トーク
「DOMOTO BROS. BAND&ゲストのトーク」
この HomePage だけのスペシャル編集版!


ゲスト:くりぃむしちゅー

歩  :はい,本日のゲストはくりぃむしちゅーのお二人です.
    よろしくお願いします.
上田 :どーも!
有田 :よろしくお願いします!
進  :ね,くりぃむしちゅーというわけでクリームなわけですけ
    ど.
上田 :意味がわからないですね,のっけからね.
歩  :スタッフが狙ったのかどうかわかりませんけど,今日の
    弁当はビーフシチューでした.
えなり:あ,そうか.
進  :本当に楽屋の前からね,プンプン殺気がきててね,今日は
    本当にクリームなわけなんですけどね.
上田 :だからそれ,われがわからない.
歩  :皆さんとはほとんど初対面という形になるんでしょうか?
上田 :そうですね.まあ,TOMさんとか,もちろん由美さんも.
吉村 :私はお会いしたことありますよ.
進  :えなり君とかどうですか?
えなり:同じ番組で遠くからちょっと見させていただいたり.
    話したことはないですね.
上田 :ですね.
歩  :僕はくりぃむしちゅーのお二人は,お笑いやってるという
    よりは,知的だなと.
えなり:そうですよね.
上田 :え?なんで急に入ってきたの?
進  :たまにね,ようわからんとこで入ってきますから.
    言うたって下さい.
えなり:たまに喋りたくなるんですよ.
進  :プロの感覚で「今の入るとこちゃうやろ」ってとこもある
    じゃないですか.
えなり:指摘していただいて.
上田 :そこまで追い詰める気なかったんで.ごめん,ぜんぜん
    入ってきて.大丈夫,大丈夫.
えなり:ありがとうございます.
歩  :なんか知的なイメージが.
TOM  :襟出ちゃってるよ.
歩  :いえ,これは.
有田 :出してるんですよ.
進  :おしゃれで.
上田 :べつに注意なら注意で,もっとオンで言ってもらっても.
有田 :間違えたみたいな気になった.
進  :くりいむさんのイメージは,けっこう落とし穴に落ちてる
    イメージで.知的で落とし穴に.
上田 :どんなイメージだよ.
進  :普通に歩いてスポーン落ちてね.いろいろ見させていただ
    いてます.
歩  :剛,破れてる.
進  :あ.
上田 :いやいやいや,だから剛くん,怒らないと本当にジーンズ
    破れてることになるから.そこ否定しないと.さっきまあ,
    二度目だけど,オンで言いなさい.
進  :おまえも破れてるで.
上田 :人の注意してる場合じゃなかったね.
歩  :こんな調子でやらせていただきます.
進  :白いブーツでいきます.
歩  :さあ,というわけでこちらのコーナーから参りましょう.
    堂本一問一答!どんどん質問が飛んで来ますので,思った
    通りに口に出していただければ.
有田 :こっちに座るんですか?
進  :困ったら英語とかで大丈夫ですから.
上田 :わかりました.
歩  :うんちく語ってもかまいません.
上田 :わかりました.
歩  :それでは参りましょう.堂本一問一答!

Q  :くりぃむしちゅーのお二人に質問です.子供の頃のあだ名
    は?まずは上田さんから.
上田 :「晋也くん」ですね.あだ名はべつになかったですね.
Q  :有田さん.
有田 :「アリブタ」.
Q  :子供の頃,通信簿によく書かれたことは?上田さん.
上田 :「落ち着きがない」かな.
Q  :有田さん.
有田 :「全体的に劣っています」.
上田 :よく生きてきてな,ここまで.
有田 :良かったよ.
上田 :俺だったらその時点で命断ってるよ.
歩  :つらいですね.
Q  :子供の頃の自分を一言で言うと?上田さん.
上田 :万能.
Q  :有田さん,
有田 :気色悪い.
上田 :そこも劣ってたわけだ.
有田 :なんだよ?自分「万能」とか.
上田 :いや,差つけとこうと思って,今のうちに.
Q  :子供の頃の習い事で今でも役に立っていることは?
    上田さん.
上田 :習字かな?
Q  :有田さん.
有田 :日本舞踊かな.本当にやってたんです.
上田 :どこで役に立ってんだよ?そこ教えろよ.
有田 :おいおいね.
上田 :おいおいじゃなくて今すぐ教えろよ.
進  :いい指摘ですよ.
Q  :小さい頃になりたかった職業は?上田さん.
上田 :僕お笑いですね.
Q  :有田さん.
有田 :アイドルです.
上田 :これは本当.子供の頃じゃねえじゃねえか.おまえ高校
    時代まで言ってたじゃねーか.
Q  :初恋はいつ?またそのお相手はどんな人ですか?上田さん.
上田 :17ですかね.何て言うかね,ポニーテールで野原を駆けめ
    ぐってるような女の子.「つかまえてごらんなさい!」
    みたいなね.
Q  :有田さん.
有田 :小学校2年生ぐらいの時に従兄弟のお姉ちゃんが二人いた
    んですけど,同時に両方好きになりましたね.
上田 :いきなり二股なんだ,初恋が.
有田 :「どっちか何とかなんねえかな?」みたいな.
上田 :なんだよ?それ.
Q  :「俺って芸人になれるんじゃない?」って思ったのはいつ
    ですか?また,それは何故ですか?上田さん.
上田 :高校1年生の頃ですかね.なんか「これウケるんじゃねえ
    の?」って思って言ったことがウケたからって,そんな
    単純なことですかね.
Q  :有田さん.
有田 :まあ,今でもそんな思わないんですけど.
上田 :まだなってないんですか?
有田 :そんな面白いほうじゃないと思うんですけど,高校の時に
    相方が「けっこう面白いな」とか言ってくれたんで.
上田 :あ,あの「面白いな」は「おまえ,天然だな」の意味だか
    らね.
有田 :じゃあ,ちょっと早めに辞めようと思います.
上田 :うわ,宣言しちゃった.
Q  :コンビ結成の経緯を短く簡単にお願いします.
上田 :おまえ言えよ.だって俺とおまえで意見が違うってことな
    いんだから.
有田 :なんで自分はいい時しか言わないの?
上田 :結成の経緯だからいいもクソもねぇだろ.
有田 :俺が今言ったらおまえの指揮下に置かれてるみたいじゃん.
上田 :わかったよ.久々に会ってノリで.
有田 :そういうことじゃねーじゃん.
上田 :じゃあおまえ言えよ.
有田 :ノリじゃなかったろうよ.運命的なのあったじゃん.
上田 :じゃあそう言えよ.まあ,なんかこれ,短く無理だって.
    あの,運命の再会.こんなんでいい?
有田 :いや,これ本当にね.
Q  :ありがとうございました.では次の質問です.高校時代,
    相方のことをどう思っていましたか?上田さん.
上田 :何かを企んでる奴.腹黒いっていうかね.それは今でもそ
    う思ってます.
Q  :では有田さん.
有田 :すごい威張ってるんですけど,ツンツンしてんだけど童貞.
    童貞番長っていうか.
進  :軽くバァーッと引きましたよ.
Q  :高校時代,相方のこんな恥ずかしいことを知ってっていう
    ことは?上田さん.
上田 :いろいろ言い訳がヘタなんですよね.でも自分ではだまし
    通せてると思ってるところですかね.
Q  :有田さん.
