トーク
「DOMOTO BROS. BAND&ゲストのトーク」
この HomePage だけのスペシャル編集版!


ゲスト:DREAMS COME TRUE

歩  :さあ,本日のゲストは,DREAMS COME TRUEのお二人です.
    よろしくお願いします.
中村 :よろしくお願いします.
吉田 :よろしくお願いします.
歩  :KinKi Kidsとしては,お会いするの本当に久しぶりですね.
吉田 :久しぶりですね.
歩  :「LOVE LOVE」以来ですね.
吉田 :そうそう.
歩  :そうなんですよね.後々ちょっとお話させていただきたい
    と思いますけど,曲を提供していただいたりとか.
吉田 :いやいや.
進  :ありがとうございます.
歩  :ありがとうございます.
中村 :お顔上げてください.もうずっと見てました,いろんなと
    こに出てらっしゃるの.
進  :ありがとうございます.うちのお母んがリビングで「ええ
    歌やなぁ」言うてました.
吉田 :うちのお母ちゃんもすげー喜んでました.
歩  :その話は後ほどさせていただきたいと思います.そして,
    結成15周年ということですね.
吉田 :はい.
歩  :おめでとうございます.あれですよ.生まれた人が中学
    卒業の.
吉田 :そう.
進  :早いいですね.
歩  :アルフィーは?
中村 :先輩がいらっしゃる.
吉田 :そうだ.30年とかでしたっけ?
高見沢:そうですね.
中村 :倍ですよ.
高見沢:だから生まれた人が30歳.
吉村 :ってことは,私よりも?今29なんで.
金城 :すごいよね.
高見沢:そうかな?ありがとうございます.
吉田 :高見沢さん,髪が超キレイですね.
高見沢:本当?べつに何もしてないよ.普通にやってるだけだよ.
歩  :15周年ってどうですか?まあ,ピンとこないかもしれない
    ですけど.
中村 :あっという間でしたね.
吉田 :そうだね.たぶん皆さんもそうだと思うんですけど,
    けっこう毎日手一杯目一杯っていうか.
中村 :目一杯でやってますからね.
進  :いつお休みとかされてるんですか?
吉田 :あんましてないね.
中村 :そうですね.やっぱりミュージシャンは表に出る前が
    長いんですよ,レコーディングとかコンサートって.
歩  :そうですね.
進  :休んでらっしゃるイメージがまったくないんですよね.
中村 :でもこうやってテレビら出させていただかないと,親戚の
    オバちゃんとかに「最近ひまやね」って.
歩  :そうじゃないんですけどね.スタジオでね,作業とかして
    るわけですからね.でも15周年ですけど,今ここで収録
    始まる前も座ってて緊張する緊張するってお二人とも
    言ってたじゃないですか.
吉田 :弱いんです,テレビに.
中村 :テレビに慣れてないんですよ.
歩  :ダメですか?
中村 :年に一回か二回.
吉田 :そう.
中村 :出てそんぐらいなんで.
歩  :でも演奏したりだとか歌ってる時は平気なんですよね?
中村 :まだましですね.
吉田 :話してるよりは.
歩  :歌ってる時のが緊張しない?
吉田 :うん.
歩  :ベース持ってる時のほうが緊張しないと.
中村 :今日はベース持たせてもらえないで.
歩  :そうですよね.
中村 :健さんが「俺が弾く」って言ってて.
歩  :そうですね.高見沢さんもそれは一緒ですか?
高見沢:そうですね.僕もやっと1年ぐらい経ってこの場所に
    慣れてきた.
歩  :今日はTOMさんいませんけど.
高見沢:いないんだよね.こいつ薄っぺらいぞ.
歩  :なんでえなり君のパネルはないんだっていう.
高見沢:なんでだろうね?
中村 :まだ学生さんだからじゃないですかね.
進  :あ,そうか.
高見沢:大学入ったぱっかだから.
歩  :金城さんはどうなの?ピアノ弾いてる時のほうが緊張しな
    い?
金城 :どっちも緊張します.
高見沢:どっちも金城するって言ったの?今.
金城 :え?違う違う.名字,名字.
高見沢:知ってるよ,そんなこと.
金城 :そうなんです,すいません.
中村 :そういうコーナーなの?
歩  :高見沢さんがそういう親父ギャグ言うとは思わなかった.
    ポカーンですよ,こっち.
金城 :ごめんなさい.
歩  :さあ,こちらのコーナーから参りましょう.堂本一問
    一答!さらに前に出ていただきました.
進  :これね,ドキドキするんですよ.
歩  :どんどん質問が来ますんで,ガンガン答えて下さい.
中村 :わかりました.
吉田 :ちょっと暑くなってきちゃった.
歩  :それでは参りましょう.堂本一問一答!

Q  :DREAMS COME TRUEのお二人に質問です.子供の頃のあだ名
    は?まずは吉田さん.
吉田 :近所のオバちゃんとかからは「ミーやん」って呼ばれて
    ました.
Q  :中村さん.
中村 :僕は「マーちゃん」ですね.
Q  :子供の頃習っていたことで,今でも役に立っていること
    は?吉田さん.
吉田 :そろばん.
Q  :中村さん.
中村 :ボーイスカウト.
吉田 :マーさんね,よく人に「俺は山で遭難してもオシッコが
    飲めるから大丈夫だ.濾過の仕方をちゃんと知ってるんだ」
    とかってすごい威張ってる.
Q  :それでは吉田さんに質問です.子供の頃から好きな食べ物
    は?
吉田 :お母ちゃんのおにぎり.あ,母のおにぎりです.
進  :母ちゃんでいいですよ.
Q  :それでは中村さんに質問です.子供の頃から嫌いな食べ物
    は?
中村 :皮を剥かなきゃならないもの.面倒臭いんで.
Q  :今,子供の頃に帰れるなら,一番やってみたいことは?
    中村さん.
中村 :ガキ大将をやってみたいですね.
Q  :吉田さん.
吉田 :私は弟にお米のとぎ汁にわざわざ氷を入れて素敵なグラス
    に注いで「カルピスだよ」って飲ませたことを謝りたい.
中村 :ひどい奴だ.
進  :それはいかんな.
歩  :何をしたかったんやろ?
Q  :今さら聞くに聞けない子供の頃からの疑問って何かありま
    すか?中村さん.
中村 :40年以上生きてるんでほとんど解決しましたね.
Q  :吉田さん.
吉田 :子供の頃からっていうか,みんなさ,子供の頃からお寿司
    とかワサビとか入れて食べてたの?違うよね.最初はサビ
    抜きっていうかワサビなしだったでしょ.でさ,コーヒー
    とか飲ませてもらえた?あんまり飲ませてもらえないよね.
    それ,いつシフトしてったの?
中村 :ああ,いつね.
吉田 :いつそれがいいって.それがちょっと.
Q  :初恋はいつですか?また,その子はどんな子で,どこを
    好きになりましたか?中村さん.
