#007
HomePageだけの特別編集版 酒井法子編
- 光一
- まあ,酒井さん,ドラマの中では静かな役が多いじゃないですか.
- 酒井
- はい.
- 光一
- 私生活,実際はどうですかね?
- 酒井
- 私生活はね,ぜんぜん違うかもしれない.
- 光一
- 違います?
- 酒井
- どっちかっていうとね,姐御って感じ.
- 光一
- 姐御?
- 酒井
- このあいだもラジオに行ったら,いきなり「いやぁ,男っぽいですね」って言われて.会うなり言われて「どこが? どこが? どこが?」ってすごいドキドキしちゃったんですけど.なんかね,もうけっこう肩で風切って歩いてたから.
- 光一
- そうですかね? 僕らそんなイメージはあんまり持ちませんけど.
- 剛
- ないですよね.
- 酒井
- そうですか.
- 剛
- だって,「上手よ」って言うてますからね.
- 光一
- え?
- 剛
- 踊ってますやん.
- 光一
- あれは手話なんですか?
- 酒井
- あれは手話じゃない.
- 剛
- あれはごっつ踊ってるやんけ.
- 光一
- あれ手話かと思うてました.今あの,手話で会話しろっていったら出来るんです か?
- 酒井
- 少しなら.
- 剛
- 「なんでやねん!?」てどういう手話ですか?
- 酒井
- これですね.(手話)
- 剛
- 今度,俺らこれ使おうか.いやぁ,ほんまにこの椅子いいっスねぇ.
- 光一
- (手話で「なんでやねん!?」)
- 酒井
- 「どうして?」ってことでしょ? 「なんでやねん?」.なんか,大阪は大阪で, 大阪の手話があるんですって.
- 吉田
- あ,本当に.あ,そうなの?
- 酒井
- ええ.
- 吉田
- じゃあ,関西弁と関東弁で手話が違うんだ.
- 光一
- え? 違うんですか?
- 酒井
- 違うんですよ.
- 吉田
- あ,本当.
- 剛
- でも,意味が変ってくるからね.いろいろなぁ.
- 光一
- まあ,ちょっとずつな.
- 剛
- 「これ,直しといて」って言うのでも.
- 光一
- 「これ,直しといて」っていうのは「片付けて」っていう意味なんですよ.でも,東京の人が聞いたら「これ,どっか壊れてんのかな?」っていうふうにとることがあ るらしいですね.
- 酒井
- 私も九州だから「直しとって」って言いますよ.
- 光一
- あ,九州なんですか.あららららら,そうですか.
- 剛
- 「あらららら」って.
- 光一
- いや,うちのね,お爺ちゃんお婆ちゃん九州の人なんですよね.
- 酒井
- あ,本当に.
- 光一
- ええ.
- 剛
- まったく関係ない話ですけど.
- 光一
- いや,あの,うちのお母んなんか電話で話したりすると,かなり九州弁が聞ける.あ,九州の人なんですか.初めて知りましたわ.まあ,話は変りましてですね.
- 剛
- おまえ,ごっつ緊張しとんな,今日な.
- 光一
- なんかあかんねん.まあ,いいんですよ,そんな話は.のりぴーさんのLOVE LOVEなもの,こと.
- 酒井
- LOVE LOVEなもの,こと.そうですね,うちは猫をいっぱい飼ってるんですけど .
- 光一
- 猫いいっスね.
- 酒井
- こんなことをここで言うとちょっといけないんですよね.やっぱりだいたい住ん でるアパートとかマンションて,飼っちゃいけないじゃないですか.
- 光一
- ああ,ああ.
- 酒井
- で,「今いる分は仕方ないんで見なかったことに」ってことにして下さったんで すけど.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 酒井
- うん.可愛いじゃないですか,猫って.
- 剛
- 猫っていうのはね,犬はね,いつも寄ってくるでしょ.でも,猫っていうのはね,気ぃ向いた時寄ってくるっていう感じなんですけど,でも,人間がね,落ち込んでるときとかね,なんか「しんどいなぁ」っていう時はね,絶対そばに来るんですよ,猫は.
