|
FACTORY #0159 曽我部恵一バンド - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2007.01.20
- 井手:
- 曽我部さんは忙しい音楽活動の他にも喫茶店をやったり...
- 曽我部:
- ああ,喫茶店をやってます,下北で.
- 井手:
- 後,レーベルもやってる...
- 曽我部:
- レーベルもやってます.自分のレコード,自分で出します.はい.
- 井手:
- それ,レーベルはまあ後で訊くとして,喫茶店,それはなんでやろうと思ったんですか?
- 曽我部:
- なんか,レコード屋さんなんですけど,実は.中古盤屋さん.で,じゃあ,夜飲めるようにしようよ,みたいな.じゃあ,彼(上野さんを指す)コックさんなんですけど,じゃあ,昼間暇なときはランチ作って,みたいな.みんなで適当に遊んでます.
- 井手:
- あ,じゃあそこに行けばライブがなければ.
- 上野:
- 誰かしら居ますよ.
- 曽我部:
- 誰か居てグダグダしてます.彼(セット脇で控えていた番組ディレクターJUNを指す)も居ます.
- 全員:
- (笑)
- 井手:
- 居るんだ!
- 曽我部:
- よく居ます.だから,たまり場?部室?
- 井手:
- ああ,いいですね.そういうの自分で出来たらねぇ.それ,レコードも買い付けに行くんですか.
- 曽我部:
- 買い付けはレコード担当の店長さんが行ってます.また,行くって言ってた.
- 井手:
- たまり場が作りたかった?
- 曽我部:
- いや,なんかレコード好きな奴がいて「レコード屋やりたいよね」って話をしてたら,自分らも例えば「アコースティックなライブとか出来る場所があったらいいよね」っていう人もいて,そしたら「夜,飲ましてよ」って人もいて...
- 井手:
- それじゃ,ライブもやるんですか?
- 曽我部:
- ライブもやってますよ.パーティーもやって,DJのパーティもやってる.
- 井手:
- 場所はどこなんですか?
- 曽我部:
- 下北沢です.
- 由美:
- 言ってたじゃない,最初に.自分で下北って言ったじゃないの.
- 井手:
- あ,ごめん.うっかりしてた.何てとこです?
- 曽我部:
- 駅前です.CITY COUNTRY CITYって.
- 井手:
- 今度下北行ったら寄らして貰います.
- 曽我部:
- ああ,是非是非.
- 井手:
- おもしろそう.あ,そうそう,レーベル業について訊きたいんですけど,なんで自分でやろうと思ったんですか?
- 曽我部:
- 一番最初の動機は,やっぱ,メジャーでやってたんですけど,メジャーの状況もそんなによくなくって.僕もそんなにすっごいレコード売れたりしないから,なんかやりずらいな,と思って.こう,すっごい大事にされてチヤホヤされてたらメジャーでやってたと思うんですけど,そんなに大事にはされないので.大事にされないというとすごく失礼な感じですけど.じゃあ自分でやった方が一生懸命出来るかなと思って.
- 井手:
- 音楽活動に専念しているとレーベルとかにまで手が回らなく無いですか?そんなことはない?
- 曽我部:
- でもスタッフがいるから.でも,(大塚さんを指して)いっしょにやってます.
- 井手:
- 二人でやっているんですね.やっててよかったなって思うときって?
- 曽我部:
- やっぱ,だからCDが..
- 大塚:
- 出来上がったときとかすごいうれしい.
- 曽我部:
- 届くんですけど,それが最高にうれしいですね.うわぁー出来たーって.「開けていい?」みたいなね.
- 大塚:
- 貰っていい?これ.みたいな
- 井手:
- そっか,製品版が出来上がって,それを開ける瞬間ってたまんない気持ちでしょうね.
- 曽我部:
- なんかね,10年前くらいにデビューしたんですけど,もうちょっと前か.その時,すっごいうれしかったんですよ.でもなんか,やってくうちにそういうのって,何か違うところに喜びを感じたりして.例えばスタジオに入ることとかにすっごい緊張して,すっごいうれしかったんですよ.ああいうでっかいスタジオに入るなんて.でもそれが普通のことになってくるのが嫌で.いっつもそうやって,なんか「ライブだな」とか「今日レコーディングだな」とか「CDがやっと出来るぞ」とか.いっつもそういうのを感動していたいんですよ.それがやりたかったことだから,それを忘れないようにしたいなと.
- 井手:
- じゃあ,もしかして,今の方が充実してたり...
- 曽我部:
- うん,だからずっと充実してたいんですよ.そうそうそう.
|