中村 :まあ,男的にはどこをもって初恋というかわからないんで.
    どこでしょうね?僕はパスですね.いろいろレベルがあり
    ますからね.
Q  :では吉田さん.
吉田 :私は小4か小5ぐらいの時にサッカー部の1年先輩だった
    オザさんが好きでした.
中村 :名前を言うな.
Q  :それでは中村さんに質問です.女性を見る時に最初に目が
    行くところは?
中村 :やっぱり顔を見て,その目を見つめますね.
Q  :では続いても中村さんに質問です.思わずドキッとしてし
    まう女性の仕草はどんなとこですか?
中村 :やっぱり髪の毛を洗った後のドライヤーで乾かしてる時.
吉田 :ええ?今作ったでしょ?
歩  :それはその後が楽しいんですよ.
中村 :いやいや.
歩  :すいません.
Q  :では吉田さんに質問です.ズバリ,好みのタイプは?
吉田 :ヒョロッとしてて顔が薄い人.
Q  :朝起きたらまず何をしますか?中村さん.
中村 :まず水を一杯飲みますね,僕はね.血がサラサラになるよ
    うに.
Q  :吉田さん.
吉田 :私は伸び.伸びをします.犬型の伸びを.
歩  :犬型?
Q  :寝る前によくやっていることは何ですか?中村さん.
中村 :今日一日のことを感謝してビールを一本飲みます.
Q  :吉田さん.
吉田 :私は本を絶対読みます.
Q  :海外での生活でいちばん困ったことは何ですか?中村さん.
中村 :電気とかガスとか水道の修理を頼んでも,一度もまともに
    直ったことがない.
Q  :吉田さん.
吉田 :IDがないとビールの一本も買えないこと.
中村 :未だに.
吉田 :それで店の中で大騒ぎされるんだよね,ID見せると.
    「こいつみんな年だよ!来い来い」って店中の人呼ばれて
    ね.ムカつきます.
Q  :どに行くにも手放せない必需品は?中村さん.
中村 :僕は目がちょっと弱いんで,目を洗う目洗い液を.
Q  :吉田さん.
吉田 :必需品っていうか,いつも持って歩いているのは,弟から
    デビューする時にもらったちっちゃい人形っていうか.
    そういうやつです.
歩  :15年前ということですよね?
吉田 :そう.
Q  :普段からつい出てしまう口癖は何ですか?中村さん.
中村 :「おまえ」とか「バカヤロー」とか.
吉田 :すぐ「おまえ」って言うね.会って3分ぐらいの女の人に
    もすぐおまえって.
Q  :吉田さん.
吉田 :私は北海道弁です.口癖じゃないのかな.
Q  :最近のいちばん大きな買い物は何ですか?中村さん.
中村 :俺自身じゃないですけど,お袋がこんなでかい世界地図を
    通販で買ってましたね.なんでああいうの買うんでしょう
    ね?お袋って.
Q  :吉田さん.
吉田 :ええ?私,地球儀買いました.
歩  :何するんやろ?
Q  :自分にとっていちばん贅沢な食べ物は?中村さん.
中村 :吉田のお母さんが作るラーメン.うまいんですよ.ものす
    ごいうまい.店出せって言ってるんですけどね.
Q  :吉田さん.
吉田 :私は父と釣りとかに行って,釣ったばっかの魚を海辺とか
    で棒に刺して焼いて食べるのがなんかすごい贅沢な感じが
    します.
Q  :健康のために気を付けていることは何かありますか?
    中村さん.
中村 :そうですね,いろいろ栄養をとるということですかね.
吉田 :あんまり気を付けてないよね.
Q  :吉田さん.
吉田 :私はあまり気を付けないんですけど,うがいをします,
    夜寝る前に必ず.
Q  :ストレス解消法は?中村さん.
中村 :まあ,食うですね.食うのが一番です.
Q  :吉田さん.
吉田 :何がストレスなのか自覚がない.
中村 :ストレスないんですよ,この人.
吉田 :わかんない.
歩  :俺も同じタイプです.
吉田 :ね,何がどうなのかわかんなくないですか?
中村 :すごいわかる,俺,ストレス.おまえの顔見てると
    ストレスたまる.
吉田 :マジで?
Q  :最近している自分にとって楽しいことって何ですか?
    中村さん.
中村 :まあ,思い出作りというか.最近ここ10何年か思い出が
    少ないということに気が付いて,デジカメを買って
    一生懸命撮ってます.
Q  :吉田さん.
吉田 :本読んでる時楽しいです.
歩  :それはなに本でしょう?
中村 :「なに本」?
歩  :いや,べつに変なこと行ってないですよ.
吉田 :最近は太陽系の本とかが好きで.
歩  :面白そう.
吉田 :太陽系の謎に迫るとか.
歩  :面白そう.水って不思議だと思いませんか?
吉村 :また言ってる.
高見沢:始まったよ.
吉田 :水?
歩  :水って透明なんですよ.それですくったら.
高見沢:後にしろ,後.
Q  :脱線しそうなので.昔と較べて自分は変わったと思うのは
    どんなところですか?中村さん.
中村 :まあ,吉田に腹が立たなくなりましたね.
Q  :吉田さん.
吉田 :まだ背が伸びている.
Q  :誰にも負けない一番なところはどこですか?中村さん.
中村 :まあ,吉田といる人間としては,いちばん忍耐強くて誰に
    も負けないと思いますね.何だよ?
歩  :ケンカしないで下さい.
Q  :それでは吉田さん.
吉田 :マーさんと一緒にいられる人間としては,いちばん忍耐
    強くて偉いと思います.
Q  :お互いに「ここだけは負けない」というところはどこです
    か?中村さん.
中村 :何だろうな?
歩  :今言うたことや.
中村 :そうですね.まあでも俺はないかもしれないな.
吉田 :ここだけは負けない?いっぱいある.うそうそ.
Q  :吉田さん.
吉田 :マーさんあれできないよね,ものとかをポーンと上げて
    パクッと食べるやつ.
中村 :運動神経が.
歩  :それ,勝ってもべつに.
吉田 :嬉しくない?すごい嬉しいよね.
Q  :それではお互いに「ここだけはかなわない」というところ
    はどこですか?中村さん.
中村 :そうですね,アイススケートはかなわないですね.
Q  :吉田さん.
吉田 :執念.
中村 :そうそう,しつこいからね.
Q  :お互いがよく似ているなと思うところはどこですか?
    中村さん.
中村 :基本的に同じ様なタイプ.まあ,すごく自我が強いという
    か,自分を通したいとこが似てると思います.
Q  :吉田さん.
吉田 :仕事をしていて,毒を吐くところがけっこう一緒だね.
中村 :あ,お互い毒吐きますね.
吉田 :吐きまくりです.
中村 :はい,吐きまくりですね.
吉田 :つらいです.
Q  :それでは逆に,ここだけは正反対と思うところはどこです
    か?中村さん.