有田 :なんか硬派だったんですよね.女性とぜんぜん喋らなかっ
    たんですけど,それはたぶんモテないから喋らなかっただ
    けで,そのクセに裏でこそこそいろんな女に告白してフラ
    れまくってましたね.
Q  :イエスかノーで同時にお答え下さい.コンビを解散しよう
    と思ったことはありますか?
上田 :イエス.
有田 :イエス.
Q  :それではその原因を教えてください.まず上田さんから.
上田 :特にここ3〜4ヶ月ぐらいですかね.あのね,勝手に僕の
    好感度がいいって勘違いして,いろんな番組で僕の
    バッシングしかしなくなったんですよね.だから一人で
    やりたい.
Q  :では有田さん.
有田 :そうですね,うんちくとかすごいウマいんでいい相方だな
    と思うんですけど,10何年かやってると,「上田ってあん
    ま面白くないんじゃないかな」と.
上田 :致命傷だろ.食っていけるか?解散したところで.何をお
    まえ最後リアルなトーンで言ってんだよ.エンターテイメ
    ント的に言え.
Q  :続いてもイエスかノーで同時にお答え下さい.相方のこと
    を「ウゼェなぁ,こいつ」と思ったことはありますか?
上田 :毎日,毎日.
有田 :イエス.
Q  :では,まず上田さん.相方のウザいところは?
上田 :存在.
歩  :すごいな.
進  :仲悪ぅ.
Q  :有田さんお願いします.
有田 :こういう時に「存在がウザい」とかすごい言うんですけど,
    楽屋へ帰れば「お疲れ」とか言って本当は仲良いクセにな
    んかこんな.
上田 :有田さ,そういう二人の戦略はバラさないように.
有田 :戦略でも何でもないよ.ないけど,「仲悪いほうがワイル
    ドだろ」なんん思ってるとこ.
上田 :そうは思ってねーよ.
有田 :本当はすげーいい奴で,裏とかですげー優しくしてくれん
    のに.
上田 :そのへんにしとけ!
Q  :特技は何ですか?上田さん.
上田 :特技ねぇ?まあ,最近いわれるのはうんちくをよく振られ
    ますね.あ,僕,女の子にクサいセリフを平気で吐けるっ
    ていうことかな.「ああ」って大きく頭を垂れられても
    困るんですけど.
Q  :有田さん.
有田 :まあ,相方の悪口です.
上田 :もう大得意.
有田 :リアルに言えます,僕は.
Q  :上田さんに質問です.上田さんがうんちく王なら,
    有田さんは何王?
上田 :インチキ王でしょうね.
進  :なるほど.
上田 :これけっこうウマいこと言ったな,今.
Q  :宝物は何ですか?上田さん.
上田 :僕はいろんな有名人の方々からもらって品々ですかね.
Q  :有田さん.
有田 :僕は本音で言いますけど,相方.
上田 :だまれよ!万が一そう思っても墓場まで持ってけ,それは.
有田 :自分は有名人からもらったものね.俺は相方です.
上田 :なんでここで好感度逆転しようとしてるの?
Q  :今までの人生でいちばん長続きしていることは?上田さん.
上田 :このお笑いの仕事かな?飽きっぽいんですけどね,僕.
Q  :有田さん.
有田 :僕は「週刊プロレス」を1号から全部買ってます.それも
    発売日に必ず今までずっと.1000何号買ってますね.
Q  :それぞれ相方の気になるヘンなところは?有田さん.
有田 :鏡を見て髪を直す時に必ず顔もキメる.
Q  :上田さん.
上田 :年々アゴが左に左に行ってるとこですかね.高校時代はで
    すね,やや右よりだったはずなんですけど.だからこいつ,
    何に引っ張られてるのかな?と思って.
Q  :今まででいちばん高い買い物は?上田さん.
上田 :最近DVDのハードディスク付きのやつを買いました.
Q  :有田さん.
有田 :犬二匹です.けっこう高かったです.
Q  :最近見た印象に残っている夢を教えてください.上田さん.
上田 :夢ねぇ.あのね,ビルの屋上から足滑らせて落ちるんです
    よね.で,「ああ!ヤバい!死ぬ!」と思って地面が目の前
    にきてパッと目が覚めるっていう.
進  :怖い.
Q  :有田さん.
有田 :ミスチルの「Tomorrow never knows」のプロモーション
    ビデオみたいに崖の上で♪果てしない〜って歌ってたら,
    急に鷹が来てボンッってぶつかって「ああっ!」って.
    え?と思ってパッと見たら鷹なんだけど顔たけ上田なんで
    すよ.
上田 :俺は何をしたかったんだ?
有田 :「あ!上田」と思ったらニヤッと笑ってまたバンッと来て
    目が覚めました.
上田 :おまえは俺をどういう存在でとらえてる?
有田 :一言いただきたいよ,あれは.
上田 :いや,いただけませんよ.おまえが勝手に出演させたんじゃ
    ん.
Q  :次の質問です.ムカつくことがあった時,どのように発散
    しますか?上田さん.
上田 :僕は発散しないですね.ため込みますね.
Q  :有田さん.
有田 :僕は陰口です.
上田 :え?万が一それ俺のこと?
有田 :はい.
Q  :恋愛は告白するタイプ?それとも告白させるタイプ?
    上田さん.
上田 :だって告白されることなんてないですからね.自分でしな
    いと.はい,します.
Q  :有田さん.
有田 :僕は「あ,これイケるな」って思ったら告白します.
    「これは固い」と思ったら.
進  :なに普通に喋ってんですか?
有田 :恥ずかしいですね,恋愛のことは.
Q  :女性を見る時最初に目が行くところは?有田さん.
有田 :胸です.
上田 :おまえ,何がきっかけで思い切ったの?本当に素直に答え
    なくていいと思うよ.
有田 :あ,言い直します.谷間.
上田 :いやいや,だから.よりダメ.
有田 :これはだってそうでしょ.
Q  :上田さん.
上田 :僕は全体の雰囲気ですね.その人に流れてる時間みたいな
    ね.よし,好感度逆転.
Q  :女性のこんな姿を見てがっかりした,というところは
    どこ?有田さん.
有田 :寝屁.
Q  :上田さん.
上田 :鼻毛かなぁ.
Q  :好きな女性の前ではどんなキャラになってしまいますか?
    有田さん.
有田 :ちょっと偉そーにするっていうか.「俺が引っ張ってる」
    みたいなムードを出しますね.
上田 :誰に対してだよ?
Q  :上田さん.
上田 :僕はたぶん変わんないですね.このままですね.
有田 :あ,それ俺が答えます.
上田 :いや,答えなくていいよ,べつに.
有田 :上田は二人になると甘えてゴロニャンみたいな.
上田 :いや,だから………,昔だよ,それは.
Q  :結婚したい最後の大物お笑いコンビ言われている
    くりぃむしちゅーさん.
上田 :言われてねー.
Q  :結婚したいと思うのはどんな時?有田さん.
有田 :もう今は思わないですね.
Q  :上田さん.
上田 :僕ももうちょっといいですね.
Q  :くりぃむしちゅーの代表的なギャグを一つ教えてください.
上田 :いや,あのね,僕らそういう代表的なギャグがなかったん
    で12年半ここまでかかったんですよね.だから,ない.
有田 :「くりぃむしちゅー,アチチ」.
上田 :やめろよ,それ.ダメだよ,やっちゃ.やっちゃった.
    俺,それだけは封印しようと思ってたのに.
