剛 |
じゃあトークします. |
小室 |
僕,司会じゃないですから. |
剛 |
これ,テンション的には普通でいいってことですよね. |
小室 |
普通って言ってもね,どんな感じが普通か. |
剛 |
僕の普通って,ほんまに普通なんでテレビ向きじゃないというか. |
小室 |
いいみたいよ,ここは.だって,本当にこれ話しづらいよね. |
剛 |
そうですね.なんか「話せよ」っていう状況ですよね. |
小室 |
「素を出せ」っていっても,これは一番だしにくいですね.今,光一くんとも話しして,いちおう何とかは話せたけどね.でももっと剛くんのほうが話さないんでしょ?テレビとかでも. |
剛 |
話さないですね.普段は本当に人見知りがすごい激しいんで,仲良くなるまでにすごい時間かかるんですよ.仲良くなると,そこからすごい喋るんですけど.だから今日のような初回みたいな空気とか,すごく非常に苦手で. |
小室 |
だよね.今日,僕まず入ってからリハーサルとかちょっとモニターで見てて,「え?ここに入るの?」とか思って.特に剛くんのがそうだね.一生懸命やってて,音楽のでリハーサルやってると思ったんだけど,居心地悪いのかなと思ったんだけど. |
剛 |
いや,ギターは吉田拓郎さんのおかげで好きになって,今も毎日弾いてるような感じなんですけど. |
小室 |
もうエレキも両方? |
剛 |
エレキも弾いてます.ピアノも. |
小室 |
コンサートとかで演奏も? |
剛 |
コンサートのソロコーナーのところで作詞作曲をして,アレンジャーさんの方といろいろお話してっていう作業はやらせてもらってるんですけど. |
小室 |
じゃあ,かなり音楽的に. |
剛 |
好き勝手にやってますね. |
小室 |
今日もちょっと合間でもソロとか弾いてるもんね. |
剛 |
まだはっきりとわかんないんですけど,何となく弾いてる.本当にギターさわってれば楽しいというか.だから逆に変な話,歌うよりギター弾いてるほうが楽しいです. |
小室 |
あ,そうなんだ. |
剛 |
歌も好きなんですけど,どっちが楽しいって言われたら,ギター弾いてる時のほうが楽しいっていうのは,吉田拓郎さんと出会ってギターと出会って気付きましたね.自分がここまでギターというものにすごい興味が湧いて,それを常に持ってるほうが安心するみたいな,そういう道具っていうか,そういう存在になるっていうのは. |
小室 |
さっきの知り合いの話じゃないですけど,最初は人見知りだけど,ハマったらハマるみたいな. |
剛 |
そうなんですよ. |
小室 |
ギターもそういう感じかもね. |
剛 |
狭く深くっていうタイプなんですよ.広く浅くはちょっとヘタクソで.でも,去年はそんな自分を変えようと思って,友達をとにかく増やそうと思ったんですよ.それで友達の紹介で友達になったり,友達が知らない友達と遊んでるとこに御飯食べに一緒に行ったりとかっていうことで,友達っていうか知り合いをすごい増やして.最近はなんか,よく昔に較べたら本当に人の目を見て喋ることも出来るようになったし. |
小室 |
そうなんだ. |
剛 |
昔は男の人も女の人も.女の人なんか特に絶対見れなかったんですけど. |
小室 |
でも,KinKiで二人っていったらイメージとしては,なんか剛くんのほうが.もしお笑いの芸人さんで二人だったとしたら,メチャクチャ話しそうだったり盛り上げるイメージあるけどね. |
剛 |
そうですね.とにかく僕は人生相談電話が多いんですよ.で,なぜ僕に電話をしてきてくれるのかっていうのをみんなに聞くと,喋ってるとお爺ちゃんみたいなんですって,僕が.お爺ちゃんみたいでなんか落ち着くんですって.電話で喋る時もこれぐらいのトーンで話してて,遅さもこれぐらいの.でもこれは,東京出てきて仕事し始めてからこれぐらい早く喋れるようになったんですよ. |
小室 |
僕もメチャクチャ遅いけどね,喋るの.これでも今,一生懸命早く喋ってるけど.でもトロトロしてるでしょ. |
剛 |
でも僕は,それくらいのほうが心地いいですね.バァーッと喋られる方いるじゃないですか.正直ちょっと疲れるなっていうか,聞いてると. |