中村 :吉田はすごくサバサバしてるから.僕はすごいネチっこい
    から.そこひちょっと違いますね.
Q  :吉田さん.
吉田 :マッさんがネチネチしてるところ.執念だからね.
中村 :そうそう,根性ですから.
Q  :それでは吉田さん,次に挙げる言葉から連想することを
    一言でお答え下さい.「恋愛」.
吉田 :スイート.
Q  :「結婚」.
吉田 :あんま考えたことがない.
Q  :「野望」.
吉田 :三味線,民謡.
Q  :「中村さん」.
中村 :はい?
Q  :「中村さん」についてお答え下さい.
吉田 :私ですね.マッさんはですね,相方.
Q  :それでは中村さんも次に挙げる言葉から連想することを
    お答え下さい.「恋愛」.
中村 :いろいろですね.
Q  :「結婚」.
中村 :相手次第.
Q  :「野望」.
中村 :一番.
Q  :「吉田さん」.
中村 :相方.
Q  :「KinKi Kids」.
中村 :本当の兄弟じゃなかったんですね.
Q  :DREAMS COME TRUEのお二人,ありがとうございました.
吉田 :ありがとうございました.

歩  :はい,ありがとうございました.お戻り下さい.
    緊張しました?
吉田 :しました.
中村 :厳しい現場ですね,ここね.
歩  :そうなんだすよ.
進  :厳しいですよ.
歩  :みんなおっしゃいます.じゃあいろいろ掘り出して.
中村 :掘り出して?
歩  :詳しく聞いていきたいと思います.
吉田 :はいー.
歩  :子供の頃から好きな食べ物,吉田さんはお母ちゃんの
    おにぎりとということなんですけど.
吉田 :はい.
歩  :おにぎりは母ちゃんが握ると美味しいんですか?
吉田 :そう,なんでなんだろう?手に特別な何か出てるのかな?
中村 :出汁が?
吉田 :出汁が.
進  :出とるんでしょうかね?
歩  :嫌だな,なんか.
吉田 :本当?
歩  :まあでも,愛情なんでしょうかね?そういったものが込め
    られてるということなんですかね.そして中村さん,
    子供の頃から嫌いな食べ物は皮を剥かなきゃならないもの.
中村 :あとスイカとか.
歩  :スイカなんでですか?
吉田 :面倒臭いの?
中村 :毎回タネが口の中に入ってくるじゃないですか,どう
    避けても.
歩  :はい.
中村 :あと,赤い部分から緑の部分になる時に,どこでやめたら
    いいのかちょっとわからないところが.
歩  :それ,サルがずっと皮剥いてるのと一緒じゃないですか.
中村 :美味しい美味しい美味しいで,突然ちょっと具合が悪くな
    るでしょ.その面倒臭さがちょっと嫌ですね.
進  :タネの作業はね,ちょっと面倒臭いですね.
歩  :確かにな.まあ,グレープフルーツにしてもね.
中村 :あとブドウ.せっかく小さいの一生懸命食べてもまた
    タネが入ってるでしょ.
歩  :はいはい.
進  :グレープフルーツのささくれから入ってくるやつが.
中村 :痛いでしょ.
吉田 :グレープフルーツ?
進  :パコッと割りつつ剥いてると.
歩  :切ってスプーンで食べると汁がいっぱい出てもったいない
    気がすんねん.
中村 :一番いいとこですからね.
歩  :そうそう,そうなんですよ,もったいない.あとは自分に
    とっていちばん贅沢な食べ物,これも気になりましたね.
    吉田さんのお母さんが作ったラーメンが美味しいと.
中村 :吉田のとこは北海道じゃないですか.十勝地方で.
吉田 :何でも美味しいよね.
中村 :スーパーに並んでるもの自体が美味しい.だから本当に
    お店出しましょうよって言ってるんですけどね.
歩  :出汁から作っちゃうんですか?
吉田 :そうそう.
歩  :すごいですね.
吉田 :本当に素人なので,本当に家で作る.
歩  :それがまた良かったりするんじゃないですか.
中村 :麺がまた美味いんですよ,固麺でね,キレイなスープで.
進  :じゃあ780円で.
中村 :大盛りが820円ぐらいかな.
進  :いきましょうよ.
吉田 :いきませんいきません.
中村 :一口乗りません?
吉田 :ダメですダメです。
歩  :中村さんもけっこうお邪魔したりしたんですか?
中村 :ええ,やっぱり北海道かなんか行くと必ず.で,また近く
    に美味しいものがいっぱいあるんで.ワインとか.町営で
    やってるワインとか.
吉田 :そう,十勝ワインってあるでしょ.あれ作ってる街なんで
    すよ.
進  :いいですね.
歩  :どんなお母さんですか?
中村 :そっくりですね.
吉田 :うちのお母ちゃんは,母は,とても負けず嫌いですね.
中村 :負けず嫌いだった.すごい負けず嫌い.
吉田 :家族でいちばん気が強いかも.
歩  :お母さんも歌うまいんですか?
吉田 :どうだろう?普通に歌は好きでよく歌ってましたけど.
    でも普通だと思います.
進  :母親が歌ってる時の対処法って,僕,未だに見つけられな
    くて.歌わせといてあげたらいいんですけど.よく♪人生
    いろいろ〜を歌うんですよ.リビングでボーッてテレビ
    見てたら♪人生いろいろ〜って始まるんですよ.「なんで
    始まったんかな?」って思うじゃないですか.とりあえず
    僕がテレビ見てて,ちょっと振り返る時に,うちの犬が前
    の足もたれてこうなってて.犬メッチャ困ってる.あの時
    の救い方を未だに見つけられないですね.
歩  :なるほど.
吉田 :確かに入ってけないとこありますよね.
進  :そうなんですよ.
吉田 :語尾延ばしません?父母たちって.例えば♪ね,がんばる
    よ〜〜〜〜〜って.
歩  :最後長いで.
吉田 :長い大きいビブラート付いてるんですよね.
歩  :北海道弁が出るっておっしゃってたじゃないですか.
吉田 :そう.
歩  :北海道弁ってどういうのですか?
吉田 :語尾が違うのと.例えば「こうしたらいいんじゃない?」
    が「こうしたらいいんでない?」.あと「なんとかでしょ?」
    が「なんとかしょ?」って出がないし.
中村 :沖縄とちょっと似てない?
金城 :「なんとかさー」.
吉田 :あ,そうか.「それさー」とかって言う.
中村 :似てる似てる.
金城 :似てるさー.
進  :サーターアンダーギーさー,やな.
歩  :なるほど,似てる.場所としてはかけ離れてるのにね.
吉田 :なんか似てますよね.
歩  :そして子供の頃から疑問に思っていたこと,中村さんが
    40歳越えたらほとんど解消している.
中村 :そうですね.もう不思議はありませんね.
歩  :なるほど.
中村 :女心だけですね.