Q  :では相談してお答え下さい.くりぃむしちゅーのキャッチ
    フレーズは何ですか?
上田 :キャッチフレーズ?何だろね?
有田 :昔は「邪悪なお兄さん」っていうやつだったんですけど.
上田 :初期はね,高校時代のラグビー部で知り合って「お笑い界
    にトライ」みたいのあったなよな.
有田 :いや,ない.
上田 :なんで俺だけさらし者?いやいや,何かあったんだって.
有田 :今なんだろうね?
上田 :何だろね?
有田 :「うんちく&落とし穴」だと思うな.
上田 :さっきいただいたからね.じゃあ,それキャッチフレーズ
    にします.
Q  :では最後にそのキャッチフレーズで上田さん,うんちくを
    お願いします.
上田 :あるか!?そんなもん.今作られてもので.落とし穴でねぇ.
TOM  :あ,考えてるよ.
上田 :落とし穴?あ,まあね,この耳の穴ってありますよね.
    じつは人間は死んでから2時間はここから音が入って
    ちゃんと聞こえている状態です.
Q  :くりぃむしちゅーのお二方,ありがとうございました.

TOM  :ああいううんちくがね,みんなを.
金城 :なんで聞こえるの?
吉村 :すごい.
歩  :死んでるのに聞こえてるんですか.
進  :2時間?
上田 :2時間は耳が聞こえてるんですって.
金城 :誰が?
上田 :いや,みんな.「誰が」ってそんなピンポイントだったら
    うんちくにならない.
歩  :そういうのどこから情報入れてるんですか?
上田 :人から聞いた話とかね,そういうのが多いですかね.
歩  :何気に聞いてることも多いですけど,人間忘れてしまうん
    でしょうね.そういうのをしっかり覚えてるんでしょうね.
進  :読んだりしたやつとか.
歩  :そういうの大好き.面白いな.まあ,見ていきましょう.
    子供の頃のあだ名が上田さんは「晋也くん」,そして
    有田さん「アリブタ」.
有田 :そうですね.ちょっと太ってたんですよ.全体的に太って
    たんで「アリブタ」,それから「アリブー」「アッブー」
    「アブ」.
上田 :最終的には「あぶさん」になってたって.
有田 :「あぶさん」に変わっていきました.
歩  :どんどんね,短くなっていくんですよね.通信簿が
    上田さんは「落ち着きがない」.
上田 :そうですね.小学校低学年の時に.
歩  :落ち着なかったですか?
上田 :かんしゃく持ちだったんですね.すごいカッカカッカして
    て,それで落ち着きがない行動に出たりね.
歩  :じゃあ,けっこう悪さしてました?
上田 :悪さしてましたね.家の前に国道3号線ってでっかい3車線
    ぐらいの道路があったんですけど,もう俺の家の前の道路
    だから,ここは俺の家の道だと思ってたわけですよ.
    「なぜおまえら勝手に車で通ってんだ?」ということで,
    その道路に寝そべって絵本を読んでたんです.それで大渋
    滞巻き起こしてやりましたよ.で,オバちゃんとかが降り
    てくるでしょ.「そんなとこいたらダメでしょ」って.
    そのオバさんに向かって石とかブンブンぶん投げてました
    から.
歩  :最低ですね.
上田 :最低でしたね.部分的に劣っていましたね,僕の場合は.
歩  :で,全体的に劣っていたと.
有田 :全体的に劣ってましたね.何やってもダメでした.ええ,
    そりゃ.
上田 :しみじみ言うな.
有田 :勉強もダメ,スポーツもダメ,ルックスもひどいし,性格
    も悪いという.
上田 :気ぃ使う,そんなやつ,こっちが.
有田 :最高でオール3ぐらでしたね.たいていがオール2で.
金城 :先生がそんなこと書いちゃいけないじゃないですか.
上田 :そうだよね.
有田 :確かに書いちゃいけないんだけど,書かざるを得なかった
    んじゃないですか.
進  :それぐらい.
歩  :そして子供の頃の自分,上田さんは万能ということで.
上田 :小学校の頃が僕は全盛期でしたね,何やっても.例えば
    生徒会長で,例えば野球部のキャプテンで,喧嘩番長で.
    バレンタインデーでみんながチョコレートを持ってきてく
    れるくらい.そこからずっと下降線ですよ,人生.もうそ
    こで終わっちゃったから.
歩  :小学校の時はモテモテだったと.
上田 :小学校の時はね,けっこういい人生送らせてもらいました
    ね.
歩  :バレンタインデーなんかね.
上田 :楽しみで楽しみで.
歩  :もらってました?
上田 :もらってましたよ.
歩  :その点.
有田 :ええ,僕なんですか?
歩  :「気色悪い」と.
有田 :本当にだって隅のほうで粘土細工とか.「見んなよ」
    みたいな.
歩  :うわ,それは.
有田 :本当にそういう奴だったんですよ.ただ,小学校5年生か
    4年生の時にプロレスを見てたんですね.その時から
    プロレスファンなんですけど,長州力っていうレスラーが
    いて,それが藤波辰巳という格上のレスラーに噛み付くみ
    たいのがあったんですよ,噛ませ犬発言っていって,
    下克上プロレスを始めたんですね.それで感動して.で,
    俺もやろうと思って.
歩  :プロレスを?
有田 :いや,プロレスじゃないです.僕も噛み付こうと.それで
    クラスでいちばんカッコいいタカダ君っていうのがいたん
    ですけど,タカダ君のとこ行っていきなりビンタを
    バァーンってやって.
上田 :いきなり?
有田 :いきなり.
上田 :タカダ君そうとう迷惑だな.
有田 :「俺はおまえの噛ませ犬じゃない」みたいなこと言って.
進  :何を言うてんですか.
有田 :言って「何してんだろう?」と思ったんですけど,そこか
    らは頑張ったんですよ.勉強,スポーツ,なんかやってく
    と人間って変わっていけるもんですね.
歩  :なんかおかしいな?
上田 :そのタカダってのは,おまえに張り手かまされて何て言っ
    てた?
有田 :もうだから無視ですよ.僕なんか隅な奴ですから「何やっ
    てんの?こいつ」みたいな.
上田 :触れちゃいけないと思われてたんだ.
有田 :むしろ周りの取り巻きがね,「おまえ何してんだよ?」
    みたいになって.でも頑張って勉強やってスポーツやって.
上田 :何やってんだ?その流れがわからない.ビンタしていきな
    り勉強してって.
有田 :いやいや,そんなビンタした瞬間にそうなったわけじゃな
    いよ.やって,それで結果ですね,モテモテになりました
    よ,僕.
上田 :本当に?おまえ.有田のくせに.
有田 :本当に.その年のバレンタインデー,抜いたんです,僕.
上田 :誰を?
有田 :タカダ君.40個もらった,その年.
上田 :見ろ,この全員の納得のいかなさ.
有田 :すごいでしょ?だって粘土細工で気持ち悪い男がその年に
    40個もらってんですから.
歩  :女性から見てそういう男の変化というのは気になるもの?
吉村 :いや,あんまり興味ないですね.
金城 :それぞれですよね.
吉村 :検討しにくいですよね.
有田 :それを越えるぐらいカッコ良かったんですよ.
吉村 :でもタカダ君見てみたいですよね.
有田 :タカダ君は万能なんですよ,スポーツも勉強もぜんぶ
    出来て.
