#105
 
  
HomePageだけの特別編集版 千秋編
 
 
 - 光一
 - はい,改めてご紹介します.今夜のゲストは千秋さんです.
 - 千秋
 - こんにちは,よろしくお願いします.
 - 光一
 - こうして僕たちは,お話するのは初めてぐらいですかね.
 - 千秋
 - 初めてです.
 - 光一
 - 拓郎さんとは?
 - 吉田
 - 初めてです.
 - 千秋
 - 初めてです.
 - 吉田
 - はじめまして.
 - 千秋
 - ね.はじまして.
 - 光一
 - 千秋さんは,拓郎さんの全盛期は知ってますか?
 - 千秋
 - 全盛期?
 - 光一
 - 前世じゃないよ.
 - 千秋
 - びっくりした.
 - 光一
 - 拓郎さんがこんな髪形してた時代の.
 - 剛
 - ギター弾いてガンガン歌ってた時.
 - 光一
 - ♪僕の髪が〜って.
 - 千秋
 - 知ってる.♪肩から伸びて〜.違う,♪肩まで伸びて〜.
 - 光一
 - 肩から伸びたら.
 - 千秋
 - 知ってる.♪ラララララ〜でしょ.
 - 吉田
 - そうですよ.
 - 千秋
 - 知ってます.その頃は見てないけど.
 - 吉田
 - いま幾つですか?
 - 千秋
 - 27歳.このあいだ誕生日だったんだもん.
 - 剛
 - あ,そうなんですか.
 - 光一
 - おめでとうございます.
 - 千秋
 - ありがと.
 - 剛
 - じゃあ,その誕生日プレゼントと言ってはなんですが,こちらの.フィギュア集めるのがすごく好きだというえこともお聞きしまして,こちらのお人形を.
 - 千秋
 - やった!可愛い!!なに?これ.
 - 剛
 - ちゃんと内村さんとウドさんもいますんで.
 - 光一
 - ポケットビスケッツとして.
 - 千秋
 - 本当だ.ありがとう.これ,目がパッチリして可愛い.
 - 光一
 - ちょっと壊れやすいから,気を付けて下さいね.
 - 千秋
 - ありがと.
 - 光一
 - 27歳.とても27歳には見えないんですけども,拓郎さん,射程範囲じゃないですか?
 - 剛
 - 守備範囲ですよね.
 - 吉田
 - すいません,射程ってなんですか?
 - 光一
 - まあ,射程ですよ.
 - 千秋
 - 私のことは好きか嫌いかっていう.
 - 光一
 - いや,そんな率直な,あなた.
 - 吉田
 - いや,まあ,どうすればいいんですか?
 - 千秋
 - あまり目を合わせてくれないんですよ.
 - 光一
 - 拓郎さんは,いつもそうなんですよ.
 - 剛
 - 照れ屋さんなんです.
 - 千秋
 - そうなんですか?
 - 光一
 - 女性ゲストの場合,いつもそうなんですね.
 - 剛
 - ごっつ見てるで.ごっつ見られてるで.
 - 光一
 - かなり昔の拓郎さんを見てるかなと.
 - 剛
 - 今日は,ちょっと緊張してらっしやるんですかね.
 - 光一
 - 千秋さん,拓さんの第一印象というか,どうですか?
 - 千秋
 - 恐そう.
 - 光一
 - やっぱりね.
 - 吉田
 - ええ,恐いですよ.
 - 千秋
 - 恐いんですか?怒ったりするんですか?
 - 吉田
 - ええ,すぐ怒ったり,すぐ噛みついたり.
 - 千秋
 - 噛みつくんですか?
 - 吉田
 - ええ,わりとすぐ噛みます,人を.
 - 千秋
 - いつもそうなんですか?
 - 剛
 - だいたいそうですね.
 - 千秋
 - 仲良しですか?
 - 剛
 - 仲は良いですよ.
 - 光一
 - 僕らが仲良しって言えるあれでもないんですけども.
 - 剛
 - 僕も第一印象は,恐いかなって思いましたけどね.
 - 光一
 - それは拓郎さんは恐いわなって思いましたけどね.
 - 吉田
 - 恐いですよ.だから,すぐ噛んじゃうし.大変恐いです.
 - 千秋
 - 怒られたことあります?
 - 光一
 - ないない.
 - 千秋
 - じゃあ,恐くないじゃん.
 - 剛
 - いや,ちゃんとするとこは,ちゃんとしようやっていう.
 - 光一
 - そうそう.
 - 千秋
 - 私,今日,一回ぐらい怒られるかな?
 - 光一
 - それはないでしょ.
 - 吉田
 - そんなことないですよ.
 - 剛
 - 触るのはあかんやろ.
 - 吉田
 - そういう人なんですね.
 - 剛
 - 僕らでも,喋ったりね,「拓郎さん」とか.
 - 光一
 - 抱きつくぐらいまでは.
 - 剛
 - ここぐらいまではいけるけど.
 - 光一
 - 顔をさわるのはね.
 - 剛
 - まだチャレンジしてないからね.
 - 光一
 - 特に千秋さんは女性ですからね.女性はけっこう拓郎さんね,恥ずかしがり屋さんですから.
 - 吉田
 - まだ独身なんですか?
 - 千秋
 - はい.