小室 |
俺もダメなんだよね.バァーッってなっちゃうと,自分がこれでも本当に今でもテレビだからね,あんまりタラタラしてたらもの投げられるぐらいかもしれないから,これでも一生懸命ちゃんと喋ってるんだけどやっぱりダメで,もともと.べつに生活がそういうペースじゃないんだけど. |
剛 |
そうですよね,生活はだって忙しいですよね. |
小室 |
締め切り締め切りみたいな,ずっとそういう生活だったけども,空気感みたいのはこんな感じなんだよね. |
剛 |
忙しければ忙しい人ほどゆったりを求めるじゃないですか.そういうふうになっちゃうんですかね? |
小室 |
なんかトローッとしてるとこはどっか欲しいよね. |
剛 |
吉田建さんに言われた言葉なんですけど,僕,ミディアムロックっていうか,本当に暗いEmとかadd9とか,ちょっとネガティヴ方向の音とかすごい大好きなんですよ.それで,歌詞も暗い詞が好きだったりとか,そういう歌にどんどん惹かれてっちゃったりするんですよ.なんかラブソングというより人生ソングみたいのにどんどん惹かれちやうんですけど.で,やっぱり「暗いからですかね?」っていうことを建さんに聞いたら「それは君が幸せやから,そういう暗い音求めて,暗い言葉を求めたりするわけやから,君は今幸せな証拠や」っていうことを言って下さったんですけど.実際,曲も13曲ぐらいしか作ってないんですけど. |
小室 |
でもアルバム一枚分くらいは. |
剛 |
変な話,「仕事,俺これから先できるのか?」とか,そういうネガティヴな時に作った曲とか言葉っていうのは,すごく前向きな曲があるんですけど. |
小室 |
逆にね. |
剛 |
なんか力強いというか. |
小室 |
KinKiとか,やっぱり外から見たらやっぱりさ,華やかなわけじゃない.芸能界だし,好きな音楽もやれるし,いろんなことも出来る.でもネガティヴな気分になる時ある? |
剛 |
ありますね.やっぱり基本的に身体が資本じゃないですか,どんな職業でも,どの世界でも.身体が言うこと聞いても, |
小室 |
まだ22だよね? |
剛 |
ええ. |
小室 |
最初どうなるんだろうと思ってたの? |
剛 |
最初はとにかく興味なかったですね. |
小室 |
そうか.二人ともそうなんだ. |
剛 |
はい.お姉ちゃんが履歴書送って,それで今に至るんですけど. |
小室 |
同じなんだ. |
剛 |
とにかく最初のきっかけも,母の期待に応えたいというか.母と姉がかなり「頑張ってよ,頑張ってよ」みたいな感じだったんで.自分としては,とにかくやりたくないっていうほうが強かったんで.でも,とりあえずお母んが喜ぶんだったら頑張ってみようか,みたいな感覚で始めて今に至るんですけどね. |
小室 |
これは新鮮な事実だね,僕からすると. |
剛 |
そうですか. |
小室 |
何となくイメージとしては,ジャニーズの今活躍してる人たちも,とにかくステージに上がりたいとか,舞台に出たいとか,そういうエンターテイメント目指す人の集まりっていうイメージあるからね.そういう意味では,二人ともちょっと変わってるタイプだね. |
剛 |
ですかね. |
小室 |
でも,その中で音楽っていうか,ギターとかが見つけられたのは良かったかもしれないし.しかも曲まで作るとこまで来たらすごいよね. |
剛 |
本当に自分の好きなのを作ってるような感覚でしかないんですよね,今は. |
小室 |
今日,本当に一瞬だけだど一緒にセッションさせてもらったけど,さっきもちょっと光一くんに言ったんだけど,僕なりに今日は自分で二人に合ってるんじゃないかなと思って,これから聞いてもらう曲になると思うんだけど持ってきたつもりなのね.で,剛くんが歌い始めたじゃない,頭で.すごい良かったのね. |
剛 |
そうですか. |
小室 |
これは本当に正直に,ちょっとウッときちゃったの. |
剛 |
嬉しいです. |
小室 |