歩  :そのお二人の写真がちょっとあるということなんで見ましょ
    うか.6歳の頃の写真.これはどっちの?
上田 :これは僕ですね.
歩  :悪そうですね.
上田 :本当に悪かった.
進  :後ろの方が小学校の?
上田 :違います.埴輪ですよ,あれ.生命宿ってない.
進  :なんや,先生かと思った.
有田 :靴下とかちゃんと上げてんだね.
歩  :キチッとね.
上田 :靴下ぐらい上げさせてくれよ.
進  :なんかすごい悪そうなのに草刈ってますよね.
上田 :俺の作業じゃないと思う.
TOM  :悪いな,顔が.
歩  :これは自分の家の庭とかじゃないんですか?
上田 :いや,これどっか旅先でしょうね.だって,旅行って
    楽しいもんでしょ.その楽しい状態でこれですからね.
歩  :あ,これ楽しがってるんですか?
上田 :もう俺の中では最大限楽しんでます.それでこれだもん.
歩  :有田さんの写真もあるということです.墓参り?
TOM  :墓参り.
歩  :なんか.
有田 :っていうか,墓参りしてなんでちょっとニコニコしてん
    の?
TOM  :なんか人の家のお墓見るのってなんか不思議なもんですね.
進  :申し訳ないというか.
有田 :すいません,本当に.
歩  :どれが?
進  :あの赤いのですか?
有田 :違います.
TOM  :もうちょっとねぇのかよ?写真.
有田 :真ん中じゃないですかね?
上田 :本人も確認できねぇような写真持ってくんな.
有田 :いや,僕の場合,何じゃ?この写真と思って.
上田 :ちゃんと確定申告しろ.
有田 :親父が撮ったんでしょうね,これね.
上田 :知らんよ,それ.誰だっていいだろ.
進  :知らんがな.
歩  :右側の方は誰ですか?
有田 :兄貴です.
歩  :大きい方ですね.
有田 :7歳ぐらい上なのかな.で,左が弟で.
進  :小粋なお墓参りですね.
歩  :この頃から全体的に劣っていた?
有田 :劣ってましたね.弟がまた野球とかやっててすごい奴で.
TOM  :この写真の会話やめて他行こうよ.
歩  :高校時代になりまして,相方をどう思ってたかと.何かを
    企んでそうな奴だと上田さんは有田さんのことを.
上田 :そうですね.
歩  :何か企んでますか?
上田 :企んでそうな気しません?「何かこいつ企んでるだろ.
    どっか何か良からぬ策略を立ててるだろ?」みたいな.
歩  :立ててます?
有田 :今はな.
上田 :「今はな」って?
進  :どこの武将ですか.
有田 :今は「みんなおっぱい何カップぐらいかな?」ぐらいしか
    思ってないです.
上田 :最低の発言ですね.
有田 :アハハ.
上田 :「アハハ」じゃなくて否定しろ.
有田 :思ってないですよ.本当は思ってないです.
上田 :遅いよ,否定が.
有田 :本当に企んでないですけど.
上田 :胸のこと考えるのを企むっていうんじゃないからね.
    他にもいろいろあるんだから.
歩  :金城さん,こういう男性どう?
金城 :すごく不安になる.
上田 :付き合ったら他の女の人に走っちゃいそう?
金城 :ううん,なんか見てるだけで.
上田 :見てるだけで?
金城 :ネガティヴじゃなくてアクティヴで.
上田 :絶対ネガティヴでしょ.
有田 :アクティヴで?
金城 :でも,目の奥にまた目があるような.
えなり:めちゃくちゃネガティヴじゃないですか.
上田 :まあ,限定しないけどネガティヴの反対はポジティヴだか
    らね.アクティヴじゃなくてね.
えなり:そうですよね.
上田 :大丈夫?
金城 :すいません.
歩  :じゃあ,何か企んでるわけではないんですね.
有田 :企んでないです.
歩  :有田さんが上田さんに対する,童貞のクセに威張っている.
有田 :そうなんです.うちの高校始まって以来の童貞番長だった
    んですけども.高校の時って番長クラスの威張ってる奴っ
    ていうのは,それなりに女性関係もあるじゃないですか.
    こいつものすごい威張ってたんですよ,高校の時も.
    「おぅ!おまえ何してんだよ!」みたいなキャラだけど,
    女のことになると「女のことはわかんねー」.
進  :ちょっと面白いですね.
有田 :「ちょっとパン買ってこんか!女のことはわかんねー」.
    威張ってんだけど女のことはドキドキしちゃって,だから
    フラれるんですけどね.
上田 :モテなかったねぇ.小学校の時は本当にモテたんだよ.
    まあ,おまえに力説してもしょうがないんだけど.
歩  :ちなみに,お二人が知り合ったのは高校から?
上田 :はい,高校からですね.
歩  :最初の第一印象どうだったんですか?お互い.
上田 :俺ね,「こいつとは分かち合えない」と思いました.
    さっき言った企んでそうな,「こいつ,腹黒いんじゃな
    い?」っていうイメージが.それででもなんかね,間の人
    間を通じてお互いにプロレスファンで,プロレスの話でお
    近付きになったというかね.
歩  :お近付きに.
有田 :ですね.
歩  :さっきコンビ組んだのは運命の出会いっておっしゃってま
    したけど.
上田 :はいはい.
歩  :運命の再会でしたっけ?
有田 :そうですね.
上田 :それぞれ東京に来て,それぞれ大学に行ってたわけですよ.
    で,高校時代はほとんどね,ラグビー部だし毎日一緒に
    行動してたりしてたんですけど,上京してからぜんぜん
    連絡をほとんどとることもなく.それぞれ過ごしてたら,
    一年振りぐらいですかね?有田から電話がかかってきて.
    僕が住んでるのと同じ沿線で合コンかなんかやってて.
    おまえ,その頃からやっぱり合コンやってたんだな.で,
    なんかちょっと同じ沿線だから遊び行っていいか?みたい
    な話になって.で,高校時代にTOMさんとがお出になって
    た「お笑いスター誕生」のすごいファンで,一緒にビデオ
    見てたりしてたわけですよ.で,「お笑いスタ誕出たい
    な」って高校時代言ってたんですね.で,「言ってたよな」
    みたいな話をこいつがしてきたんですよ.僕ちょうどその
    日にお笑いになろうと思って履歴書を書いた日だったんで
    すよ.
歩  :おお.
上田 :事務所に電話したんですよ.「入れてもらいたいんですけ
    ど,どうしたらいいですか?」って言ったら「履歴書送っ
    て下さい」って言われて書いたのがその日だったんですよ.
    で,こいつからも「お笑いやりたいね」って言い出して,
    「俺じつは今日履歴書を書いたんだよ,おまえも書く?」
    って言ってこいつも「書く書く」って言って一緒に出した
    の.それがきっかけでしたね.
歩  :確かに運命の.
上田 :そうですね.
有田 :マジでその日行かなかったら上田はピンなわけですよね.
歩  :そうですね.
有田 :それこそ今「ゲッツ!!」だなんだ言ってるんじゃないです
    か.
上田 :俺が言ってたことにはなんないと思う.それはたぶん
    ダンディが言ってたよ.
有田 :「間違いない」とか言ってんじゃないの?
上田 :やってないやってない.そこは間違いない.
歩  :さっきから話を聞いてると,仲が良いんだか悪いんだかわ
    からないですよ.
有田 :いや,仲はいいと思いますよ.
