トーク
「DOMOTO BROS. BAND&ゲストのトーク」
この HomePage だけのスペシャル編集版!


ゲスト:三宅裕司&小倉久寛

歩  :はい,本日のゲストは三宅裕司さん,小倉久寛さんの
    お二人です.
三宅 :よろしくお願いします.
小倉 :よろしくお願いします.
進  :よろしくお願いします.
歩  :初出場ということになりますけれども.
三宅 :初めてですね.
歩  :何だか三宅さんがゲストとして出るっていうのは,何か
    不思議な.
進  :不思議な空気ですね.
三宅 :そうですか.司会やってる番組が多いですからね.
歩  :そうですね.
三宅 :ゲストのが大変なんですよね,きっとね.
歩  :わかります.
進  :そうですよね.ずっと聞かれますからね.
三宅 :何か答えなきゃいけないでしょ.
歩  :「自分これでいいんだろうか?」って考えません?
三宅 :いろいろね.「このぐらいの答えでいいのかな?」とかね.
歩  :それわかります.司会だと,やりたい放題ですからね.
三宅 :そうそう.
歩  :適当にやってりゃいいんだもん.
TOM  :おまえ,適当なのかよ?
高見沢:ちゃんとやってくれよ.
進  :いいテンションの適当で.
歩  :ちゃんとやらせていただきたいと思いますけど.やっぱり
    お二人揃ってというのは,何だか多いような.
三宅 :劇団の公演前とかはね,一生懸命宣伝しなきゃいけません
    から,よく二人揃っていろんな番組出ますけどね.
歩  :まるでコンビのような.
三宅 :コンビじゃないですけどね.って,おまえも喋れよ,何か.
小倉 :三宅さんに聞かれてるから,そういうとこでしゃしゃり
    出ても悪いかなって.
三宅 :しゃしゃり出てみんなで喋るとこだから.
進  :どんどんしゃしゃり出て下さい.
三宅 :劇団の中の二人ですからね.
歩  :年齢的にはお二人とも同じですか?
小倉 :三宅さんが三つ上ですね.
三宅 :老けてるでしょ.中学の時から老け顔だったの.
小倉 :ちょっと待って.幾つに見える?
TOM  :スナックに来てんじゃないんだからさ.
高見沢:「幾つに見える?」って.
三宅 :年当てクイズ.
歩  :46?そんぐらいかも.
小倉 :ほらほら.若く言われましたよ.
三宅 :幾つだっけ?
小倉 :ええ?こんなに長い間知らないで.49です.
歩  :え?ちょっと待って下さい.高見沢さんはお幾つでした
    っけ?
高見沢:僕と一緒ですね,49.
三宅 :一緒だよ,おい.
小倉 :だって中学の時,夏休みに床屋さん行ったら「大将,
    今日は会社休みですか?」って聞かれて.二十歳の時に
    40に見られた.
歩  :本当ですか?
進  :それは面白いエピソードですね.
三宅 :だいたいクラスに一人いるよね,「オヤジ」ってあだ名の
    ヤツね.
小倉 :「オッさん」ってあだ名だった.
歩  :まあ,一緒には見えないですね,高見沢さんと.
高見沢:僕のが気持ち若いかも.
歩  :何年生まれです?
高見沢:僕は1800じゃないや.
えなり:高見沢さん.
TOM  :頼むよ,本当に.
高見沢:1954年です.
小倉 :あ,同じ同じ.
歩  :じゃあ年代も同じということなんですね.
三宅 :同じに見えないけどね.
TOM  :じゃあ,おめえ俺より年上なの?
高見沢:当たり前だろ.今知ったのかよ?
TOM  :五分五分だと思ってた.すまなかった.
小倉 :TOMさんは僕より年下ってことですか?
TOM  :そうなりますね.
小倉 :あれ?なんだ,TOM.
歩  :急に.
進  :急に「なんだTOM」って.
小倉 :すいません.
歩  :はい,さあそれではこちらのコーナーから参りましょう.
進  :いきましょう.
歩  :堂本一問一答!どんどん質問が来ますので,あまり考えず
    に即答でフィーリングで答えていただければと思います.
進  :前のお席に座っていただいて.質問がどんどん飛び交って
    来ますから.
小倉 :ものすごい前だなぁ.
歩  :恥ずかしい感じですよね.それでは参りましょう.
    堂本一問一答!


Q  :三宅裕司さんと小倉久寛さんに質問です.子供の頃,
    通信簿によく書かれたことは何ですか?
三宅 :僕の場合は「何でもすぐ出来,出来たものも立派.担任
    以外の先生からも“三宅君なら”と信頼されているので,
    反省ある毎日を送ってもらいたい」.これですね.
小倉 :よく覚えてますね.
三宅 :うれしくて覚えてるんだよ.
小倉 :僕は「落ち着きがない」ですね.
進  :「ヒゲが濃い」とかっていうことではないですね.
小倉 :小学生だから.
進  :そうですよね.
小倉 :生まれた時からヒゲが濃いわけじゃない.勘弁してよ,
    ちょっと.
進  :そうですよね.
歩  :「年齢ごまかしてる」とかもなかったですね?
小倉 :ないない.
Q  :初めて買ったレコードは何でしたか?
三宅 :ええとね,「コーヒールンバ」.これはウーゴ・ブランコ
    楽団という元歌ですね,西田佐知子さんが歌った.まあ,
    何にしても古い話ですね.
小倉 :僕はですね,布施明さんの「霧の摩周湖」と,ブルー・
    コメッツの「青い渚」だったと思います.
三宅 :二枚買ったの?
小倉 :ええ,二枚.
Q  :初恋はいつですか?また,そのお相手はどんな人でしたか?
三宅 :もうね,本当にどこが初恋か覚えてないですけどね.
    幼稚園の時のショウコちゃんか,小学校1年の時の
    マスミちゃん.
小倉 :僕はたぶん,小学校1〜2年の時の色の黒い.
三宅 :色の黒い犬?
小倉 :違う違う.キツネのような目をした可愛い子.
    ナオミちゃん.
進  :その女の子はヒゲが濃くなかったですか?
小倉 :女の子だからね.
進  :すいません.女の子ですもんね.
小倉 :なんか隙があるとなんか言おう言おうとしてるなぁ.
三宅 :ナマミちゃん?
小倉 :ナオミちゃん.
Q  :それでは子供の頃,自分の部屋に飾っていたポスターは
    何ですか?
三宅 :私はですね,二段ベッドの下に寝てまして,そのベッドの
    上に世界地図を貼ってました.
歩  :世界地図ですか.
進  :海賊を目指してたんですね.
三宅 :いやいや,そういうことじゃなくてね.
小倉 :僕は吉沢京子さんのポスターだったと思うんですけどね.
三宅 :ああ,年代的には.あ,じゃあどうですか?吉沢京子.
高見沢:違いましたね.
TOM  :司会始めちゃったよ.
