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FACTORY #0168 SUEMITSU & THE SUEMITH - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2008.02.16
- 由美:
- クラシックというとショパンとか,そういうのもパラパラパラと弾けるんですか?
- 末光:
- (音大の)入試のときそうでしたね,ショパンとベートーベンとバッハと.
- 由美:
- それをずっと練習してきて,今は”グラインド・ピアノ・ロック”.また,それとはまたちょっと全然違う,それはどういう感じで今に至るんですか.
- 末光:
- ずっとクラシックを小さいときからやっていたわけじゃないんで.それまでは普通にポップスとか,ロックとか,ソウルミュージックを聴いていて.で,後でクラシックが入ってきたから,どっちかというと基盤にはこっち(ポップス)の方が,親の影響とかもあって,そういうものを聴いていた経緯で,なんか自分で音楽を作るとなるとこっちの方が出てくる.
- 白井:
- その”グラインド・ピアノ・ロック”ていうのは自分で...
- 末光:
- いや,僕じゃないんだけど(笑).
- 由美:
- これ,ジャンルがあるわけじゃなくて?
- 末光:
- 別にジャンルがあるわけじゃなくて,まあ,ちょっと,ピアノじゃないようにピアノを弾くというか,叩き付けるというか,グラインドする.
- 白井:
- 新しいジャンルだよね.一つのね.そんな感じしますよね.自分で考えたんでしょ?
- 末光:
- いや,僕じゃなくて...
- 白井:
- 誰か考えた人がいるんだ.
- 由美:
- あの弾いているのは自然に,自分で曲作ってやればああなるということですよね.
- 末光:
- そうですね.割とピアノらしいこと全然やってなくて.ピアノっていう手段なんですけど,頭の中では結構バンドサウンドが鳴っていたりするんで,それが鳴っているのをそのままやると結構,こうドラムみたいになって.
- 白井:
- ピアノロックってさぁ,結構いいよね.クイーン(Queen)とかもそうでしょ.クイーンとかピンク・フロイド(Pink Floyd)とかもそうだけど.まあエルトン・ジョン(Elto John)とかさ,そういう匂いがあるね.
- 末光:
- あ,そうですか.
- 白井:
- ちょっとフレディの匂いに近いものを感じたけどね.フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)のような.
- 由美:
- ただ,こう影響を受けて,こういう感じでって人はいらっしゃるんでしょうか?
- 末光:
- そうですね,いろいろ聴いてきましたけど,結構,幅はいっぱいあるんですが,トッド・ラングレン(Todd Rundgren)とか.
- 白井:
- ああ,いいですねぇ.
- 末光:
- あとは,バート・バカラック(Burt Bacharach)とか.
- 白井:
- ほぉ〜,ちょっとメロディアスな方向ですね,割とね.
- 末光:
- そうですね.曲の中にいっぱい展開があって,でもメロディはサラッとしてるから,その中身がどんなのかは研いでみないと分からないんですけど.
- 白井:
- トッド・ラングレンのなんかコピーした?
- 末光:
- トッド・ラングレンは,やっぱアイ・ソウ・ザ・ライト(I Saw The Light).
- 白井:
- あのコード進行の載せ方っていうのは,なんかトッドっぽいよね.
- 末光:
- そうですね.あと,ジョン・レノン(John Lennon)もコピーをしてる.
- 白井:
- マザー(Mother)とかあったもんね.
- 末光:
- そうですね.ウーマン(Woman)とかよく弾いていたというし.
- 由美:
- さらっと弾けるっていいですね.
- 白井:
- やっとけばよかった?
- 由美:
- やっとけばよかったですね.何で辞めちゃったんだろうピアノ,と思うんです.
- 白井:
- 今からでも大丈夫です.だって彼(末光さん)だって途中から始めたんだから.
- 末光:
- はい.大人になってから.
- 由美:
- でも,赤バイエルも卒業できなかったんですよね.
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