上田 :まあでも正直言うとね,お笑いコンビって楽屋も別だとか,
    一緒でも会話しないとかあるでしょ.僕らなんだかんだで
    キャッキャキャッキャ盛り上がってますからね,毎日楽屋
    で.
歩  :そうですか.
有田 :僕らは仲いいと思いますよ.今でこそなくなりましたけど,
    昔とか俺と一緒に合コン行ったりとか.相方と2×2で
    合コン行ったりとかウィンドウショッピング行ってたり.
上田 :恥ずかしい話,行ってたのよ,ウィンドウショッピング.
有田 :お金はないですからね.だからウィンドウショッピングな
    んですけど.「おまえ,あれ似合うんじゃないの?」.
上田 :「あ,そう?」.
有田 :こんな感じ.お互いがお互いの洋服を「こっちのが合うよ」
    とか.
歩  :すげぇなぁ,それ.
上田 :映画の日にな,二人で映画見に行ったり.
有田 :映画の日ね.
上田 :安く済ませなきゃいけないから.
歩  :そういうことしとったんや,したことないな.
進  :ないな,そんなのな.
有田 :一緒に遊び行ったりとかしないですか?
進  :ないですね.
歩  :ないですね.
上田 :コンビ組みたての頃は行ったでしょ?
歩  :でも組みたての頃も,やっぱり活動する時は東京じゃない
    ですか.で,大阪から通ってたんで東京のことわからない
    から他の人も一緒にとかはありましたけどね,二人でって
    いうのはないですね.
上田 :そういうもんなんだ.
進  :お店のレパートリーないですよ.普通に「メシ行こか,
    光一」って言うても,「えぇと」って考えなきゃ店がまず
    出てこないですし.僕,家が大好きなんで.
上田 :あんまり出歩いたりしない?
進  :僕,家にずっといますね.このあいだもソファに何時間
    寝転んでたかっていう.
上田 :何をするわけでもなく?
進  :カーテン開けてもずっと空を見て.
上田 :本を読むだとかテレビ見るだとか,そういうのもなく空を
    ボーッと?
進  :ボーッと.
上田 :もう人生の終末じゃん.すごいなんかいろんなところに
    遊びに行ったり,夜例えば飲みに出歩いたりしてそう.
    それこそアクティヴな感じで.
進  :それこそ雲のすれ違うで,「ああ,こっちの雲のが速い
    なぁ」とかね.
上田 :ええ?そんな論文どこで発表するの?
金城 :すごい.頭いい.
上田 :え?
有田 :どこで見てるんですか?
金城 :直感的に見てるってことですか?私が?
上田 :本当にフリースタイルだよね.
歩  :ええ,話は変わりまして.
上田 :剛くんの話どっかいっちゃったよ.
歩  :宝物は何ですかという質問で,上田さんは有名人からもらっ
    た品々.これ,写真があるみたいですね.
上田 :これね,ハーモニカなんですけどね,高校3年生の頃に
    熊本に長渕剛さんがコンサートにきて,「ろくなもんじゃ
    ねえ」っていう歌を歌った後に,最後ハーモニカ拭いて
    客席にポーンと放るんですよ.それをね,僕が客席で
    ポーンときたからとなりの人の肩借りてパッとジャンプし
    たらスポッと入ってきたの.となりにいる人ものすごい
    キレてた.
有田 :自分も取りたいのにね.
上田 :そいつのおかげでより高く飛べたからね,俺.
歩  :すごいなぁ.
上田 :それをゲットして,これは僕の宝物ですね.
歩  :確かに宝物ですね.
上田 :でね,その10年後ぐらいかな,僕がラジオだとかテレビで,
    長渕さんが好きで長渕さんのハーモニカを取った思い出が
    あってっていうことを言ってたら.
歩  :これ,タモリさんの?
上田 :違います違います.急にタモリさんに話これ展開しないで.
    俺,日本三大急流か?って言われるから,そんな急な流れ.
有田 :頭いいんですね.
上田 :うるせー!
TOM  :いけいけ!
上田 :それでいろんなテレビでそういうお話をしてたら,
    長渕さん本人がお聞きになったみたいで,本人から
    サングラスをいただいたんですよ.「いつもありがとう」
    みたいな感じで.
歩  :これは?
上田 :これは芸能人の方からもらったやつじゃないですけども.
進  :これはマリックさんから?
上田 :違いますね.これはね,「ブラックレイン」でね,
    松田優作さんが映画の中でやってたサングラスと同じ
    モデルでね.ゴルチェの作品なんですけど,これゴルチェ
    が試作品として作ったやつで,発売はされなかったんです
    よ,結局.だからこれね,特注品なんです.
歩  :売ってないということですね.
上田 :これはもらったやつではないですけどね.
歩  :買ったんですか?
上田 :買ったんです.ただこれね,ものすごくでかいんです.
    このサイズだとでかく思えないでしょうけど,横になると
    分厚さがあるの.本当に本当に.
金城 :横から太陽だと?
上田 :またきっと絡みそうになるんだろうな.いちおうさらって
    みるかな.
金城 :ごめんなさい.
上田 :横から太陽そんなに自由自在に動いてくれないので.
    太陽は常にあのへんだよね?限定は出来ないけど.
金城 :すいません.
上田 :はい,というわけで終わっちゃったよ.
歩  :まだ写真あるということで.
上田 :これはね,高校1年生の頃ですよ.さっき言ったように
    プロレスファンでね,プロレス会場に行って闘魂の鉢巻き
    をして,「闘魂 アントニオ猪木」って書いてるしゃもじ
    持って,メガホン持って「猪木!猪木!」って応援してたん
    ですよ.そしたら猪木さんが「アントニオ猪木」ってタオ
    ルをね,パッと俺のほう見たんですよ.そしたらそんな
    熱狂的なやつがいるわけじゃないですか.そしたらね,
    そのタオルをポーンと投げてくれたの.これ宝物なんです
    よ.
歩  :すごい.
上田 :それで持ってたら,橋本真也さんがバァーッと来たんです
    よね.「なんだ,これ返さなきゃいけないんだ」と思って
    「はい」ってやったら,「違う違う.おまえ,ちゃんと
    腕に巻き付けとけ.そうしないと誰かに取られちゃうぞ」
    って言ってね,橋本さんがグルグル巻きに巻き付けてくれ
    たんです.
有田 :羨ましいなぁ.
歩  :先日,KinKi Kidsで福岡でコンサートやってきたんですけ
    ど,タオル投げたんですよ.そしたらね,コンサート終わっ
    て楽屋に帰って来たら,その投げたタオルがボロッボロに
    なってかかってた.
上田 :うそ?
歩  :「なんでここにあんの?」って聞いたら,「あまりにも
    喧嘩してたから取り返して来た」って.
上田 :あ,なるほどね.
歩  :ボロッボロ.ビリッビリ.
進  :あのね,僕もっとダサかってんけど,クレーン上がって
    新曲歌って,「スタンド!そっちのこれ投げるで!
    いくで!」って投げたら,フェンス届かなかった.
上田 :ダサいなぁ.
歩  :ダサいなぁ.
進  :色紙も投げたんですよ.そしたら戻ってきて.
歩  :ブーメラン.転がってんの悲しいもんな.
進  :やってもうた.
有田 :僕らもライヴとかでオークションみたいのやってる時,
    調子に乗って上田とかが「おまえの時計も投げちゃえよ」
    みたいなことで,時計をポーンと投げると「アアーッ」
    ってやってくるんですよ.で,「じゃあ,タオルも」って
    汗拭いて投げると「アアーッ」って避けるんですよ.
