トーク
「DOMOTO BROS. BAND&ゲストのトーク」
この HomePage だけのスペシャル編集版!


ゲスト:大黒摩季

歩  :はい,本日のゲストは,大黒摩季さんです.よろしくお願
    します.
大黒 :よろしくお願いします.はじめまして.
歩  :はじめましてですね.皆さん面識はありますか?
大黒 :高見沢さんは,ユーミンさんのコンサートでご挨拶を.
高見沢:そうです.
歩  :高見沢さんもユーミンさんのコンサート行った時にご一緒
    になって.
大黒 :そうですね.あとの方は,はじめましてですね.
金城 :はじめまして.
吉村 :はじめまして.
大黒 :よろしくお願いします.背後から失礼します.
歩  :TOMさんもはじめまして?
TOM  :ええ,僕はムーミン谷に住んでる時に.
歩  :あ,ユーミンじゃなくてムーミン.
TOM  :ごめんごめん.つまんなかった.
高見沢:あ,そうか.
歩  :遅っ!まあでも,いそうですよね.
高見沢:いるよね.早く住民票とんなきゃ.
TOM  :うるさいな.いいじゃないか.
歩  :まあ,大黒摩季さんと言えば最近ね,テレビにもちょくちょ
    く見るようになってきたかなっていう感じですけど.
進  :そうですよね.
歩  :剛なんかガンガン聞いてたよね.
進  :僕ガンガン聞いてましたよ.聞かさせていただきました.
    ちょうど上京した中学2年生ぐらいの時に.
歩  :そうそう,そのぐらいの時.
進  :「SLUM DUNK」の主題歌とか.
大黒 :「あなただけ見つめてる」とか.
進  :僕の部屋ではかなり大黒摩季がかかってましたね.
大黒 :ありがとうございます.中2ですか?
進  :中2だったと思いますね.ガンガン聞いて.ボクシングの
    格好されたジャケットのアルバムとか.
大黒 :古いやつですね.デビュー曲で.
進  :買わせていただいて聞かせていただきました.
大黒 :ありがとうございました.
進  :いえ,とんでもないです.
大黒 :うれしいです.
歩  :だからこの番組に来ていただけるというのが不思議です.
進  :僕はさっき音リハで,ヴォーカルをすぐそばで聞かせてい
    ただいて.
歩  :「あ,本物や」って思うよな.
進  :思いましたね.
歩  :何度も言われてると思うんですけど,なかなかテレビに出
    られないんで,写真に出てる人と歌ってる人が違う人なん
    じゃないかってウワサがね,出たり.
進  :ありましたよね.
大黒 :そうですよね.不思議な空気ですね.不思議な方.
歩  :あいつですか?
大黒 :ちょっと一種独特の.
進  :僕ですか?僕,AB型なんで,たぶんそのへんが.
TOM  :血液型か.
高見沢:血液型だよな.
歩  :僕は不思議ですか?
大黒 :わりと普通で.
歩  :ありがとうございます.不思議やて,君は.
高見沢:不思議だよな.
大黒 :何か憑れてる感じ.
歩  :やっぱりなんか取り憑いてる感じね.
高見沢:爪,死んでるぞ.
進  :塗ってるんです.高見沢さんもところどころ死んでるじゃ
    ないですか.
大黒 :これは堂本ブラザーズバンドで流行りなんですか?
進  :いや.
高見沢:そういうわけでもないですけど.
吉村 :個性的チームはみんなね.
高見沢:自分もやってるじゃん.
吉村 :私は女性なんでやるじゃないですか.
歩  :僕は絶対しないですね,そういうの.
大黒 :ないですね.
高見沢:髪染めてんじゃん.
歩  :俺は髪はね,いじれる時にいじっとかないとね.頑張れ,
    髪.僕が爪とか塗ってたら気持ち悪いでしょ?
大黒 :こういうふうになれる素質あると思う.
高見沢:こういうふう?
TOM  :そもそもなりたいの?
歩  :いいじゃないですか,高見沢さん.素敵ですよ.
高見沢:目が笑ってるぞ.
歩  :そんなことないですよ.
大黒 :美形系のつながりで.
歩  :ピアスとかもやんないですね.
高見沢:ピアスとか俺もやんないな.
進  :ピアスしてないですね.
歩  :さあ,それではこちらのコーナー参りましょう.
    堂本一問一答!どんどん質問が来ますんで,思い付いたこ
    とをポロポロッと言って下さい.
大黒 :ポロポロッととれてしまいました.
進  :ちょっとマイク.
歩  :それでは参りましょう.堂本一問一答!

Q  :大黒摩季さんに質問です.子供の頃のあだ名は?
大黒 :「マキ」.そのままですね.
Q  :子供の頃習っていたことで,今でも役に立っていること
    は?
大黒 :クラシックピアノと習字.
Q  :子供の頃あこがれた職業は?
大黒 :歌手.
Q  :子供の頃にしてしまった,いけないことを一つ教えてくだ
    さい.
大黒 :幼稚園の同じクラスの子全員からヤクルトを奪った.
歩  :それは.
進  :それはダメですね.
TOM  :そんなに好き?
大黒 :弟が泣いてたの,とられて.だから全員から巻き上げたん
    です.
歩  :あら.
Q  :次の質問です.子供の頃から好きな食べ物は何ですか?
大黒 :ブリンとイチゴかな.
Q  :では子供の頃から嫌いな食べ物は?
大黒 :ホルモン系.
進  :美味しいのに.
大黒 :今は食べられるんだけど.
歩  :俺も基本的にダメだもんな.
Q  :大黒さんがどこに行くにも手放せない必需品は?
大黒 :コロン,香水かな.
Q  :大黒さんの力の源は何ですか?