- 酒井
- 来るよね.
- 剛
- そんで,なんか知らんのだけど,横でいてくれるんですよ,猫っていうのは.ほん でね,けっこう言葉聞いとんで.
- 光一
- あ,そう.
- 酒井
- 猫って喋るんですよ.
- 光一
- ?
- 剛
- ?
- 酒井
- 本当だってば! 私は聞き取れないんですけど.
- 剛
- 「うわぁ,ごっつ暑いわぁ」とか?
- 酒井
- そんな感じ.あの,猫の言葉がわかる人がお友達でいて.
- 剛
- そんな人が存在するんですか?
- 酒井
- いるんですよ.で,うちの猫,何を喋ってるのか聞いてもらったんです.そしたら,ちょうどね,出産が終わったばっかりで,こんなこといってもいけない.猫が増えてるのがバレちゃうんですけど.全部,差し上げたんですけどね,その子たちは.で,あの,なんか雌の妻がいるんですけど,雄のうちの飼ってる猫ちゃんがいて,その子すごい可愛がってるんですけど,「こっち来て話しようよ」ってその人が抱っこしたら, 「いや,ちょっと妻のところに」とか言って.
- 光一
- ええ!?
- 酒井
- だから,喋るんですって.
- 光一
- 「いや,俺は妻のところに行くよ」って言ってたって?
- 酒井
- そうそう,そうそう.言ってたって.
- 光一
- でも,猫ってあれですよね,「私がこの家の主だ」って感じでいますよね.俺, それが好きなんですよ.
- 酒井
- 可愛いですよね.
- 剛
- 猫っていうのは本当,どれだけでかいものにでも立ち向かって行きますね.俺,犬 のルーちゃんとアリス喧嘩したからね.対マンや.
- 光一
- 犬と猫飼ってるんです.
- 剛
- ごっつすごかったよ.まあ,そんだけの話やねんけど.
- 光一
- そうですか.拓郎さんどう思います? 猫は.
- 吉田
- 僕ね,近所に猫がいるんですけど,近所の人が飼ってるんですけどね,ずっと馬 鹿にされてるんですよ,僕,猫に.
- 剛
- どういった?
- 吉田
- 僕あの,鎌倉のほうなんだけど,こっち来る時に車を出すでしょ.そうすると必ずね,僕が車に乗ってエンジンかけると,ガレージの前に来て座るんですよ.近所の猫 が必ず前に座って,動かさしてくんないわけ.
- 光一
- 出られないわけですね.
- 酒井
- 可愛い.
- 吉田
- それでね,「こら!」とかなんとか言ってもダメで,プップッて鳴らしてもダメなの.必ず僕が一旦もう一回降りてくるのを待ってるわけ.で,降りてくるとスッといな くなるんですよ.だから,すげぇからかわれてるわけ.
- 光一
- 天下の吉田拓郎を.
- 吉田
- もう.すっごい不愉快.
- 光一
- え? じゃあ猫は嫌いですか?
- 吉田
- もう大っ嫌い.
- 酒井
- いやいや,飼ってみたらルームメイトですから,猫は.
- 剛
- 飼うとね,やっぱり猫の印象は変りますよ.
- 酒井
- ぜんぜん違う.私も苦手だったけど.
- 光一
- まあ,猫以外になんかLOVE LOV Eなものとか.
- 酒井
- そうですね,けっこう食べ物とか,その時々に凝るものがあるんですよ.
- 光一
- けっこう食うほうですか?
- 酒井
- けっこうね,食べる.でも,昔ほど食べなくなったけど.でね,発見したのが胡 麻団子っていうのがあって.
- 剛
- ああ,胡麻団子ウマいね.
- 酒井
- 知ってます?
- 剛
- 知ってますよ.胡麻がチョビチョビチョビって.
- 酒井
- え? チョビチョビ?