上田 :あるある.
有田 :時計が欲しいんです.
上田 :本当に時計が欲しかったんです.タオル一回投げ返された
    ことあるもんな.
進  :なるほどね.
歩  :でもあのタオルはね.
上田 :貴重ですよ.
有田 :いいですね.
歩  :そして有田さんは相方だと.
有田 :やっぱり相方が.
上田 :真面目なトーンで言うな!「すいません,ウソでした」
    って話変えろ.
有田 :ウソじゃねーよ!なに言ってんだよ.
進  :じゃあ,ちょっと二人きりにしましょうか.
上田 :いや,おかしいな?おかしいな?二人きりっておかしいよ.
TOM  :金城は残ってて.
金城 :怖い.
上田 :初めてね,心からありがとうと思う.いてくれてありがと
    う.さっきまですごい鬱陶しかったけど,今いて.
有田 :あ,二人でいいんですか?すいません.
上田 :いやいや,いつも楽屋で二人でいるでしょ.
有田 :最初に会ってから何年たつ?ごめんな.本番中とかいろい
    ろ言うと思うけど.でもおまえいないと何も出来ないじゃ
    ん.なんか,好きっていうか.
上田 :おまえ,その三文芝居,誰に教わってきたの?
有田 :これからもやってこうな.
上田 :助けて助けて.
金城 :いいんじゃないですか.
上田 :もういいです.
歩  :金城さん,どうだった?
金城 :もう最高に愛を感じました.
えなり:感じますよね.
上田 :っていうかごめん,この番組は俺たちをどうしたいの?
    何コーナーだ?これ.
進  :いや,普通のトークが続いちゃったんで.
上田 :俺は困ってた.
有田 :本当にありがとうございました.
上田 :真剣にお礼言うな!
有田 :いやぁ,言えた.
進  :良かったですね.
有田 :楽屋だとなかなか言えないんで.
上田 :こっちのがより言いづれーよ.
進  :ごっつ人おるっちゅうねん.
歩  :はい,ではこちらはこのへんにしときましょう.
進  :すいませんね,この番組このへん自由なもんで.
有田 :いやいやいや,それは.
歩  :さあ,続いて堂本ハズゴロ名言集!このコーナーはですね,
    インタビューなど雑誌とかでたくさん受けると思うんです
    けど,「何年前にはこんなこと言ってたんだ」とか,今と
    なってはちょっと恥ずかしいこととかたくさんあると思い
    ますんで,そういうものをちょっと掘り出してみましたん
    で見ていきましょう.
上田 :意外と自分で言ったことは覚えてなかったりね.
進  :覚えてないですよ.
歩  :まず一つ目は1998年,6年前のですね,「日経エンタテイ
    ンメント」の名言ですね.当時28歳の上田さんが自分のこ
    とについてカッコ良く語っていると.心当たりはないです
    か?
上田 :いや,ぜんぜんわかんない.何言ったんだろう?怖いな.
    こういうの見たくない.
進  :自分を語ってますからね.
歩  :では見てましょう.自分のこをカッコ良く語っている名言.
    「自分のことをどう思っているか?そうだなぁ,現代によ
    みがえったサムライってとこかな」.
金城 :すごい.
有田 :おまえよく言ってるじゃん.
上田 :言ったのは覚えてる.
有田 :これはだって,言ってました言ってました.
えなり:どういうことなんですか?
有田 :これは,お笑いをするに当たってボケと突っ込みっていう
    分け方ってあるじゃないですか.で,「おまえボケやれ」
    って話になったんですよ.で,「おまえ突っ込み?」って
    話になったら「いや,俺は世直ししてえ」みたいな.
えなり:世直し?
有田 :「おまえだけじゃねえから,ボケは.いろんなとこに行っ
    て突っ込んで世直ししてえ」みたいな.で,よく「だから
    俺は現代によみがえったサムライだな,俺は」みたいなこ
    と言ってました.確実に言ってましたよ.
上田 :いや,これは言った.確かにね.
歩  :今となってはこれどう思います?自分の言ってたの.
上田 :まあまあ,意見は変わりませんよ.
歩  :他にもですね,最近悲しかったことは,まだ海砂利水魚
    時代ですね,「海砂利水魚ってこんなやつ」っていう
    アンケートについて「最近悲しかったことは自分の存在」.
上田 :なんかヘコんでたんですかね?
歩  :そして,好きな女性のタイプ.「俺をこよなく憎む女」.
吉村 :なんかキザ.
TOM  :何だよ?
進  :何がしたいんですか?
歩  :極めつけ「好きな芸人,ライバル」「いない.俺がもっと
    もグレートだから!!」.
一同 :うわー.
上田 :ちょっと待って,これは語弊がある.絶対その後に.いや,
    仮に言ってたとしても,その後に何ちゃって的なことはあ
    るはずなんです.
歩  :でも「!!」ですよ.
上田 :違う違う.これは記者がおかしい.例えば(笑)だとか(涙)
    とか,なんかギャグで.
有田 :でも「俺がいちばんグレート」って言ってもべつに笑いは
    ないな.変な話,ちょっと滑ったっていうか.
上田 :だから例えば(大滑り)とか何かあるわけよ,補足説明が.
歩  :それがないわけですね.
上田 :それをそんなふうに伝えられたらいかんよ.
有田 :でもグレートとは思ってないんだ?
上田 :思ってませんよ,そんなもん.
進  :義太夫ってことですよね?
上田 :違う違う.あの人はザ・グレート・歌舞伎の流れで.
    いいよね,この説明ね.
歩  :たぶんわかってる人少ない.
有田 :たけし軍団で言えば松尾伴内さんだと思うよ.
上田 :ルックスがな.見てくれだろ.その話してない.
歩  :ちなみにですね,同じ質問に対して有田さんはですね.
有田 :え?どんな質問ですか?
歩  :これは何に対してかな?とりあえず読んでみますけど.
TOM  :読んじゃうんだ.
歩  :「よく人に“殺すぞ”とか言うくせに,じつはまだ誰も
    殺したことのない奴」.まあ,自分のことをなんですか.
有田 :いや,違います.これは上田のことを言ってるんです
歩  :「自分のことをどう思ってるか」という質問に対してです.
上田 :「自分のことをどう思ってるか」で,その答えを出して
    る?完全にノイローゼだよね.受け答えになってない.
有田 :マジですか?
進  :よく言うねんけど.
歩  :殺せない.
進  :「度胸のない奴なんですよね(笑)」みたいなことですよね.
上田 :いやいや,笑えてないと思うよ,そこの現場は.
有田 :これ,ウケてるのかな?
上田 :ウケてない.絶対ウケてない.たぶん俺以上に外してる.
有田 :外してるとかじゃなくてね.確かにね,これ,「邪悪なお
    兄さん」時代なんですね,これ.だからよくネタの中で
    「殺す」とか「死ね」とかそういうの多かったもん.でも
    「邪悪ですね」とか言われるんだけど,実際ほら,よく
    考えてみると人も殺したことないし.
上田 :んなこと考えなくてもわかるだろ.
有田 :だからたぶん,「そんな邪悪じゃないんですよ」っていう
    ような意味だったと思うんです.
進  :なるほどね.
歩  :臆病な面も.
有田 :そうなんです.「ダメな男です.不器用な男なんです,
    僕は」みたいな.
