#104
HomePageだけの特別編集版 忌野清志郎編
 - 忌野
- ♪Goodday Sunshine love輝いてる〜.ご一緒に.
- 吉田
- ♪Goodday Sunshine love僕を照らして〜.
- 忌野
- イェーイ!!
- 光一
- ご紹介しましょう.今夜のゲスト,忌野清志郎さんです.
- 剛
- どうも.
- 忌野
- こんばんは.
- 光一
- こんな始まり方,初めてですね.
- 剛
- 今日はteaですからね.
- 光一
- 紅茶で大人っぽく.
- 吉田
- 僕もね,2年ぐらいここにいますけどね,いきなり「ご一緒に」って言われたの初めてです.
- 忌野
- そうですか.
- 光一
- それではさっそく人形を.
- 剛
- ジャンジャカジャンジャンジャーン.渋いでしょ,これ.
- 光一
- マイクはゴールドやからね.
- 剛
- これ,持って帰っていただいて結構ですからね.
- 忌野
- そうですか.
- 光一
- ぜひ持って帰って下さい.忌野さんはデビューなさって30年近く経ったとことのことですけど,僕たちがまったく姿も形もない.
- 剛
- お父さんの中にいるかいないかっていう時ですね.
- 光一
- あの,年齢的には拓郎とは?
- 吉田
- 僕のほうがちょっと上.
- 光一
- そんなに変わらないですね.
- 吉田
- でも,こういうのは彼のが先輩です.僕,東京来た時,もうすでにいらっしゃいました.
- 光一
- 高校生の時にデビューなさったんですよね.
- 忌野
- そうです,はい.俺も高校生だったんだ,昔.
- 光一
- それはそうですよ.80年ぐらいの時にそういうメイクをしてたんですよね?
- 忌野
- そうですね,70年代の終わりぐらいから.
- 光一
- その時の世間の反応どうでした?
- 忌野
- みんな引いてましたね.
- 光一
- 引いてました?
- 忌野
- けっこう自分で慣れるために普段もやってたんですよ.それで商店街に買い物に行ったりすると,八百屋のオバさんとかね,「お兄さん,いいわね」みたいな感じでね,そういう人にはけっこう受けてたんですけど,ステージでは引いてました,お客が.
- 光一
- そうですか.今はね,ヴィジュアル系バンドとかね.
- 剛
- たくさんね.
- 光一
- 剛君の頭もすごいし.
- 剛
- どっちかっていうとヴィジュアル系やね,僕のもね.
- 光一
- 拓郎さんの頭も昔はすごかったし.
- 吉田
- まあ,どっちかっていうとヴィジュアル系だよね.
- 剛
- ヴィジュアル系やね,あれは.
- 光一
- 拓郎さんは,顔のほうは何か書いたりしなかったんですか?何をもってるんですか?
- 忌野
- いや,あのさ,ちょっと頼まれたんだけど,サインしてくれないかな?
- 剛
- いいっスよ.
- 光一
- ぜんぜんOKですよ.
- 忌野
- 「麻美ちゃんへ」って書いて.植物の麻.
- 剛
- 麻美ちゃん,見てる?ほんもんやで,ほんもん.
- 光一
- 書きますよ.
- 忌野
- 麻美ちゃん,もらったぞ.ありがとう.素晴しい.なんていい青年なんだ.握手.
- 剛
- ありがとうございます.
- 光一
- ありがとうございます.ね,拓郎さん.
- 吉田
- すいません,「ね」っていう意味がわかんないけど.
- 光一
- 戻しまして.拓郎さん,顔のほうは書いたりしなかったんですか?
- 吉田
- ええ,僕は書きようがなかったですからね.
- 光一
- 書きようがなかったですか?そんなことないと思いますけど.
- 吉田
- いや,本当に大丈夫です.
- 光一
- おでことか書きやすそうですよ.
- 忌野
- 前はこんなじゃなかったもんね.こんなっていうのもさ.
- 吉田
- あのさ,「こんな」って言うのやめてくんない.「こんなじゃない」っての,ちょっと辛いんだけど.
- 忌野
- 失礼しました.
- 吉田
- いいえ.
- 光一
- もちろん音楽的なこともたくさん聞きたいんですけど,拓郎さんと今日は,清志郎さんの普段を聞きたいという話になったんですよ.私生活を.清志郎さんは,女性は好きですか?
- 忌野
- あんまり好きじゃないな.いえ,好きです.
- 光一
- そうですね.男は嫌いな人はいませんね.どういった女性が?メイクの濃い女性が好きだとか.
- 忌野
- いや,あんまり濃くないほうが.
- 剛
- ナチュラルな.
- 光一
- 結婚なさって,お二人お子さんがいらっしゃるんですよね.聞いた話によると,お子さんがすごく好きと聞いたんですよ.
- 忌野
- そうですね,普通ですね.
- 光一
- チャリンコに乗ってサイクリングに行ったりとか.
