潜水艦カッペリーニ号の冒険

2022年1月3日(月)21:00~23:30 放送

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2021.12.2

名優・堤真一が
二宮和也の上官役で初共演!
二宮の“真面目に役と向き合う姿勢”
を称賛!
さらに音尾琢真と今野浩喜が
強情な軍人役で
物語に激辛スパイスを与える!

フジテレビでは、二宮和也主演の新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』を2022年1月3日(月)21時から放送する。本作は、第二次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋を描く、実話に基づいた物語である。

有村架純や元宝塚トップの愛希れいか、さらにはモデルで漫画家のペッペをはじめとしたイタリア人キャストなど、豪華かつ個性豊かな俳優陣の共演が楽しみな本作に、この度、二宮演じる日本海軍少佐・速水洋平(はやみ・ようへい)の上官、大佐・廣田正(ひろた・ただし)役として、堤真一が出演することが決定した。堤のフジテレビドラマ出演は、『リスクの神様』(2015年7月期)以来7年ぶりの出演となる。堤は、現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』や今年公開された映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』や『土竜の唄 FINAL』など数々のヒット作に出演し、ドラマ、映画、舞台、CMなど多岐にわたり活躍を続ける実力派俳優。

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堤が演じる廣田は、超堅物な速水と違い、お気楽な雰囲気をまとうが、ふかんで物事をとらえる冷静さと、的確な判断力を兼ね備え、部下の扱いには長けている。速水のお堅い性格をうまく諭しながら、カッペリーニ号あらため、帝国海軍伊号(いごう)第五〇三潜水艦の艦長に速水を抜てきし、帝国海軍のために働かせる。横文字が苦手でカッペリーニ号をよくカトリーヌ号と言い間違えるたびに速水に突っ込まれている。そんな堤と二宮の共演は本作で初めてとなる。初共演に堤は、「二宮さんは、“真面目に役と向き合っているなぁ”と思いました。すごく楽しく撮影もできました」と振り返り、二宮の役に対する姿勢も称賛した。初共演とは思えないほど息ぴったりの上司と部下を演じる2人の、クスッと笑えるコミカルな共演シーンにぜひ、ご期待頂きたい。

同じく日本海軍で働く仲間として速水の部下、大尉・尾上克郎(おのうえ・かつろう)役に音尾琢真、速水の同期の少佐・阿部虎太(あべ・とらた)役として今野浩喜も出演することが決定!音尾は、演劇ユニット“TEAM NACS”の活動をはじめ、ドラマ『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(2021年1月期/カンテレ・フジテレビ系)や映画『孤狼の血』シリーズ、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』など、数々の話題作に出演をする演技派俳優。音尾が演じる尾上は、義理人情に厚く、熱い大和魂を持ち、誰よりも速水のことを尊敬している。そして、今野はお笑い芸人として2010年に 『キングオブコント』で優勝した実力派芸人だが、今や芸人という枠を飛び越え、数々の作品に役者として出演する売れっ子俳優だ。今野演じる阿部は、速水のことを一方的にライバル視しており、また、イタリア人を敵国人として執拗(しつよう)に嫌い、攻撃的な態度を取る。そんな脇を固める名バイプレーヤーの音尾と今野が魅せる演技にも目が離せない!

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本作は、第二次世界大戦中に起きた実話に基づいた物語だ。日本、ドイツ、イタリアを中心とする枢軸国と、アメリカ、イギリスを中心とする連合国の間で戦われた第二次世界大戦。当初は同盟国だった日本とイタリアが敵対国となってしまい、そんな状況をつゆ知らず、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号で日本へ物資輸送のために向かう間の悪いイタリア人たちがいた。彼らの名はアベーレ(ペッペ)、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)。「俺たち、最高の仲間だからな」が口癖の愉快な仲良しトリオだ。日本から大歓迎を受けることを期待し浮かれる3人だが、待ち受けていたのは鬼の形相をした速水洋平(二宮和也)だった・・・。

日本海軍少佐の速水は、誰よりも愛国心を誓い、曲がったことが大嫌い。“人生は国を守るためにこそある”と信じてやまない超堅物だ。かつて、イタリアに滞在していたが、“食べて歌って恋をして”を信条にするイタリア人の軟派な国民性を毛嫌いしていた。そして、イタリア語を実は流ちょうに話せるが、上司である大佐・廣田正(堤真一)から「イタリア語を話せるのは隠しておけ。(これから日本に来る)イタリア人たちが油断してしゃべることを聞き出せ」と命じるのだった。そんなことも知らず、イタリア人たちは速水や速水の部下・尾上克郎(音尾琢真)の前で、イタリア語で悪口を言いたい放題に話してしまう。全て理解できている速水は、グッと堪えながら知らないふりをするが…。

一方、街では、空襲に備えて防火訓練が行われていた。速水の妹で小学校の教師を務める早季子(有村架純/さきこ)や同僚の鈴木香苗(愛希れいか/すずき・かなえ)たちも子どもたちと一緒に訓練をしていた。そんな時、訓練の監督をしていた速水の同期の阿部虎太少佐(今野浩喜)が、バケツの水をこぼしてしまった子どもを見て「バカ者!大事な水をこぼすな!」と詰め寄る。それをかばった早季子は、阿部と衝突してしまうことに…。早季子に腹が立った阿部が殴ろうとした瞬間、イタリア人たちが止めに入るのだった。その様子を見ていた香苗や周りの日本人たちはイタリア人たちの紳士な行動を見て、少しずつ打ち解けていく。