 - 吉田
 - そういう予定とかは立ってるんですか?
 - 千秋
 - 結婚する予定?
 - 吉田
 - そうですね.
 - 千秋
 - ないですね.
 - 光一
 - そういう話っていうか,千秋さんのタイプの男性っていうのは?
 - 千秋
 - 聞くんですか?
 - 光一
 - 聞きたいですね.
 - 剛
 - ゲストですからね.
 - 千秋
 - いいですか?ドラえもん.笑われるから言いたくないんですよ.
 - 剛
 - それは,顔が青い人とか?なんでも出てくるとか?
 - 千秋
 - そう,そこ.
 - 剛
 - いや,ちょっと待って下さい.それはドラえもんを好きじゃないんですよ.四次元ポケットが好きなんですよ.
 - 光一
 - そう.
 - 千秋
 - そうとも言えるかも.
 - 剛
 - だから,例えば僕であり,光一であり,拓郎さんが四次元ポケットをもってて,「もしもボックス」「スモールライト」出たら,それでほれるわけですか?
 - 千秋
 - はい.結婚して下さい.
 - 剛
 - っていうことは,やっぱり四次元ポケットだけの問題でしょうね.ポケッツだけに.
 - 光一
 - うまいな.
 - 千秋
 - なんで複数形なの?ポケットだよ.
 - 光一
 - のび太君はダメ?
 - 千秋
 - 嫌い.あいつ嫌い.
 - 光一
 - スネ夫は?
 - 千秋
 - スネ夫は,私と似てるから好き.
 - 剛
 - 似てるんですか?
 - 千秋
 - 性格が.なんか小さくてズルいとこが.
 - 光一
 - しずかちゃんじゃないんだ.
 - 千秋
 - しずかちゃんは大好き.ああいう子にはなれないからね,憧れる.
 - 光一
 - いつでも風呂入ってるけどね.
 - 剛
 - でも,しずかちゃんのの唯一の欠点は,バイオリンがヘタっていうことですね.
 - 千秋
 - 本当?
 
 - 剛
 - すごいヘタなんですよ.
 - 千秋
 - 習ってるんだっけ?
 - 剛
 - 習ってるんですけど,バイオリンはメチャクチャ下手ですからね.
 - 光一
 - ちょっとドラえもんから離れて,人間的にないんですか?
 - 剛
 - 人間でいきましょうよ.所詮ネコ型ロボットじゃないですか.
 - 光一
 - 漫画ですからね.
 - 剛
 - 人間的に.性格的に.
 - 光一
 - 性格はこういうのがいい.
 - 千秋
 - ルパン.
 - 剛
 - また漫画やないかい.
 - 光一
 - 漫画やねん.
 - 剛
 - ルパンはどこに惹かれるんですか?
 - 千秋
 - 死なないところ.
 - 剛
 - 死なないとこね.ルパンの素晴しい巧妙なテクニックでものをどんどん盗んでいきますよね.でも,それをアドバイスする次元っていう髭のはえたお兄さんいますよね.僕はその次元が好きなんですけど.
 - 千秋
 - タイプ?
 - 剛
 - タイプですね.
 - 光一
 - 違うやろ.
 - 剛
 - タイプちゃうけども.ルパン.
 - 千秋
 - ルパン.
 - 剛
 - なかなか死なないところ.
 - 千秋
 - そう.だって,すごい危機一髪でも絶対に助かるでしょ.
 - 剛
 - そうですね.あの人死んだら終わってまいますからね,漫画が.
 - 光一
 - 拓郎さんなんてどうですか?
 - 千秋
 - 拓郎さん,まだよく知らないんだもん.ぜんぜん今日は喋ってくれないしさ,こっち見ないしさ.
 - 剛
 - 照れ屋さんですからね.
 - 光一
 - 照れ屋さんですからね.じゃあ,特に人間的にはないわけですね.
 - 千秋
 - うん,多分.
 - 剛
 - 漫画に惹かれてしまうタイプなんですか.
 - 千秋
 - うん.あと,「芸能人で誰が好きですか?」って言われるけど,思い付かないでしょ.思い付かないのに言ったらさ「じゃあ,その人のどこが好きですか?」とかって,わかんないのに言っててもさ,ボロが出ちゃうから.
 - 光一
 - じゃあ,そういう話はちょっと難しいと.まあ,じゃあ千秋さんの好きな話をしましょう.千秋さんはお菓子好きだと.
 - 千秋
 - はい.
 - 剛
 - お菓子好き.
 - 千秋
 - お菓子大好き.
 - 光一
 - かなりのお菓子好きと聞きました.ご飯よりもお菓子と聞いたんですが.
 - 千秋
 - 普通,ご飯よりお菓子でしょ.
 - 剛
 - いや,お菓子よりご飯でしょ.
 - 千秋
 - ご飯はだって,食べなきゃいけないものじゃん.
 - 剛
 - そうですね.
 - 千秋
 - 「食べろ」って言われるもの.お菓子は食べたいのにあんまり食べさせていくれないでしょ,お母さんとか.だから,大人になったらそれが自由になるから,もうお菓子ばっかり食べちゃうの.
 - 光一
 - なんか本当に三食ちゃんとご飯食べずに,お菓子っていう時もあるみたいで.今日は朝から何を食べて?