- 篠原
- 胡麻団子ありますぅ.これがうわさの胡麻団子ですね.はい,どうぞ.お配りし ましょ.はい,お茶.
- 剛
- あ,こんなやつ見たことないわ.
- 酒井
- でしょ.
- 光一
- え? なに? これ.
- 酒井
- で,今はちょっと食べれないと思うんですよ.
- 剛
- え? 今は食べれない?
- 酒井
- 今はね,食べれない.食べちゃうと,タレント生命が.歯が真っ黒けっけになっ ちゃいますよ.あの,隙間にしかも入るんで.
- 剛
- じゃあ,これが出てきた意味が…….
- 篠原
- はーい.美味しくたべてくださいね.
- 酒井
- 帰っちゃうの? 食べてけば?
- 篠原
- あら? いいんですか? 美味しそうだと思ってたの.拓郎さん一緒に食べよう.
- 吉田
- いや,触るな.
- 篠原
- どうしてそういう言い方するんですか!?
- 光一
- 拓郎さん今日,リハーサルでクネクネしてたじゃないですか.
- 吉田
- 最近ね,体型が移っちゃってね.
- 光一
- 坂崎さんもクネクネしてましたけどね.
- 篠原
- いい匂いがします.あーん.
- 酒井
- あーん.
- 光一
- タレント生命なくなるで.
- 吉田
- おまえさ,俺のお茶のなかに胡麻がボロボロだよ.
- 篠原
- 美味しい.
- 光一
- お味は?
- 篠原
- あのね,胡麻.
- 光一
- まんまやがな.
- 吉田
- これ,餡子はいってるの?
- 篠原
- 塩です.
- 吉田
- え? 塩入ってるの?
- 酒井
- 砂糖ですね.
- 光一
- えらい違いやな.
- 吉田
- おまえ,歯が真っ黒だね.
- 篠原
- 可愛い?
- 酒井
- 可愛い.
- 光一
- あーあ.なんか,こんなに机が汚れたの,泉谷しげるさん以来.
- 剛
- あ,これ,メッチャ美味いやん.
- 篠原
- 美味しいです.
- 光一
- 俺,こういう系ダメなんですよ.
- 剛
- これね,餡子ちゃうから食べてみ.
- 光一
- いや,遠慮しとく.
- 篠原
- いいんですか? 掃除しなくて.
- 吉田
- いいよ.
- 篠原
- はい,あ,お茶ごちそうさまでした.それではさようならー.お御馳走さまでし た.また呼んで下さーい.
- 光一
- メッチャ,スタジオ胡麻の匂いが漂ってますけど.
- 酒井
- これね,美味しくて,しばらく凝っちゃってたんですよ.
- 光一
- 拓郎さんどうですか?
- 吉田
- 僕,甘いのダメ.
- 酒井
- 男の人は甘いものダメな人多いですね.
- 光一
- 胡麻団子って聞くと,中華街でよく売ってるようなの思い出しますけどね.
- 酒井
- 揚げたね.
- 光一
- これは砂糖と胡麻が.
- 酒井
- そうそう.砂みたいにザラザラ.
- 剛
- これ,メチャクチャ美味しいわ.
- 光一
- ………?(食べてみる)
- 剛
- 感想.
- 光一
- (手話で「なんでやねん!?」)
- 剛
- 「なんでやねん!?」じゃないよ.感想聞いてんねん.
- 光一
- なんでやねん!? ていうような味.拓郎さん.
- 吉田
- いや,もう今わかった.あとで話聞くから.
- 酒井
- そう.そういうのとかチョコチョコ見つけちゃあ,凝って,食べ過ぎて飽きるん です.
- 剛
- あ,けっこう熱しやすく冷めやすい.
- 酒井
- そうそう,そうそう.
- 光一
- 剛と一緒やな.
- 剛
- 俺と一緒や.