価値観、人生観、言語、全てが異なる日本人とイタリア人。衝突を繰り返しながらも、どんなにつらい状況であっても人生を謳歌(おうか)しようとするイタリア人の前向きな姿勢と愛情深い心に接しているうちに、速水の凝り固まった心も次第に和らいでいく。コミカルな会話劇が繰り広げられる一方で、戦火の足音は日に日に大きくなり、両者の間に芽生えた友情は無情にも引き裂かれていくことになる。時代に翻弄(ほんろう)され、命の危機にさらされた彼らを待ち受ける運命とは?構想から25年の時を経て、このたび、CG技術を駆使した壮大なスケールで映像化した本作をぜひ、ご覧頂きたい!

コメント

堤真一

出演が決まった時の感想

実話をベースに作られたというところに驚きました。こういう話があると思わなかったので、興味深く、二宮さんが出演されるので“面白そうだなぁ”と思いました。

台本を読んだ時の感想

イタリア人との交流がもっと厳しいものかと思っていましたけど、友情的なやりとりや物語が多くて面白かったです。

二宮さんとの初共演はいかがでしたか

プライベートでは会ったことがありましたが、作品での共演は初めましてで、“真面目に役と向き合っているなぁ”と思いました。すごく楽しく撮影もできました。

視聴者の皆様へのメッセージ

戦時下での友情を描いた作品です。ほっこりする瞬間もあれば、戦争の悲惨さも描いているのでいろいろと感じる作品になっています。ぜひご覧下さい。

音尾琢真

出演が決まった時の感想

新年早々に放送されるドラマということで、1年を前向きに過ごせる作品という感じがいたしました。二宮さんとお仕事をさせてもらえるのもうれしかったです。

台本を読んだ時の感想

事実を題材にした戦争の最中の話ではありますが、どんな時でも希望を持って過ごすことは人間の持っている当然の権利であると感じました。幸せな気持ちになれるストーリーだと思います。

撮影を振り返って

イタリア人役の出演者の皆さんが、普段からとても仲良さそうに、いつも楽しくワイワイとお話されている姿が印象的でした。いつも楽しそうな姿がうらやましくなるほどです。私は海軍軍人の役で、怒っているシーンばかりだったので、よりそう思ったのかもしれません。

視聴者の皆様へのメッセージ

正月からいつもの日常に戻る前に、別の世界に浸ってみて下さい。きっと良い1年を過ごせると思います。ぜひ!

今野浩喜

出演が決まった時の感想

率直な感想は、戦争をテーマに扱う作品は顔や手など、すごく汚れるイメージなので、“メイク、落とすの大変だろうなぁ”とか思ったりしていました。結局、全然汚れませんでしたが…。あとは、タイトルが少しひょうきんだなぁ、と思いました(笑)

台本を読んだ時の感想

“うん?(戦争作品だけど)これはコメディーでいいのかな?”と思いました。私が演じた阿部少佐は気持ちが良いほどステレオタイプな嫌なやつです。それなのにセリフをどの角度から読んでもオモシロになっちゃうので、“大丈夫?これ、合ってる?”と不安な気持ちになりました。あるシーンで“覚えてろよ!”って言うセリフがあるのですが、そんな悪役、今はなかなか見ないですよね。

撮影を振り返って

セリフの言い回し、キャラクターへの解釈が合っているのか不安でしたが、実際に撮影が始まってみると、のびのびとやれたと思います。

視聴者の皆様へのメッセージ

放送日が年始に決まったと聞いて、確かにお正月に合っているドラマだと思いました。家族で見ても、急に気まずくなるようなシーンも無かったはずです。なので、そこにいる全員で見て下さい。

企画・狩野雄太(フジテレビ編成部)

主人公の速水の上官で規律を重んじてしっかりしている所もありつつもどこか抜けていておとぼけ感もある廣田を堤さんに演じて頂けて光栄に思っております。堤さんのこんな上司いたらいいなあと思わせてくれるたたずまいと、以前バラエティー番組でもお仕事をご一緒させて頂いたのですが、その時に垣間見たユーモアさで廣田というキャラクターを見てみたいと思い、ご出演をお願いさせて頂きました。そして、尾上はもしかしたら本作の登場人物の中で、最もみんなが思うこの時代の軍人さんらしいキャラクターで、非常に勤勉で暑苦しい人物です。音尾さんに演じて頂けたら、よりその当時の軍人らしさを表現して頂けると思いご出演をお願いいたしました。また、今野さん演じる阿部は速水とライバル関係だからか結構、嫌なやつに見える演技をして頂いたのですが、最後まで見ると意外にも!?な所もあるかもしれません!日本人キャストもイタリア人キャストに負けず劣らず個性的なキャラクターばかりですので、ぜひご注目頂ければ幸いです。