歩  :続いても有田さんなんですけど,1997年4月号の雑誌
    「BIG Tomorrow」.おそらく寂しさとか孤独にどう立ち向
    かうかというテーマで.
有田 :はいはい.
歩  :そういう時の自分の行動について語ってます.覚えありま
    す?
有田 :いや,「BIG Tomorrow」で取材してるんですか?
歩  :はい,寂しさや孤独について.
有田 :いや,覚えてないですね.
歩  :「俺,意外と寂しがり屋なんだよねぇ.気が付いたらよく
    股間とかさわってるし」.さわらんでええ.
有田 :ちょっと待って.
上田 :でもね,こいつ本当に常になんか股間に手をはさんで.で,
    その後にすぐ爪噛んで,みたいなその繰り返し.
有田 :これは,本当にするし.
歩  :なんでなんで?
上田 :まあまあ,でも寂しがり屋の人はよくやるとかいいますけ
    どね.これさ,怖いのは字面だとトーンがわからないから
    怖いよね,雑誌のインタビューってね.
進  :本当にそうなんですよね.僕らもね,べつにそんなこと
    言うてないのに書かれたりしますから.
上田 :雑誌は怖いよ.
進  :そう考えるとたぶん,昔のアイドルなんかもっとすごかっ
    たんじゃないですか.「僕はお昼はやっぱりミルクティー
    を飲むんだよ」みたいな.
上田 :確かにそういう.
進  :「うんこ?知らないねぇ」みたいな.
上田 :知ってろよ,せめて.
歩  :うんこ知らない.
進  :この人ね,うんこしないんですって.なかなかトイレで
    セッションしてるんですけどね.
有田 :え?便秘っていうことですか?
上田 :違うと思う.イメージ.
歩  :ものすごくドーンですけど.
上田 :でもそういうのって「この質問にはこう答えなさい」って
    アイドルの人たちってあるわけでしょ?
歩  :ないですね.
進  :ないですね.
上田 :あ,ないんだ.
進  :たぶんあると思うんですけど,僕,普通に言いますからね.
上田 :そうか,KinKi Kidsってそういうとこもぶっちゃけますよ
    的な感じなのかな.
進  :例えば「最近泣いたことありますか?」「いや,ここ最近
    泣いてないですね」「なんでですか?」「なんかね,泣け
    なくなっちゃったんです」「ああ,そうですか」って暗い
    空気になったりとかしてね.
上田 :なるなる.
進  :「なんで泣けなくなったんですか?」「まあ,多々傷つき
    ますからね」「ああ,そうですか.じゃあその話じゃなく
    て,ニューシングルの話なですけれど」.
上田 :急展開だね,また.でも女の子とかあるんじゃないです
    か?例えば「“好きな食べ物は?”って聞かれたらイチゴ
    パフェって言いなさい」とか.
吉村 :いや.
上田 :あ,PUFFYもないか.
吉村 :はい,ないです.たぶん聞く人間違えてますよね.
歩  :高見沢さん自身は何かあるんですか?自分の中で.
高見沢:何が?
TOM  :聞いてろよ,おまえ.
歩  :インタビューとかされても自分のイメージを.
高見沢:あるね,やっぱりね.崩さないようにしてるね.
歩  :ある意味ではそれがプロですもんね.
高見沢:余計なこと聞くじゃん,インタビュアーって.
進  :そうなんですよね.
高見沢:それが嫌だよな.
進  :しょーもないこと聞く時ありますよね.
高見沢:「ギター弾けるんですね」とかね.
歩  :それは失礼.
進  :それは失礼ですよね.
歩  :「ギターお上手ですよね」とか.
高見沢:そうそう.
進  :失礼ですよ.
歩  :まあ今は「意外と寂しがり屋なんだよね」って有名人の
    告白という二人での対談ということなんですけど,これ
    続きがあります.「ビデオで映画見るのは一人でもいいん
    だけど,見終わったら誰かに感想を言いたくなって友達を
    呼んだり」という有田さんに対して,上田さんは「俺は
    一人でいるのが好きなんで,ずっと結婚だけはしたくない
    と思ってたんですよ.でも最近ちょっとずつ変わって来た
    んです.メシとか掃除とか洗濯とか,結婚ってメリットあ
    るって思うようになってきた.だってあっという間に部屋
    って汚れるからね」という.
上田 :まあまあ,それはそれですごく失礼な意見ですよね.結婚
    をなんだと思ってんだって.
有田 :さっき結婚したくないって言ってたのに.
歩  :ですよね.
上田 :だから正直言って取材とかって,皆さんわかんないですけ
    ど,芸人ってその時の勢いで適当なこと言っちゃうでしょ.
    だから覚えてないんですよね,本当に.で,本音じゃない
    「とりあえず相方がこっち言ったからこっち言っとけ」
    みたいなのもあるじゃないですか.
歩  :でもたまにありますよね,本当にネタがない時作るってい
    う.
上田 :そういうのもあるし.
進  :「クリスマスの思い出ありますか?」って,ないもんな.
上田 :それを無理矢里ね,作ったように言わなきゃしょうがない
    か,みたいなね.
進  :「去年もライヴでクリスマス過ごしました」「そこで何か
    ありましたか?」「いや,べつに普通に楽しくライヴやり
    ましたよ」「じゃあ,そうですねぇ,なんか女の子と」
    「ないですね」「そうですね,じゃあ来年のクリスマス
    は?」「たぶんコンサートじゃないですか」と.何もない
    からね.やっぱりアイドルだとバレンタイン,クリスマス,
    毎回聞かれるんですよ.
上田 :そうかそうか.
進  :「ない言うてんねん」って二人で.
歩  :その通り.
上田 :本当にずっと待ってるやついるでしょ?
歩  :いますいます.
上田 :「このあいだのクリスマスはどうすごしましたか?」
    「いや,何もないですよ」「そいで?そいで?」みたいな.
    「ない」って言ってるのにずっと待ってるのね.あみん
    張りに待つね.
歩  :あみん張りにね.
上田 :拍手はいらねーって.
有田 :待つから言うじゃないですか.「クリスマスの思い出は?」
    みたいなこと言われてもないじゃないですか.でもマイク
    向けられるから言ってくでしょ.だから「クリスマスどん
    なことありました?」「こんなことありました」ってどん
    どん言って「で,部屋行ってどうしたんですか?」とか言
    われて頭くるから,「部屋言ったらそりゃ女の子といろい
    ろありましたよ」って言うと「へっへっへ」って.何こい
    つ下ネタの話してるんだ?なんかヘンだろって.
歩  :難しいですよね,字にすると書いてることもね,読み手に
    よって変化しちゃいますから.
進  :そうなんですよ.伝わらへん人にはなんぼ喋っても伝わら
    ないんでね.
上田 :難しいもんですよね.
進  :難しいもんですよね,インタビューというものもね.
歩  :さあ,続いて上田さんなんですけども,2003年の7月号,
    最近ですね.
上田 :2003年ならね.
歩  :「an・an」です.
進  :「an・an」出たんですか?
歩  :男が求める女性像について語っています.
上田 :何て言ったんでしょう?
歩  :覚えてないですか?最近ですよ.
上田 :言われればそれは覚えてると思いますよ.
歩  :では見てみましょう.「男は女に可能性を感じさせて欲し
    いんだよね.男に勝手な行動をさせるのりしろを残して欲
    しいんだよね」.
有田 :でも,これは言うよな.
