,お金全部おろして,好き何ものをたくさん買って,ストレスを発散して,それで家にいるかな.
- 光一
- まあ,こはどうなるんでしょうね.わかりませんけど.さあ,それではLOVE LOVEな歌にいきましょう.さあ,LOVE LOVEな歌は?これ,いいっスね.ジャン.CCB.
- 剛
- 「ロマンティックが止まらない」.
- IZAM
- 「ロマンティックが止まらない」.
- 光一
- これはもう,知らない人がいないんじゃないかっていうぐらい.
- IZAM
- 12年ぐらい前の曲ですね.
- 光一
- これはどういった思い出があるんですか?
- IZAM
- 僕,小学生だったんですけど,ドラマの主題歌だったじゃないですか.
- 剛
- 「毎度お騒がせします」ね.
- IZAM
- そうそう.そのドラマがPTAに引っかかっちゃって,「見ないように」って言われたけど見てて.それでその時にやっぱり,パンツ一丁で走り回ってるじゃないですか.その中で必ず流れてて.
- 剛
- ミポリンとか,ダンプさんとか,ブル中野さんまで出てて.なんで俺,こんなに詳しいんかな?
- 光一
- 見てたよな.それで思い出が.
- IZAM
- はい.
- 光一
- では,歌っていただきたいと思います.それではスタンバイよろしくお願いします.
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