大黒 :溢れんばかりの好奇心ですかね.
歩  :旺盛でございますか?
大黒 :はい.
Q  :男性を見る時に最初に目が行くところは?
大黒 :唇.
Q  :思わずドキッとしてしまう男性の仕草は?
大黒 :お願いママ目線.
Q  :どんなに愛している人でも,これをされると許せないとい
    うことは?
大黒 :オフサイド.
歩  :オフサイド?
大黒 :鼻毛がピッと出るのを最近ではオフサイドと呼んでるんで
    す.
歩  :こんにちはしてるやつですね.
Q  :それでは逆にどんなに嫌いな人でも,これをされると許し
    てしまうということは?
大黒 :寂しげな遠くを見てる目線ですね.
Q  :人生最大の失恋はいつでしたか?
大黒 :去年.
Q  :では,その後にやった失恋の癒し方を教えてください.
大黒 :即座に次へ行く.
歩  :なるほど.
TOM  :いいぞ.
Q  :そうして最近ご結婚されて大黒摩季さん,おめでとうござ
    います.
大黒 :ありがとうございます.
Q  :その最愛の旦那さんとのきっかけは何ですか?
大黒 :友達が行った合コンから連れてきた.友達大事にしたほう
    がいいですよ,皆さん.
TOM  :合コンはやらなあかんな.
高見沢:そうだよ.
Q  :では,大黒流飲み会で楽しむ方法は?
大黒 :積み立てをしておくこと.飲み会積み立てっていうのがあっ
    て,いろいろ賭けをしたり企画を練るのが楽しいと思いま
    す.
Q  :もし,この仕事をしていなかったら今ごろ何をしていると
    思いますか?
大黒 :クラブのママ.
進  :言えてる.
大黒 :うなづき過ぎじゃないですか?皆さん.いちおうシャレの
    つもりで言ったんですけど.
進  :カッコいいじゃないですか.
歩  :合う合う.
Q  :最近のお買い物で一番のヒットは?
大黒 :ネコのヒーター.ネコマット.ネコサイズのヒーターがあ
    るんです.
歩  :ネコ用ってことですか?
大黒 :そうです.
歩  :ネコ好きで?
大黒 :4匹いるね.
歩  :いいでございますね.
Q  :今いちばん欲しいものは何ですか?
大黒 :ポイント.
歩  :ポイント?
大黒 :ポイントカードの.
Q  :最近覚えた楽しいことって何ですか?
大黒 :待つこと.
歩  :あみんだ.
大黒 :♪待つわ〜?
Q  :いちばんほっとする場所は?
大黒 :自分の家のベランダかな.
Q  :一週間休みが取れました.何をしますか?
大黒 :大工仕事.
Q  :最近つい足が向いてしまう場所はどこですか?
大黒 :本屋さん.
Q  :おすすめのオリジナル自慢料理を教えてください.
大黒 :たぶん誰も知らないと思うんですけど,うちの母の
    ソワンサイという炒め物.
歩  :ソアンサイ?
大黒 :ソアンサイかソワンサイ,どっちでもいいと思うんですけ
    ど,お母さんの得意料理があるんですよ.
Q  :大黒さんが誰にも負けない一番なことは?
大黒 :思い込み.
Q  :大黒流失敗から立ち直る方法を教えてください.
大黒 :気持ちとか頭とかで解決しないで,数学的に分析していく
    ことかな.
歩  :ちょっとわかるかもしれない.
Q  :今年の目標は何ですか?
大黒 :曲作り,子作り.
歩  :あら.
大黒 :うなづくとこじゃないですよ.
歩  :子作り?
大黒 :曲作り,子作り.
歩  :曲作りと.
TOM  :子作り.
大黒 :次行ってください.
Q  :では最後に,今年の意気込みをシャウトで表現してみて
    下さい.
大黒 :Rock you!って感じですね.

歩  :ありがとうございます.子供の頃あこがれた職業が歌手
    だったということで,完全に叶えられてるわけですね.
大黒 :はい.
進  :素晴らしいですね.
歩  :歌手になろうとしたきっかけは何ですか?
大黒 :キューティーハニーって知らないでしょ?
TOM  :知ってる.
歩  :お尻のちっちゃな女の子ですよ.
TOM  :月に何とかおしおきって?
歩  :それはセーラームーン.
進  :♪こっちを向いてよハニー〜ですよ.
TOM  :キューティーハニー.はいはい.
歩  :なんでキューティーハニーが?歌を聞いてですか?
大黒 :私が子供の頃は女の子の漫画って「キャンディ・
    キャンディ」とか,すごい女の子らしいのがあって,
    セクシーなのぜんぜんなかったんですよね.で,
    キューティーハニーが流れた時に「カッコいい.
    キューティーハニーになりたい」って思ったんですよね.
歩  :じゃあ,その頃からけっこうそういうような.
大黒 :そういうようなって?
歩  :言うたにも関わらず何て表現していいか.
大黒 :で,サントラがカッコよかったんですよ.
歩  :カッコいい女性と,そういうイメージあるんで.
大黒 :ありがとうございます.
歩  :その頃からそういうのにあこがれてたと.
大黒 :そうですね.いわゆるフリフリ系じゃなくてパチッとした
    ボンッキュッボンっていう.
歩  :なるほど.カメラさんもまた下からなめる.
進  :君,あとで会議室に来なさい.
大黒 :引き出し多いですよね.作詞家向きですよ,非常に.
進  :僕は,合間合間を埋めるのが僕のここの仕事なんで.
TOM  :仕事の説明してる.
歩  :仕事と言わんでよろしい.
進  :手法の説明してしまった.
歩  :子供の頃にしたいけないこと,ヤクルトを奪った.
    それも弟を守るために.
大黒 :うちの母が天然パーマだったんで.