歩  :そればっかりは不思議ですよね.
中村 :お互い苦労しますよね.
歩  :本当に.
吉田 :お互いなんだ?
進  :本当ですね.
歩  :そして吉田さん,食べ物がいつからシフトしてるのか.
吉田 :そう,いつからしました?
進  :僕は基本的にほうれん草と,生ガキ,生レバー,イクラ,
    ウニ,セロリ,このへんがダメだったんですよ.それを
    シフトしたのはですね,忘れもしない17ぐらいの時なんで
    すよ.ドラマの現場とかでスタンバイ待ちしてる時に
    フラッとなるんですよ.「あれ?ヤバいぞ」って.
    「剛くん,大丈夫ですか?」「大丈夫っぽいんですけど」
    みたいな感じで「鉄分摂ったほうがいいよ,鉄分.
    大豆レシチン摂ったほうがいいよ」「それは何に入ってる
    んですか?」って聞いて,で,食わず嫌いだったんですよ.
    で,ほうれん草食べたら「べつにイケるやん.カキ?
    イケるやん」ってバァーッてやってるうちにウニも
    カズノコも大丈夫になって.
歩  :けっこう昔は多かったと.
進  :多かった.ただ,昆布巻きってね,いいやつ,あれがちょっ
    とまだ.
歩  :初詣で出てくるやつ?
進  :うん.
中村 :初詣で?
歩  :出てくるんですよ.
中村 :どこで?
進  :ジャニーズ事務所恒例で全員で行くんですよ.最近は裏口
    の方から入れさせていただいてるんですけど,その昆布巻
    きに辿りつくまでに大変だったわけですよ,東山さんも
    森光子さんもいらっしゃるので.その周りを僕等が囲むわ
    けですよ.
吉村 :なに?昆布巻きって.
進  :そのお部屋に通していただいて,そこの偉い方が「今日は
    いらっしゃってどうもありがとうございました」みたいな
    住職のお話を聞いて,そこに出てくる昆布巻きが.
吉田 :そうなんだ.
歩  :出てくるんですよ.
中村 :出てくるんだ.
進  :昆布巻きとサブレーと日本酒.
中村 :一般的にはおせち料理に入ってるもんですけど.
進  :それをジャニーズはみんな食ってるんですよ,正月.
中村 :昆布巻き.
歩  :そう.あれと豆の?
進  :豆の甘いのと.
中村 :黒豆?
進  :あとサブレーが出てくるんですけど.
中村 :サブレー?
歩  :ダルマさんの形したね.
進  :僕は昆布巻きをとりあえずクリアーすれば豆もサブレーも
    大丈夫なんです.でも光一ぜんぶダメ.
歩  :ぜんぶダメなんですよ.
進  :毎回下向いてますからね.年明け一発ずっと下見て.
歩  :太一君もあかんから,太一君と二人で「キツいな」って.
高見沢:それは食べなきゃいけないの?
歩  :なんかね.
中村 :縁起物ですからね.
進  :食べないといけないということで食べますけど.ないです
    か?お二人は.どうしても食べなきゃいけない席で,
    「ちょっと待ってくれよ」ってものが出てきて無理して
    食べた思い出とか.
歩  :食べるの好きですか?
中村 :僕は食べるの大好きですよ.
歩  :質問でもなんか食べればストレスもって.
中村 :お豆腐屋さんには申し訳ないけれど,どうしても豆腐がい
    まいち良さが分からない.
進  :美味しいですよ.
歩  :美味しいで.
吉村 :美味しいですよ.
吉田 :美味しいよ.
中村 :ほらね,総攻撃受けるでしょ.わかってるんだけどね.
    よく水炊きじゃなくて.
吉村 :湯豆腐?
中村 :湯豆腐.お湯ですよ.
歩  :ポン酢で食べると最高じゃないですか.
中村 :いやいや,お湯でしょ.さっきの大好きな水がですよ.
歩  :水ですよ.
中村 :透明の水が沸騰したものですよ.味ないですよ.そこに
    味のない白い物を入れてですよ,温めて,味ないじゃん.
吉村 :ええ?ありますよ,大豆の味が.
吉田 :美味しいよ.あと,昆布敷かないの?
歩  :出汁がね.
進  :いちばん僕が今までご飯食べてちょっとびっくりしたのが,
    マンボウの肉なんですけど.
中村 :ええ?そんの食べたことあるんだ.
進  :マンボウの刺身っていうのがありまして,ちょっと食べて
    みようと思って「これはおすすめなんですか?」「おすす
    めなんです」って言われたんでお願いしますって言うたん
    ですよ.で,マンボウのお肉が白身でゼラチンぽいってい
    うか透明なお肉が出てくるんですけど,それに白味噌をのっ
    けていただくんですよ.でも白味噌の味しかしないんです
    よ.ここで食べてくださいって.
中村 :のどごしで.
吉田 :丸飲みするっていうこと?
進  :なんか,噛むと「なんだ?これ」っていう.飲むみたいな
    感じ.錠剤ですよ,要は.
歩  :吉田さんは嫌いなものないんですか?
吉田 :今はないんですけど,ワサビとか.
進  :ダメでした?
中村 :寿司屋で怒られたんです,この人.
吉田 :お寿司屋さんって行ったことなかったんですよ.子供の頃
    お寿司とかっていつも家で父母が握ってたので,ずっと
    ワサビなし食べてて.だ,大人になってドリ始まってしば
    らくしてからマーさんに連れてってもらった初めて行った
    お寿司屋さんで,「すいません,ワサビなしでお願いしま
    す」って言ったら「そんなのは寿司じゃねえ」って怒られ
    て.それからちょっとずつ食べられるようになったんだよ
    ね.
歩  :でもイカとかって絶対ワサビあったほうがいいらしいです
    よ.
進  :殺菌作用あるからな.
歩  :アニサキスやね.
中村 :詳しいね,二人はそういうの.マニアなんじゃないです
    か?
歩  :マニアじゃないですけどね.そして子供の頃に帰るなせい
    ちばんやってみたいこと,中村さんはガキ大将.
中村 :ガキ大将.僕は小児ぜん息でアトピー性皮膚炎だったんで,
    非常に身体が弱かったんですよ.で,やっぱりガキ大将っ
    て僕らの時代ってラジオ体操が全てみたいなとこあったじゃ
    ないですか.これをやらないと学校にいちゃいけないぐら
    い厳しい統率があったんですけど,ガキ大将ってラジオ体
    操やってる時に適当にやってて,それがすごい自由に見え
    て「ああいう生き方が出来たらうらやましいな」って.
    先生に怒られても平気な人生.
高見沢:協調性ないですもんね.でもきっと今ね,ガキ大将はね,
    寂しくなってるよ.
中村 :そうですかね?
高見沢:社会の中で.
進  :順応できずにね.
歩  :今の自分の知能で子供に戻りたいって思うことないです
    か?
中村 :そしたらかなりうまく出来ますね.