高見沢:僕は山口百恵さん.
小倉 :え?ずいぶん大きくなってたじゃないですか.
    山口百恵さん.
高見沢:そうですね.
Q  :学生時代いちばん自慢出来る武勇伝を教えてください.
三宅 :自慢出来るかどうかわかりませんけど,一晩にビールの
    大瓶を24本飲んで酔わなかったという.
進  :すげえ.
小倉 :僕は空手部だったんですけど,障子の戸を4枚全部パシ
    パシパシパシパシパシッって一つも残さず.
三宅 :空手部じゃなくたって出来るよ,そんなの.
進  :空手部っていらないじゃないですか.
三宅 :ね.誰だって出来るよな.
Q  :あの当時だから出来た,今じゃ考えられない無茶なことは
    ありますか?
進  :聞きたいですね.
三宅 :無茶だったといえば,お酒を飲んで4軒ぐらいハシゴして
    飲んで食って,最後のシメとして餃子とビールっていう.
    これは今はとても出来ないですね.
小倉 :やめて欲しかったですよ,あのハシゴ癖だけは.
三宅 :な.どんどんどんどん劇団員が減ってくんだよな.最後
    ひとりぼっちになって寂しい時あったよ.
小倉 :そうですよ.泣くんですよ,「いやだ!餃子とビール飲ま
    なきゃ帰らない」って.
三宅 :ちゃんと金は払ったろ?
小倉 :半分ぐらいね.
進  :そういうお金の計算は後でやってもらっていいですか?
小倉 :質問,何でしたっけ?
Q  :質問を繰り返します.あの当時だから出来た,今じゃ考え
    られない無茶なことはありますか?
小倉 :朝までお酒飲んで,そのままアルバイトのキャラクター
    ショーに行ってですね,アクションとかやってお面の中で
    戻してました.
三宅 :あの当時「子供の夢を壊しちゃいけない」って言われてた
    んだよね.
進  :言われてましたよね.
三宅 :それがウルトラマンが目からゲロを出すという.
進  :すごいなぁ.それはダメです.
TOM  :それはすごいね.
三宅 :口から出て来ないんですよ.
Q  :それでは今まででいちばん反省したお酒での失敗は何です
    か?
三宅 :私は幻覚を見た時ですよね.
進  :幻覚を見た?
小倉 :そうですね.僕はブロック塀の上に寝て,そこで寝返りを
    打って顔から落ちて大怪我をしました.すみません.
Q  :この人生,違った道を歩んでいたら今頃なにをしていると
    思いますか?
三宅 :これはね,今となってはちょっと考えられないんですけど
    ね,やっぱり喋るということで言うと学校の先生とかでしょ
    うかね.
吉村 :なに?あれ.
進  :あれ,ハチ?
歩  :ハチやな.
小倉 :ハチがなんでこにいるの?
三宅 :俺の答えよりリアクション大きいな.頼むよ.俺,今,
    質問に答えてるとこだぞ.
進  :すいませんね,急なゲストで.で,今の方が小学校の
    先生?違いましたっけ?
三宅 :もし今この仕事してなかったら学校の先生になってたかも
    しれない.
進  :あ,すいません.質問忘れてました.
三宅 :質問も答えも両方忘れてたでしょ.
Q  :では,質問に戻ります.自分の好きなとこはどこですか?
三宅 :小倉の「この道をもし歩んでなかったら」はカット?
小倉 :カットでもいいんです.たいした答えじゃないんで.
三宅 :ものすごい面白い答えが.
小倉 :先行って.頼むから先行って.
Q  :小倉さんに質問です.この人生,違った道を歩んでいたら
    今頃なにをしていると思いますか?
小倉 :普通の勤め人かと思いますよ.今,一生懸命考えたんです
    けども,考えつかなかったですね.
進  :あれでしょ,ヒゲ剃り会社とかいいですよね.
小倉 :それ,いただき.
進  :いただきって.
三宅 :メモしてどうすんだ.
Q  :次の質問です.自分の好きなところはでこですか?
三宅 :自分に優しいところです.
小倉 :僕は誰の意見にも合わせられる柔軟なとこですかね.
Q  :それでは自分の嫌いなところはどこですか?
三宅 :これは人に厳しいところです.
小倉 :僕は自分の意見がないとこですか.
三宅 :これ,ワンセットになってますんで.
進  :いいワンセットですね.
Q  :それではこちらの方から質問です.

VTR(オセロのお二人)
中島 :オセロでーす.
松嶋 :どーも.
中島 :いつもお世話になっております.三宅さんとはですね,
    いろんな番組でもご一緒させていただきまして,けっこう
    長いんですよね.
松嶋 :そうですね.私が三宅さんと近所に住んでますし.
中島 :ああ,それも長いね.
松嶋 :そうなんです,近所で会ったことがないんですよね.
中島 :カメラが私たちの近所で回してるとね,ふと通りかかった
    りされるんですよ.
松嶋 :そう.
中島 :ジャージ姿で.スターのオーラ一切消して歩いてはるんで
    すよ.
松嶋 :で,番組のほうでもお世話になってるけど,番組の打ち
    上げっていうか,ご飯会の後の二次会とかでね,怪しい
    お店にみんなで行ってね.
中島 :行きましたね.
松嶋 :なんかムチとかでピシピシ叩かれました.
中島 :そうですよ.そこでですね,私たちオセロからの質問です.
松嶋 :メイク室でよく髪の毛をセットしてるんですね.「ああ,
    失敗した」「お,今日は決まった」言ってるんですけど,
    私らから見たら「どっちがどうなの?」って違いがわから
    ないんですけど.セットするほどのこともないようなね.
    成功と失敗の基準は何なんでしょうね?それが質問です.

三宅 :質問という名を借りて自分たちが面白いこと言いたいって
    いう,そういうVTRだね.
歩  :いえいえ,僕も聞きたいですよ.
三宅 :だいたい基準はですね,オジさんっぽくなっちゃうか,
    ちょっとそれより若く見せられるかどうかの線ってある
    じゃないですか.あまりピシッとしちゃうと,キッチリ
    し過ぎてオジさんっぽくなっちゃうんですよね.それを
    ちょっと遊びを入れてですね.
歩  :遊んでますね,確かに.
三宅 :ちょっと今日遊び入ってるでしょ.
歩  :今日は成功ですか?
三宅 :大成功だね.
進  :大成功ですか.
TOM  :やっぱり基準わかんないですよ.
三宅 :遊びの感じと.
Q  :次の質問です.
TOM  :ブチ切られたね.
Q  :下積み時代,「もうやめよう」と思った時はどんな時?
三宅 :僕は知り合いをいっぱい呼んでコメディの舞台をやったん
    ですけど,まったくウケなくて,それで恥ずかしくて楽屋
    に隠れて友達が帰るのを待ってた時ですね.もうやめよう
    かなと思いましたね.
