【TAK☆KINのカムカムGUITAR KIDS】#019
- もうお馴染みの「優しさを胸に抱いて」剛君が初めて披露した時の模様です.
- 吉田
- 僕は今日は嬉しい.
- 光一
- はい,なぜ?
- 吉田
- 今日はお父さんとしては泣いてもいいなってぐらい嬉しい.もうね,ギターをいろいろやってきましたけども,ついに堂本剛が,自分で詞を書き,曲を作るようになったという.もう大変なことだ.
- 坂崎
- あちらで練習してますけど.
- 吉田
- すいません,作詞作曲の先生.その「優しさを胸に抱いて」.
- 坂崎
- いいですね.
- 吉田
- いいタイトルじゃないか,おい.どういう歌なの?
- 剛
- これはですね,友達が俺に電話してきて,その後に書いた詞なんですけど.まあ,とりあえず「今なにやってんの?」っていう話から,「今ちょっと一人やねんけど」っていう話で.それで「なんで俺ってこんなに弱いんやろ?」って.
- 吉田
- 友達が?
- 剛
- そう言うんですよ.でね,この「別れ」という二文字は,すごく重いじゃないですか.「こんな言葉は必要ないって思っててんけども,口にするだけでも辛かってんけど,僕は最後につぶやいて頑張ってん」て言うてたんですよ.「このままいると,好きな人を傷つけていくから,僕は頑張って言ったんや」って泣きながら僕に語るわけですよ.「君の涙を見るたびに切なくて,君以外に誰も愛せないのがわかってたけども,別れて,君にもらった今までの優しさを胸に抱いて」っていう.
- 吉田
- うん.詞を読んでいるだけじゃないか.
- 剛
- まあ,簡単に言えば.
- 吉田
- すごい詞だね,しかしね.
- 光一
- クサいですね,この人はね.
- 吉田
- クサいですか,やっぱりこれは.これは作品としては処女作っていうか,最初の作品?
- 剛
- ってことですね.
- 吉田
- で,曲も付いてるわけでしょ?
- 剛
- いちおう付いてるんですけど.
- 吉田
- そのいちおうをちょっと聴いてみないと.
- 剛
- ちょっと待って下さい.メチャクチャね,指が.
- 吉田
- そんなプロみたいに.
- 剛
- 緊張してるんですよ.いきますよ.
- ♪プレイ〜
- 剛
- っていう歌です.
- 吉田
- いや,すごい!
- 坂崎
- メロディアス,すごい!!
- 吉田
- コード進行もメチャクチャ奇麗でね.よくそんなコード進行わかったね.すごいいいね.
- 剛
- いろんな人の,みんなの歌で拾ったんですよ.
- 吉田
- それが大事.すごいね,盛り上がりとかもちゃんとあって,サビがあったりとか非常によくできてるね.
- 坂崎
- 僕らのアマチュアの頃のレベルとぜんぜん違いますよ.
- 吉田
- 俺の一番最初をの曲なんかね,俺の高校の時作ったいちばん最初の曲って,笑うよ
- ♪プレイ〜
- 「じゅんちゃん」
- 作詞作曲 吉田拓郎
- 吉田
- おまえ,これはおまえね,情けないぐらい.
- 光一
- いいですよ.
- 吉田
- いいか? おまえだけだよ,いいって言ってくれたの.でも,「優しさを胸に抱いて」はコード書いてもらって,俺たちでちゃんと演奏しよう.
- 坂崎
- そうですね,いずれ.
- 剛
- そうですか.
- 吉田
- 近いうち.全員できるようにしよう.ハーモニー付けたりとか.
- 剛
- おお,すげぇ.
- 吉田
- これ,ステージで出来ればLOVE LOVEで.
- 剛
- 僕がパンツ一丁で書いた詞ですよ.
- 吉田
- ・・・・・それ,聞きたくなかったな.これは歌はこれで全部フルコーラスなの? 歌詞は?
- 剛
- !??いや,いちおうまあ,とりあえず作ったっていう感じなんで.
- 坂崎
- 2番欲しいですよね.
- 吉田
- うん.
- 剛
- ……あ,2番ですか.
- 吉田
- 予想外の展開だったね.これはぜひ2コーラス目も聴きたいですね.それで曲として仕上げて,みんなで演奏しましょう.
- 坂崎
- いいですね.
- 吉田
- 今日は先生,ありがとうございました,いい曲を.
- 剛
- いや,こちらこそありがとうございました.
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