進  :本当にそれをやるとそくバレると思うで.
歩  :「おまえ,子供ちゃうやろ?」って.
進  :「こいつちょっと」って絶対なるって.「なんでやらない
    の?」「いや,俺はちょっと」みたいなさ.
中村 :なんて良いながら煙草に火をつけて.
歩  :あかんあかん.絶対そんなことしてはいけませんけどね.
    そして吉田さん,カルピス作ってあげたよって米の
    とぎ汁を.
進  :これはすごい事件ですよね.
歩  :これは何がしたかったんですか?
吉田 :ただちょっとからかいたくなって米のとぎ汁をわざわざ
    素敵なグラスに入れて,氷まで入れて「カルピス作った
    よ」って言ったら最初怪しそうな顔したの.
中村 :幾つだったの?弟.
吉田 :たぶん5歳か6歳ぐらい.で,なんか変な顔したんだけど,
    「作ったんだから飲みなよ」ってゴクッて飲んで,すごい
    悲しそうな顔したの.それを思い出すとすごい胸が痛くて.
歩  :悲しそうな顔して.
吉田 :すごい謝りたい,あの頃に戻って.
歩  :やって後悔しちゃったんですね.
吉田 :そうそう.すごい悲しそうな顔した.
歩  :今でもそんなイタズラしたりするんですか?
中村 :吉田はまあ,この人自体かなり変ですからね.かなり普通
    とは違う行動パターンなんで.存在自体がイタズラな感じ
    ですよね.
歩  :存在がイタズラ?
吉田 :わけわかんない.
中村 :イテッ.
進  :でもイタズラはしてきましょうよ.
歩  :でも仲良いんだか悪いんだかね.でも仲良いんでしょうね.
吉村 :いいと思います.
進  :イタズラできるんですもん,だって.
歩  :でもここだけは正反対だと思っているところ,中村さん的
    には吉田さんはサバサバしている.
中村 :そうですね.
吉田 :冷たいって言うんですよ,私のこと.
中村 :冷たいですね.
歩  :冷たいですか?
中村 :すごくサバサバし過ぎてますね.
歩  :なんかでもイメージとしては,すごく明るくて初対面でも
    フレンドリーになれる人だなっていうふうに感じるんです
    よ,僕らにとっては.
中村 :いや,人見知りは激しいですね.
歩  :そうですか?
中村 :それで僕が喋んなきゃなんなかったんですよ,バンド上.
    やっぱりこの仕事って喋ることも仕事ですから.だからけっ
    こうズルいんです,この人.
吉田 :そう,そのおかげでマッさんは,テレビとか出させてもらっ
    て私が喋んないから喋るじゃないですか,そしたら次の日
    それを見ていた人たちからメールとかが来て「出しゃばり
    過ぎ」とかって.
中村 :ベラベラ喋りすぎって.
吉田 :それでその次にそう言われたからってちょっと喋らないよ
    うにしてるじゃないですか.そしたら「機嫌が悪そう」
    って.
歩  :それは俺らもそうやな.
中村 :あります?
歩  :あるある.やっぱりありますよね,そういうの.
進  :普段は喋りすぎたりしてますからね.でもこの「堂本兄弟」
    で本当に僕,喋ってない時ありますからね.オンエアの後,
    俺,一人で家で笑ってるんですよ.ずっと寄りとかも引き
    の絵とかも.
歩  :編集上カットされてんねん.
進  :で,「あれ?俺けっこうボケたのにな」っていうね.
歩  :おまえのボケはね,ボケに達するまでが長いから使いづら
    い.30分番組やから,正味25分ないわけやから.
進  :もうちょっとなんかね,使ってってもいいと思うよ.
歩  :編集も大変やで.そしてお二人の日常生活なんですけども,
    いちばん大きな買い物,これ共通してましたね.中村さん
    のお母さんが世界地図,吉田さんが地球儀.
中村 :変な地球儀なんだよね.
吉田 :それね,もともと姪っ子が小学校に入学するので,入学祝
    いに.やっぱ入学祝いといったら地球儀じゃないですか.
歩  :そうかな?
吉田 :え?そうじゃない?そうだよね?沖縄はそうだよね?
金城 :沖縄は,鉛筆とか.日傘とかじゃないですか.
歩  :本当?
吉田 :小学校に入学が日傘なの?
金城 :小学校は黄色い帽子でした.入学祝いか.お祝いはお婆ちゃ
    んかなぁ?
高見沢:お婆ちゃんもらうの?
金城 :お婆ちゃんからいっぱいお金をもらいました.
歩  :入学祝い覚えてないな.
進  :俺も覚えてないな.
歩  :地球儀が欲しくなったんですか?
吉田 :それね,日本語とか英語とか切り替えられて,ペンで
    タッチすると国名を言ったりするの.それで,クイズって
    いうところがあって,国クイズとか州クイズとかあって,
    私すごい地理が弱いのでやってるうちにすごい面白くなっ
    てきちゃって自分も欲しくなって.
歩  :覚えられるんだ,首都だとかそういうのも?
吉田 :うんうん.
歩  :ある意味,地理にしてもね,僕,歴史なんかにしてもそう
    なんですけど,子供の頃って大嫌いじゃないですか.もう
    そんなの覚えたくもない.でも今になると日本の歴史だと
    かそういうのを面白いなって思えたりとかね.
進  :それはある.
高見沢:大化改新は何年だかわかる?
吉田 :はい,645年.
高見沢:素晴らしい.
吉田 :それしか覚えてない.
高見沢:鎌倉幕府の成立は?
歩  :イイクニ.
高見沢:良い国?
歩  :4192年だと未来じゃないですか.あ,写真が.
進  :これですね.
吉田 :そうそう.
中村 :二点押すと飛行距離とか出るんでしょ?
吉田 :そうよ.距離と飛行時間が出る.
歩  :素晴らしい.
進  :それいいですね.僕ね,飛行機大嫌いなんですよ.何時間
    かかるかって僕の中ではすごく重要なことで.本当に前の
    晩,僕,徹夜するんですよ.飛行機の中で絶対寝ないと.
    途中で起きると不安で.なので僕は前の晩徹夜するんです
    けど.以前タイに行った時,前の日が朝の5時から2時まで
    仕事してたんです.で,2時から9時の間がフリータイムで.
    9時に飛行機だったんですよ.なのでこの間寝ちゃいけな
    いと思ってずっとうつらうつら.ずっと頑張って.で,
    迎えが来て,車乗って成田行きます.さあ,飛行機で寝れ
    るかなって途中でグーッと.
高見沢:寝ちゃったよ.
歩  :成田まで長いからな.
進  :そっから寝られへん寝られへんってなったんですけど,
    離陸の手前でまた寝て.
歩  :こいつでも飛行機乗るとあんまり倒さないんですよ.
高見沢:なんで?
進  :これは問題がありまして.倒すということは,ある程度
    飛んでからOKサインがあってから倒すじゃないですか.