小倉 :僕は現場で役を代えられて,代えられたその役を
    マネージャーやった時ですね.
歩  :それすごいな.
三宅 :あったな,そういうことな.
Q  :今までの人生でいちばん長続きしていることは何ですか?
三宅 :これはもう来年,劇団が25周年ですから,劇団でしょうね.
歩  :素晴らしい.
三宅 :ありがとうございます.
小倉 :僕も同じです.芝居です.
Q  :次の質問です.劇団25周年でいちばん思い出深かったこと
    は何でしたか?
三宅 :そうですね,いろいろあるんですけど,やっぱり岸谷,
    寺脇,非常に才能のある二人だったんですけどね,
    独立したというこの事件でしょうね.これは思い出深い
    ですね.
Q  :続いてはこちらの方からの質問です.

VTR(寺脇康文さん):劇団,スーパーエキセントリックシアター25
    周年おめでとうございます.私もその25年のうち10年間
    在籍をさせていただきました.その10年間勉強させていた
    だいたご恩をですね,仇で返した寺脇康文です.三宅さん,
    小倉さん,お元気でしょうか.お二人はですね,僕も
    岸谷五朗という相棒がいますけど,ずっと長年相棒で
    らっしゃると思うんですが,二人の関係を長続きさせる
    秘訣というのがありましたら,これから身につけたいと
    思いますので,教えていただきたいと思います.

三宅 :何だろうね?
小倉 :僕はあれですけどね.三宅さんは先輩ですからね,友達じゃ
    ないじゃないですか.先輩ですからべつに三宅さんの言う
    こと聞いてるだけですから.
歩  :ちょっと寂しいよね.
進  :寂しいよね.
三宅 :本当に自分の意見がないな.
小倉 :だから要するに互角で対するとケンカになると思うんです
    けど.
三宅 :おまえ,毛深いなぁ.
小倉 :まあ,そういうことです.
Q  :次の質問です.最近買ったもので重宝しているものは何で
    すか?
三宅 :これはね,自動コショウかけ器.中に粒コショウが入って
    て,それが自動でシューッと.
歩  :それいいですね.
三宅 :削りたてっていうか,コショウの場合何て言うの?
小倉 :つぶしたて?
三宅 :それがすぐかけられるの.
進  :いいですね.
小倉 :僕はですね,100円ショップで買った伸び縮みする孫の手.
歩  :それはいらないなぁ.
小倉 :ものすごい便利だよ.
三宅 :小倉は毛深いからね.
Q  :さて,人にこれをされるのはどうしても我慢できないとい
    うことは何ですか?
三宅 :ものすごくおかしいのに声に出して笑わない女.よく
    ラジオとかでアシスタントとか相手役になった時に,
    一生懸命こっちは面白いこと言ってんだけど,それを
    笑うの我慢して対抗してやろうと思うやついるじゃん.
小倉 :いますかね?
TOM  :終わっちゃったよ.
三宅 :もうちょっと盛り上がる合いの手はないのかよ?
小倉 :すいません.
三宅 :それがあまり好きじゃないです.お互いに笑い合って盛り
    上げていこうってあるじゃないですか.
小倉 :ありますかね.
歩  :笑えばいいのに,と.
小倉 :笑えばいいのにね.
進  :まとめちゃったよ.
三宅 :はいはい,人にされて我慢できないこと.
小倉 :「まあ,これうまいから.まあ,うまいからちょっと食べ
    てみろ」って言われてあんまり好きでないものをすすめら
    れた時.
三宅 :おまえ,よく言うな,そんなこと.高田馬場の駅の側の
    飯屋で俺が何にしようかなと思ってたら「これがいいです
    よ」って言うから頼んで食ったらうまくなかったんだよ.
    それで「おまえ,これ食ったの?」って聞いたら「いや,
    僕は食べたことありません」って.これは覚えてるよ.
進  :あかんがな.
小倉 :僕はすすめてないですよ,あれは.三宅さんいつも迷うじゃ
    ないですか.
三宅 :迷うんだよ.
小倉 :すごく迷うでしょ.
三宅 :いいじゃんか,迷うって.
小倉 :その時にちょっと助けてあげようと思って.
三宅 :それだったら食べたことのあるもので「これがいいですよ」
    と言ってくれ.
小倉 :いやいや,助け船.
Q  :他人に指摘されて初めて気付いた自分の変なところはどこ
    ですか?
三宅 :これはね,酔っ払った時のことなんです,やっぱりね.
    酔っ払うと,それまでたくさん食べると太っちゃうんで
    我慢していたものを,酔っ払うと急にバクバク食べ出すっ
    ていうのを指摘されますね.夜中に帰ってそーっと
    ジャーからしゃもじで直接ご飯食べて,しゃもじを口に
    入れたとこを女房に見つかったことがある.
小倉 :僕はですね,足の親指と人差し指の間,靴下をシュッと
    挟んで靴下をはく.
三宅 :要するに靴下を足袋みたいに?
小倉 :足袋みたいにしてはきますね.けっこう変わったことじゃ
    ないと思うけど.
三宅 :変わってるよ,それ.
Q  :では,どうしてもやめられない大好物は何ですか?
三宅 :僕は尿酸値が高くて痛風気味なんですけども,ビールです
    ね.本当はビールがいちばん良くないということなんです
    けどね.
小倉 :僕はインスタントラーメンです.大好きなんです.
    小学校の6年間,毎朝一日も欠かさず食べました.
進  :それはすごい.
三宅 :すごいな.
小倉 :大好き.
Q  :最近いいなぁと思った人は誰ですか?
三宅 :これは最近「釣りバカ」の映画のロケに行きまして,
    西田敏行さんと高島礼子さん.いいなぁと思いましたね.
    役者さん,そして女優さんとして.
小倉 :近所のコンビニのレジの女の子.違いますよ,聞いて
    下さい.
三宅 :何にも言ってないだろ.
小倉 :その子がどうとかじゃなくて,お金を払ってお釣りをもら
    う時に,落ちないようにこうやって手を添えてくれる.
歩  :それはちょっとドキッですね.
小倉 :ドキッとするでしょ.
歩  :しますね.
小倉 :たぶんお客さん全部にしてると思うんですけども,ちゃん
    とお釣りをとりやすいように.
吉村 :こうして「ありがとうございます」って.
高見沢:ちょっとやって,やって.
吉村 :ありがとうございます.
高見沢:いいね.
小倉 :いいでしょ.
高見沢:これはドキッとします.
三宅 :やって.
吉村 :ありがとうございます.
三宅 :あ,ドキッとするね.するする.
小倉 :するんですよ.
進  :いいですか?あの,本当に部長課長みたいなそんなノリで
    したよ.大丈夫ですか?
小倉 :すいません.
Q  :あなたにとっていちばんの贅沢って何ですか?
三宅 :僕の場合はすごかったですね.吉田健さんと,
    村上“ポンタ”秀一さんをバックに回して,武道館で
    リードギターを弾いた時.
