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FACTORY #0177 サカナクション - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2009.01.17
- 由美:
- (東京に引っ越して)環境が全く全然変わるじゃないですか.その制作する過程も変わってくるもんなんですか?
- 山口:
- そうですね.北海道ってやっぱりすごい広いんですよ.なんで,みんなそれぞれ札幌とかに住んでいたんですけれど,家が遠かったんですよね.なんで,さっきも言いましたけど,スタジオ以外で会わなくて.遊ぶこともあまりなかったんですけれど.今はもう自転車で通えるぐらいの距離にみんな住んでしまったんで.
- 由美:
- 曲は基本的には(山口さんが)作っているんですよね?
- 山口:
- はい.僕が作っています.
- 由美:
- じゃあ,そのお家に来たりしてやっている課程でみんなと相談して,皆と作っていくという感じに変わったという感じですか?
- 山口:
- 実は今回から,引っ越してきたことを期に,僕が原曲を作って一人一人にその原曲を渡して,一人一人がデモを作るというやり方をやったんですよ.パソコンで,5人集まって.夏にパソコン6台全開で.エアコン,ガンガンたいて.たくっていうのかな?エアコンは.つけて.
- 由美:
- つけて.
- 山口:
- そんな状態でやったんで,だからなんか大きく変わりましたね.
- 由美:
- でも,6人が作ったら6コパターンが出てくるってことでしょう?
- 山口:
- 5人で作って5パターンですね.
- 由美:
- あ,そうそうそう.ごめんなさいね.5パターン出てきて,それをどうするんですか?
- 山口:
- とりあえず,その,マンツーマンでやっている感じなんですよ.僕と,僕が曲を渡して,例えば(隣に座っている岩寺さんを指して)彼は岩寺というんですけど,「岩寺,この曲をアレンジしてよ.こういう風にしてよ」って言いながら,一緒にこうだね,こうだねって言いながら出来てきたのを,他のメンバーがベースを付けたりドラムを付けたり,さらにアレンジしてくれて.だから,こう,ローテションじゃないですけど,「これ時間があるときにベースを入れておいてください」って.会社みたいな感じですね.株式会社サカナクション!
- 由美:
- じゃあ,変わってそれがやりやすくなったっていう感じですか?
- 山口:
- 向いてましたね.やってみて思ったのは.
- 由美:
- 皆さんも?
- 江島:
- 円滑に進みましたね.
- 由美:
- ああ,そりゃあいい.でも前も円滑は円滑に進みつつという.
- 江島:
- 別に仲が悪かったわけではないです(笑)
- 由美:
- そうですよね.
- 會田:
- 曲の,こう何て言うか,骨格は山口君が作っている?
- 山口:
- そうです,原曲は.
- 會田:
- そこで,こうなんか皆に委ねたときに譲れない何かというか.
- 山口:
- 今まではそれがあるだろうなと思っていてチャレンジしなかったんですけど,一緒に暮らしてみて,っていうか近くに暮らしてみて皆のことが分かってきたって言うか,そういうのもあったりして赦せるっていうか,自分を広げてくれるって気持ちに変わりましたね.
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