serial #0016-0002 :
小野リサ
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小野リサ
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STEPS
1962年ブラジル・サンパウロ生まれ.家族がクラブを経営しており,音楽漬けの環境下でで育つ.1972年に家族で東京へ移住.ただし,1980年代からは年間4〜5ヶ月をブラジルで生活している.
ミドルティーンでギターを弾きはじめ,1978年には早くもライブ活動をスタートし,多数のアーティストのサポートも経験.
1989.02.21にシングル「ユアー・ソー・ユニーク」で、MIDI からデビュー.同年6月21日にはデビューアルバム『カトピリ』も発表.その後,1991年にBMGビクターに移籍.さらに1997年には東芝EMIに移籍しているが,この間,ボサノバの作品を精力的に発表し続けている.
魅力的な歌声と柔らかい曲調のためかCMソングで多数の作品が使われており,1998年だけでも,アートネイチャー,サークルK,三菱自動車,敷島パンがあげられる.過去の例は枚挙にいとまがない.
Short Talk
小西 日本のオーディエンスとは全く違うでしょう.僕はブラジルには行ったことないけど.
小野 日本のオーディエンスって言うか,私の,来てくれる方はみんなよく聴いてくれるので.しかも,私,ポルトガル語で唄っているから,意味がわからないからちょっと残念なところも在るんですけど.でも,その分よく聴いてくれるので,いつもすごく感謝してます.
小西 僕,よくアメリカとか行って,PIZZICATO FIVEで行ったときに,「どうして英語で唄わないんだ」ってよく言われるんですよ.その時に必ず答えるのは「ブラジルのミュージシャンが演奏しに来て英語でボサノバ唄ったらがっかりするだろう」って答えるんだけど.なんかポルトガル語の響き自体がね,すごい素敵ですよね.
小野 そうですね.なんかあの,特にサンバとかボサノバとかはリズムに一番やっぱり自然になじむ言葉...の様な気がする.
小西 でも,ライナーに書いたんですけど,小野さんの唄う日本語もすごい素敵です.
小野 そうですか.
小西 もっとみんな聴きたいんじゃないかなぁ.
小野 そうですね,始めはずっとポルトガル語に拘っていたんですけども,日本語もすごく美しい言葉だと思うから,その美しさが引き立つようなメロディーがね,メロディーラインでね,そのリズムとか,あの音楽でね唄いたいなって最近思っていて.私は日本の童謡がすごい好きなので,だからそういう曲を日本語でやるのはいいかなぁって思う.
小西 いいですね.小野さんが唄う日本の童謡のソングブックみたいのが出たら最高かな.
小野 それはね,いつかやりたいなって思ってるんです.
(アルバムのみ)
- 1989.06.21 『CATUPIRY(カトピリ)』 [MIDI]
- 1990.04.21 『NANA(ナナン)』 [MIDI]
- 1991.07.21 『MININA(ミニーナ)』 [BVCR-48]
- 1992.06.21 『SERENATA CARIOCA(セレナータ・カリオカ)』 [BVCR-87]
- 1993.01.21 『NAMORADA(ナモラーダ)』 [BVCR-1001]
- 1994.06.22 『Esperanca(エスペランサ)』 [BVCR-667]
- 1995.04.21 『MNHA SAUDADE(サウダージ)』 [BVCR-701]
- 1995.12.02 『HEIRS TO JOBIM(エアーズ・トゥ・ジョビン)』 [BVCR-1422]
- 1996.06.21 『RIO BOSSA(リオ・ボッサ)』 [BVCR-755]
- 1997.11.19 『ESSENCIA(エッセンシア)』 [TOCT-999]
- 1998.07.16 『BOSSA CARIOCA(ボッサ・カリオカ)』 [TOCT-10344]
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