進  :あ,それはすごい.
三宅 :これは贅沢.ものすごい贅沢ですよ.
小倉 :僕はですね,加山雄三さんちで,加山さんとワイルド
    ワンズをバックにして歌った時.
三宅 :贅沢だね.
歩  :すごいな.
Q  :家に帰ったらまず何をしますか?
三宅 :お風呂に入ります.
小倉 :服を着替えます.
Q  :家の中のお気に入りスペースを教えてください.
三宅 :地下の自分の部屋.
小倉 :椅子型のマッサージ機.
三宅 :やっとこのコーナー,テンポ出てきましたね.
Q  :次の質問です.結婚して良かったなと思う時はどんな時?
三宅 :毎日毎日健康で過ごせてる時ですね,女房が健康オタクと
    いうか,いろいろやってくれますんで.
進  :うれしいですね.
小倉 :背中に湿布薬を貼ってもらう時.届かないじゃないですか.
Q  :では,今の奥さんと結婚してなかったら,どんな人生に
    なっていたでしょうか?
三宅 :お酒飲み過ぎて,のたれ死にしてるでしょうね.本当に
    そう思います.
小倉 :僕は非常に寂しい人生だったと思います.
三宅 :それ,ものすごい普通.誰しもが想像できるような.
Q  :奥様のここには勝てない,というところはどこですか?
三宅 :やっぱりネタの宝庫となるようなドジが続くことですね.
小倉 :僕は高いとこに手が届くこと.背が高いんで.あとは音感,
    リズム感.
Q  :夫婦円満の秘訣を伝授するなら何?
三宅 :これは,ウソをつかないことと,妥協.これですね.
小倉 :とにかく謝り倒す.
Q  :これまでの人生を一言で言うと?
三宅 :運が良かった.
小倉 :僕も運ですね.
Q  :ところで,お互い初めて会った時の第一印象は?
三宅 :これはね,小倉を最初に稽古場で見た時に,劇団員の女の
    子を迎えに来たお父さんかと思ったです.本当にそう思っ
    たんです.まさかオーディションを受けに来たとは思わな
    いです.
小倉 :僕は初めて見たのは舞台でしたので,とっても面白い人だ
    なぁと思いました.
Q  :では,お互いのここには勝てない,というところは?
三宅 :不得意なところを努力ですべてカバーするところですね,
    小倉のこれはすごいところですね.
小倉 :みこしのかつぎ方.いろんなことがあって,その代表とし
    てですよ.
Q  :それではお互いのここは負けない,というところは?
三宅 :天性として備わっているセンスですかね.
小倉 :うなぎの取り方ですかね.
三宅 :うなぎの取り方?
小倉 :捕まえ方.
三宅 :俺ほら,都会育ちだから,出前のとり方かと思っちゃった.
小倉 :泳いでるウナギの捕まえ方ですよ.
三宅 :そうだよな.悪ぃ悪ぃ.
Q  :では,お二人にとってそれぞれいちばんの宝物は何です
    か?
三宅 :まあ,やっぱり家族ですかね.
小倉 :僕もそうです.妻ですね.
Q  :三宅裕司さん,小倉久寛さん,ありがとうございました.


歩  :はい,ありがとうございます.お戻り下さい.
進  :いやいやいや,たくさん聞けましたよ.
歩  :さあ,それでは聞いていこうかと思います.いっぱい聞き
    ましたね.何から聞いてこうかな.初恋はどれだかわから
    ないと答えてましたっけ?
三宅 :そうなんですよ.小学校の時は,もう毎学期ごとに好きな
    女の子が変わってた.
歩  :そうですよね.小学校の頃ってね,ありますよね.
小倉 :毎学期ですか?
三宅 :毎学期.3年の二学期は誰とかね.
小倉 :それは気が多いですね.
歩  :小学校の時は,「交換条件」とか言いながら好きな人をね.
TOM  :わかんないよ.何だよ?
高見沢:交換条件?
歩  :好きな人を言い合うの,友達同士で.人の話は最後まで
    聞きなさい.
進  :「交換条件」って言ってる小学生もけっこうすごいですよ
    ね.廊下で言ってんのやろ?短パンはいて「交換条件」っ
    て.
歩  :「おまえ誰が好きなんだ?」って.
進  :それ,かぶったらどうすんの?
歩  :「俺も」ってね.
三宅 :「1,2の3」で言うこともあるよね.
歩  :あります,あります.
進  :「せーの」で「何とかちゃん」って.
歩  :ありますね.
三宅 :そこまでしか考えてなくて.
進  :僕も何かあるかなって.なかったです.
歩  :大人になるにつれてそういうのってなくなるじゃないです
    か.
三宅 :そのドキドキするのがね.
進  :でも俺,よくあれするよ,ファッション誌とか雑誌とか.
歩  :ああ,やるね.
進  :「じゃあ,俺,開いた人と付き合います」ってバッと開い
    たら長嶋監督出てきたり.
歩  :やるやる.
進  :すごい昔にやったんですけど.
歩  :あと本当に夜も更けてね,朝方になる頃に待ち時間とかで,
    「この中だったらどれや?」って当てっこしたりね.
進  :せーの,ドン.
歩  :これ.
進  :ええ?
歩  :それ?みたいな.
進  :どこがいいの?って.
三宅 :そんなに二人とも趣味が違うの?
進  :違いますね.
歩  :けっこう違いますね.
進  :でも光一が好きな感じ,光一が俺の好きな感じっていうの
    はある程度.
歩  :お互いわかるな.
進  :光一はこういうタイプに弱いとか.
歩  :一応コンビやからね.お二人のが本当にコンビに見えてく
    るからね,いちおうコンビ愛を見せとかな,今日.
三宅 :コンビ愛.
進  :対抗しとかんとね.
歩  :そして小倉さん,小学校の頃,色黒のキツネのような目を
    した可愛い子.
進  :すごく難しいですよ.
三宅 :色の黒いキツネじゃないの?
進  :の,メスってことですか?ランドセル背負って.
小倉 :キツネだったのかな?
歩  :その後はお二人どんな恋愛をされたんですか?今は初恋を
    聞きましたけど.こんなデートしたとか.
進  :大恋愛したっていうのを聞きたいですね.
三宅 :僕は好きな女の子と初めてデートしたのは夏だったんです
    よ.かき氷を食べに行って.その時に一回くしゃみをした
    んですよ.その時に「ハクション」ってやったら両方の鼻
    からハナが出て.向かい合ってる時ですよ.
歩  :初デートですよね?
三宅 :初デート.忘れらんないね,それはね.
歩  :それは忘れらんないですね.
三宅 :こんな恥ずかしいことないよ.氷まで糸引いてたりして.
進  :でもね,女の子からしたらね,ちょっと初デートなのにや
    めてよっていう意見が多いと思うんですけど,俺は逆に
    初デートですごい好きな女の子がハクション,ブーンって
    なったら,結婚しようかなと思いますよ.だって,
    ドゥーンやで.
