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FACTORY #0153 SPARTA LOCALS - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.05.27
- 由美:
- 秋にアルバムのリリースがあるんですよね.今回はどんなアルバムになりそうですか?
- コウセイ:
- 今,レコーディングに入っているんですけど,何も今は負の,なんつーか,負の要素を入れないって言うか.ほら,レコーディングって眉毛しかめてこうやるじゃないですか.
- TAKEMURA:
- ああ,段々こう(ベースを弾く真似をして手元に集中していく姿勢)なっていくんだよね.
- コウセイ:
- じゃなくて,みんながハイな状態に持って行こうと.そういうものしか聴きたくないし,オレは.で,たぶんみんなも聴きたくないんだろうと勝手な思いこみで.とにかく,すごい良いエネルギーが入っているもの,上手いとか下手じゃなくて.上手いなんてのはもう年を食わなくちゃ無理なんですよ.それに気がついて.
- TAKEMURA:
- 諦めた,そこは.
- コウセイ:
- もともと不器用だから.そういうのじゃなくて,もっといいパワーのヤツを.クラッシュとか聴いていると迷ってない感じがするから,すごく.ストーンズとかも別に上手くないのに,なんか,ガッチリいっているっていう,何も考えていない感じがするんですね.スゲェ,イってるバンドっつーか,突き抜けてるバンドほどみんなそう思っているというか,バンドの全員がそう思っている,「何も考えずにやろうぜ」って.「俺たちサイコー」って気持ちのまんま何年もやってるって.
- 光広:
- グズグズグズグズ考えちゃうと,それって音に入っちゃうんですよね.実は入っちゃうじゃないですか,後から聴くと「ワァー,ムード入ったなぁ」って.あのムード,嫌なムード.だからそれを意識して排除して,とにかく陽気な感じを入れようと.なんかハッピーな感じを入れようと,精神面も全部.
- コウセイ:
- だってそんなに金になる商売じゃないから,はっきり言って.こんな(眉間に皺を寄せる表情)ことしてやってもしょうがねぇなぁと思って.もっとやる,ライブとかもそうだし,レコーディングとかも,楽しまないと意味ねぇなぁと思って.馬鹿みてぇと思って.ともかく楽しみたいって.
- TAKEMURA:
- で,自分で楽しんで作ったものじゃないと絶対それを聴いた人も楽しめないから.
- コウセイ:
- そんなの聴いてもおもしろく無いじゃないですか.誰もそんなもの聴きたくないし.だから,一時期,なんかこう,頭悪いのにさぁ,なんか考えて,いろいろ.こうやって,う〜〜ん(考え込むポーズ)ってやってたんですけど.もう面倒くさくなっちゃって.
- 光広:
- それって意味ないですよね.
- コウセイ:
- ガッツリ突き抜けた音楽を作りたいし,突き抜けた演奏の勢いのある録音をしたい,というコンセプトだけですね.
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