 - 千秋
 - 今日は,マロンパン,ビターチョコレート,ラムネ,酢こんぶ,以上.
 - 光一
 - ちゃんとしたご飯ものはないんですよ.白いご飯食べますか?
 - 千秋
 - 食べますよ.だって,お弁当に入ってるんだもん.
 - 剛
 - 今日はお弁当も食べましたか?
 - 千秋
 - お弁当なかったんですよ.
 - 光一
 - あれ?それはね,多分スタッフは,千秋さんはお菓子を食べるだろうと.
 - 千秋
 - じゃあ,お菓子が来てもいいじゃないですか.
 - 剛
 - そうですよね.
 - 光一
 - そらそうやな.それは言っとこう.
 - 千秋
 - ご飯はね,なんか食べたくないの,本当は.本当は食べなくて済むんならお菓子でいいんだど,でも,ご飯食べないと栄養なくなって病気になっちゃうから,しょうがなく食べるのね.だから,おご飯食べる時も,最後にデザートでお菓子を食べるために食べてるの,嫌々.
 - 光一
 - ご飯はじゃあ,嫌々なんだ.変わってるね.
 - 剛
 - じゃあ,ご飯で好きなものっていうのはないんですね?
 - 千秋
 - スパゲティとハンバーグは好き.
 - 剛
 - でも,あんまり栄養あるっちゅうことでもないですね.
 - 光一
 - 拓郎さん的にはどうですか?そのへん.
 - 吉田
 - いや,まあ,それはご飯が嫌いなら食べなきゃいいし,お菓子が好きなら食べりゃいいしね.自由じゃない.それでいいんじゃないの?
 - 千秋
 - そう.
 - 吉田
 - 俺はそう思うよ.
 - 光一
 - 拓郎さんはお菓子食べます?
 - 吉田
 - お菓子嫌いだよ,俺.
 - 千秋
 - なんで?
 - 吉田
 - いいじゃん.今言ったじゃない.嫌いなら食べないでいいんだし.
 - 千秋
 - あ,そうか.
 - 吉田
 - 食べたいものを食べればいいしね.だから僕は,お菓子嫌いでご飯が好きだから,ご飯はよく食べる.そんだけのことじゃないね.
 - 千秋
 - そうね.
 - 吉田
 - さあ.
 - 千秋
 - 話が合ったよ.
 - 光一
 - じゃあ,LOVE LOVEなものにいきたいと思います.こちらのね,デジタルスチルカメラ.
 - 剛
 - 何を撮ってきていただいたんでしょうか?
 - 光一
 - あれ?
 - 千秋
 - 寧々ちゃん.
 - 光一
 - 大塚寧々さん.
 - 千秋
 - 私が芸能界で初めて出来たお友達なの.で,寧々ちゃんも芸能界で初めて出来たお友達が私なんだって.だから,お互いに初めてタレントさんのお友達で.それでね,このあいだ結婚されたでしょ.その人と,もう3年以上前に,その人と寧々ちゃんがまだお付き合いとかしてない時に,3人でローリング・ストーンズのコンサートを見に行ったの.その時はみんなお友達で.それで3人で行って,3人でずっとご飯食べたりしてたんだけど,その時かにらその二人はいい感じだなと思ってたの.
 - 光一
 - そんな暴露してどないすんねん.
 - 千秋
 - 違うの.後から聞いたら付き合ってなかったの,ぜんぜん.でも,私の直感が当たって,しばらくしたら結婚したでしょ.でも私もね,そのね,旦那さんになった人のことはね,ファンだったのね.でも,その人,私のことはぜんぜん気にも止めてなかったみたい.
 - 光一
 - 千秋さん的にはどうだったんですか?
 - 千秋
 - 私は,その人の,三代目魚武さんっていう詩人の人なんですけど,その人の本ももってて,ファンだったの.この人とお友達になっていっぱい遊べたらいいなと思ってたんだけど,それ以来一回も遊んでなくて.
 - 光一
 - あらら.
 - 剛
 - あらら.
 - 千秋
 - 寧々ちゃんのとこに行っちゃった.
 - 光一
 - なるほど.いまでも大塚さんとは遊んだりするんですか?
 - 千秋
 - うん.今度,おうちに行ってご飯作ってもらうの.
 - 光一
 - 意外な接点がありましたけど.続いては?
 - 剛
 - お,ウドさん.
 - 千秋
 - ウドちゃん.
 - 光一
 - はい,きた.
 - 千秋
 - ウドちゃんは,なんかこの後ね,何人かこういう人が続くんですけど.あ,これは「ウリナリ」のKinKiです.
 - 光一
 - 「ウリナリ」のKinKi.
 - 剛
 - KinKiなんですね.
 - 千秋
 - 「ウリナリのKinKi撮ってくれ」って言われて.
 - 光一
 - よいこのお二人やないかい.
 - 剛
 - お,内村さん.
 - 千秋
 - はい.
 - 光一
 - これ内村さん?あらあら.
 
 - 千秋
 - メイク前ですね.髭剃りにね,1時間かかるんですよ.
 - 光一
 - え!?
 - 千秋
 - だから,女の子と同じぐらいの入り時間に入って,髭がなんか濃いのかわかんないけど,ずっとずっとやってるの.
 - 光一
 - ヒリヒリするやん.
