アトミック番長(転校編) Daddy-O-Nov NOTE

ガレージ・パンク・ロックンロール

ロックンロールがティーンエイジャーの脳に与える影響について日夜研究を重ねる私が,ガレージを聴くことが君たちTeenage kicks,いやTeenage kidsに喫煙やマスターベーションのように悪影響を及ぼすか否か,についてお話ししよう.
70年代中期,その当時,はやっていた音楽(DISCOやトーフみたいなロック等)を叩きつぶすべくPUNKが誕生し,またたく間に全世界のティーンを狂わせていた.そんな中一部の人たちが60年代中期にもにたような集団発狂があったことに気がついた.そう,当時大流行したストーンズや,ヤードバーズ等に脳みそを半分ぶっ飛ばされアメリカ中いたるところで生まれ,エレキギターをかき鳴らし,叫び続け,1,2年で燃え尽きていった,たくさんのティーンエイジロッキンバンドたち.彼らの残した野蛮な音楽を60'sパンク,ガレージパンクって呼んだ.それらのほとんどは,ローカルなレーベルから1,2枚しかレコードを出していなかったり,500枚くらいしかプレスされなかったりで探すのは困難だった.だが,熱心なコレクター達の助けをかり発掘された大量のコンピレーションアルバムとして再発され,世に出回ることになる.その中の一つに,CRYPTから出た『BACK FROM The GARAVE』ってシリーズが有るんだが,そのレコードジャケットに刻まれた熱い文句がガレージパンクって音楽をうまく表現しているのでここに紹介しよう.

"Rockin PUNKERS" "PRIMITIVE TEENAGE ROCKIN" "CRAZED WILD FRANTIC" "100% PSYCHOTIK REACTION" "RAW BLASTIN" "LOUD UNPSYCHEDELIC" "MID-SIXTIES GARAGE PUNK SCREAMERS"

などなど,レコード盤に刻まれたティーンネイジャーの狂った熱きサウンドがきこえてきそうだ.アッチッチッと!

そして,そんなムーブメントは,50's,60's,のcoolでTRASHなロカビリー,リズム&ブルース,ロッキンインスト,サーフ,ホットロッド,等の再発にまで広がり,さらに,B級マイナー70'sパンク発掘へと繋がっていった.それらは,ロックンロールの誕生自体が,Teenaderの脳のプリミティブな部分を直撃し,野蛮さとある種の反抗心を呼び起こすという点でPUNKであり,その後いつの時代にもPUNKが,ロックンロールが存在していたってことを証明してくれた.それらの音楽やスタイルに影響を受けた野蛮な人たちの発するロックンロール全体が今では「ガレージ」って言葉で表されている訳です.結論を言えば,ロックンロールは,BAD MUSICであり,ガレージを聴くことは,若者の健全な育成に,かなりの悪影響を及ぼすことになるって事,気をつけたまえ.
け・ん・ぜ・ん なんてくそったれ.

by Daddy-O-Nov ((c)caveman)
Special thanks to CRAMPS, CRYPT, MADNESS INVASION, マッシー and GREAT3 R.I.P.