- 忌野
- サイクリングっていうほどでもないんですけどね.近所の公園まで.そしたら「HEY!HEY!HEY!」のアシスタントの女の子がね,ジョギングやってたんですよ.それで「清志郎さん」とか呼ばれて,「誰だっけ?」って言ったら「HEY!HEY!HEY!のアシスタントの者です.頑張って下さい」って言って,お互いに別れたんですよ.そしたら娘がその時幼稚園だったのかな.「今の女,誰なの?今の女,誰よ?」ってね,言うんですよ.
- 光一
- 怪しいと思ったんですね.大丈夫でした?
- 忌野
- バッチリ.
- 光一
- バッチリですか.拓郎さんが女の人好きっていうのは,もうかなり.
- 忌野
- 拓郎さんはありますからね.
- 光一
- 拓郎さんから見た清志郎さんはどうなんですか?
- 吉田
- いや,この人はやっぱり不思議ですよ.
- 光一
- 不思議?
- 吉田
- とにかく若い時からずっと不思議ですけども,僕が東京に広島から出てきた時に,いちばん最初のRCサクセションっていうのがあったんですけども,ウッドベースとアコースティックギターで,やってる音楽はフォークソングっぽいんですよ,見た目は.でもやってる音楽はすごく違ってて.その頃からこの人だけ,なんかそのバンドも変わったバンドでしたけども,この人は特に浮いた存在で.
- 光一
- 浮いてるんですか?
- 吉田
- とにかくね,どこにいてもね,馴染めない.
- 忌野
- そうなんだよな.
 - 吉田
- 忌野清志郎っていう人は,とにかく例えば楽屋なんかにいても,よく同じステージなんか上ってたんですけども,やっぱり口きかないっていうか,近寄り難い.よくあるじゃないですか,いろんな世界でスペシャルな男とかね,そういう感じなんですよ.なんかそれで,この人はいいってていうふうに僕らは見てたんで,そっとしとこうっていう.すごく感じよく.
- 光一
- 浮いてるっていっても,それは拓郎さんがおっしゃってたように,ウルフルズでいうジョン・B・チョッパーさんとか.
- 吉田
- あれはどっちかっていうと不要な感じで,「おまえはどうしてここにいるんだ?」っていう感じですけど,清志郎さんの場合は,ずっと今でもそうですけど,やっぱりリハーサルとかに彼が入ってくるだけでなんか雰囲気が変わるっていうか,ああいうのは持ってる人でしょ.だからね,ずっととにかく,いいんですよ,この人はこれで.なんかそういう人.
- 光一
- でも,本当に僕,今まで木村君がゲストの時に一度来ていただいた時もメイクなさってたんで,素の顔って見たことなかったんですよね,今まで.昨日,リハーサルの時に初めて素の顔を見たんですけど.
- 忌野
- 恥ずかしい.
- 光一
- 恥ずかしいですか?
- 忌野
- いやいや.
- 光一
- かなり可愛らしい顔してるんですよ.
- 忌野
- おまえに言われたくないな,俺.おまえのが可愛らしいじゃないか.
- 光一
- いや,本当に.可愛らしいっていうと,ちょっとあれかもしれませんけど.なんか本当にすごい人の良さそうな.なぜ拓郎さん笑ってるんですか?
- 吉田
- いや,まあさ,ちょっと言わせてもらうと,あんまり音楽やってて「ずいぶん人の良さそうな人」って言われると,あんまりいい気持ちじゃないね.
- 光一
- いい気持ちじゃないですか?
- 吉田
- なんかね,褒められてない.
- 光一
- そうですかね?
- 吉田
- 「いい人ですね」って言われるとね.「いいオジさん」とかね,「すごく性格良さそう」って言われるとね,あんまり嬉しくないですよ.
- 忌野
- そうだな.
- 吉田
- どっちかっていうと.
- 光一
- そうですか.
- 吉田
- だからね,「人が良さそう」って最高でしたね,今.
- 光一
- いや,ちょっと勉強になりました.そうですか.いや,なんかツボラな瞳がね.
- 忌野
- ツボラ?
- 剛
- つぶらでしょ.
- 光一
- そう?つぶらって言う?
- 剛
- つぶらや.
- 光一
- じゃあ,拓郎さんの「いい人」って言われると,あんまりいい気分では?
- 吉田
- 僕,だからすごい「優しそうないい人」とか言われて,ムズがゆいですよ.
- 光一
- そうですか?
- 吉田
- 「なんか変な奴だな」って言われてるほうが気が楽ですよね.
- 光一
- 僕らにとっては,拓郎さんかなりいい人ですよ.
- 吉田
- だから,嬉しくないってば.
- 光一
- そうですか.じゃあ,「変な人ですね」って言われたほうがいいんですか?
- 吉田
- 「どうもありがとうございます.よくご存じですね」っていう感じです.
- 光一
- どうですか?清志郎さんは.そのほうがすすいですか?
- 忌野
- それもどうかな?
- 光一
- なんて言われたらいいんでしょうね?