TOM  :本当だな?今言ったこと.
進  :本当ですよ.俺けっこうそういうとこ基準で考えてきます
    から.だってそんな姿,もう俺しか見ぃひんやろと.
歩  :俺も嫌じゃない.
進  :その後の対処法は大事やで.
三宅 :そうそう,そこは問題でしょ.
TOM  :そんなこと言っちゃうとあれだぞ,コンサート中,
    全員ハナ出して.
えなり:いきなりティッシュでかまれてもね.
TOM  :みんなハナ出そうとするぞ.
進  :いや,デートの時ね.
歩  :故意的はあかんよな.事故やで,事故.
三宅 :そのハナがリズムに合ってたりして.
TOM  :ハナが出てるって教えましょうよ.まず「出てるよ」って
    言おうよ.
三宅 :まずね.
歩  :小倉さんはどんな?
小倉 :いや,そんな僕はモテなかったんでね.
進  :今の奥さんと思い出の.
三宅 :どっか山で一緒に捕獲されちゃったとか,そういうのない
    の?
進  :気が付けばイワシの追い込み漁の中に入ってたとか.
三宅 :そうそう.
TOM  :そんなバカな.
小倉 :何で海に行くんだ?山ならわかるけど.
進  :いやいや,海に二人でデートに行ってたつもりが,
    気ぃ付いたら追い込み漁に.
TOM  :突然な.
進  :「あなた!あなた!イワシよ!」.で,なんか一段落して
    家帰ったら胸ポケットにイワシが.
歩  :ちょっと待って.今日,剛の小倉さんに対するイメージ
    ってどんなの?
進  :小倉さんはずっとご一緒させてもらった時期もあって.
歩  :ありましたね,レギュラーでも.
進  :すごく待ち時間のかかる番組でね,ご一緒させていただきまして.
    三宅さんなんかね,お家まで入れさせてもらって.
三宅 :そうそう.
進  :そういうお二人なんでイメージはあるんですよ.
三宅 :イワシの追い込み漁?
小倉 :そんなイメージかい?
進  :でもフワーッてイメージがあるじゃないですか.例えば
    三宅さんだったらイワシの追い込み漁が来ました.これ,
    ちょっと追い込まれたほうが笑い取れるなっていうところ
    で,たぶん自ら行く感じ.
三宅 :行きますね.一匹口に入ったりね.
進  :でも,小倉さんは追い込み漁が来てることにそんなに
    気付かないまま追い込まれるみたいな.
三宅 :なるほど,わかる.
進  :そんなイメージが.
三宅 :すごい適切だね.
金城 :漁が好きなんですか?
三宅 :何の話してるの?
えなり:あんまり聞こえなかったです.大丈夫です.
金城 :すいません.
三宅 :イワシ漁が好きなのかどうか,小倉さんが.
小倉 :大好き.
三宅 :好きなんだもんね.
歩  :素朴に疑問に思ったんでしょうね,彼女は.
金城 :すいません.
歩  :そして武勇伝ですけど,一晩でビール24本飲んで.
進  :普通のビン?
三宅 :大ビン.
進  :24本.
三宅 :二人で飲んでたのね,男同士で.次の日から合宿かなんか
    行くんで.それで相手は日本酒で俺はビールで.ビール
    ビンを飲み終わると横のケースに入れてたわけ.そしたら
    ちょうど1ケース.向こうも日本酒20本ぐらい飲んだんだ
    けど.
歩  :24本って,普通にようそんな胃に入りますよね.
進  :そう.まずそもそもお水と考えるとね,お水が大ビン24本
    入れるって考えると.
三宅 :ビールだよ.
進  :ビールはわかってるんですけど,ビールを水に例えると.
三宅 :水じゃないんだよ.
小倉 :水と考えると,だから.
三宅 :水とビールは違うから.
進  :そのビールのビンの中が水だったらと考えるわけですよ.
三宅 :じゃあ頼んだやつが水なの?
進  :わかりました.ビール.
三宅 :ビールで.
進  :わかりました.ルビー・モレノで.
三宅 :ルビー・モレノで締めたよ,今.
歩  :幻覚を見たというのは?
進  :幻覚は何を見たいです?
三宅 :「何を見たいです」?
小倉 :イワシ漁は好きですか?
進  :今「幻覚を見たのか聞きたいです」って言おうとして
    「見たいです」って言っちゃった.
三宅 :4軒目だったんですけど,お寿司屋さんで,そうとう酔っ
    払ってたんですよ.で,つまみ頼んで,「遅いな,つまみ
    は」ってビール飲んでたんです.そうすると,目の前に白
    菜のお新香があったの.「なんだ,あるじゃないか」って
    白菜丸まってるのを割り箸でほぐして,それで「お醤油は
    たくさんつけちゃいけねえよ」なんて言いながら,チョイ
    チョイと付けて口に入れたら,これが煙草の吸い殻だった.
一同 :ええ!?
三宅 :本当,本当.灰皿が白菜のお新香に見えたの.それで劇団
    員は「また冗談やってる」と思って見てたら.
進  :「本当に食っちゃったよ」と.
小倉 :こんなことよくやるから,冗談で.灰皿を間違って飲んで
    みようとしたりね.
金城 :ああ,冗談で.
えなり:今の大丈夫です.
進  :大丈夫じゃないですか.
小倉 :今の当たってますよ.
三宅 :当たってますよ.正解ですよ.
歩  :危ないですよね.
三宅 :危ない,煙草は.
歩  :死んじゃいますから.
三宅 :劇団員がはたき落として.
進  :真寄りに劇団員の方がいらっしゃって良かったですよね.
    おらへんかったら3本ぐらい食うてますよね.
三宅 :一人だったらね.
TOM  :一人じゃないでしょ.劇団員の人一緒だったよ.
進  :それはわかってるんですよ.
三宅 :4軒目.
進  :4軒目のお寿司屋さん言ったわけですよね.それでそこに
    白菜があると.
三宅 :座敷にあがって.
進  :お座敷に上がって白菜があると.
三宅 :一人だったらお座敷上がらないよ.
進  :いやいやいや,それで煙草の吸い殻間違えて食べて,劇団
    員の人が止めたと.
三宅 :良かった.
進  :だから劇団員の人がいて良かったですねっていう.
三宅 :良かったよね.
進  :一人じゃなくて良かったですねっていう.
TOM  :一人じゃないでしょ.
三宅 :最初から一人じゃないもんね.
進  :そういうんじゃなくてですね.って誰か止めてくれへん
    か?
TOM  :納得するまでやったほうがいいよ.
歩  :さあ,そして,三宅さんの奥様のこには勝てない.数々の
    ドジがあると,奥様の.
三宅 :いろいろなとこで喋ってるんでいっぱいあるんですけどね.