 - 千秋
 - うん.もうなんか,肌超荒れちゃってる.
 - 光一
 - 拓郎さん髭はどうですか?
 - 吉田
 - 僕,髭ない.ぜんぜんはえないです.チョコチョコっとはえるだけで.髭のはえる人って羨ましいよね.ボワッて.
 - 剛
 - はえますよ,僕も.鼻の下と顎と.
 - 吉田
 - 放っとくとはえちゃうの?
 - 光一
 - はえますよ.
 - 剛
 - 僕,今日,朝ごっつ髭延ばしてきましたよ.
 - 吉田
 - 本当?見たいね.
 - 剛
 - 床引きずってきましたよ.
 - 千秋
 - そんなに伸びるの?
 - 剛
 - スーッとね.
 - 光一
 - 歩いた後,奇麗になってたね.
 - 剛
 - クリーンっていう感じですね.
 - 光一
 - これは何でしょう?
 - 千秋
 - これはね,チロル社っていう,私がふざけて作っている洋服のブランドのいちばん新しいデザインなんですけど.
 - 光一
 - ふざけて作ってんだ?
 - 千秋
 - そう.ふざけて友達と作ってるの.でね,「歌姫対女芸人」って書いてあるんですけど.私ね,歌手になりたくてね,フジテレビの「ゴールドラッシュ」っていうの受けたの.で,歌手部門で歌手部門のチャンピオンになったの.なのに,事務所に入ったら「お笑いやりなさい」って言われたの.それで,「出来ないよ」って言ったんだけど,「お笑いとかバラエティをやって,ちゃんと出来るようになったら将来歌わせてあげるから」っていて,ずっとバラエティの仕事ばっかりやってるうちに,バラエティも大好きになったの.それで,自分はね,肩書きがね,「何ですか?」って言われた時に「何かな?」って思ってね,それでああいうふうに書いたの.
 - 光一
 - あんまりようわからん.
 - 千秋
 - なんで?
 - 剛
 - 自分の中での戦いっていうことですか?
 - 千秋
 - そう.
 - 光一
 - あ,なるほど.わかった.
 - 剛
 - 歌姫と女芸人,どっちの顔もあるみたいな.
 - 千秋
 - どっちも捨て難い.
 - 剛
 - 戦っとるという.
 - 千秋
 - 姫は付くんですけどね.
 - 光一
 - なるほど.
 - 千秋
 - あ,これ,私んち.
 - 剛
 - 何ですか?これ.
 - 光一
 - ペッツ?
 - 千秋
 - ペッツ.
 - 光一
 - あのラムネみたいなやつ.
 - 千秋
 - おもちゃいっぱい集めてるんですかけど.
 - 光一
 - こんないっぱいあるんだ.
 - 剛
 - ムチャクチャありますね.
 - 千秋
 - もっとあるよ.300〜400ぐらいある.
 - 光一
 - すごいな.
 - 千秋
 - もう本当はね,いらないぐらいなんですけど,止まんなくなっちゃって.いろいろもらっちゃったりするから.
 - 光一
 - どんな家なのか想像つきませんけどね.
 - 千秋
 - これはね,ファンの人のフィギュア作る人がわざわざ作って送ってくれたの.で,これを撮って見せたら,こういうのもらえるかなと思って撮っただけなの.
 - 光一
 - 今日はこの人形あげますから.
 - 千秋
 - これ全部?
 - 光一
 - いや,これ僕らももらったことないんで.
 - 千秋
 - うそ?
 - 光一
 - ゲストのはちゃんと.
 - 剛
 - 僕のなんかジャケット割れてますからね.
 - 光一
 - これはいいですよ.
 - 千秋
 - ありがと.
 - 光一
 - フィギュアはさっきもね,剛もいってましたけど,好きみたいですね.
 - 千秋
 - うん.
 - 光一
 - これは,ちょっとさん自身なのかな?
 - 千秋
 - みたい.
 - 光一
 - よくできてますね.
 - 千秋
 - だってこれ,普通の人が作ったみたいよ.おうちにいっぱいあるの,これが.
 - 光一
 - 終わっちゃいましたね.ちょっとね,このへんのお話も聞きたい,やっぱり.
 - 千秋
 - ウドちゃん.
 - 光一
 - ウドさん.ポケットビスケッツとしてもやってますけど.
 - 千秋
 - そう,うちのポンコツ.
 - 光一
 - ポンコツっていうことは,ダメなんですか?
 - 千秋
 - ダメですよ.
 - 剛
 - でもね,見てたら一生懸命ギター覚えてはったでしょ.あれなんかすごい頑張り屋さんじゃないですか.
 - 千秋
 - だって,コードは4個か5個ぐらいしかなくて,本当に2〜3小節なんだよ.それなのにね,何週間も何週間もかかるしね,一回覚えたと思っても,すぐ次の日に忘れるの.だからもう本当にね,足手まといっていうか,なんかいろいろ.それで署名運動やってお礼の旅で地方とか行った時も,朝まで遊んでて.前の日に前乗りしても朝まで遊んでるから,本番の時に目を真っ赤にしてたり,酒臭かったり.ぜんぜん真面目にやる気ないの.
 - 光一
 - やる気ないんや.
 - 千秋
 - うん.