歩  :大黒さんも天然パーマですか?
大黒 :これは人工パーマ.
歩  :そうですよね.なんか乾燥ワカメにちょっと水を.
大黒 :戻したようなパーマなんですか?
歩  :こんなに増えました.
進  :戻す前のフワッて.
大黒 :何でしたっけ?ワカメの前.
歩  :ヤクルト.
大黒 :そうそう,ヤクルト.
歩  :天然パーマだったんで.
大黒 :そうそう.それで髪の毛が茶色くて顔もクチャっとしてて
    外人みたいだったんてすよね.だからすごくイジメられて.
    まあ,ありがちですけど,幼稚園とかでヤクルト飲んでた
    ら後ろからドーンってやってベチャっとこぼされたりとか
    してて可哀想だったから,報復したんです.
歩  :「なにしとんじゃ!?こら」みたいな.
大黒 :そうですね.
歩  :何してけつかると.
大黒 :そんなに怖くないんですけどね.「アアーッ!」って言っ
    ただけですから.
歩  :いやぁ,怖そうやなぁ.それはお幾つの時?
大黒 :弟が幼稚園の年少さんの時に年長だったんで.みんなで
    輪になって遊んでる時にヤクルトもらってみんなが,
    こぼしてベーッってなってる弟を見て笑ってるからに
    カッツーンときて.
歩  :いいお姉さんですね.
大黒 :で,全員のをとって.
TOM  :今も仲が良いんですか?弟さんと.
大黒 :そうですね,今は仲良くなりました.一時期は戦いました
    けど,いろいろと.勝てないことが多かった.
歩  :弟さんはそれ覚えてますかね?
大黒 :覚えてると思いますよ.未だにヤクルト飲んでますもん.
歩  :弟さんはヤクルト好きなんだ.
進  :名札の針でプッと刺してピューッと飲むのやりませんでし
    た?
歩  :やったやった.子供の頃嫌いな食べ物,ホルモン系.
    今は食べられるようになったんですか?
大黒 :今はもうね,嫌いなものは一つもないですね.
進  :素晴らしいですね.
大黒 :なおかつ美味しく食べられるので,すごくいい状態ですね.
歩  :ホルモン系は僕もいまいち食べないですけど,どうやって
    克服してきたんですか?
大黒 :やっぱり女ですから,ラブイズオールですから.好きになっ
    た男がホルモン好きだったら頑張って食べるじゃないです
    か.
歩  :あららら.マジですか?
進  :♪あなただけ見つめてる〜.
TOM  :いいなぁ,それ.
歩  :じゃあ「俺は右だ!」って言ったら「はい,右です」
    みたいな?
大黒 :まあ,行ってみますよね,とりあえずね.それで隙を
    狙って左へ行くみたいな.気分良くしといて.
歩  :ということは,前に付き合った人にしろ,今の旦那さんに
    しても,けっこう亭主関白のほうがいいんですか?今
    ご結婚されて.
大黒 :っていうか,バランスなんじゃないですかね.どっちかに
    寄ってたら首締めたくなりますね.
TOM  :憧れだよね,男としては.まだ当分今のご主人と一緒にい
    る予定ですか?
大黒 :出来れば.
歩  :なに聞いてんですか.
TOM  :いや,みんなチャンスがあればさ.
進  :やっぱり俺の友達で野球が大好きな友達がいて,で,女の
    子はまったく野球に興味ないと.ただ,漫画で意気投合し
    て付き合ったっていうカップルがいるんですよ.
歩  :暗いな.
進  :漫画のワザの話とかして.それで野球が好きだということ
    で,彼女が会うたび会うたびに野球をどんどん学んでいっ
    て「ここの場合はこの選手出しちゃって大丈夫なの?」
    ってなってきて.
TOM  :だんだんすごくなっちゃったんだ.
進  :すごくなってきて,「あ,俺たぶんこいつと結婚するから
    さ」って言うてたんですよ.そしたらクリスマスの日に
    「一緒に過ごそうぜ.ご飯食べに行こうぜ」って言ったら,
    その女の子「なんで?ちょっと友達と海外に行かなきゃい
    けないからさ」って言われて「俺,絶対別れる,あいつ
    と」って.それでクリスマスは僕と過ごして大変だったん
    ですけどね.
歩  :なるほど.考えますよね,女の人気まぐれなとこあるから
    ね.
進  :難しいですよ.自分がこうだって思うことに寄りそってき
    てくれる感じはいいですよね.
大黒 :っていうか,みんなするよ,女の子って.
進  :ええ?
歩  :ええ?
TOM  :うそうそ.
大黒 :基本的に.好きな人が笑って欲しいってみんな思うでしょ.
歩  :はいはい.
大黒 :だから,ただでご飯なんか作るわけないじゃない,みたい
    な.その後にギュッとされたいとか愛されたいと思うから,
    習ったこともないのに指から血出しながら作ったりする.
TOM  :まだ今のご主人と一緒なんですか?
大黒 :はい.
TOM  :惜しいな.ここにそういう人いたんだ.
歩  :旦那さんと出会ったのは友達に連れてかれた合コンがきっ
    かけで?
大黒 :友達同士がね.だから私の親友が合コンに頭数で連れてか
    れて,「つまんない」って思ってて.うちの旦那さんも頭
    数で呼ばれて「つまんない」ってうらぶれてる同士が友達
    になって.それが飯友になり,お互い好みじゃなかったら
    しく,そこは発展せず,友達が私にいいんじゃないかって
    連れてきたんです.
TOM  :芸能人で合コンやっちゃうんですか?
大黒 :いや,私はやったことないですよ.むしろ王様ゲームとか
    やってみたい.行ったことないです.だから,友達がお土
    産もってきてくれた.