    例えばお料理教室やってて,近所の奥さんも来てて,私が
    昼ちょっと寝坊してリビング行ったんですよ,パジャマ姿
    でね.ボーッと見てたらうちの女房が気を利かせて,
    「皆さん紹介します.あそこが立ってるのがうちの主人で
    す」って言いやがったんですよ.俺,真っ赤になっちゃっ
    て.
高見沢:そんなこと言ったんですか?
三宅 :本当本当.
高見沢:本当に?
三宅 :「あそこに」でしょ?
歩  :でもその時にあそこが立ってなくて良かったですね.
三宅 :立ってないよ.
TOM  :立ってないんだったらね.
歩  :もしもそこで.
三宅 :いやいや.俺,この話は長くしたくないな.
小倉 :ゴルフの話して下さいよ.
三宅 :これ,つい最近.一週間前ぐらいかな.ゴルフちょっと前
    から始めたうちの女房が,「今日の昼間,ゴルフのめった
    打ち行って来たのよね」って.
歩  :すごい.めった打ちね.
TOM  :奥さんYeah!
三宅 :「それ,打ちっ放しじゃないの?」って.ゴルフのめった
    打ちって.
歩  :天才ですね.
三宅 :驚いたよ.
進  :なかなかゴルフのめった打ちは無いですから.
三宅 :絵的にはさ,みんな静かにやってるのに,一人髪を振り乱
    してる絵が浮かぶじゃん.
進  :それはすごいわ.
三宅 :どこで言葉が変わったのかわかんない.
歩  :でも,それは三宅さんにとっては芸の肥やしになりますね.
三宅 :いや,本当にネタの宝庫ですよ.
歩  :ネタの宝庫ですね.
三宅 :受験生に向かって,すごいとこ受けるんでなぐさめてあげ
    ようと思って,「ダメでもともとなんだからね」って言お
    うと思ったら,「もともとダメなんだからね」って.
進  :素晴らしい.
三宅 :もうガックリだよ,その子は.
歩  :あら,それは大変だ.
進  :ぜんぜんなぐさめてないですからね.
三宅 :突き落としてるでしょ.
TOM  :「もともとダメなんだから」って.
歩  :でも,改めて日本語がちょっと変わるとえらいことになるっ
    ていうのを再確認できますね.
三宅 :ガソリンスタンドで「マソリン元旦」って言ったやつだか
    らね.
進  :それは素晴らしいですわ.
歩  :もっと聞きたいのあるんですけど,時間もあるので.
TOM  :もう充分だよ,俺は.
進  :今日えらい笑うたわ.
歩  :さあ,続いて次のコーナー参りましょう.堂本自分撮り
    イレブン!あ,これは三宅さんちの地下ですよね?
進  :ですよね?
三宅 :そうなんですよ,これは学生時代からの夢だった,地下に
    ちょっとお酒を飲みながら音楽が出来るスペースが欲しく
    てですね.もう25年ぐらいかかってやっとこういう
    スペースを.
進  :いいですねぇ.
歩  :防音設備をちゃんとしっかして.
三宅 :はい.
歩  :楽器もいろいろ揃えて.
三宅 :はい.パーティーとかやると楽しいんですよ.
進  :弾いてますね.
三宅 :なかなか難しいコード弾いてますね.
高見沢:ね,なかなか.
三宅 :「キャラバン」をコピーしましてね.
高見沢:すごいですね.なるほど.
歩  :高見沢さんの家には?
高見沢:こういうのはないですね.
歩  :防音設備でガーンと.
高見沢:いや,ないです.ギター置いてないですもん.
歩  :あ,家に.
高見沢:うん.
三宅 :仕事がそれだからやっぱり逆じゃない.
歩  :高見沢さんの家の自慢ないですか?ぜんぜん想像つかない
    んですよ,高見沢さんの家って.
高見沢:そう?自慢?
TOM  :和室だよね?
高見沢:違うよ.僕も加山雄三さんに描いていただいて肖像画が.
TOM  :自慢だね.
高見沢:嬉しいです.ちょっと自慢です.
歩  :このギターはもうしょっちゅう?
三宅 :これはけっこういいギターなんです.
高見沢:これ,どこのギターですか?
三宅 :これ,シャープファイブっていうエレキの三根モデルの
    ギターなんですけど,三根さんが新しいの作ると,一本
    ずつくれるんですよ.中学時代に追っかけやってましてね.
高見沢:シャープファイブの?
三宅 :シャープファイブの.それでお会いして.
歩  :追っかけしててそんなもらえるなんて最高ですね.
三宅 :これ,嬉しいよ.
TOM  :ディック・ミネさんの息子さん?
三宅 :そうです,ディック・ミネさんの息子さんです.
高見沢:弾かせてくださいよ.
三宅 :いいですよ.
歩  :続いての写真.あ,なんだ?これ.
三宅 :これは剛.
進  :俺ですね.
歩  :え?
進  :いちばん左が俺や.
三宅 :あれはうちの娘だって.
小倉 :これは三宅さんの部屋ですね.
進  :見てください.神様みたいに光ってるでしょ.
三宅 :なんか番組で二人来たんで.
歩  :お宅に.
進  :大人の遊びを教えるというので.
三宅 :それで地下に行ってジャズの演奏したり.ジャズとお酒の
    飲み方みたいなね.
進  :はい.
歩  :まだその時はお酒飲めない年だったんでね.
三宅 :娘が剛の大ファンで.
歩  :俺は撮ってないの?
三宅 :悪いけどちょっと光一は.
歩  :おまえ,いつの間に撮ったんだ?これ.
進  :ロケが終わって「ちょっといいですか?」「いいですよ」
    って.
歩  :俺なにやってたんだろ?
三宅 :光一は,近所の友達が光一のファンで,そっちで別に
    撮ってた.分担作業で.
歩  :そうですか.これは何年ぐらい前ですか?
三宅 :娘が小学校6年だから,6年前ぐらいじゃないの?
歩  :そうですね,6年ぐらい前ですね.
三宅 :これは大事にとってますよ.
進  :ありがとうございます.
歩  :ありがたいですね.続いての写真.
三宅 :これはですね,話に出ましたうちの女房に,わりと健康に
    気を遣っていろんなものを渡されて飲まされているという.
歩  :なんです?中身は.
三宅 :中身はシモン茶.
歩  :シモン茶?
三宅 :これは腸を綺麗にするお茶で,例えば何か薬を飲むにして
    も減量するにしても,まず腸がちゃんとしてないと効かな
    いし吸収しないので,まず腸を綺麗にするためのシモン茶
    ですね.
小倉 :ちょっと前までタヒボ茶って.
三宅 :飲んでましたね.
小倉 :コロコロ変わるんですね.
三宅 :ちょっとタヒボ茶は高いのよ.
進  :タヒボ茶はどこに効くんですか?
三宅 :痛風を治すために一生懸命飲んだのかな.
小倉 :痛風はもう治りましたからね.
