|
FACTORY #0180 フジファブリック - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2009.04.11
- 由美:
- これ(新アルバム)は作る前から海外に行こうと?レコーディングは海外でしようという?
- 志村:
- そうですね.フジファブリック,ドラマーが今いないんで,ドラマーを探していたんですよね,日本で.で,もう何十人とセッションをして.みなさん素晴らしいんですけど,なんかおもしろいことをやりたいなと思ったところ,海外にドラムを叩けて,プロデュースも出来て,エンジニアも出来る人がいるって聞いて.じゃあ,それ一石三鳥じゃんって思って.で,音源とか聴いて,結構良くて.じゃあこの人で,みたいな感じで.
- 由美:
- ストックホルム.
- LOW IQ 01:
- じゃあ,その人がレコーディングでドラムを.
- 志村:
- だと思ったんですけど,実は1,2曲しか叩かなくて.現地の生粋のストックホルム人が別に来て,その人がすごい格好良かったんです.その,リカルドっていうヤツ.リカルドが日本人にはいない,日本人には叩けないフレーズを叩くタイプで,それはとても良かった.
- LOW IQ 01:
- それを例えばレコーディングで体験しちゃうじゃない.それをライブでセッションするときになかなか大変な,グルーブ感を出すの感じっていうのはどういう感じで,こう出す感じなの.
- 志村:
- まぁ,そうですね.どうなの?オレばっかり喋っているけれど.
- 加藤:
- まあ,人が変われば.人ひとり違ったらね,バンドの中でさぁ,それはそれで化学反応を起こして良いものが出来たりするんで.悪いことじゃないですよ,全然.
- 由美:
- じゃあ,その彼がルカリオ...じゃなくて..
- 金澤:
- ルカリオって(笑)
- 志村:
- リカルド.
- 由美:
- ポケモンっぽかったけれど.そのリカルドがドラムを叩いたっていうことは,じゃあ,その叩かなかった彼はプロデュースっていうことに?
- 志村:
- プロデュース,エンジニアですね.音の調整してますからね,機械を.
- 金澤:
- ずっと調整してたね.
- 由美:
- 調整終わらないの?それ.
- 志村:
- 終わらない.僕が行っちゃって,うん(調整コントローラを動かすジェスチャー)みたいな感じで.僕も参加しちゃって,一緒に作りました.
- LOW IQ 01:
- 彼,全然,やっぱ,いままでやってきた音と,その外人が録る感覚のエンジニアリングのやり方と,やっぱりちょっと違った感じがした?
- 志村:
- えーっとですね,意外とそうでもないんですよ.日本でも,いわゆる日本のレコーディングと言ったら,なんかキッチリ真面目に録って,良いスタジオで,どこにでも通用するような真面目な音を作るっていうイメージがあって.海外のレコーディングは,なんかどっかの小屋を改造したようなやつの所に,なんか安い昔の年代のミキサーとか繋いで録音でオールオーケーみたいなイメージが,固定観念みたいなものがあったんですけど.意外とですね,スウェーデンは,やっぱスウェーディッシュ・ポップというものがあっただけあって,音楽がすごく発展していて,日本に負けないぐらいのテクニックもあってですね,施設もあって,ノウハウもあって.ま,やっぱ人ですよね.やっぱセンスがみんな良いです.
- 由美:
- これ,メリーメーカーズ(Merrymakers)?
- 志村:
- メリーメーカーズです.
- 由美:
- メリーメーカーズって私たちも結構お世話になっている方で.
- 志村:
- どうでした?メリーメーカーズ.
- 由美:
- だってぇ,スウェーデン行ったことがないもん.
- 志村:
- あ,歌録りは日本でやって.
- 由美:
- イエス
- 志村:
- ミックスどうでした?
- 由美:
- いや,だから,いいなぁフジファブリックって思って.
- 志村:
- スウェーデンに行かせて貰って.
- 由美:
- そう.ちぇって思ってたんです.
- 志村:
- 絶対,行かないんだから.
- 由美:
- いや,行きたいんです.(LOW IQ 01さんに向かって)海外レコーディングどうですか?
- LOW IQ 01:
- 行ったことありません.あのね,飛行機が苦手なの.
- 由美:
- 本当ですかぁ?
- LOW IQ 01:
- えっと,行けて沖縄まで.3時間までがギリ.3時間以上経っちゃうと座っていられない.もう落ち着きがないので,もう十何時間とか考えられない.落ち着きがないから,飛行機で遠くに行くって感覚がないのよ,オレには.
|