- 吉田
- まあ,放っといてくれという感じじゃないですか.
- 光一
- なるほどね.剛はなんて言われたら嬉しい?
- 剛
- 僕ですか?僕はね,何やろ?私生活がエレガントなほうでしょ.
- 光一
- エレガントってなんや?
- 剛
- ゴージャス.
- 光一
- ゴージャスってなんや?
- 剛
- ハッピー.
- 光一
- ハッピーってなんや?
- 剛
- キューティクルやね.
- 光一
- それ,おまえの髪にはないぞ.
- 剛
- 普段は僕,本当に口を開かない普通の少年なわけですよ.
- 光一
- またそうやって.
- 剛
- いやいや.だからSPEEDさんが来た時も「恐い」って.
- 光一
- 言われてたな.
- 剛
- どんどんいろんな人にやっぱり言われるんですよ,初対面のタレントさんに.「こんな人ちゃうと思ってました.恐い思ってたてんですけども,けっこういい人なんですね」って.僕はだいたい夜中の2時とかにね,友達と公園行って,星空見ながら鼻クソほじってるような人ですから,普段はね.だから,べつに僕はなに言われてもいいですよ.
- 光一
- 結論はそこに至るわけやね.
- 剛
- 結論はそこやね.
- 光一
- 長いな.
- 剛
- ごめん,ごめん.ちょっと遠回りしちゃったけどね.
- 光一
- ほんま,君,今日は空回りやな.
- 剛
- 空回りやな.あんま俺に振るな.
- 光一
- わかった.振らない.清志郎さん,こんな質問は変ですけど,家ではどうなんでしょう?
- 忌野
- どうですかね?
- 光一
- 家ではもちろんそんなメイクはしてないですよね?
- 忌野
- してないですよ.
- 光一
- 会ってそんなに経ってないですから,僕がこんなこと言うのは変ですけど,なんかすごいいいパパしてそうな気がするんですよね.
- 忌野
- それはまあ,わかんないですよ.
- 光一
- 娘さんに頼まれてサインも.
- 忌野
- これ,娘のね,同級生のお姉さん.
- 剛
- いろいろ経由してるわけやね.
- 忌野
- 5年生.
- 剛
- 高田馬場で乗り換えて,みたいなね.
- 光一
- よくわかりません.
- 剛
- なんでやねん?わかりやすいがな.新宿から西武新宿線に乗って高田馬場で乗り換えて.
- 光一
- どうです?
- 吉田
- さっぱりわからないですよ.
- 剛
- だから,お子さんの同級生は高田馬場なんですよ.目的地がお姉さんなわけでしょ.
- 光一
- ぜんぜんわからん.
- 剛
- 教科書よりわかりやすいこと言ってるよ,僕は.
- 光一
- さあ,LOVE LOVEなものにいきたいと思います.これは?
- 忌野
- いきなり出たね.
- 光一
- 油絵ですか?これは.
- 忌野
- そうですね.
- 光一
- これは家で?
- 忌野
- 家でね,友達が描いたんですよ.二人で描いてて,似てないから僕が直してるとこなんですけどね,勝手に.
- 光一
- これは清志郎さんですか?
- 忌野
- そうです.
- 光一
- 友達が清志郎さんを描いて,似てないから直してる.
- 忌野
- お互いに描きっこしてたんですけど,そいつ漫画家なんですよ.漫画みたいだからね,そいつが帰ってから直し始めたんですけど.気になっちゃって.
 - 光一
- しょっちゅう描かれるんですか?
- 忌野
- そうですね.
- 光一
- どうです?拓郎さんも描いてもらえば.
- 吉田
- 絵ですか?絵,うまい人って羨ましいよね.俺,ずっと図画っていうか,ああいうのって10点満点で2ぐらいしかなかったから.あのね,遠近感が出ないの,絵描いても.
- 光一
- ベタッとした絵に?
- 吉田
- ぜんぶ平面.山と星とか描くと,ぜんぶ平面上に同じ面に出ちゃって,どっちが奥にあるとか,そういうのぜんぜん絵に出てこない.絵,すごいヘタ.やっぱりいろいろい才能のある人は,ないものもあるね.よくわかんないけど.
- 光一
- それはそうです.剛は絵うまいよな.
- 吉田
- うまい.すごいうまい.
- 剛
- 僕,漫画クラブ入ってましたからね.
- 光一
- 漫画クラブとはぜんぜん違う絵ですけどね.
- 剛
- 油絵は,僕はちょっと出来ないですけど.
- 光一
- これは趣味で?
- 忌野
- ええ,暇つぶしです.
- 吉田
- 忌野清志郎と泉谷しげるって絵がうまい.
- 光一
- 泉谷さんもうまいですか.
- 吉田
- あれもやっぱり.
- 光一
- 漫画家になりたかったとかねそういうのは?
- 忌野
- そうですね,小学校の時.
- 光一
- 漫画家になりたかったんですか?
- 忌野
- うん.