歩  :素晴らしいおみやで.でも失恋は1年前って言ってました
    よね?その後に失恋した場合どうするか,すぐ次に行くと.
大黒 :あ,一昨年だ.間違えた.一昨年だ.
歩  :一昨年ですか.
進  :一昨年失恋し.
大黒 :去年じゃなかった.間違えました.すいません.
歩  :そして次の人が現れてご結婚されて.
進  :すごいなぁ.
歩  :すごいですね.
大黒 :なんかね.
歩  :それ,ヤケ結婚とかじゃないですよね?
大黒 :そうやって後になってみないとわかんないかもしれないで
    すよね.でも基本的には救世主ですね,ある意味.
歩  :家では主婦をちゃんと?
大黒 :出来る限りは.
歩  :なんかね,ちょっとそんな姿の写真があるんですか?見て
    みましょうかね.
進  :これ,ホコリはどうやってとってるんです?
大黒 :これ,家の掃除機に乗ってるとこですね.
進  :それはわかるんですけど.
歩  :でもなんかカッコいいんだよな.
進  :ですよね.こんな掃除してくれたらちょっとテンションも
    上がるなぁ.吸い込まれてみようかな.
歩  :そうやな.
TOM  :うまいねぇ.
歩  :ギターに変わった.
進  :次は旦那さんに変わってるんじゃないですか?
歩  :三段落ちや.
大黒 :私が持つんですか?これはオリジナルギターです.今回の
    バンドのね.
歩  :なるほど.得意料理がソワンサイ?どういうものなんです
    か?
大黒 :うちの母が子供の頃中国にいて,お爺ちゃんの仕事で.
    その時に寒い方だったので保存食が多くて.で,白菜のお
    漬け物とか土の下の瓶に入れとくと酸っぱくなるんですよ
    ね,すぐ.それをなんとかしなきゃいけない料理で.
歩  :酸っぱくしないように?
大黒 :いや,酸っぱいやつを使える料理を.で,白菜の酸っぱく
    なったお漬け物と,春雨と,バラ肉.それをネギ,
    ショウガと炒める.
歩  :美味しそう.
大黒 :もうご飯モリモリ食べれる.
TOM  :美味しそう.
歩  :それをお母さんが作って,自分も.
大黒 :はい.
TOM  :でも,今は酸っぱくなる白菜を見つけるのが難しいじゃな
    いですか.
大黒 :そうなんですよ.酸っぱくしなきゃいけないんですよね.
TOM  :普通の買ったりしたの酸っぱくなるの待つんですか?
大黒 :スーパー行くと40パーセント引きとかついちゃうやつある
    じゃないですか,古くなって.それを敢えて買ってきて,
    なおかつ酸っぱくするんですよ.
TOM  :置いといて?
大黒 :そう.
歩  :へえ.
大黒 :「賞味期限切れたの引き取ります」って手を挙げたいみた
    いな.
TOM  :それを作るために?
大黒 :そうです.
TOM  :美味そうだなぁ.
歩  :美味しそうですね.そして最近の買い物のヒットがネコ
    マット.
大黒 :はい.
歩  :ネコ4匹も.
大黒 :そうですね.
TOM  :なに?これ.
大黒 :いちばん下のリッちゃんと,上のポンちゃんっていう
    お兄ちゃんがチューしてるとこ.あれネコマットの上なん
    ですよ.
歩  :可愛い.
進  :可愛いなぁ.
歩  :これ,1時間ぐらい見てられるわ.
大黒 :疲れてらっしゃるんですね.
歩  :本当に癒される.暖まってるなぁ.右のはまだちっちゃい
    ですか?
大黒 :いえ,立つと太ってるんです.
歩  :あ,太ってるんですか.
大黒 :床までちょっとしかないかな,お腹が.
TOM  :床削っちゃえばいいじゃないですか.
大黒 :はい.
歩  :4匹も飼ってるんですか?
大黒 :そうです.これがその長男のボンちゃんですね.もう老人
    で歯がないんですけど.
歩  :拾ってきたりとか?
大黒 :今の子は拾ってきたんですけど.この子は織田哲郎さんの
    とこのマネージャーさんからもらったんですよね.
歩  :これ,何ネコだ?
大黒 :そのマネージャーさんちの庭で鳴いてたからって.
TOM  :変わってるね.ショートヘアみたいな.
大黒 :ロシアンブルーっていうのに似てるんですけど,足が足袋
    はいてるみたいなんで,残念なロシアンブルーなんですけ
    ど.
歩  :面白いですね.
TOM  :これは?
大黒 :ブチがすごくてカールのオジさんみたいな顔してるんです
    よ.
吉村 :ですよね.
高見沢:笑ってるみたい.
吉村 :口の周りが黒いんですよね.
大黒 :そうそう.
金城 :可愛い.
歩  :いいなぁ,ネコは.可愛いですね.あらぁ,これは2時間
    見てられる.
進  :伸びましたね.
歩  :この子は?
大黒 :もう大人なんですけど,わりとちっちゃめの子で.太って
    るとこが映ってなくてよかったなって.
進  :可愛い.
高見沢:可愛いね.
歩  :そして,一週間休みがとれたら大工仕事をやるとおっしゃっ
    てましたが,日曜大工とか,けっこうそんな感じですか?
大黒 :自分なりのものをね,作るのが好きで.棚とか.
歩  :作るんですか?
大黒 :うん,今はCDラックの気に入ったのが売ってなくて,
    作りたいなと思って.
歩  :それは一から作るんですか?
大黒 :出来れば.溶接とかやりたいぐらい.
歩  :僕,アーク溶接の資格もってますよ.
大黒 :そうなんですか?
歩  :ビビビビって.
大黒 :お願いしたいですね,本当に.いっそクマさんになっちゃ
    おうかな,ぐらいやりたいんです.