 - 光一
 - 内村さんもポケットビスケッツで.
 - 千秋
 - テルさんは,ポケットビスケッツですよ.
 - 光一
 - ウッちゃんはどうですか?
 - 千秋
 - ウッちゃんは,やる気がないみたい.
 - 光一
 - あかんねんや.
 - 剛
 - みんなないんですか?
 - 千秋
 - 私はすごくやる気があるの.さっき言ったみたいに歌手になりたかったから.
 - 光一
 - 歌うまいですもんね.
 - 千秋
 - ありがと.歌大好きだから,歌を一生懸命やるでしょ.でもね,「俺たちはどうせおまけだ」とかね,そういうふうに言ってね,なんかちゃんとやってくれないの.
 - 光一
 - そういうグループはどうですか?拓郎さん.
 - 吉田
 - はい?
 - 剛
 - どうです?「俺たちはおまけだ」.
 - 光一
 - ヴォーカルがいて.
 - 吉田
 - 僕,知らないんですよ.
 - 光一
 - ポケットビスケッツっていう3人組みで.
 - 吉田
 - 知らないんですよ.
 - 千秋
 - じゃあ,教えてあげようか.
 - 吉田
 - 今日,初めてね,僕,彼女テレビでよく見てますけども,「千秋さんて誰だろう?」と思ってたんですよ.
 - 光一
 - テレビではよく見てるけど.
 - 吉田
 - 昨日のリハーサルもお見えにならなかったし,今日初めて彼女が入って来たのを見て,「あ,この人が千秋さんだったんだ」っていうのが初めてわかったんですよ.それで歌とかずっと聞いてて,すごく声の出る人だなって思って.ずいぶん印象違いましたね,テレビとは.
 - 千秋
 - テレビの印象はどんなんでした?
 - 吉田
 - 楽しい人だなぁっていう感じですけどね.
 - 千秋
 - ありがと.
 - 吉田
 - どういたしましてっていう感じです.
 
 - 光一
 - それでは,これはこのへんにしまして,ガチャガチャマシーン・もぎたてにいきたいと思い増す.ちょっとお待ちを.はい,これを回して下さい.いろいろな質問が入っています.はいはいはい,いやいや,そんな出さんで.
 - 剛
 - 出過ぎてるがな.
 - 光一
 - 出し過ぎや.「日本一年齢不詳アイドル,千秋さんに質問です.ずばり男性のタイプを教えて下さい」.ドラえもんだもんね.
 - 千秋
 - うん.
 - 光一
 - さあ,もう一ついこう.「日本一年齢不詳アイドルの千秋さんに質問です.その昔,いろいろなアルバイトをしては,すぐに辞めていたそうですが,いちばん美味しかった仕事は何ですか?」.アルバイトを?
 - 千秋
 - 私,高校と大学生の時にアルバイトするでしょ.それでね,いちばん美味しかったのはね,キャディーさん.
 - 光一
 - それはもう完璧に「何番アイアン」とか言ったらわかるんだ?
 - 千秋
 - ううん,ぜんぜんわかんないの.
 - 光一
 - え?
 - 千秋
 - でも,キャディーさんにくっついていくと,見習いみたなやつでね,本当のキャディーさんがいて,それに一緒にくっついて.1時とか2時に終わるじゃないですか.でも,8千円とかくれるの.だから普通は夜遅くまで働いて.
 - 光一
 - お昼ぐらいに終わって8千円ぐらいもらえちゃうんだ.
 - 千秋
 - そう.朝早いんだけど.だから,その後も遊べるでしょ,だから面白かったのね.でね,ずっとずっと付いていくと,見習いで8千円なの.でも,それを3回終わったら,4回目からは一人立ちしなきゃいけないの,キャディーを.でも,それ知らなくて.4回目に行った時にも,また誰かにくっついてるだけで,散歩してるだけで8千円もらえると思ったら「あなた4回目だから一人でやりなさい」って言われたの.そしたら,一人で行ったら,ぜんぜんゴルフ知らないのに団体さん良くでしょ.そしたらさ,カートみたいの押すのね.で,自動なんだけどちょっと重いの.それを坂とかずっと押さないといけなくて,重いなと思って.そしたら,ゴルフの人が「何番アイアンを下さい」とか.
 - 光一
 - 言うね.
 - 千秋
 - 「どれですか?わかんないです」って言って,とりあえず「7番アイアン下さい」って言われたら,7って書いてあるのをいっぱい持ってって.で,「5番アイアン下さい」っていったら5番を持っていって.いっぱいガチャガチャ持ってくから傷ついたりするし,「もういい」って言って,「押してるだけでいいから」って言われたの.で,カート押してたんだけど,重いんですよ,自動なんだけど.重くって,ちょっと坂になったら,グォーッて行っちゃったのね.「ヤバいヤバい」と思って.それを離しちゃったら,ゴルフバッグ全部グシャってなっちゃうから.「うわぁ」と思ったら道からはみ出て,芝生の中行っちゃったの.でも離したらいけないから,ゴルフ場の奇麗なグリーンの中を,私が通った後,グワーッと掘り起こされて汚くなって.それであっちのキャディーさんとかが止めてくれて,「なにやってんの?あんた」って.で,もうゴルフの人も,「これも押すから,本当についてくるだけでいい」って言って,ゴルフのお客さんが押して,お客さんが自分で持って,私はずっと後ろからついてくだけで.「その代わり,ボールはよく見てくれ」って言われてボールを見てたんだけど,ボールってちっちゃいじゃん.ぜんぜん見えない.ポーンって打つとこまではわかるんだけど,どっか行っちゃうから,「なんで見てなきゃいけないのかな?」って思ったら,なんかの時に「あれはなんだ?キャディーさん.OBかな?」って言うから「OBです」って言ったの.そしたら「じゃあ,もう一回打とう」って言って,3人で行ってあっちに行ったら,ボールが4個あるの.それでもう「本当に見てなくてもいい」って.