で,「あ,ハマった」と思って,「こういう声の人にはこういう曲がいいんだな」ってすごい改めて思ったんだけど.べつに「ああいう曲を歌って」っていうわけじゃないけど,でもシンプルなああいう切々と言葉を入れてくような感じのとか,オリジナルでも作っていったら,言葉が入ってくるね,すごい.本当にこれはテレビだからとか関係なくて思った. |
剛 |
なんか嬉しいですね. |
小室 |
コードの雰囲気と言葉と,うまく組み合わせていけば,なんか変なガシャガシャする必要なくて.シンプルなのが合ってるね.すき間の空間の間の音のないところの雰囲気とか大事にしたほうが.っていうか,合ってるような気がする. |
剛 |
一曲作りたいなと思うんですよ.まだ21年生きてきて,22年目に突入する.で,なんか今までの生い立ちじゃないですけど,ちっちゃい頃に思ってた22と,今自分が22になってみてとか,テーマわかんないですけど,そういう歌を一曲すごいシンプルなコード進行で,シンプルな言葉,ありきたりの言葉だけを並べて歌いたいなって思ってて. |
小室 |
いいかもしれない. |
剛 |
それをなかなか形にできなくて.でもなんか,お酒を飲んだ時にギターを弾くと,拓郎さんが「俺って本当に天才やって思える瞬間が幾つもある」って言うんですよ.で,お酒を飲んでギターを弾いてみようと.僕,お酒すごい弱いんですよ.だから本当にちょっとですぐ酔っ払えるんですけど,「ああ,ちょっと酔っぱらってきた酔っぱらってきた」っていう時にギターを弾くと,今まで自分が同じコードでもいったところがないメロディのとことかに勝手に行ったりとか.メロディとかもボロボロ出てきたりして,「あ,テープ録っとけば良かった」と思って.で,目が覚めてから思い出せないんですよね. |
小室 |
きっと頭の中には,そういうのがフワフワと浮いてるんだろうね,いろいろなアイデアとかね.まだそれがちゃんと出るとこまではまだ行ってないと.まだ迷ってるとこあるのかもしれないけどね.でも,ここ2〜3年はそういうの早めに出しといたほうがいいよね. |
剛 |
そうですか. |
小室 |
出来る限り形にしといたほうがいいよね.やっぱりその後になってくると,僕の経験だけど,どうしてもやっぱり年を少しずつ考えだして.なんかちょっと媚びてっちやうとこあるんだよね.やっぱり一般の人に少しわかってもらえるところを,どこかで媚びを調味料的に入れてっちゃうとこがあって.自分だけのことだけで全てを表現できないっていうか.ちょっといろんな人のことを考えて作ってっちゃうと思うんだ,自分の経験上で思いくと.でも25ぐらいまでは,自分がやりたい音だけで,メロディでも詞でも出せる時だと思うんたよね. |
剛 |
だからコンサートでは好き放題やっちゃってて. |
小室 |
そうなんだ. |
剛 |
ファンの子はやっぱり踊って欲しいらしいんですよ. |
小室 |
踊って欲しいんだ. |
剛 |
ソロコーナーで一人で踊ってほしいんですって.「ちょっとセクシーなダンスを見たいです」みたいな.基本的に,キャラ的にセクシーじゃないんで. |
小室 |
ちなみにバック宙とかバック転は? |
剛 |
できないですよ,僕は. |
小室 |
それはジャニーズの人は全員がするわけじゃないんだ. |
剛 |
ええ.中居くんがしなくていいって言ったんで,もういいやって思ってしなくなっちっゃたんです. |
小室 |
そうなんだ. |
剛 |
どっちかっていうとセクシー担当は光一くんのほうなんで.ちょっとR&Bじゃないですけど,ああいう音でセクシーに踊ったりとかしたことあるんですけど,なんか居心地が悪いんですよ.でもギターに出会ってから,ギターを持ってステージに立った時,なんてこれは居心地がいいんだろうって.だんだんギターで作っては発表して,作っては発表してっていう形になってるんですけど.だんだんやっぱり「これもこれもこれも」みたいな感じで,ちょっとアイドルっていう形の人間が,「おまえ,普通やらへんやろ」みたいな曲っていうか,キレてるような曲というか. |
小室 |
聞いてみたいね,それは. |
剛 |
本当ですか?今度,もし機会があったら聞いていただけたら. |
小室 |
ここまでこうやって話して,そこまで聞いたら音聞いてみたいよね. |