歩  :そういうの大好きなんですか?
大黒 :なんか作るのが好き,何でも.
歩  :写真でましたけど,これも自分で?
大黒 :そう.ブックカバーとかあるもの買ってきて,ちょっと
    モノトーンにしたかったらカレンダーの裏とか白いの
    貼ったりとか.
TOM  :男性的なんだね.
大黒 :この部屋は詞を書くとこですね.
歩  :詞を書く時は無機質な感じのほうが良かったりするんで
    すか?
大黒 :そう.それと昼間.
歩  :昼間ですか?
大黒 :詞はね.曲は夜中.なんでかわかんないですけど,声がし
    たり友達から相談事とか来たりっていう時間帯のほうがい
    いですね,歌詞は.
歩  :声が?
大黒 :会話が出来る時間帯.曲の時はシーンっていうほうがいい
    けど.
歩  :なるほどね.これは?
大黒 :ネコ部屋.
歩  :ネコ部屋.トイレいっぱいありますね.
大黒 :これも作ったんです.
歩  :ネコの手入れは一人一人?
大黒 :そう,贅沢なんです.
歩  :ちゃんと自分のとこでしかしない?
大黒 :そうそう.で,一度三匹に増えた時に狭いとこだったんで
    一つで頑張ったんですけど,嫌みたいですね,ネコって.
歩  :縄張りが?
大黒 :込み合うのがね.
歩  :一番ほっとする瞬間,ベランダにいる時.
大黒 :やっぱり北海道育ちなんで風が好きなんですよ.風に吹か
    れるとか.だから外でできるだけ.朝,目覚めは出来るだ
    け外でコーヒー飲んだりするようにしたいなって.そうす
    るとスタート気持ちよい.
歩  :ちょっとオッさん系ですね.
大黒 :わりと.
歩  :日曜大工から.
大黒 :ヤバいですね.
歩  :いやいや,いいんじゃないですか.女性から見たらカッコ
    いいなと思えるんじゃないですかね.
大黒 :そう,だから外で風に吹かれながらお茶して.
TOM  :広めのベランダなんですか?
大黒 :ベランダはわりと広めを選んでますね,部屋が縮まっても.
歩  :自分の中では部屋よりも大切?
大黒 :うん,大切.
金城 :でも,外で飲んでると紅茶とか凍ったりしないですか?
歩  :長くいるね,外に.
大黒 :寒い時は中で.でも北海道だったら凍るかも.朝シャンで
    よくつららとか出来た.
金城 :髪の毛が?
大黒 :高校生の時は.折れるの.
TOM  :本当に?
歩  :折れるの?
TOM  :マズいじゃん.
吉村 :マズいじゃん.
歩  :ちゃんと乾かさないと.そして思わずドキッとしてしまう
    男性の仕草,お願いママ目線.これどういうことですか?
    甘えられたい?
大黒 :これはね,けっこうそのヤクルト事件の流れからね,
    つい長女って開拓しがちで仕切りがちなんですよ.弟とか
    に「いい加減にしなさい」って言って「姉ちゃ〜ん」って
    いうこういう顔されると「しょうがないなぁ」って思っちゃ
    うのがあり.男の人とかに「ごめんね」って上目遣いで
    見られるとほれほれほれって.
歩  :それ逆ですって.
大黒 :オヤジっぽいんだね,じゃあ.
歩  :普通逆ですよ.女の人が上目遣いでね,「ごめんね」とか
    言われちゃうと「しょうがねえなぁ」って.
大黒 :オヤジ.
高見沢:やっぱりね,圧倒的に男のが悪い場合が多いじゃない.
TOM  :もしかして,ご主人が浮気したりしたりすることないでしょ
    うけど,もししちやって「ごめんな」ってその目をされた
    ら許しちゃったりなんかするんですか?
大黒 :その時はね.その後探偵団に入りますけどね.
進  :探偵団ですか.
TOM  :理想の女性だね.
高見沢:そうだね.
TOM  :ご主人って身体強いですか?
歩  :なんで?
TOM  :まだまだ元気なのかなって.だってこんないい女性なかな
    かいないぞ.本当にお酒とかどんどん飲ませちゃったほう
    がいい.
歩  :なんてこと言うんですか.
TOM  :肝臓から.
歩  :でもなんかいいですね.
TOM  :いいでしょ.素敵だよ.
大黒 :オヤジ系ですね.
歩  :いやいや.なんかいいですよ.さあ,それではこちらの
    コーナー参りましょう.堂本ハズゴロ名言集!こちらはで
    すね,昔,取材などで語ったことをちょっと掘り出してみ
    て「こんなこと言ってましたよ」っていうのがあるんでね.
大黒 :怖いね.
歩  :まず最初はですね,今から5年前ですね.1999年,7月出版
    の大黒さんの著書「ありがとうなんて絶対言わない」で,
    理想の結婚,理想の夫婦のワンシーンを.
大黒 :そんなこと言ってました?
歩  :こちら「もし旦那様がノドのお医者様なら,ライヴからお
    うちに帰って“おかえり.今日はどうだった?どれ?ノドは
    どうしてるかな?あーんして”みたいな」.
大黒 :確かにね.お医者さんか鍼灸師がよかったんですよね,
    マッサージとか.自分の身体のメンテナンスを好きな人に.
歩  :メンテナンスしてくれるからね.
大黒 :すごい自己チューな女ですね.
高見沢:「ノドどうしてる?」っていいね.
大黒 :あーんってね.
TOM  :君たち役者さんだよね.あのセリフちょっと役者っぽく
    言ってみて.
歩  :またそういういらない振りする.
TOM  :いいじゃんよ.
歩  :やめようよ.
TOM  :高見沢さんやりたがってるんだもん.