歩  :ポーンと消えるわな.
進  :まずそれがダメ.
進  :その間が嫌なんだ.
進  :やっと寝れたのに「お客様」とかって起こされるじゃない
    ですか.あれでまた「うわ,高いな」って.
歩  :だからその状態で寝るんや.
進  :そう寝てたら絶対何も言われんから.シーへベルトして.
高見沢:それだと寝づらくないか?
進  :首にちょっと枕はさんで.
歩  :あの地球儀勝った方がいいで.
進  :あの地球儀いいですね.時間を.ちょっと後で教えてくだ
    さい.
吉田 :はい,リープ・フロッグっていうアメリカの玩具メーカー
    が作った.
進  :これはちょっと時間がしりたいとこですね.
歩  :いろいろあるもんやな.そして最近してる自分にとって
    楽しいこと.中村さんは思い出作り.思い出ない?
中村 :思い出なくなってますよね?
歩  :ここ10何年かって言ってるってことは,ドリカムになって
    からですね?
中村 :はい,写真とかあまり撮ってないですね.仕事では撮りま
    すけど,プライベートで友達の写真撮ったりとか.
歩  :確かにプライベートでの思い出って作れないですね.
中村 :彼女と撮った写真とかあまりないじゃないですか.ちょっ
    と慌てまして.で,たまたまデジカメを買ったんですよ.
    ツアーに持ってったら,偶然同じ世代のミュージシャンが
    みんな同じデジカメ買ってるんですよ.で「どうした
    の?」って言ったら「いや,思い出作んないと.ちょっと
    焦ってんだよね」って.
吉田 :何なんだろうね.
高見沢:そんな寂しいメンバー?
中村 :そのメンバーも最近子供が出来たりして.
歩  :子供の写真とかね.
中村 :で,僕も同じグループで一生懸命写真撮ってますね.で,
    いっぺんしか会わない人がいっぱいいるって気が付きませ
    ん?この仕事.
進  :そうでしょうね.
中村 :でも相手の方って一生覚えてくださってるじゃないですか.
    10何年前のドリカムの中村に会ってこういう話をしたって.
    その時にやっぱりちゃんとそういうことを心に留めとかな
    いと失礼だなと思って.僕等も子供時代に会った芸能人の
    方ってすごい覚えてますよね.
進  :そうですね.
中村 :僕,子供の頃大阪で桂三枝さんとかよく見に行ったんです
    けど,かぐや姫の皆さんが白塗りで出てたんですよ.
高見沢:本当?
中村 :はい.そういうのずっと語り継ぐわけじゃないですか.
    その逆の立場なんで.
歩  :最近はどんなのを?
中村 :僕の衣装を吉田が来てるリハーサル風景を撮って.
    ちょっと最近のヒットかなと.
吉田 :自分の思い出じゃないじゃん.
高見沢:コレ?
進  :ちょっと待って下さい.これ,レコーディングスタジオで
    すか?
中村 :これねツアーのリハーサルスタジオです.
歩  :え?リハーサルでなんでこんなのがあるんですか?
中村 :これ僕の衣装なんですよ.前,フジテレビのバラエティが
    あったんですけど,そこで使ったやつを譲っていただいて,
    10年ぐらい物置に置いてあったんですよ.で,今回15周年
    記念のツアーでお客さんがいちばん喜ぶ格好したいなと.
吉田 :喜んだのかな?
中村 :たぶんすごい不評だったと思うんだけど.それであれ着て
    て転んだんですよ.それで今日腰が完全に動かない状態で
    す.やっぱりニワトリは着ないほうがいいなと.
歩  :気を付けないと.
吉田 :私,あれを着ながら.
中村 :「やさしいキスをして」で.
吉田 :♪髪をなでて〜ってトサカをなでて.
歩  :思い出と.
中村 :そんなことあったな.
歩  :そして必需品なんですけど,デビュー時に弟さんからもらっ
    た人形.
吉田 :お守り代わりにいつも持ってるんですけど.
歩  :すごいですね.弟から,兄弟からもらったものをお守りと
    してずっと持ってるっていうのも.
吉田 :弟二人いるんですけど.
中村 :仲良いですよ.
歩  :仲良いんだ.
中村 :男三兄弟ですけどね.イテッ!
高見沢:自由でいいね.
歩  :何歳離れてるんですか?
吉田 :一つ下と五つ下.
歩  :そんなに離れてるわけじゃないんですね.
吉田 :そうなんです.
進  :あ,これですか?
吉田 :そうロッテって名前なの.でも鼻すれ切れて綿出てるんだ,
    じつは.
高見沢:これは神社のお守りとかではないんですね?
吉田 :普通の.でもね,背中にチャックが付いてて中に物が入れ
    られるふうになってて,そこにもらったお守りとか入れて.
歩  :毎日?
吉田 :うん.出かける時は必ず.
進  :可愛らしいな.
吉田 :鼻がもげもげですけど.
歩  :レコーディングの時もスタジオに持ってく?
吉田 :うん,カバンの中に.
高見沢:いいね.
歩  :もともとそんなけっこうとっといたりするタイプなんです
    か?
吉田 :とっておくっていうか.
中村 :小学校の時のタイツとか.
吉田 :タイツじゃないよ.でも小学校5年の時から着てる
    トレーナーとかまだ着てる.
歩  :未だに着てるんですか?
吉田 :体型があんま買わんなかったから.
歩  :でも身長伸びてる言うてましたよ.
吉田 :身長は伸びてるんですけど.
歩  :すごいな.でも物持ちいいんですね.けっこう捨てられな
    いタイプですか?
吉田 :うん.捨てられないっていうか,ただずっとある.皆さん
    ビデオテープとかどうしてます?こういう仕事してると
    資料用だとか完パケだとかいろいろもらっちゃうじゃない
    ですか.どうしてます?
進  :俺,とりあえず頑張ってDVD-Rとか.
中村 :偉い.
進  :ちょっとでもスペースとりたいじゃないですか.
歩  :やろうやろう思って面倒臭いねんな.
進  :本当に面倒臭い.
歩  :高見沢さんなんてもう30年.
高見沢:すごいあるんで.僕はね,メンバーの桜井があいつ好きな
    んで,そういうことが.必ずちゃんと.
歩  :やってくれるんですか.
高見沢:自分でやってるから.だから僕がやんなくても.あいつん
    ち行くと必ず見せられるから辛いんだけど.俺はとってな
    いけど.常に僕は明日のことを.
歩  :明日のタカミーか.あ,でも30年前だとビデオとかない?
高見沢:よく気が付いたね.いや,でもね,こんなでかいVTRが.
中村 :ガッチャンってやつが?
高見沢:「銀座NOW」っていう番組でレギュラーだった時に.
中村 :見てました,僕.
高見沢:見てた?本当に?
中村 :大好きでした.
高見沢:ありがとうございます.生コマーシャルですよ.