 - 光一
 - じゃあ,何にもすることない.
 - 千秋
 - 本当に付いて行くだけ.
 - 光一
 - それでもバイト料はもらったんですか?
 - 千秋
 - バイト料はもらって.
 - 光一
 - あら.
 - 千秋
 - でも,その人たちからなんか,お礼もらえるじゃないですか.バイト代はゴルフ場から,お客さんからは.
 - 光一
 - チップみたいな.
 - 千秋
 - チップみたいなもらえるの.だから,2倍になるんですよ,だいたい.で,独り立ちしたっていうことは,私ももらえると思ってたら,終わってから「あ,そうだ,キャディーさん」ってポケットから飴だして,「キャディーさん,これお礼だよ」って.
 - 光一
 - ずっとこのキャラやったんやろうな.
 - 千秋
 - あとは他のキャディーさんと喧嘩して,もうそこはくびになって.
 - 光一
 - そりゃなるわな.
 - 千秋
 - あと,テレフォンアポインターもやったの.
 - 光一
 - テレフォンアポインターって?
 - 千秋
 - 「家庭教師やりませんか?」って電話をして.そういう電話を片っ端から.何かの名簿をバーッと.やってたんだけど,「家庭教師やりませんか?」「うちはいいです」って何回かけてもダメだから,そのうち友達んちにずっと電話して.1時間友達と電話したら800円もらえるから.いつも行っては友達と長電話して.それもバレて怒られた.
 - 光一
 - バレたんかいな.あかんがな.アルバイトか.けっこうじゃあ,いろいろやってたんですね.
 - 千秋
 - すぐに一週間か二週間で辞めちゃうから.
 - 光一
 - っていうか,辞めさせられてる.
 - 千秋
 - みたい.
 - 光一
 - 拓郎さんはバイトなんかはしなかったですか?
 - 吉田
 - しましたよ,いろいろ.
 - 光一
 - 何をやりました?
 - 吉田
 - 電気屋とか酒屋とか,ビヤガーデンのボーイとか.
 - 千秋
 - 普通にいっぱいやってるじゃん.
 - 吉田
 - 学生の頃ってバイトするよね.
 - 千秋
 - うん.
 - 剛
 - 運んできたんですか?
 - 吉田
 - そうですよ.枝豆とかも全部.学生の頃ってバイトしますよね,みんなお小遣い欲しくてね.
 - 剛
 - 見たいっスね.
 - 吉田
 - そうですか?じゃあ,今日焼き肉屋で.
 - 剛
 - やってくれます?
 - 吉田
 - あ,今日やります,じゃあ.
 - 剛
 - マジですか?
 - 吉田
 - はい,いいですよ.
 - 剛
 - 頼みますよ,僕.
 - 吉田
 - いいですよ.
 - 吉田
 - ビール飲むんですか?
 - 剛
 - ウーロン茶を.
 - 吉田
 - はい.ウーロン茶を大きいジョッキに入れて.
 - 剛
 - いいですね.
 - 吉田
 - はい.
 - 千秋
 - 重そうじゃん.
 - 吉田
 - たくさん持つのはね.
 - 剛
 - テストとかないんですか?
 - 吉田
 - ないですよ.
 - 光一
 - バイトはないでしょ.
 - 吉田
 - 社員じゃないから.
 - 剛
 - みんなやんってんねやな.
 - 光一
 - 俺も番組でガソリンスタンドとかやったで.おまえだけや,やってへんのは.
 - 剛
 - やってないですよ.
 - 光一
 - ええ.さあ,もう一つだけね.「お笑いとアイドルのギリギリのところを突き進んでる千秋さんに質問です.ああ,私ってやっぱりお笑いねと思う瞬間は?」.
 - 千秋
 - 私のいちばん最近の.私,お洋服大好きなんですけど,私服で出ることも多いんですよ.で,私服で出てる時にねお笑いのキャイーンの人とかが,降ろしたての私のすごいお気に入りの,降ろしたての可愛い豹柄の帽子を私がかぶってたら,「それちょっと貸して,貸して」ってかぶって.顔が大きいからね,ドーランとかが超いっぱい付いて,グチャグチャになっちゃったの.でも,それを楽屋でやってたんだけど,すごい面白かったのね.すごい面白いんだけど,私の大時な帽子がすごい汚れてボロボロになっちゃうの.で,「どうしよう?どうしよう?」と思って,「ちょっとここカメラで回してよ」って言って.帽子が汚れた時に,「回ってるんだったらいいや」って思った時.
 - 光一
 - なるほど.
 - 剛
 - 立派な芸人さんですね.