剛 |
自分の世界だけに入っちゃって,アレンジャーさんと話し合って出来て,「ジャニーズ事務所で今までこんな曲を歌う人ってそういないよ.でもいいんちゃうかな」って.どっちかっていうとショーメインというか,みんなを盛り上げるような曲ではなく,自分の世界をドーンと見せて「どうですか?」っていうよう環境なんで.けっこう最近,本当にエレキとかもノイズ入れまくりみたいな感じで,グジャグジャ弾いてたりとかするんですよ.やっぱりイメージにないみたいで.ギターソロとかも普通に弾くっていうより,グジャグジャグジャグジャ. |
小室 |
ちょっとノイジーな感じ. |
剛 |
ノイジーな感じでギターソロとか弾くと,曲終わった時にお客さん見ると,ポカーンと口開けて「剛くんどうしたのかな?」「剛くん何かあったかな?」みたいな. |
小室 |
「今日,機嫌悪いのかな?」みたいな. |
剛 |
そんな感じなんですけど.でも,すごく気持ちいいというか. |
小室 |
それはCDになってないの? |
剛 |
CDになってるのは,今のところ2曲だけあるんですけど.あとはもうコンサートでしか披露してないっていう感じなんで. |
小室 |
ぜんぜんわかんないけど,さっきも言ったけど,形にしといたほうがいいよね. |
剛 |
そうですか. |
小室 |
絶対に一度出てきて形にしとかないと,どっか行っちゃうよ. |
剛 |
そうですね.それが何回かあるんですよ. |
小室 |
本当にそうで.つい僕も何日か前,僕はコンピューターがメインだから,何万音色ってサンプリングの音たくさんあるじゃない.そこから選んできて.たまたま珍しいんだけど,固まっちゃって,コンピューターが.で,消えちゃったんだよね,データが.よくそういう話あると思うんだけど.音は覚えてるんだけど,スタッフも僕も必死に探したんだけど見つからないんだよね.一ヶ月ぐらい探せば出てくると思うんだけど.やっぱりそのぐらいで形にしとかないと.録っときゃ良かったって,その時.レコーダーに録らなかったんだよね.で,打ち込みだけにしたけど.つくづく思ったけど,せっかくもの作れる人は,何かに残しといたほうがいいよね. |
剛 |
僕,本当にその機材が弱いんですよ. |
小室 |
そうかそうか. |
剛 |
本当に弱いんで,デモテープも. |
小室 |
さっきびっくりしたけど,みんなラジカセでカセットテープで聞いてる.すごい珍しく,懐かしい光景見ちゃった. |
剛 |
本当に機材が弱くて,家にもあるんてすよ,何チャンネルか付いてるやつがあって,シールドさして,声入れてソロ入れてとかってやるやつがあるんですよ.あとなんかMIDI端子とかいろいろあるじゃないですか.あれをつないで,ドラムの音を鍵盤でたたいてとかっていうのも教えてもらったんですけど,さっぱりわからないんですよ.で,いちばん何でそういう時に録るかって,MDをMDウォークマンみたいのに挿して,マイクを伸ばしてアコギをバァーッて一緒に歌って.かなハウってたりするんですけど,それをアレンジャーさんに渡して,「ここでドラムがこんな感じで,こうでこうで」って感じで話を聞いていただいて形になるんですけど.だからアレンジャーさんが大変やろうなっていうか,ちゃんとしたデモテープがあったほうが伝わりやすいじゃないですか. |
小室 |
どうかな? |
剛 |
言葉で「ドラムここで♪ダンダン,ダンダン〜」とか言ってるんですよ. |
小室 |
デモテープはべつにいいんじゃない.でも,そのうち欲が出てくると思うんだけどね.自分でやっぱりグルーヴとか作りたいじゃない.と思うんだけど.もうすぐ簡単になると思うんだよね,打ち込みとかもっと. |
剛 |
もっとですか. |
小室 |
楽になるから,自分で出来るようになるんじゃないかと思うけどね. |
剛 |
早く機械が楽になってくれるといいなって. |
小室 |
とにかくこれだけ真剣に話しちゃうとね,聞きたいよね.本当に思うね.聞かせて下さい. |
剛 |
じゃあ,本当に. |
小室 |
いちばん自分で「これ,変態っぽいな」って思うやつを. |