歩  :なるほど.ありがとうございます.水の話しなかった.
進  :いや,水の話はしなくていいよ.
吉村 :後で楽屋でやってよ,楽屋で.
歩  :そうか?宇宙空間とかね,神秘的ですよね.
吉田 :そうそう.
歩  :宇宙空間って無と思われてたものがエネルギー見つかった
    んですよ.
吉村 :それ,居残りでやって.
進  :そういうこと.
高見沢:楽屋でやろう.
歩  :あったんですって.
吉田 :どこの空間ですか?
歩  :宇宙空間.
吉田 :宇宙空間ってどこの?
高見沢:長いぞ.相方寝ちゃったよ.
中村 :お客様,座席を元に戻して.
高見沢:起きた起きた.
歩  :さあ,では参りましょう.堂本ハズゴロ名言集!
吉田 :ハズゴロって恥ずかしいこと?
歩  :そうです.15周年迎えられたということで,昔のインタ
    ビューなどをさがしまして.
吉田 :私,恥ずかしいことなんて絶対に一回も言ってない.絶対
    に一回も.
中村 :言いまくってます.
歩  :そのへんをちょっと見てみて今とどう変わったかなって.
    まあ,そんなところを.
吉田 :はーい.
歩  :まずはですね,今から12年前です.1992年の2月号の雑誌
    「with」で吉田さんの作曲法.曲が出来る瞬間のことを詳
    しく語っているということですね.覚えてます?
吉田 :いや,たぶん今でも変わってない.
歩  :変わってないですか.では見てみましょう.「曲が出来る
    と全部自分で歌ってテープに録っちゃうんです.それには
    イントロから入ってて,♪ドッドド〜ってドラムの音や
    “一番終わって♪スタタンタン〜,はい,ここから四小節
    いって二番歌って最後はダーン”なんてね」.
高見沢:すごいね,ダーンとか.
進  :関西人ですね.そこガーッ行って煙草屋あるからサッと
    行ったらすぐ階段やからダッと登ってったら,みたいな
    説明ですよね.
歩  :こういうふうに語っていたんですが,今とは?
吉田 :今と一緒.今でもカセットテープに.イントロが鳴ってる
    時は「こんなドラムのパターンが鳴っています.♪ダラ
    ラッ,タターンツタ」とか言いながら歌を歌っていって,
    「はい,ここミドルエイト.♪こんな感じでコードが〜」
    とか言いながら.♪移調展開〜とか言いながらろいろ.
歩  :それを中村さんが聞くわけですね.
吉田 :それがいちばん大変な作業なんですよ.
中村 :そうですよ.それで作曲家の仕事終わりですからね.
歩  :アレンジャーでね.
中村 :権利発生しないですからね.アレンジャーがそれを形にし
    ていきますよ.頭から綿密にアレンジして.いい商売なん
    ですよ.未だにこれですから.
高見沢:楽器は使わないで歌だけですか?
吉田 :私,何も弾けないんですよ,楽器は.
高見沢:へぇー.
中村 :で,「コードがこんな感じ」って言うと「♪ンー〜
    ♪ンー〜,この二つの音使ってるはずだから」.
吉田 :そうそう.
歩  :それを中村さんが譜面に起こすんですね.
中村 :コードは三つないと決定しませんから,最低でも.その
    二つから探り出して.譜面も五線譜を使わないで点と棒で
    書くんですね.「ちょっと待って.新しい曲書き留めるか
    ら」って棒と点で.
高見沢:それはグラフでしょ.折れ線グラフですよ.
吉田 :まさにそんな感じ.
高見沢:天才かもしれない.
吉田 :でも他の人が見たらそれがわからないからいいよね.
中村 :その折れ線グラフでちゃんとまた吉田が歌うんですよ.
高見沢:同じように歌うんだ.すごい.
進  :すごい.
中村 :いい迷惑です.
吉田 :そうだよね.
中村 :で,作曲:吉田美和ですから.どうしてもね,15年間納得
    できないものが.
歩  :それは吉田健さんもすごくノリノリで話すと思います.
中村 :僕,作曲家で入ってませんから.
歩  :アレンジャー:中村さんと.
中村 :そうですね.
歩  :「ね,頑張るよ」はどういう感じで?
吉田 :そういう感じで.
歩  :とりあえずア・カペラで.
吉田 :そうそう.「コードはこんなのが鳴ってて」って.
中村 :「ドリカムっぽくない曲を作ろうね」って二人で言ってた
    んですよ,やっぱりKinKi Kidsのために作るから.
吉田 :二人の顔を思い浮かべて.
中村 :「ミスチルみたいのがいいんじゃない?」って言ってたん
    ですけど.男の子のイメージって僕らあまりないんですよ,
    男性の曲を作ったことがほとんどないので.だからちょっ
    とそういうのイメージしながら.でもメチャクチャ
    ドリカムっぽいから大丈夫?って最初は言われましたけど.
進  :心地よい感じで.
吉田 :本当?
進  :本当に.
吉田 :でも光一くんは難しいって言ってた.
歩  :難しいよな.
進  :この歌は本当に難しいですよ.
高見沢:やっぱり折れ線グラフだから.
歩  :折れ線グラフですから.
高見沢:詞も一緒に出来るんですか?
吉田 :けっこうメロディに乗ってきたりすることが.
高見沢:それいちばんいいですよね.後から乗せるとどうしても
    無理がね.
吉田 :私も最初は出来なかった.
歩  :♪ダララ〜♪メリーアン〜って?
高見沢:違う.
進  :でもそういうことですよね?♪ダララ〜っていうのが最初
    に出来て,そこに♪メリーアン〜が.
高見沢:そうそう.それに合わせて.最初メロディだから.言葉で
    出来るってすごいです.
歩  :素晴らしい.さあ,続いてはですね.
中村 :まだあるんですか?
進  :どんどんいきますよ.
歩  :今から10年前です.1994年1月号の雑誌「月刊カドカワ」
    で「10年後は何をしていますか?」という質問が来て,
    これに対して中村さんが答えているんですね.中村さんの
    未来予想図,どうなってるのか.「10年後は吉田の子供に
    いじめられなければそれでいい.親子二代にわたっていじ
    められたくないから」.
高見沢:なんかわかるよな.
進  :面白いじゃないですか.
歩  :子供にイジメられなければそれでいい.
中村 :たぶんそっくりのが出てくると思うんですね.
歩  :でも実際はお子さんいないですもんね.だからこの頃は
    10年後にはお子さん出来てるだろうと.
中村 :あ,思ってましたね.
吉田 :お互い思ってたね.家族がいるのかなって.いつか縁が
    あればね,なんて.
中村 :中村家は吉田家に永遠にいじめられ続けるだろうって,
    そういう八墓村みたいな.
高見沢:八墓村?そういうグループじゃないでしょ.
歩  :でも大きなケンカとかあるんですか?
吉田 :すごいありますね.
中村 :そうですね.
