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FACTORY #0171 LEO今井 - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2008.05.10
- 由美:
- さっきオープニングでも言ったんですけど,ロンドン育ち...
- LEO今井:
- はい,今,26歳なんですけど,合計15年ぐらいイギリスに住んでいました.
- 由美:
- 今は日本で.
- LEO今井:
- 今は日本に住んでいます.2年前に,東京のネオンに招かれてイギリスから引っ越して参りました.
- 由美:
- 生まれたのが...
- LEO今井:
- 杉並区です.
- 由美:
- 杉並で生まれて,小さい頃の東京って覚えています?
- LEO今井:
- 覚えてますよ.
- 由美:
- 帰ってきたら,全然...あっ,その後,行き来もされてたんだ.
- LEO今井:
- ええ,ちょっと.でも,ちょっとカルチャーショックもありましたかね.15歳のときに出たんですけど.
- 由美:
- どんな感じでした?
- LEO今井:
- いや,ただ,あの,「本当に大っきいところなんだな」って.子供の頃は近所の善福寺公園で遊んでいるだけですから.
- 由美:
- あそこきれいですよね.
- LEO今井:
- あ,ご存知ですか.よくそこで遊んだんですよ.だから,特に東京がこんな,凄まじい大都会って気がつかないじゃないですか.戻ってきたときに「すごい町だな」と.「すごい国だな」と,改めて実感しましたね.なんか,とにかく発展の具合がすごい...なんか,あの,イギリスから,例えば,あの渋谷の交差点とか初めて見る人は,ちょっと,「ああ!」ってなりますよね.
- 由美:
- やっぱりね.えっ,ロンドンに居たときに音楽をやりたいって,音楽に出会って...
- LEO今井:
- えっと,大学のときに.ええ,高3か大学1年の頃から自分で作り始めて.ずっと学生やってた頃に趣味でやったんですけど.プロフェッショナル学生みたいなのやってたんですけど,だらだらだらと学生でいて.どっかで,趣味で音楽をやっていたんですけど,どっかでそれを入れ替えた感じ,ですね.
- 由美:
- じゃあ,歌詞も日本語があって,英語があってっていう,混じっているじゃないですか.どっちが楽なんですか?書くのは.
- LEO今井:
- 書くのは英語が楽です.教育が英語だから.だけど,日本語詞もあるんですよ,実は.ただ,それは英語で先に書いて訳すことが多いんですよね.
- 由美:
- そうなんですか.
- LEO今井:
- ええ,日本語がポンって浮かぶことは,歌詞に関してはそんなにないかもしれないですね.でも,徐々に僕の日本語もうまくなってきている気がするんですよ.
- 由美:
- 日本語すごい上手じゃないですか.
- LEO今井:
- 一応,日本人なんで.
- 會田:
- ねぇ,考える...頭の中で考えていることが日本語なのか,英語なのかによってみたいなこと聞いたことあって.こう,日本語でものを考えることはあるんですか.
- LEO今井:
- いや,あまり考えないですから.
- 由美:
- 夢は何語ですか?
- LEO今井:
- それも,夢は映像しか出てこないんです.言葉が出てこない.
- 由美:
- そうなんだ.
- LEO今井:
- でも,おそらく英語なんじゃないですかね,根本的な考え方は.だからたまに訳さなきゃいけない.
- 會田:
- 視点が変わるっていうのは,なんか,こう,見方?僕らは普通に首都高速とか走っているじゃないですか.でも,外国から帰ってきたりとか,外国から初めて来た人は,日本の首都高から見るネオンとかすごくきれいに見えるらしいですよ.
- 由美:
- へぇー.
- 會田:
- 僕,アルバムを聴かしてもらっても,その感じ.あの,「ロスト・イン・トランスレーション」って映画があって.
- LEO今井:
- ああ,はいはいはい.
- 會田:
- あれ,実は僕,出てるんです.
- LEO今井:
- あ,そうですか!
- 由美:
- 本当ですか!
- 會田:
- カラオケのシーンで「風をあつめて」歌ってる.
- 由美:
- わたし,今晩,観よう.
- LEO今井:
- 私も観ます.
- 會田:
- で,なんか,そんな雰囲気がすごくあって.で,言葉とか,日本語,使われている単語とか,なんか,そういうきっと共通するイメージがあるのだろうなと思って.
- LEO今井:
- ああ,なんか,ちょっとこう客観的に観ている部分はあるかもしれませんね.うん,日本の街並みを.やっぱ,歌詞は日本の街を歌うことが多いんですよ,どうしても,必然的に.自分が知っていることを書くべきだと思っているから.そういう背景,いや風景とかが多いんですけど.でも,やっぱ,ロック・ミュージック,ポップ・ミュージックはノー・バウンダリーですから,一番,本当に良く聞くと,普遍的なものをやっぱり歌っている気がするんだなぁって気がしますね.
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