三宅 :あとは自分の尿から自分の身体の悪いトコの情報をとって,
    その情報を違う水に移して,情報水っていうんですけどね,
    その水を飲むと身体が自然治癒していくという.尿療法っ
    てあったじゃないですか.
TOM  :オシッコ飲んでるの?
三宅 :いや,だから情報を水に移してその水を.
吉村 :何の情報?
高見沢:情報は情報だよ.
三宅 :身体の悪い部分の情報がオシッコに出るわけですよ.
高見沢:それを水に代えるんだよ.
TOM  :どうやって?
金城 :清浄機ですか?あ,浄水器?
三宅 :うちの女房といい勝負だなぁ.
歩  :でもいい奥さんですね,こうやって.はい,続いての写真
    です.
三宅 :これはですね,あの犬が小倉に似てると思いません?
進  :似てる.
三宅 :今回,僕が作詞してプロデュースした曲を小倉が歌って
    CDを出したんですね.「こいぬのうんち」っていう曲です.
    これはけっこうメッセージソングで,「生まれてくるのに
    はみんな意味があるんだよ」と.ちょっと説明して.
小倉 :自分で詞を書いたんじゃないですか.
三宅 :そうだけど.
小倉 :これはですね,「こいぬのうんち」.
三宅 :それ言ったろ.そこまで戻すか.
小倉 :うんちだから嫌われるわけじゃん,「うんち,うんち」っ
    て.汚いし何の役にも立たないと.それが肥やしになって
    綺麗な花を咲かせる.何でも誰でもみんな誰かの役に立っ
    てるんだよっていう美しい.
三宅 :やっぱり曲が出来て誰に歌わそうかなと思った時に,
    このうんちの気持ちを表現できるのは小倉しかいないなと.
小倉 :うんちの表現をさせたら日本一.
三宅 :うんちやらせたら日本一ですよ.
小倉 :すごいなりましたよ,うんちの気持ちに.
三宅 :日本一のうんち役者.
歩  :どんな気持ちなんですか?
三宅 :やっぱりクサい演技とかかな.答え用意しとけよ.
小倉 :すいません.
歩  :改めて詞を見ると「役に立ってるんだよ」というメッセー
    ジの強い,いい詞に仕上がってるんでしょうね.じゃあ続
    いての写真.なんだ?これ.気になるな.
小倉 :これは僕と妻です.
歩  :え?
進  :大きいですね.
小倉 :背が高いんですよ,10センチぐらい.本当は前向いて撮っ
    たんですけど,撮っても顔が気に入らないって言うんで.
歩  :奥さんお幾つなんですか?若く見えますけど.
小倉 :一回り違うんですよ.
TOM  :町内を?
三宅 :町内一回り違うってどういうこと?
TOM  :っていうことは37?
小倉 :そのぐらいですね.
三宅 :結婚して何年だっけ?
小倉 :9年か10年.
三宅 :20代後半だったっけ,奥さん.
小倉 :そうですね.
歩  :じゃあ二十歳の時に8歳だったんですね.
三宅 :悪いヤツだな,この野郎.
小倉 :二十歳で知り合ってないからいいじゃない,べつに.
三宅 :すごい綺麗な人でね.宝塚の女優さんですよ.
歩  :そうなんですか.この後ろ姿ちょっとついて行きたくなっ
    ちゃいますね.
三宅 :「その男,凶暴につき」たけしさんの.あの映画の最終
    カットに出てくる.
小倉 :そうそう,うちの妻の顔で終わるんです,あの映画は.
    アップで.見て下さい.そこだけ.
歩  :身長が奥さんのほうが高いと.
小倉 :そうですね,170近い.
三宅 :そのかわり小倉のほうが毛深いですから.
進  :あ,そこでバランスをうまくとってね.
歩  :なるほど.
小倉 :結婚式の時は高い靴はくじゃないですか.高い靴はいて
    おまけに背がもともと高くて髪飾り付けるから,30センチ
    ぐらい高かった.
歩  :それすごいですね.でもいいですね.
進  :いいですね,でもね.
歩  :誓いのチューとかは?
小倉 :いや,それはしたよ,ちゃんと.
三宅 :誓いのチューは私見てましたけどね.
進  :どんなでした?
三宅 :奥様がヒザを折ってました.
進  :可愛らしいキスじゃないですか.
歩  :そういうのもいいですよね.
三宅 :小倉が背伸びして.
TOM  :可愛い.
小倉 :家でも高くて届かないとこはぜんぶ彼女が.普通は男が
    何かやりますよね.
三宅 :そり代わり障子破けるじゃん.そういうとこでバランスを
    ね.
進  :バランスをね.
TOM  :どんなバランスなんだ?
歩  :いいバランスですね.じゃあ続いての写真.最後です.
    さっき言ってましたね,小倉さん.
小倉 :靴下を足袋みたいにして靴はいて.
三宅 :なんでこうなったの?
小倉 :いや,気持ちいいでしょ?
歩  :気持ち悪いですよ.
小倉 :たぶんね,足が閉所恐怖症なのかな.
三宅 :それじゃわかんないよ.
歩  :常に恐怖ですね.
小倉 :ギュッと締められてるから,グッとやることによってそれ
    がちょっと緩和される.
TOM  :緩和?
小倉 :指と指が離れてるぞと.
歩  :よく新幹線とかに乗った時に靴脱いで,靴下とかおろして
    寝ることとかありますけどね.
三宅 :靴下脱ぎたいんだよね.
歩  :脱ぎたいんだけど,脱ぐのもあれやから,かかと出してね.
    もうオッさんやな.まあでも,こういう確かにちょっと
    変なクセってありますよね.さあ,というわけで以上,
    自分撮りイレブンでした.それでは続いてのコーナーです.
    堂本ハズゴロ名言集!
進  :これけっこう恥ずかしいですよ.
三宅 :ちょっと怖いよね.
歩  :昔の名言が出てきます.
三宅 :昔,天狗だったからなぁ.
歩  :まず最初の名言こちらです.「もう50ぐらいにはお笑いの
    巨匠と呼ばれたいね」.
小倉 :今ですよね,まさに.
歩  :まさに今.1985年にこういうふうにお答えになられた.
三宅 :天狗だったか頃ですね.まあ,お笑いっていうのが,わり
    とコント的な笑いをやってたんですよ,僕はね.つまり,
    ちゃんと台本書いて,何回も稽古して,練り込んだ笑いを.
    そしたらもう私がデビューしてすぐですよ,そういう笑い
    がテレビからまったくなくったのは.どっちかっていうと
    トーク番組とかね.あと「ひょうきん族」みたいな,わり
    とアドリブとか.
歩  :自由な.
三宅 :そっちの感じになっちゃって,そこからまったくそういう
    番組の枠が取れなくなりましたね.
歩  :そうですか.でも今となってはどうですか?お笑いの巨匠
    と呼ばれたかったとおっしゃってますけど.