 - 光一
 - 芸人や.それが美味しいと思ってしまう私.
 - 千秋
 - うん.「やだ,返してよ,返してよ,返してよ」ってやってて,天野君の顔も面白かったし,私が言ってるのも面白かったんだけど,楽屋だったから,身内の笑いだったんだけど.「ちょっと,ちょっと,なんかカメラ回してよ」って言った後に「美味しいな」って思いながら,その後ボロボロになったんだけど.
 - 光一
 - そら芸人さんやな.
 - 剛
 - 立派な芸人さんですね.
 - 光一
 - じゃあ,逆に「私は歌手だわ」.
 - 千秋
 - 歌ってる時.歌姫.
 - 光一
 - 姫なんや.
 - 千秋
 - 私,お姫様.
 - 光一
 - あららら.こら参った.
 - 千秋
 - ほら.
 - 剛
 - それ,ずっと隠してたんですね.
 - 千秋
 - いつ出したら美味しいかなって思って.
 - 光一
 - やっぱり立派な芸人さんや.
 - 千秋
 - ありがとうございます.
 - 光一
 - 素晴しい.さあ,もう一つだけいきたいと思います.「子供の頃から私は大きくなったらアイドルになるのだと確信していたという千秋さんに質問です.自分のどこにアイドルとしての素質を見い出したのですか?」.
 - 千秋
 - アイドルになるっていうかね,ミュージシャンに絶対なると思ったの.歌う人になると思ったの.
 - 光一
 - いつかパンクバンドをやってたんですよね?
 - 千秋
 - 高校生の時にバンドを二つ組んでて.女の子バンドとパンクバンドを組んでて.それで学園祭とかでやったり,軽音楽部でコンサートみたいなライヴやった時に人気者になったので,学校で一番になれるんだったら芸能界でも一番になりたいなって思ったの.あとね,人よりちっちゃかったから,いつも大きい人に見下されてたから,なんとなくね,お大きい人を見返したいなと思ったの.
 
 - 光一
 - ちっちゃいほうがいいっスよ.
 - 千秋
 - そう?
 - 剛
 - 女の子はちっちゃくていいっスよ.逆に見上げるの嫌ですもん.
 - 千秋
 - っていうかね,「小さい秋」とか歌う時も♪小さい千秋小さい千秋〜って言うの.それで泣いてたの,私.ちっちゃい時.
 - 光一
 - イジメられてたんや.
 - 千秋
 - 小学校の4年生までおとなしかったの.で,5年生になって,ちっちゃいから嫌だと思って超イジメっ子になったの.で,イジメっ子になることによって自分の身を守れるなと思って,もうそこから今の性格が作られちゃったの.
 - 光一
 - その頃からあまり変わってない?もしかしたら.
 - 千秋
 - うん.背もあんまり変わってないけど.
 - 光一
 - そのままの状態できたんですね.
 - 篠原
 - はーい,お茶です.
 - 千秋
 - お茶だ.
 - 篠原
 - ようこそ.今日,拓郎さんがすごくおとなしいんですよ.
 - 千秋
 - どうして?
 - 篠原
 - 今日,拓郎さんおとなしいですよ.
 - 吉田
 - そんなことないですよ.
 - 篠原
 - やっぱり女性だからですか?
 - 吉田
 - そうかもしれないですけども.君たちは仲良いんですか?二人は.
 - 千秋
 - ううん.
 - 吉田
 - 仲悪いんだ.
 - 篠原
 - 今日,さっき,プリプリプリティやってすごく仲良くなりましたよ.
 - 光一
 - っていうか,シノラーかぶってるぞ.
 - 篠原
 - 何がですか?雰囲気が?かぶってますか?
 - 光一
 - 見かけが.
 - 篠原
 - だって,顔とか違いますよね.
 - 光一
 - なんか服装がよ.
 - 篠原
 - だって,シノラーじゃない.シノラーですか?
 - 千秋
 - シノラーなわけないじゃん.
 - 篠原
 - そんな.なってください.でも,デザイナーさんとかやってらっしゃるじゃないですか.それはもうブラボーと思います.
 - 千秋
 - かぶってるよね.でもね.
 - 剛
 - ちょっとかぶってる.
 - 千秋
 - よく言われるの.
 - 篠原
 - なんて言われますか?
 - 千秋
 - なんかかぶってるから,服装とか,ちょっと不思議ちゃんぶってるとことか.
 - 篠原
 - 不思議ちゃんて言われます?
 - 千秋
 - 不思議ちゃんって言われたりする.
 - 篠原
 - じゃあ,香取さんとかぶってるって言われたことありますか?篠原,香取さんとかぶってるって言われるんですけど.
 - 光一
 - SMAPの.
 - 千秋
 - 香取慎吾君と?
 - 篠原
 - ショック.似てますかね?香取慎吾さん.
 - 千秋
 - うるさいとことか?
 - 吉田
 - 君ら喧嘩になりそうだね,二人いると.
 - 光一
 - なりそう.
 - 篠原
 - でも,さっき一緒に剛君をこらしめたんです.