- 光一
- 漫画家になりたかったけど,それがミュージシャンになったのはなぜなんでしょう?
- 忌野
- 小学校の時,近所にね,タツノコプロっていう漫画のプロダクションがあったんですよ.それでね,歩いて行けるとこだったのね.で,友達と勇気を出して漫画をもってって見てもらったんですよ.で,アシスタントとかいっぱいいて,吉田竜雄と九里一平っていうのが兄弟で漫画家だったんですけど,アシスタントがいっぱいいて,どれが吉田先生と九里先生だかわかんなかったんですけど,とりあえず見せたらみんなで見てくれてね.「君はメチャクチャうまいね」って言われてね.そりゃ言われますよね,小学校だもん.小学生が見せにくればさ.
- 光一
- 本気で言ってたわけではない?
- 忌野
- それででも,いい気になってね,その後もずっと描いてたんですよね.
- 光一
- それがなんで最終的に漫画家にならなかったんですか?
- 忌野
- 飽きちゃったんですね.
- 光一
- ミュージシャンは飽きませんか?
- 忌野
- 飽きないかな.
- 光一
- そっちのが血に合ってるんでしょうね.拓郎さんはミュージシャン以外に何かなりたかったものあります?
- 吉田
- 僕は外交官.
- 光一
- 外交官?
- 忌野
- 嫌な奴だね.
- 吉田
- なんで君ら笑うの?僕はね,外交官を目指してたんですよ,小学校の時だけど.
- 光一
- 渋いっスね.
- 吉田
- 僕は小学校の日記とか,学校に出す作文とかで,必ず「僕は将来,外交官になって日本のために役に立つんだ」って.
- 光一
- 日本のために役に立ちたかったんですね.
- 吉田
- ええ,小学校の頃ですよ.中学ぐらいから役には立てないという気がしましたけど.小学校の頃は外交官.外交官ってなんだか知らなかったけど,でもなんか外交官.
- 光一
- 今は清志郎さんはミュージシャンだけでなく,俳優とかそちらのほうもやっておりますけれども.
- 吉田
- ドラマどうだったの?
- 忌野
- 面白かったっスよ.司会はどうよ?
- 吉田
- 面白かったよ.
- 光一
- 「面白かったよ」って司会ですからね.
- 吉田
- まだやってるんだっけ.面白いよ.ドラマ面白い?
- 忌野
- ドラマ面白いですよ.
- 吉田
- なんか,科白覚えたりするのって出来るの?
- 忌野
- だんだん慣れてきた.最初,ぜんぜん覚えられなかったけど.
- 光一
- でも,ドラマなんかやると,曲なんか作ってる暇ないんじゃないですか?
- 忌野
- いや,ドラマって待ち時間とか長くて,暇でしょ,あれ.
- 光一
- 待ち時間は長いですね.
- 忌野
- 「金田一」とかいつも見てました.
- 剛
- ありがとうございます.あれも待ち時間長かったですけども.
- 光一
- ドラマはそうですね,そういう間にけっこう曲を考えたりしてるんですか?
- 忌野
- あんましてないですね.
- 光一
- 今の話やったらしてるはずやがな.
- 忌野
- いやいや.「暇だなぁ」って言ってるだけですね.
- 光一
- じゃあ,曲はどういう時に?
- 忌野
- 曲は,頼まれたりして.
- 光一
- 頼まれたりしたらおうちで考えたり.
- 忌野
- そうですね.
- 光一
- 拓郎さんのニューアルバムに,清志郎さんが.
- 吉田
- ものすごい曲ですよ.
- 忌野
- ええ,頼まれちゃって.
- 吉田
- もうね,例えばほら,木村拓哉さんが来た時にも清志郎さんの曲を歌ったりとか,わりとね,歌いたくなる曲をたくさん持ってる人なんですよ.でも,清志郎さんの歌を聴いてると,真似できない.あれはやっぱり世界だから.だから曲を作ってもらって,デモテープをもらうじゃない.やりたいとは思うんだけど,「歌えるだろうか?」っていう.
- 光一
- その雰囲気がね.
- 吉田
- すごいタイトルですよ.「心のボーナスが欲しい」っていうんですよ.しびれますよね.「心のボーナスおくれよ」って訴えるんですよ.すごいですね,やっぱり.変わった人ですよね.だって,「心のボーナス」っていうタイトルがほら,とんでると思わない?思い付きがすごいね.
- 光一
- その曲は,どういう時に考えたんですか?
- 忌野
- それは,頼まれたのがちょうど6月ぐらいで,ボーナスの時期だたったんですね.それでね,世間で今年はボーナスが減るとかさ,出ないとか騒いでて.
- 吉田
- 人が一生懸命さ,わりと伝説っぽく,神話っぽく話してんだけど,ボーナスの時期だった?
- 忌野
- そう.それで拓郎さんのレコードのリリースはいつだ?って聞いたら12月だっていうんで,これまたボーナスだと思いましてですね.ボーナスってもらったことないでしょ?