上田 :いや,覚えてない.
有田 :覚えてるよ.
上田 :知らない.
歩  :最近ですよ.
進  :えらい言うてますよ.
有田 :言ってるよ.俺ははっきり覚えてるし,しょっちゅう
    言ってるから.
上田 :そうか?
有田 :「私生活が見えたら面白くないから,俺と会ってる時が
    ファンタジーであって欲しい」とか.
歩  :何かその人だけの,自分にも見せない部分があってほしい
    という?
上田 :いや,これは女の子のために言うんですよね.男って結局
    ほら,なんかね,不安にさせる部分がないと勝手に「自分
    のテリトリーの中にいるんだ,こいつは」とか思っちゃう
    安心感が,例えば浮気の原因になったりだとかあるわけで
    しょ.だから全部見せちゃダメよ.好きだからこそ見せな
    いほうが女の子幸せになりますよ,みたいなたぶんインタ
    ビューだったと思う.え?TOMさん,何か?
TOM  :今ずっと読んでて,漠然として何だかぜんぜんわからない
    の俺だけ?
高見沢:俺もわからない.
歩  :だから要するに,うーん?
上田 :ごめん,俺のことでそんなに悩ませちゃって.
TOM  :ちゃんと説明してくれよ,わかんないんだよ.
歩  :だから要するに,よく僕と剛がやるんですけど,好きな
    女の人にパンストを「よいしょ」ってはく姿とか,そうい
    うのを見せてくれるなと.
上田 :そういうことですよ,そういうこと.
高見沢:結局パンストなんだ?
上田 :違います.まあまあ,そういうことで.
歩  :何となく言わんとしてることはわかりますけどね.自分の
    前ではいつでも綺麗でいて欲しいということなんじゃない
    ですか?
高見沢:そうなの?
TOM  :ぜんぜん違うじゃん.
上田 :まあまあ,俺らが大人になればいいことじゃん.
有田 :あれも上田だし,こういうとこで「こんなん恥ずかしいで
    すよ」って言うのも上田なわけでしょ.
上田 :なんでおまえ俺のいろんなとこに魅力を感じてんだよ?
TOM  :本番中に.
有田 :いや,「こいつ奥深いなぁ」と思って.
TOM  :じゃあ,それでいいや.
歩  :というわけで,以上くりぃむしちゅーさんのハズゴロ
    名言集でした.
上田 :本当に恥ずかしいな.
歩  :さあ,続いてはこちらのコーナー参りましょう.

「ベストヒットたかみー」

歩  :せーの.
進・歩:堂本!
高見沢:ベストヒットたかみー!今週はですね,孤高のヒーロー
    長渕剛さんです.まずはVTRをどうぞ.

VTR:孤高のファイター,長渕剛.1978年「巡恋歌」でデビュー.
    '80年には「順子」が初のチャートナンバーワンを獲得.
    そして初のミリオンセラーを記録した「乾杯」.結婚披露
    宴では,今もスタンダードナンバーとして歌い継がれてい
    る名曲です.バブルに浮かれる東京で上辺の華やかさに負
    けずに生きていく.そんな真っ直ぐな男のファイティング
    スピリットが曲の中にちりばめられています.そして何よ
    りその魂が発揮されるのがライヴ.昨年は台風の影響で順
    延になったにもかかわらず,横浜赤レンガパークではMAX
    動員数の記録を更新.また,今年の夏には故郷鹿児島県の
    桜島でたった一人で10時間オールナイトライヴを決行.途
    中で倒れたら歌うのをやめると宣言.時代に媚びず,流行
    に流されない,いつでも真剣勝負の孤高のファイター,
    長渕剛さんにスポットを当てます.

高見沢:すごいですね.孤高のファイター,長渕剛.
上田 :ミュージシャンの紹介じゃないですよね,孤高のファイ
    ターって.K1選手じゃないですか.
高見沢:上田さんはかなり.
上田 :好きですね,長渕さん.
高見沢:どのへんが?孤高のファイター長渕剛の.
上田 :そうですね.何かやっぱりいつも憤りを感じてたりすると
    こが.
高見沢:時代に媚びないとかね.
上田 :なんかね,そういうとこじゃないでしょうか.
高見沢:なるほど.ある意味ファッション界の孤高のファイター,
    堂本剛くんはどうですか?君,髪の毛長すぎるよ,
    最近少し.
進  :いやいやいや.ちょっと最近は長くしましたけど.
高見沢:男は短くしなきゃダメだ.
進  :長いじゃないですか.
上田 :まあまあ.
進  :長渕さんはでもあれですよ,僕らの世代でも「乾杯」とか
    は卒業式とか必ずね,歌う歌だったりしますよね.
高見沢:やっぱり無頼のファイターって感じするから,男に絶大な
    人気あると思うんだけど,女性にも人気ある.由美ちゃん
    なんかどうですか?
吉村 :私知ってますよ.同級生の男の子たちが学生時代にすごく
    聞いたりしてるの耳にして.
高見沢:由美ちゃんはどうなの?
吉村 :私デビューの歌の「巡恋歌」も知ってます.
高見沢:知ってる?
吉村 :はい.
高見沢:TOMちゃんはどうですか?
TOM  :最初ですね,「僕」で始まって「俺」になるじゃないです
    か.あれってどのへんの曲からですか?
上田 :'85〜6年ぐらいじゃないですかね.そのへんだと思います
    よ.
TOM  :急にスポーンと歌詞も変わってくし,男寄りの詩になって
    いきますよね.
上田 :また異様に変わるのは「とんぼ」あたりからですよね.
    あのあたりからまた曲の世界観みたいのがね.
高見沢:なるほど.有田さんはどうなんですか?
有田 :僕もぜんぜん好きなんですけども,ただ上田が好き過ぎて.
    長渕になるんですよね.
高見沢:え?なるの?
有田 :もうね,乗り移るんですよ.特に怒った時.普通に後輩と
    かに絡んでて,後輩に対して怒る時だけ急に「な〜にやっ
    てんだよ?おめぇ」.急に.
上田 :そこまで急変しねえだろ.
有田 :いろんなフレーズあるじゃん.
上田 :まあまあ,例えば僕ね,今まで新宿とかを例えば車で通り
    かかるとか.行くとどうしても高層ビル街を見上げて
    「日本も腑抜けになっちまったなぁ」とか言いますね.
    そういう時は確かに乗り移るんです.
高見沢:なるほど.長渕さんの系列なんだ.やっぱり長渕剛のうん
    ちくって,歌詞の中にすべてがあるんですかね?
上田 :そうですね.歌詞がフレーズでけっこう変わっちゃうとか.
高見沢:生活に密着しちゃうというか,自分の.
上田 :例えば「歯茎に虫ピン突き刺し」とかね,変わった
    フレーズとかもけっこう多いわけですよね.そういうのが
    逆にだから楽しかったりしますよね.
高見沢:じゃあ行きますか.
えなり:これから曲に行くんでピシッと.
高見沢:それじゃあ今夜はですね,孤高のファイター,長渕剛さん
    の数々の作品の中からですね,「ろくなもんじゃねえ」を
    くりぃむしちゅーの皆さんと一緒にセッションしたいと
    思います.

♪ろくなもんじゃねえへ〜

歩  :はい,本日のゲストはくりぃむしちゅーのお二人でした.
    どうもありがとうございました.
上田 :ありがとうございました.
有田 :どうもありがとうございました.



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