高見沢:「おかえり.今日はどうだった?どれ?ノドはどうしてるか
    な?あーんして」.
吉村 :うまい.
TOM  :うまい.
大黒 :エロい医者ですよね.
TOM  :エロかったな,今.
大黒 :薄いブルーの白衣な感じ.いいかも.
歩  :なんか美味い生活っぽいイメージなんですけど,なんとな
    く言葉からしても.実際,今の生活ってそういう甘い感じ
    は?
大黒 :ありますよ,それなりにはね.
歩  :ありますか.
大黒 :でも時間が合わないんですよね,普通の会社の人だから.
    こっちが「あーん」って感じの12時頃もうシンデレラのよ
    うに倒れてますから.
高見沢:すれ違いですね.
大黒 :そうですね.
高見沢:時間の問題だ.
進  :なるほど.
歩  :いいですね.続いては2002年1月号の月刊誌ですね.自ら
    の音楽の原点を語っているということで.まあ,2002年で
    すからそんな前ではないですね.
進  :最近ですね.
歩  :そんなに今とね,感覚変わってないと思うんですけど.
    「初めて曲を作ったのは6歳ぐらいかな.タイトルは恥ず
    かしくて言えない.すごく雪国な感じの曲」.6歳ぐらい
    に曲を?
進  :すごいですね.
高見沢:すごいね.
大黒 :なんかピアノのレッスンって,クラシックピアノやってて,
    基本的にはクラシックって有名な大先生の作曲家の,まあ
    いわゆるコピーですよね.それを自分らしく弾いてゆくと.
    同じことやってるの飽きちゃったんですよね.
歩  :じゃあ,ちょっと自分なりにやってみようかなと.
大黒 :それでピアノの先生の前で違うこと弾いたら怒られて.で,
    自分の世界でいじってたんですよ.
歩  :今でもそれ覚えてます?
大黒 :「雪国な感じの曲」って言ってんですけど,「雪国」って
    タイトルなんですよ.
歩  :♪追いかけて〜じゃないですよね?
大黒 :いやいや.もうちょっとポップス調なんですけど.
歩  :今でも弾けたり?
大黒 :家に楽譜あるんじゃないですかね.昔のカセットテープで.
歩  :どんなメロだったかは覚えてない?
大黒 :もうとんと古いですからね.譜面見れば思い出しますけど.
    でもたぶんペンタトニック.
高見沢:ペンタトニックで.
大黒 :ぐらいしか知らなかったんですけど.
歩  :高見沢さんが初めて曲作ったの何歳ぐらいでした?
高見沢:僕はね,アルフィーに入ってから.
歩  :入ってから?
高見沢:だから二十歳過ぎだよ.コピーばっかりしてたから,ギター
    の.自分で曲作るなんて発想なかった.
大黒 :でも作るっていったらすごそうに聞こえますけど,いじっ
    てただけ,おもちゃみたいに.普通の子がリカちゃん人形
    とか行くのが,私の場合はピアノとかがおもちゃだった感
    じ.
高見沢:すごい.
大黒 :今より音楽に触れてたんじゃないかな,きっと.
歩  :クラシックピアノは,親から「やりなさい」みたいな感じ
    でやらされてたんですか?
大黒 :お母さんの夢だったって.OL時代にどんな人と結婚するか
    わかんないけど,サントリーホールかどっか,ああいう
    クラシックのコンサートにとある男性に,父じゃないんで
    すけど,誘われ見に行った時にえらく癒されて感激したん
    ですって.だから誰と結婚するかわかんないけど,娘が
    生まれたらピアノを習わせてそれを聞きながら生きていき
    たいと思ったんだって.
歩  :なるほど.娘に弾かせといて私が聞くわ,みたいな.
大黒 :そうそう.
歩  :じゃあ,クラシックピアノの奏者になるんだとは思ってな
    かったんですか?その時ご自分は.
大黒 :このキャラですからね.
歩  :歌いたいと.
大黒 :途中から歌が好きになったりもしつつ,いちおう大学とか
    にも行きたくてお勉強はしたんですけど,ピアノは手もちっ
    ちゃいし行き詰まり.で,歌のほうにも行こうと思ったん
    だけど,そこでロックとかに出会っちゃうんですよ.そう
    するとそっちのほうにガーッと行っちゃって.まあ,クラ
    シックはお婆ちゃんになっても,永遠にあるものだから逆
    にいつでも出来るかなと思って.今,熱い若い,熱い気持
    ちのまま東京行っちゃえと思って.で,やめちゃった.
歩  :人生の選択ですよね.その「雪国」はピアノでもちろん作っ
    たと思うんですけど,歌もあるんですか?
大黒 :それはピアノですね.マイナー調の曲でしたよ.
歩  :作詞を初めてやったのはいつくらいですか?
大黒 :作詞はやっぱり好きな人出来てからじゃないですか.
    届けたいものが出来てから.だから中学校2年生とか3年生.
歩  :それは歌にのせて?
大黒 :いや,そんなそこまでね,なんか.好きな子に言いたいけ
    ど言えなくて.
歩  :それを好きな人に見せるわけじゃないですね.
大黒 :そうそう.日記みたいに作ってて.オリジナルのバンドに
    誘われた時にちょっと出してみたんだけど,歌ったら恥ず
    かしくて.だからそういう詞を書き始めたのは,ラブレター
    が書けなかったから.恥ずかしくて.だから自分でラブレ
    ターのつもりで書いてるのが日記みたいなそういう感じだっ
    た.暗かったよ,その頃.だって好きだと思ったら殴っちゃ
    うんだもん,なんか.
高見沢:ええ?殴っちゃうの?
TOM  :好きな人殴っちゃうの?もっとご主人殴っちゃえばいいい
    じゃん.