- 吉田
- ない,ボーナスは.
- 光一
- そうですよね.
- 吉田
- ボーナスはないですね.
- 忌野
- ないですよね.だから,心のボーナスが欲しいなと思って.
- 光一
- 知ってました?拓郎さん.
- 吉田
- ぜんぜん違うと思ってた,俺.もっとすごいひねくって「何かあるんだろうな」って.
- 光一
- すごく深い意味が.
- 吉田
- ボーナスの時期だとは思わなかったね.
- 光一
- 時期だったんですね.
- 吉田
- ボーナスってそういえば,もらったことないですね.
- 忌野
- ないですよ.
 - 吉田
- 一生ないんでしょうね,ボーナスは.僕らは.
- 忌野
- 欲しいですね.
- 吉田
- 欲しい.
- 光一
- じゃあ,拓郎さんにぴったりの.
- 吉田
- 今度ステージで歌いますけども,心を込めて歌いますよ.♪心のボーナスが欲しい〜って.
- 光一
- いいですね.さあ,続いていきましょう.これはまた油絵ですね.
- 忌野
- 僕の絵を描く部屋です.
- 光一
- ここの奥のお二人は?
- 忌野
- あれは子供ですね.
- 光一
- これは清志郎さんが描いた?
- 忌野
- そうです.
- 光一
- すごいですね.画家ですね.
- 忌野
- いやいや.
- 光一
- 続いては?これも清志郎さんが作った?
- 忌野
- いやいや,これは子供が私のために.
- 光一
- 清志郎さんが猫のお面一生懸命作ってたら面白いですけどね.いいですね,なんか.拓郎さん,いいと思いません?自分の子供が作ってくれるんですよ.パパのために.
- 忌野
- あれ,しなくちゃいけなかったんですよ,しばらく.お面を.作ってくれたもんで.
- 光一
- じゃあ,家でそんなことしてたんですね?
- 忌野
- ええ.最近やっと治まった.
- 吉田
- 最近やっと治まった?
- 光一
- 誰が何と言おうと可愛らしいじゃないですか.
- 吉田
- 可愛らしいですよね.
- 光一
- でも,ダメなんですよね「可愛らしい」は.
- 吉田
- まあ,それはそれとしてさ.
- 光一
- いいですね.心暖まる感じで.
- 忌野
- これは,このあいだハロウィンがあって,近所で.
- 光一
- ハロウィンはパーティーしたんですか?
- 忌野
- いや,うちは外人じゃないので.
- 光一
- これはどうしたんですか?
- 忌野
- これはだからね,近所の外人の家を回るんですよ,子供たちが.
- 光一
- あれをかぶって?
- 忌野
- ええ,外国人の人の家庭でね.それで,みんな子供が行くとね,お菓子とかもらえるの.
- 光一
- そうですか.
- 忌野
- あと酒屋さんとかね.
- 光一
- いいですね,アメリカンな感じが.アメリカンだかどうだかわかんないですけど.アメリカはどうなのか知らないけどもアメリカンや.
- 剛
- 子供っていうのは,そういうの大切にするんですよ.純粋じゃないですか.
- 光一
- 誰に問いかけてんねん?清志郎さんは一緒に回んなかったんですか?
- 忌野
- 僕は回らなかったです.なんか本気出しちゃいそうだったんで.
- 光一
- 清志郎さんがそんな急に家にきたらびっくりしちゃいますよね.これはかぶらなかったんですか?
- 忌野
- かぶったですよ.これね,バニラの匂いがするんですよ,かぶると.子供用になってるみたい.
- 光一
- かぶっても匂いがいいように.拓郎さんもかぶりたくないですか?
- 吉田
- 大人になっても,お面かぶりたがる人っているよね.
- 忌野
- いるいる.
- 吉田
- なんか,やたらかぶると気持ちが変わって,ハイテンションになるとか,人間が変わっちゃうタイプの人っているじゃない.かぶるのすごく嫌いな人もいるけど,かぶって人間を変えたい.
- 光一
- かぶりもん好きやな,おまえ.
- 剛
- 好きですね.
- 忌野
- うちの社長そうですよ.
- 吉田
- かぶりもの好き?
- 忌野
- なんでもかぶっちゃう.
- 光一
- なんでもかぶっちゃうんですか.でも,あれじゃないですか?清志郎さんもメイクとか,例えば坂崎さんなんかもギターを持ってないと絶対に落ち着かないってあるみたいですし.清志郎さんもそういうのあるんじゃないですか?
- 忌野
- あるよ.
- 光一
- これは?
- 忌野
- シジミ.
- 光一
- これLOVE LOVE?
- 忌野
- LOVE LOVE.今,砂抜いてるとこ.
- 光一
- 味噌汁美味しいっスよね.
- 吉田
- シジミうまいよね.
- 忌野
- うまいよ.
- 吉田
- でも,砂抜いてるとこっての,すごい世界だね.
- 光一
- 清志郎さんだって砂抜きますからね.お料理なさるんですか?