 - 剛
 - それにはね,ちゃんとドラマがあって.僕は控室でスタンバイしてました.スタンバイしてたら,きくちプロデューサーが僕の楽屋を開け「プリプリちょっと出ぇへんか?」みたいな目で5回ぐらいドア開けては閉め.さすがに僕も5回開けて閉められたら行かなあかんと思って.そしてロッカーに入ったらね,ひど
いことにね,ロッカーの出口を壁に押し付けられたんですよ.
 - 篠原
 - 違うんです.あれ,見えてないだけで,千秋さんですよ.
 - 千秋
 - 私じゃないよ.
 - 篠原
 - 違う違う違う,違う違う違う.
 - 千秋
 - 私ね,ぜんぜんそんなことやりたくなかったのに.
 - 篠原
 - どっちを信じるんですか?
 - 千秋
 - 私,そんなのね,ひどいからやめようと思ったのに,「やろうやろう」って言って.
 - 篠原
 - 千秋さん,ひどい.なんですか!?そんな人だとは思いませんでした.
 - 千秋
 - もう帰っちゃうの?ここにいればいいのに.
 - 光一
 - 多分ね,対立が始まると思うからいいよ.
 - 千秋
 - 対立すればいいじゃん.いつでもかかってこい.
 - 篠原
 - なんですか?挑戦です.頑張ります.頑張って下さい.ではまた.
 - 光一
 - 篠原の場合は,一度会った人は友達ですからね.
 - 千秋
 - 私はそう思いません.
 - 光一
 - そう思いません.
 - 剛
 - 彼女はそうみたいですから.
 - 吉田
 - いいなぁ.「いつでもかかってこい」ね.「私はそうは思わない」.素晴しい.
 - 光一
 - ちゃんと自分の主張があるわけですから.
 - 吉田
 - メチャクチャある.素晴しいなぁ.今日,晩御飯美味しそうになってきた,これで.
 - 千秋
 - 本当?
 - 吉田
 - メチャすっきりした.
 - 千秋
 - よかった.
 - 吉田
 - 素晴しいな,今のは.「私はそうは思わない」.「いつでもかかってらっしゃい」.すごいなぁ.いい.
 - 光一
 - まだまだ拓郎さんの心,僕らもわからんなぁ.拓郎さん,何をそんなに?
 - 吉田
 - いや,そういう感じっていいじゃない.なんかほら,自分をうまく隠さないで言っちゃうって.「俺はおまえが嫌いなんだよ」っていう感じでしょ.
 - 千秋
 - 言わないんですか?
 - 吉田
 - 僕,言い切れない.勇気がないから.
 - 光一
 - 拓郎さんは言えない.
 - 吉田
 - 千秋さんは素晴しい.「いつでもかかってらっしゃい」.カッコいい.
 - 千秋
 - ありがとうございます.
 - 剛
 - 喜んでるね.でも,言えませんよ,やっぱり.僕も言えないタイプなんですよ.
 - 千秋
 - 優しいのか.
 - 剛
 - 言えないんですよね.
 - 千秋
 - でも,優しいじゃんね,そのほうがね.でも,後で悪口言ったりするんでしょ?
 - 剛
 - いいませんよ.
 - 光一
 - なぜそういうふうにとらえるの?
 - 千秋
 - ものを考えてから喋りなさいって,いつも先生に怒られたよ.先に言ってから考えるの.
 - 光一
 - 言ってから考える.これはどうなんでしょう?拓郎さん.
 - 吉田
 - そんなこと言われてもわかんないけど.でもほら,なかなかみんな言い切れないじゃない,なかなか.それをすごく堂々と言っちゃうって,カッコいいじゃない.あまり人を傷つけるのはよくないけど,スパッと自分の意見を言えるってカッコいいじゃん.
 - 光一
 - それは千秋さんのキャラクターだから許されるっていうのもあるかもしれませんよ.さあ,それではLOVE LOVEな歌にいきたいと思います.
 - 剛
 - LOVE LOVEな歌を聞きましょう.
 - 光一
 - 千秋さんのLOVE LOVEな歌は.
 - 千秋
 - これです.
 - 剛
 - ノンタン.
 - 千秋
 - そう.「ウゴウゴルーガ」っていう番組でノンタンのアニメをやってて,私がノンタンだったの.
 - 剛
 - ですよね.
 - 光一
 - 声?
 - 千秋
 - そう,声優で主役だったの.で,ノンタンの主題歌をノンタンが歌ってたの.ノンタンが歌うっていうことは,私が歌ってたの.
 - 光一
 - LOVE LOVEな曲,自分?
 - 千秋
 - はい.私の曲でよろしいでしょうか.
 - 光一
 - いいんですよ.
 - 千秋
 - これね,その時はノンタンの歌を出したんだけど,歌うところがなかったの.アニメの歌だし,私っていうよりはノンタンが歌ってるから.だから今日,こういう音楽番組で一流の人たちと一緒に歌いたいなと思いました.
 - 光一
 - なるほどね.今まで拓郎さんと千秋さんだけが自分の曲を選んでいると.
 - 千秋
 - うそ?
 - 光一
 - なんか共通するものあるんじゃないですか?
 - 吉田
 - だんだんそんな気がしてきましたよ.すごく仲良くなれそうな.さっきね,武部君とすごいお似合いだっていう話があったんだけど,俺もお似合いかな.
 - 光一
 - さあ,それではスタンバイよろしくお願いします.
 - 剛
 - よろしくお願いします.
 
 
 
  
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