- 酒井
- 一時期だから,食べ過ぎちゃうんですよね.そればっかり食べて「もういいや」って.味を覚え過ぎちゃうっていうか.ありますよね,過去の経験で食べすぎ
ちゃって 気持ち悪くなっちゃって「もうダメ」とか.
- 光一
- それで食えなくなりますよね.拓郎さんそういうのあります?
- 吉田
- はい? いや,ちょっと今聞いてなかった.
- 光一
- え? 今,何を考えてらしたんですか?
- 吉田
- いや,なんか団子どうしようかなって.なんとなく女の人に勧められたらいただ かないと.
- 酒井
- いえ,そんな.
- 光一
- 熱しやすく冷めやすい.
- 酒井
- 飽き性なんですね.
- 剛
- 最近でも俺,直りましたよ,そういうのは.直しました,自分で.
- 光一
- べつに自分では気にしてない?
- 酒井
- うん,ぜんぜん.
- 光一
- それでいいやと.
- 酒井
- うん,それでいいなと.
- 光一
- 今はこれに凝ってるんですね.
- 酒井
- ちょっと前に凝ってたの.
- 光一
- 今,凝ってるものって?
- 酒井
- 今ないんですよ.今,発掘中.
- 光一
- ああ,見つけてる最中.拓郎さん凝ってるものは?
- 吉田
- いや,それは関係ないんだけど,飽きっぽい女の人っていいんだよ.
- 光一
- え? そうなんですか?
- 吉田
- あとでゆっくり話してやるから.飽きっぽい女の人っていいの.
- 光一
- それは何故?
- 剛
- 何故?
- 吉田
- いいの.
- 光一
- え? そうですか?
- 吉田
- うん.飽きっぽい女性ってすごく素敵なんだよ.なんでしみじみいうんだろ? 本当にいいの.
- 光一
- え? でも,例えば恋愛しますよね.「もう飽きた」って.
- 吉田
- その飽きっぽい人を追っかけくのってすごくいいんだよ.
- 剛
- あ,追っかけてくんですか?
- 吉田
- うん.追っかけてくんだよ,男の人って女の人を.
- 剛
- 追っかけるんですね.
- 吉田
- あと3年もすると追っかけるようになるって.
- 光一
- ああ,そうですか.
- 吉田
- それも飽きっぽい人をね,必死になって追っかけるっていうのは,もう幸せだなぁ.
- 光一
- のりぴーさんのLOVE LOVEな歌を聞かせていただきたいんですけ ども.
- 酒井
- はい.えぇと,「なごり雪」っていう歌が私がLOVE LOVEなんですけど.あの, 中学校時代に修学旅行行きますよね,みんな.
- 光一
- 修学旅行,俺,行ってないんですよ.
- 酒井
- 行ってないんですか?
- 光一
- ええ,コンサートだったんですよ.
- 剛
- ああ,そうやったな.
- 酒井
- 可哀想ですね.それで,その時にバスガイドのお姉さんかすごくいい人で,なんか男の子も女の子も好きになっちゃったんですね,いい人だなぁって.男の子は本気で好きになっちゃって,女の子はなんか慕ってしまって.で,最後に「なごり雪」を歌って下さって,帰り道.その時もう,みんなで泣いちゃって.で,ホームに見送りに来てくれて,バスガイドさんの名札だの手袋だの,全部わし掴みに掴んじゃって,「ちょうだい,ちょうだい,ちょうだい」って.「思い出の品を下さい」っていって.
- 光一
- それ,持って帰ったら,「なんでこんなん持ってるんやろ?」とか思うんですよね
- 剛
- 10年後,絶対「なんで名札やねん?」て.
- 酒井
- でね,帰りの汽車の中,みんな2時間ぐらいビービー泣いて.それがすごい,いい思い出で.で,合唱コンクールで歌おうとしたんですけど,「なごり雪」を.3部合唱 にしないといけなくて,ならないんですよね,あれ.
- 光一
- あの歌は.
- 酒井
- うん.だから,すごいその残念な思い出もあるし.だから,すごい青春て感じなんですよね.
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