- 忌野
- まあ,多少は.
- 光一
- これは自分で砂抜きして?
- 忌野
- そうですね.
- 光一
- なんかこれ,私生活が見えていいですね.これはサザエ.食うた後ですね.
- 忌野
- 食うた後ですね.
- 光一
- いいですね.お腹空いてきましたね.これは,スリッパですか?
- 忌野
- スリッパ.
- 光一
- これ,LOVE LOVEなんですか?
- 忌野
- いや,そうでもないんですけど,デジカメが楽しくて,なんか撮っちゃったんですけどね.たくさん撮れるんで.
- 光一
- 撮っちゃったんですね.
- 忌野
- これはね,うちのバンドのドラムのGRICOっていうやつなんですけど,バスドラに貼るんですよ,ツアーで.
- 光一
- これは清志郎さんが描いたんですか?
- 忌野
- そうです.
- 光一
- すごいですね.いいですね,楽器にもそういう絵が.これは何でしょう?
- 忌野
- これは紹興酒の壷っていうか.
- 光一
- 紹興酒.これ,なんか貼ってあって文字が書いてますけど.
- 忌野
- これは,昨日行ったお店の棚です.
- 光一
- 家じゃないんですね.
- 忌野
- はい.
- 光一
- 紹興酒,拓郎さんもよく飲んでますね.
- 吉田
- 中華料理屋で飲むお酒.あんまり飲まないな.
- 光一
- 飲んでなかったでしたっけ?
- 吉田
- 時々.あれ,キツいんじゃなかったっけ?焼酎でしょ,中国の.
- 光一
- ああ,キツいっスね.って,なんで俺が知ってんだ?多分キツい.
- 剛
- おそらくキツいな.
- 光一
- Maybe.はい,というわけで,LOVE LOVEなものでございました.それではガチャガチャマシーン・α・もぎたて.これを清志郎さんに回していただきたいんですけど.
- 忌野
- はい.
- 光一
- いろんな質問がはいております.スタッフが考えた質問なんで.「元祖ヴィジュアル派の清志郎さんに質問です.何かお肌にいいことされてますか?」.
- 忌野
- いや,してないですね.
- 光一
- 荒れることなんかないですか?
- 忌野
- 荒れてるようなもんですからね.
 - 光一
- そうですか?そんなことないと思いますけど.
- 忌野
- いや,べつに何もしてないです.
- 光一
- 拓郎さんは顔も石鹸でガーッと洗っちゃうんでしたっけ?
- 吉田
- ええ.他に何で洗うの?
- 光一
- 顔は洗顔用の.
- 吉田
- 洗顔用じゃないのかな?
- 光一
- チューブでビュッと出すようなのとか.
- 吉田
- 僕はいつも石鹸.
- 剛
- チューブのやつって,なんかツブツブ入ってるのとかあるでしょ.あれは逆にお肌を傷めますから.本当言うたら,普通の石鹸で洗うほうがぜんぜんお肌にいいでしょうね.
- 光一
- だそうです.
- 忌野
- そうですか.あの,ああいうやつって,なんか落ちませんよね.水で流しても.
- 光一
- なかなかとれないっていう.じゃあ,とくにべつにお肌にいいことはしてないと.
- 忌野
- 多分.
- 剛
- しないですよね.拓郎さんもしないですもんね.なんかパンパンパンッとかやらないでしょ.
- 吉田
- 俺ね,そう言えばね,髭剃った後によくコマーシャルなんか見てるとさ,アフターシェーブローションとかパンパンパンッってやるじゃない.あれね,ダメ.
- 剛
- やらないですよね.
- 吉田
- チョコチョコって,すげぇセコいな.あの男らしいパンパンパンッっていう,ああいう男らしい世界ダメなんですよ.なんかチョボチョボっていう,すごいセコい世界に入ってる.あれ映画とか見てるとすごい男らしいでしょ.裸で髭剃ってパンパンパンッて.
- 光一
- そういうのはしないですか?
- 忌野
- しないですね.
- 光一
- 意外にTOKIOの長瀬がね,やってる.
- 剛
- やってる?
- 光一
- 一時期肌が荒れた時にね,なんかちょっと気を遣ったみたいですよ.でもドラマとかやると肌荒れるよな.
- 剛
- 荒れますね.睡眠不足も重なってね.
- 光一
- さあ,それではもう一つ.「清志郎さんは,昔と変わらずスタイルがいいですが,何か体型を維持されることをしてるんですか?」.なんか身体のことが多いですね.
- 吉田
- モデルみたいだね,なんかね.
- 光一
- 肌とか身体とか.
- 忌野
- いや,まったくしてないですよ.
- 剛
- 走ったり.
- 光一
- 腹筋とか.
- 忌野
- してないです.
- 光一
- でも,これは気になるじゃないですか.これ,なんですか?腰につけてるのは.これは何なんざんしょ?
- 忌野
- これは万歩計ですね.