剛 |
一曲あるんですよ.「どうした?」っていう曲があるんですよ. |
小室 |
ちなみにタイトルとかでとんでもないとか,そういうのはない? |
剛 |
タイトルとかやっぱり恥ずかしいですよね.一曲「ラブ」っていう曲があるんですけど,それはちょっと恥ずかしいですよね.でも,自分の中では「いい曲できた」と思ったんですけど,「タイトルがラブってどないやねん」って.やっぱり後で冷静に考えると恥ずかしいタイトルいっぱいありますね. |
小室 |
僕もかなり照れ屋だから,いつも突っ込まれるんだけど,「なんでそんなに大人しい感じなんですか?」とかって突っ込まれるんだけど,今日はいちおう剛くんも光一くんも意外とちょっと近いかもね.照れ屋っていう意味では. |
剛 |
いや,本当に.なんか勝手に僕はそんなふうに感じさせていただきましたけど. |
小室 |
ちょっとそれは思った.意外だったな. |
剛 |
そうですか. |
小室 |
今日,半日ぐらいお付き合いさせてもらったけど,発見でしたね. |
剛 |
ありがとうございます. |
小室 |
間違いなく絶対聞きますから,本当に聞かせて下さいよ. |
剛 |
じゃあ本当にあれします.最後に,僕が先程「こういう歌を作ったほうがいいよ」って言ったような曲以外で,僕のまったくイメージが別なとこって言ったらおかしいですけど,どんな曲やったら面白いみたいな.小室さんが僕をイメージして例えば何か曲を作ったりするんであれば,どういう曲になるんですかね,感じでいくと. |
小室 |
今,話し聞いてたからじゃないけど,やっぱりちょっと重めとか暗めのほうが合ってるよね.僕がイメージして,もしも作らせてもらうとしても今日の話を聞かなかったとして,やっぱり相変わらず弾けてて,メチャクチャ盛り上げるようなイメージの人だったとしても,もし僕がなんか作らせてもらうとしたら,それとは反対に重くて暗いのをやってもらったら面白いんじゃないかと思ってたから,ちょっと一緒の感じかもしれないね,イメージはね. |
剛 |
本当に重たいの好きなんですけど.じゃあ,とりあえずあの,MDは送らせていただきます. |
小室 |
ぜひお願いします.この後,来週からもこういう話はずっと続くんですかね? |
剛 |
そうなんですよね. |
小室 |
さっきも言ったんだけど,これ動けないしね,足組めないじゃない.あと,テーブルのへりが鏡じゃないですか.女の人がゲストに来た時,そっちからは見えないと思うんだけど,スカートの人とか見えちゃうと思うんですよね.見えません? |
剛 |
見えますよ. |
小室 |
ダメだしの一つで. |
剛 |
2カメさん狙うんじゃないですか.でも,女性ゲストの人が来たらどうしようってすごい思う.年上の人とかが喋ってくださったら,それに答えれるでしょうけど喋らへん人だったら. |
小室 |
喋らない人いるよ. |
剛 |
いますよね. |
小室 |
ミュージシャンの人で,経験でありますけどね.もう本当に泣きそうになったことたくさんありますよ.拓郎さんもあの時でてくれて,やっぱりどうしたらいいんだろうって.逆に拓郎さんはすごく喋ってくれたんだけど,僕は「はい,はい」だったから.これはある種,試練ですよね. |
剛 |
試練ですよね.僕たちが人とうまくプライベートでも喋れるようになるような訓練といえば,そんな気もしてきましたけどね. |
小室 |
たまたまこういうの僕やらされてたんで,ずっと昔.今日はちょっとアドバイスにきたような感じかもしれないけど. |
剛 |
いや,本当にでも今日は本当に助かりました.もうしみじみ心から感謝しております. |
小室 |
いえいえ,とんでもないですけど. |
剛 |
また本当に次来た時は,すごくいい状態で. |
小室 |
和んだ感じでね. |
剛 |
フレッシュな感じになってると思うので. |
小室 |
ウォームアップして. |
剛 |
その時またぜひお願いします. |
小室 |
よろしくお願いします. |
剛 |
ありがとうございました. |
小室 |
ありがとうございました.(はい,OKです) |