歩  :でも先ほどの本文の中で,今おっしゃってたように「私に
    とって歌は日記であり,言葉では伝えられないことを伝え
    る手段なんです.だから歌詞とか見ていただければ,どん
    な恋愛をしてきたかもリアルにわかると思うんです.自分
    でも歌っていると,その歌に出てくる昔の彼の顔が浮かん
    できたりするから,ライヴとかけっこうつらいんです」.
    ストレートですね.曲がもろ?
大黒 :もちろん想像の世界もありますけど,自分的にはフラスト
    レーションがそこに.切ないもんですよ.今の好きな人の
    ために作ったのに,昔のが喜ぶとかね.「おまえじゃない」
    みたいな.
進  :なるほどね.
大黒 :あと,呼んでないはずの昔の男がいたりとかね,それでうっ
    とりされてたりするとちょっと.
歩  :「俺のことだな」とか.
TOM  :「俺を呼んでるぜ」みたいな.
大黒 :「しかも私から別れたんじゃん」みたいな気持ちになって,
    いろいろライヴもね,お客様との間以外にあるわけ.
TOM  :すごいライヴなんだね.
大黒 :緊張しますよ,たまに.
歩  :高見沢さんは詞は?
高見沢:やっぱり恋愛体験だとそんなに書けないですよ.想像の世
    界とか.最初に作った詞がね,「君の部屋」っていう,す
    ごいよな.部屋を説明してるだけなんだよ.カーペットが
    あって,みたいな.
歩  :キッチントイレ別みたいな.当たり前なんですけど.
TOM  :あんまり一緒じゃいやだな.
進  :キッチンとトイレは別にして欲しい.
TOM  :出来たらね.
歩  :さあ,続いて2002年1月号の月刊誌ですね.何か珍しい初
    体験の話ということなんですが,覚えてますか?2年前なん
    で.
大黒 :何でしょうね?
歩  :「初めてライヴをした時,あまりの緊張に生まれて初めて
    幽体離脱しちゃったんです」.
高見沢:すげえ.
歩  :これどういうことですか?
進  :幽体離脱?
大黒 :こうやって見ると「不思議な人だな」って思われるから
    言わないでいたんですけど,本に書いてちゃしょうがない.
歩  :もう出ちゃってますから.
大黒 :これ,忘れもしません,お台場のね,5万人近い人の前で.
    要するにテレビにすら出たことない,どこにも出たことな
    いのに,いきなりそこに出て,なんか縮み上がってしまい,
    息も止まって.それでフッと目をつぶっちゃったんですよ
    ね.フワーッとフラッシュバックしてきて,それでなんか
    頭の中で私の真っ正面のやぐらにスポットと演出家の方が
    乗ってたんです.で,そこからの映像が見えたの.自分と
    ダンサーの子たちとミュージシャンとかを私が引きで見て
    るんですよ.で,絶対これは私は緊張してて話作ってるか
    もって思って,すべてのVTRをチェックしたの.でもその
    映像ないんですよ.それ2小節.4拍子だから8拍.しかも
    いちばん近くだったからテンポ130ぐらいかな.速いんで
    すよ.
歩  :速いですね.
大黒 :でもVTRに映ってるんですけど,2小節声出なくて歌ってな
    いんですよ.血が止まったみたいな感じで.
歩  :へぇー.
大黒 :本当にこの場所から?って未だに悩んでるんですけど,
    その映像ないんですよね.でも確かに私がいてダンサーが
    いてっていう状態なの.
歩  :自分を見てしまったと.
大黒 :「死んじゃうかも,私」って,その後思っちゃいました.
    それっきりですけどね,そういう不思議な体験は.もう
    金縛りにも合わない健康体ですから.でもぜんぜんそれだ
    け.
歩  :緊張からなったんですかね?
大黒 :うん.
歩  :やっぱり緊張されました?初めてのライヴの時は.
大黒 :うん.そういう不思議な力はないんですけど,向こうから
    津波みたいに気の押し寄せてくるのが,ドンブラコドンブ
    ラコって何層にも渡って来るんですよ.アリーナサイズだ
    と一気にゴワーッと来るんですけど,それが幾つも波みた
    いに.
歩  :それを感じたんですね,お客さんの熱気というか.
大黒 :それで飛んじゃった.
歩  :高見沢さんなんかね,幽体離脱してそうですけどね.
高見沢:俺,ないんだよ,ぜんぜん.
TOM  :今日はどっちなの?
高見沢:離脱してないよ.
大黒 :いそうですよね.
高見沢:いそう?
大黒 :若干そういう.
高見沢:そうですかね?意外とシンプルなんですよ,僕は.
歩  :金城さんは幽体離脱したことない?
金城 :幽体離脱?
高見沢:いつもしてんだろ?
金城 :しないですよ.
進  :週3ペースでね.
歩  :幽体離脱ない?
金城 :ないんですけど,授業中に書いてたらすごいボディコンの
    カラフルな女の人が.
TOM  :どこで?どこで?
金城 :授業中です.
高見沢:何を書いてたの?
金城 :答案用紙に.
高見沢:テストだったの?
金城 :そうそう,テスト中に.教室の黒板の横にゴミ箱があるの
    に立ってたの.
歩  :うそ?
金城 :ウワーッてびっくりして.でも私一人だったんですよ,
    見たの.言っちゃいけないでしょ.
高見沢:ボディコンの綺麗なお姉さん?見たいね.
歩  :テスト中にその人は何しに来たんやろな?
進  :テンション上がり過ぎた校長とかじゃないの?「ちょっと
    脅かしちゃおうかな」とか.「なんや,誰も突っ込まへん
    のかい?」って全部の教室回ってたりとか.
金城 :そういうことがあったんですよ.不思議な体験でした.