- 光一
- 万歩計.これは気を遣ってるんじゃないですか?
- 忌野
- いやいや.
- 光一
- なぜ万歩計を?
- 忌野
- これは僕,中学の時に山岳部だったんで,その頃から.
- 光一
- 山登ってたんですか?
- 忌野
- ええ,万歩計好きで,その頃からやってたんですよ.
- 吉田
- 山岳部?
- 剛
- 山登ってたんですね.
- 吉田
- なんか違うね,イメージが.山岳部.なんで山岳部選んだんでしょうね?
- 忌野
- いや,あれね,毎月遠足に行けるんですよね.それがいいんですよ.
- 吉田
- なるほどね.山岳部.
- 光一
- やっぱり可愛らしいじゃないですか.
- 忌野
- いや,君のほうが可愛らしいよ.
- 光一
- ありがとうございます.でも,この万歩計,集めてらっしゃるんですか?
- 忌野
- いや,もうちょっと重いからどうしようかなと思って.
- 光一
- でも,スイッチ入ってませんよ.
- 忌野
- これはね,自然にきれるようになってるんです.
- 光一
- そうなんですか.
- 忌野
- 電池節約のために.
- 光一
- ハイテクやな.
- 忌野
- すぐ入りますよ.
- 光一
- ほら,キティちゃんとかね,可愛いのあるんですよ.
- 忌野
- これは払い下げ,息子の.
- 光一
- 拓郎さん,どうですか?万歩計は.
- 吉田
- 万歩計って何?
- 光一
- 歩くと揺れるじゃないですか.その歩数が.
- 吉田
- ああ,その万歩.
- 光一
- 拓郎さんが言うとやらしいなぁ.
- 忌野
- なんだかなぁ.
- 吉田
- なんでだよ?万歩だろ.なんで笑うの?万歩って言うと.万歩計でしょ.
- 光一
- 万歩計.
- 吉田
- どこがやらしいんですか?
- 光一
- 万歩計.
- 吉田
- いいじゃないですか.どこが違うの?僕のと.万歩計.だから,歩くとなに?メーターが出るわけ?
- 忌野
- メーターは出ないよ.
- 吉田
- 何メーター歩いたとかじゃなくて?
- 光一
- 歩数ですよ.
- 吉田
- ああ,何歩歩いたか.
- 光一
- そうです.
- 吉田
- え?
- 忌野
- 知らないの?
- 吉田
- どうしてわかるの?
- 光一
- 揺れたら.
- 忌野
- 歩くと揺れるじゃないですか.
- 剛
- オッさんや.
- 吉田
- あ,揺れで数字が出ちゃうの?あ,本当だ.
- 剛
- 感心しとる.
- 忌野
- 知らねぇのかよ?
- 吉田
- じゃあさ,歩かなくても貧乏揺すりしてるだけでいっちゃうじゃない.
- 剛
- それも入る時ありますよね,多分.
- 吉田
- これを何歩歩いたかで健康のバロメーターにするわけ?
- 光一
- それもあるんじゃないですか.
- 剛
- 一日に何歩歩いたらカロリーがなんぼ減るとかあるじゃないですか.
- 吉田
- ♪一日一歩〜ってやつ?
- 剛
- なんで水前寺さんや?
- 忌野
- 三日で三歩.
- 吉田
- 当り前だよね.へぇー.
- 忌野
- すごい人がいるね.
- 光一
- オッさんですよ,拓郎さん.
- 吉田
- そう?これ,流行ってるの?
- 光一
- 最近はそれでゲームの中のキャラクターを育てたり.
- 吉田
- 歩きながら?
- 光一
- ええ,あるみたいですよ.歩けばあるくほど育つみたいな.
- 吉田
- 一個ちょうだい.
- 剛
- メチャ欲しそうやで.
- 忌野
- つける?ちゃんと.
- 吉田
- うん,つけてみる.これ,リセットしてゼロに出来るの?
- 忌野
- 出来るよ.
- 吉田
- 今日からちょっと.
- 忌野
- 全部リセットする?
- 剛
- なんの会話やねん.これ,歌番組やで.
- 忌野
- これでゼロにリセット.全部リセットするのはこれ.
- 光一
- 天下のミュージシャンお二人が,とっても仲良し.
- 剛
- 天下のミュージシャンお二人が万歩計について.
- 忌野
- ゼロにするにはこれを押すの.
- 吉田
- これを押すのね.
- 光一
- ほら,仲良し.
- 剛
- 初めてゲームソフトを買った子供みたい.
- 忌野
- いろいろ.
- 吉田
- 選べるわけ?
- 忌野
- いやいや,歩くと歩数がいくと,いろんなの出てきますから.自転車乗ったりとかね.ラジコンやったりとか.
- 吉田
- ちょうだい,これ.
- 忌野
- あげるよ.
- 吉田
- OK.リセットしよう.
- 忌野
- ここ.
- 吉田
- ここね,OK.へぇー.
- 光一
- 拓郎さんけっこうそういう機械系好きですよね.