歩  :それは仕事でのぶつかり合い?
吉田 :うん.最初は「こうがいい,ああがいい」って仕事とか
    音楽上のことなんだけど,そのうちだんだんやっぱり言い
    方が気に入らなくなってきて,お互い.
中村 :人間性を否定しますからね,吉田の場合.
吉田 :そんなことするっけ?しないよ.
中村 :僕,吉田に出会うまではいい調子だったんですよ.なんか
    「俺っていいやつだな」って思ってたんですけど,吉田に
    出会ってからすごく自信がなくなりましたね.「吉田が言
    う通り,俺はそんなにダメなやつなんだ」とか.僕も作詞
    家だったんですもん.
高見沢:そうなんですか.すっかりいじめられて.
中村 :はい,ところが出会った直後に.
吉田 :だってマッさんの詞のタイトルとかが「恋の魔法は1,2,3」
    とか.ちょっとどうなんだろう.
進  :僕ちょっと好き.
中村 :でしょ?
進  :ちょっと柔らかい感じの音で歌いたいですね.
吉田 :でもぜんぜんハードな感じだよ.
中村 :そんなことない.
吉田 :♪1,2,3,4,リズムに合わせてキス,キス,キス,キス,
    3回キスして〜.4回だろ?って.
歩  :4回ですね.
吉田 :4回だよね.
進  :ブラスの♪バーン,バラバラッパッバッバ〜みたいな.
吉田 :そう,トラックはそんな感じだったんだけど,それに
    乗って歌詞がそれだったの.
進  :4回だったと.
中村 :気が付きませんでした.
進  :一回し損ねたんでしょうね.
中村 :()やね,そこは.
歩  :まあ,10年経って結婚はお互いしてないですけど.
吉田 :まあ,そのうち縁があれば.わかんないですけど.あんま
    り考えたことない.
中村 :早めにして下さい.早く肩の荷降ろしたいから.せめて
    プライベート自由になりたい.
歩  :では続いてです.
中村 :まだあるんですか.
歩  :ありますよ.
中村 :厳しい現場だね.
吉田 :歌いこ,歌.
吉村 :まだです.もうちょっとです.耐えて下さい.
歩  :これも10年前の吉村さんのコメントなんですが,'94年の
    10月号の「MORE」.好きな男性のタイプについて語ってい
    ます.さきほどはヒョロッとした薄っぺらい顔の人と言っ
    てたんですけど.
吉田 :覚えてる覚えてる.
歩  :覚えてますか?
吉田 :今でもそうだから.
歩  :ちょっと見てみましょう.「私はすばしっこくて,時々
    ずるい顔でニヤッと笑って,長生きする人がいい」.
進  :最後がちょっとわからないですね.
歩  :最後がようわからん.長生き?
吉田 :寂しいじゃないですか.
歩  :これ覚えてますか?
吉田 :覚えてるっていうか.
進  :ちょっとやんちゃな感じですか?
吉田 :うん.
進  :忍者ってことではないですよね?
吉田 :うん,忍者ではない.
進  :素早くパパパパッって.
歩  :すばしっこくてってっていうのもよくわかんないんです
    けど.
吉田 :動きが素早い人.
進  :気がついたら悪いことしてて,ニヤッと笑っててっていう
    ことですか?「もう,また悪いことして」.で,長生き.
吉田 :それでヒョロッとしてて顔が薄い人.
進  :ヒョロッとしてる人って?
歩  :由美さんとまったく逆なんですよね.
高見沢:由美ちゃん逆だよね.
歩  :由美さんは肉がベルトに乗っかってるぐらいの人が.
吉村 :プニッってしてる人が好き.
中村 :はいはい.
歩  :逆に吉田さんはヒョロッとしてる人.
吉田 :でもね,顔のタイプとかってけっこう自分にないものを
    相手に求めることない?よく顔がパッチリしてる人は薄い
    顔が好きとか.そんなことない?
進  :それはあるかもしれないですよね.
吉田 :由美ちゃんパッチリしてるよね,顔.
吉村 :でもべつに薄い顔とか,あんまりそこよりも全体の
    バランスのほうが.
吉田 :お肉の感じが.
吉村 :はい,そっちのが大事です.
歩  :長生きというのは?
吉田 :やっぱり寂しいじゃないですか,ずっと一緒にいると.
進  :先に絶ちたい感じですか?
吉田 :絶対.
歩  :自分より先に死ぬな,みたいな.
吉田 :うん.
中村 :涙出てきちゃうね.
歩  :悲しいですからね.これは今も変わってないということで
    すね.
吉田 :でも最近ね,髪を男の人が後ろにキュッと縛ってるのも
    好きなんですよ.だからヒョロッとして顔が薄くて長生き
    して.何週か前の「堂本兄弟」で剛くんがキュッと縛って
    たの.「あ,カッコいい」と思って.そしたら途中で解い
    ちゃったの.
進  :僕,本当にどのバラエティ出ても,縛っては解き,縛って
    は解いて.
歩  :じゃあ切れ.
進  :いや,これでドラマやっちゃったんで.すいません.
歩  :はい,というわけでありがとうございました.
吉田 :ありがとうございます.
歩  :さて,今回のセッションなんですけど,ドリカムのお二人
    にお越しいただいたんで,先ほどもちょっとお話しました,
    「ね,がんばるよ.」という僕らの一番新しいシングル曲.
    これはお二人からいただいた曲なんで.
進  :MDレターもいただき.
歩  :そうそう.
進  :そして飲んでくださいということでお酒までいただき.
歩  :そうそう.でもね,ずっとお会いできず,お礼も出来ずだっ
    たんでね,こうしてこの場を借りて.
吉田 :いえいえ,こちらこそ.
進  :本当にぼくの友達でもドリカムファンはそうとういますの
    で,「うらやましいうらやましい」と.
歩  :僕,聞きたかったんですけど,あれは男の詞じゃないです
    か.男の心を歌った詞.なんで男の心をそこまで書けるの
    かなってすごい不思議だったんですよ.
吉田 :書けてます?
歩  :「君が言う“頑張って”をひねくれず受け止められる大き
    な人でいるようがんばよ」.これにはやられちゃいますね.
進  :僕も「吉田美和〜」って.
歩  :なんでそんな詩が女性なに?ポーンって出てくるんですか?
吉田 :けっこう口八丁手八丁だからだね.
中村 :そういうオチを使ってきたか.
歩  :とうわけで,その「ね,がんばるよ.」と
    DREAMS COME TRUEのお二人の「マスカラまつげ」,この
    2曲をメドレーで今日は演奏させていただきたいと思いま
    すけど,「ね,がんばるよ.」は,お二人にも歌っていた
    だきますんでよろしくお願いします.
吉田 :よろしくお願いします.
中村 :よろしくお願いします.
歩  :それではスタンバイしましょう.

♪ね,がんばるよとマスからまつげのメドレーへ〜



[ BACK ]