歩  :そうか.というわけで,以上,大黒さんのハズゴロ名言集
    でした.さあ,続いてのコーナー参りましょう.

「ベストヒットたかみー」

歩  :せーの.
進・歩:堂本!
高見沢:ベストヒットたかみー!
歩  :今回テーマは?
高見沢:はい,今回のテーマはですね,音楽の原点でありますコピー
    バンドです.皆さんも音楽を始めた頃ですね,コピーをし
    ながら楽器を練習したこともあると思いますんでね.今回
    は,番組が電話のアンケートでですね,トップ3を年代順
    にまとめてみました.
進  :面白そうですね.
高見沢:まずは10代20代のランキングをご覧下さい.だいたいみん
    なアーティストにあこがれてバンド組んだりね,ギターを
    始めたりするんですが,10代3位はモンゴル800,2位は
    BUMP OF CHICKEN,1位はL'Arc〜en〜Ciel.このようになっ
    ているわけです.
歩  :当然のように最近の曲ですね.
高見沢:そうですね.大黒さんもちろんこのへんコピーしたってこ
    とはないですよね?
大黒 :もう大人ですね,ぜんぜんね.
高見沢: 20代3位はX-JAPAN,2位はTHE BLUE HEARTS,1位はBOOWY.
大黒 :THE BLUE HEARTSあたりは周りの男の子がしてましたね,
    BOOWYとか.
高見沢:1位はBOOWYですけど.由美ちゃんなんかはコピーは?
吉村 :私も同世代の人たちはやってましたね.
高見沢:やってましたか.金城さんはどうですか?
金城 :私,やったことないです,コピー.
高見沢:やったことないの?
金城 :Kiroroで初めてポップスとかやったんです.
高見沢:なるほど.
歩  :それまでは金城さんはどういう曲を?
金城 :私もクラシックとかしか.
歩  :そうかそうか.
高見沢:じゃあ次行ってみましょうか.30代40代の人たちのベスト
    3見てみましょう.30代3位はPRINCESS PRINCESS,2位は
    BOOWY,1位はレベッカ.40代3位はLED ZEPPELIN,2位は
    Deep Purple,1位はTHE BEATLES.
大黒 :40代は洋楽なんですね.
高見沢:バンドやっぱり20代30代の世代がすごく多いんですけども,
    やっぱりBOOWYは20代30代に渡ってコピーされてるという
    ことなんですけど.40代になりますと,やはり洋楽が多い
    ですね.僕なんかレッド・ツェッペリン生で見ましたから
    ね,高校の時.ディープ・パープルもよくコピーしてまし
    たね.
大黒 :なんかね,私の世代の手前までは邦楽カッコ悪いって
    言ってた.で,私たちぐらいからバンドがいっぱい出てき
    て,邦楽もカッコよくなってきた.
高見沢:僕らの時はですね,コピーするバンドが日本になかったん
    ですよ,そんなにね.今は国内でも素晴らしいバンドがた
    くさんいるんですよ,アルフィーとかね.
大黒 :私,札幌厚生年金行ったんですよ.
高見沢:え?そうなんですか?
大黒 :高見沢さん見に.
高見沢:本当?
大黒 :フライングV友達の借りて練習しましたよ.
高見沢:本当に?いい人ですねぇ.ありがとうございます.そうで
    すか.で,50代もいちおう調べてみましたけど,バンドが
    ないみたいなんですよ.やっぱりソロシンガーをコピーす
    る人が多くて.拓郎さんとか.バンドというのは特別にな
    かったんで,40代で区切ってしまって.
歩  :で,バンドやってる人は不良だ,みたいな.
高見沢:まあね.
大黒 :30代までですよね,不良な感じがあったの.20代ぐらいか
    ら,けっこうお金持ちの人がハードロックやってたりしま
    したね.
高見沢:そうですね.
大黒 :アンプをお母さんが持ってきたりしてたよ.髪の毛もツル
    ツルで.私たちの頃は傷んでた.
歩  :あ,そうか.
高見沢:ディープ・パープルのコピーしてたという話を聞きました
    が.
大黒 :そう,初めての卒業ライヴというので,みんなで大きな
    ホールを自腹で借りて,バンドで最後に打ち上げ花火やっ
    た時に,最初のオープニングが「スモーク・オン・ザ・
    ウォーター」でした.
高見沢:レッド・ツェッペリンの「移民の歌」,未だに僕歌ってま
    すからね.
TOM  :いいよね.こうやって聞いた瞬間に,今日家帰ったら聞こ
    うって思えるのがいいよね.
高見沢:やってあげようか?後で.
TOM  :そういう意味じゃなくて.
高見沢:あ,違う.KinKiのお二人はどうですかね?今からコピーし
    ようとしたら,この中で.
歩  :やらせていただけるんなら何でも.
大黒 :モンゴルかっこいいよ.
歩  :勉強します.
高見沢:光一くん,X-JAPANかな,やっぱり.
大黒 :いい.ドラムとかやったらいいかも.
進  :ドラムいきましょうよ.
高見沢:剛くんは何だろうな?
大黒 :ビートルズの頭似合いそうですよ.
進  :コピー関係なく「頭似合いそうですね」って?
歩  :音楽関係あらへん.
高見沢:まあ,音楽の原点はコピーバンドということなんですけど,
    今回は30代の人たちが選んだ中で1位に輝きました,
    レベッカの「フレンズ」を大黒摩季さんと一緒にみんなで
    セッションしたいと思います.
大黒 :頑張ります.
歩  :お願いします.
進  :お願いします.

♪フレンズへ〜

歩  :はい,今夜のゲストは大黒摩季さんでした.どうもありが
    とうございました.
大黒 :どうもありがとうございました.



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