- 吉田
- うん,好き好き.
- 忌野
- じゃあきっと.
- 吉田
- 流行ってるんだろうな?
- 光一
- そこそこ流行ってると思いますよ.
- 吉田
- OK.
- 光一
- もう二つぐらいいきたいと思いますんで,清志郎さん,回して下さい.
- 剛
- 拓郎さん,それ,忘れちゃいけないですよ.ずっと付けてないといけないですよ.
- 吉田
- これで動かなかったら,まったく運動してないていうことだよね,ぜんぜん.
- 忌野
- はい.
- 光一
- このまま読ませていただきます.「やんちゃなロケンローラーとしても知られる」,ちょっと「ッ」を入れて欲しかったね.「ロケンローラーとして知られる忌野さんに質問です.今になってはお恥ずかしい,ちょっと後悔しているかもっていう行動を教えて下さい」.若いときでもいいですけど,これは恥ずかしかったと.
- 忌野
- そういうのないですね.
- 光一
- 例えばコンサート中のハプニングとか.僕なんか,ようチャック開いてます.
- 忌野
- そうですか.
- 剛
- よく開いてますね.
- 忌野
- まあ,その,いろいろありまかすけど,えぇ,やっぱやめとくか.
- 光一
- いいじゃないですか.
- 忌野
- あのさ,なんて言ったらいいのかな?本番前にさ,オシッコに行くじゃないですか.
- 光一
- 行っとかないと,途中で行きたくなりますからね.
- 剛
- 行きますよね.
- 忌野
- で,焦ってるものだから,よく振らないで.あの,あるでしょ?
- 光一
- ん?切らないと,ちゃんと.それは忌野さん,言わないほうがいいです.
- 忌野
- そうですね.
- 光一
- オンエアしないほうがいいですね.
- 忌野
- カット,カット.じゃあ,あ,俺ね,ステージでコンタクトレンズ落として,歌いながら拾ったことあるんですよ.
- 光一
- 僕もありますよ.
- 忌野
- 本当?
- 光一
- 割れてなかったですか?
- 忌野
- 割れてなかったです.
- 光一
- ハードレンズですか?
- 忌野
- ハードです.
- 光一
- でも,よく見つかりましたね.
- 忌野
- 間奏の時,ガーッてギターが引いてる時に.
- 光一
- 僕もコンサート中に,この前,宝塚劇場でやったコンサートで落としちゃいました.
- 剛
- 落としたな.
- 光一
- オケピットがあるところの前にちょっとスロープがあって,花道みたいのがあるんですけど,そこのスロープのとこにキラッと光るものが見えたんですよ.「あった」と思って.ちょうど歌って踊ってる最中だったんですね.で,ジュニアがスロープの前とかに歩いて行くんですよ.もう俺,冷や冷やして大変でしたもん.それで,ロックのちょっとアオリのとこでカッコつけながら取りましたけどね.
- 剛
- バレバレやったで.だって,俺やってわかったもん.お客さんは,もっとおまえを見てるわけやん.
- 光一
- 俺,前に出るの珍しいけど.
- 剛
- じゃ,出よか.
- 光一
- 俺,歌ってるやない.
- 剛
- おまえがそっちやったな.
- 光一
- で,こう.
- 剛
- バレバレやて.おかしいもん,だって.急にフレームインして.でも,そんなにカッコよくコンタクトレンズを取ったのは,あなただけでしょうね.
- 光一
- どういうふうに取りました?
- 忌野
- 私はですから,ギターソロの時に.
- 剛
- 探して.
- 忌野
- しゃがんで取りましたよ.
- 光一
- コンタクトはね,あるんですよ,そういうのが.
- 剛
- 大変やな.
- 光一
- 大変ですよ.さあ,それではこれはこのへんにしたいと思います.さあ,続いてはLOVE LOVEな歌にいきたいと思いますけど,LOVE LOVEな歌は,なんでございましょう?こちらですね?
- 忌野
- そうです.
- 剛
- おぼんこぼん?
- 光一
- どこがやねん?
- 忌野
- このね,「ザット・ラッキー・オールド・サム」っていう.
- 光一
- サム&デイヴ.
- 忌野
- うん.
- 光一
- これは,なんでこれがまたLOVE LOVEなんでしょう?
- 忌野
- これは僕が高校の時に初めて外タレのコンサートを見たのがサム&デイヴだったんですね.高校をサボって二日間見に行きました.
- 光一
- サボって.これは前からファンで?
- 忌野
- そうです,そうです.その頃に出してたアルバムがこのアルバムだったんですね.
- 光一
- これは本当に昔からLOVE LOVEな.
- 忌野
- LOVE LOVEな.
- 剛
- 渋い曲ですよね,これ.
- 光一
- けっこう自分がお作りになる曲とか,この方たちを意識とかするんですか?
- 忌野
- まあ,意識したりしなかったり.
- 光一
- さあ,それでは歌っていただきたいと思います.スタンバイよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.
|