三宅 :いや,だから今でも同じ気持ちですよ.あの50を80に変え
    ればいいだけですからね.舞台ではそういう作り物の笑い
    っていうんですか?それをやり続けてますからね.逆にそ
    ういうのがいつかまた来ないかなという気持ちはあります
    けどね.
進  :でも来るでしょうね,そのうち.どんどん回ってますから
    ね.
三宅 :わりとそういうのに飽きてきて,ちゃんとしたコントがっ
    ていうね.
進  :ちゃんとセリフが決まってて,ボケも突っ込みも決まって
    る.
歩  :「お笑いの巨匠はこうあるべきだ」っていう姿はあるんで
    しょうか?ざっくばらんなイメージとして.
三宅 :あれを言った当時に考えてたものとは違うんでしょうね,
    今ね.
歩  :当時はどんなイメージでした?
三宅 :当時は,今で言う古い笑いっていう感じのイメージのもの
    ですよね.例えば伊東四朗さんとかが浅草できっちりやっ
    てたコントとかね.そういうものが自由自在に出来る役者
    になりたいなと思ってる頃の発言ですね.
歩  :なるほど.
三宅 :懐かしい.
歩  :続いての名言.「僕,幼稚園の時は神童と呼ばれていたん
    ですよ.小学校はオール5の総代」.
三宅 :そう,さっき言った通信簿でいちばん覚えてる言葉,
    「何をやってもすぐ出来,出来たものも立派.担任以外の
    先生からも“三宅君なら”と信頼されているので,反省あ
    る毎日を送って欲しい」.小学校までですよ,私がすごかっ
    たのは.中学でドーンと落ちましたよ.井の中の蛙でした
    ね.
歩  :だいたい中学校の1学期まではみんないいんですよね.
進  :せやな.
三宅 :小学校の5年まででしたね.6年の2学期がだいぶ落ちまし
    たから.
歩  :中学校はぜんぜん?
三宅 :中学校はぜんぜんですよ.500人中,420番まで落ちたこと
    ありますからね.
歩  :本当ですか?
三宅 :落ちれば落ちるもんだよな,本当に.中学校になったら
    能力別にクラスが別れる中学だったのね,進学校で.五つ
    のランクに別れてて,俺,いちばん下のランクにいたわけ
    よ.小学校の時すごく出来てた俺が.そしたら小学校一緒
    だったやつがクラスにいて,俺の顔見て「三宅くんバカに
    なったね」.
高見沢:それショックだね.
歩  :今の小学校とかじゃ考えられないですね.今は運動会も
    駆けっこで一等賞とかないわけでしょ.
吉村 :ないんだ.
三宅 :そうそう.昔は実力で這い上がってこいって作るわけです
    から.
歩  :続いての名言です.「100回は大袈裟だけど,彼女の気が
    変わるまで何度も結婚しようと言い続けた」.カッコいい.
三宅 :カッコいいなぁ.
吉村 :カッコいい.
小倉 :俺だ.
歩  :これはそこそこ最近ですよね.
小倉 :そうですね.まあでも,言ってたのはその前だから10年
    以上前.
三宅 :結婚前だからね.
歩  :あ,そうかそうか.
小倉 :2〜3年付き合ってる時ずっと言い続けてましたかね.
歩  :これは今の奥さんに?
小倉 :当たり前でしょう.なんてことを言うんだ.
歩  :最初はぜんぜん振り向いてくれなかったってことですか?
小倉 :いや,付き合ってはいたんですけど,「結婚しよう」って
    言うと「いや,結婚はまだ」みたいな.やっぱりやりたい
    こともあったろうし.
三宅 :まだ若かったからね.
小倉 :まだ20代後半くらいの時だったから.こういう仕事もして
    たし.まあ,どっかであきらめたんでしょうね.
金城 :何回言ったんですか?
小倉 :それはいちいち数えてないからわかんないですけど.
三宅 :「100回は大袈裟だけど」何回ぐらい?
小倉 :だから,数えてないからわからない.
三宅 :だいたい.
進  :だいたいですよ.
三宅 :「100回は大袈裟だけど」って言ったら何回か.
小倉 :100回に近くないとダメですよね?
三宅 :いや,べつに.
小倉 :50回だったら「それは大袈裟だろう」って言おうとしてた
    でしょ?
三宅 :そうじゃなくて事実を言えばいいじゃん.
小倉 :事実はだから覚えてないって言ってるじゃないですか.
三宅 :じゃあいいよ.
歩  :いいんだ.由美さんどうですか?100回ぐらい「結婚しよう
    よ」って言われるの.
吉村 :あんまりしつこいのもどうかと思いますけど,こう言われ
    るとカッコいいと思いますよね.
TOM  :口グセになっちゃってるんじゃないんですよね?「はい,
    結婚しよう」とかそういうんじゃないですよね.
小倉 :いやいやいや,なんでそんな.
TOM  :100回言うってそういうのあるじゃん.
三宅 :レストランのメニュー見ながらね,「結婚しよう」.
進  :ボーリング行ってもガーッ,「ハーイ!結婚しよう」って.
三宅 :それもなかなかカッコいいね.逆にカッコよくなっちゃっ
    たよ.
進  :すいません.
歩  :それ,ほんまにやられたらどうなん?
吉村 :あれ知ってます?映画館の映画が始まる前にやるダイヤモ
    ンドの.あれですよ,あれ.あれ良くないですか?
金城 :いいよ.
吉村 :電車に乗ってて彼女が寝てて,ハッと起きたら.
金城 :ついてるんだよね.
歩  :なんや?それ.
小倉 :嬉しいの?
金城 :ドキドキする.
吉村 :あと海とかのやつもありますよね.
TOM  :俺の友達で電車で寝てて,目が覚めたら指輪とられてたや
    ついた.
えなり:それは悲しいですね.
歩  :金城さん的にはどう?100回本当に男の人があきらめず.
金城 :えらいですよね.えらいっていうか,私の魅力は何だろ
    う?と考える.
TOM  :100回言われるぐらいの魅力があるっていうことだもんね.
金城 :自分に自信がないから「まだ結婚出来ません」って.
三宅 :あるいは男の側に「この子を逃したらもうないからとにか
    く」って,そういうことかも知れないよね.
金城 :引きますね.
歩  :小倉さん本当に「この人と結婚するんだ」って強い意志が
    ありました?
小倉 :あったあった.
TOM  :どこが100回も言わせるとこだったの?
三宅 :結婚したいと思ったいちばんの.
進  :理由は?
小倉 :何だろうな?いっぱい.
TOM  :こういうのってね,奥さんが見てて,後で「ああ,あなた
    考えたのね」って言うもんよ.
吉村 :わかるわかる.
TOM  :そういうとこなんだから,ちゃんと言ったほうがいいよ.
    もう一回聞き直してあげてよ,誰か.
三宅 :そうだね.うまく編集してもらってね.
小倉 :ちょっと待って下さい.考えますから.
三宅 :スッと言ったっていう,そういう編集にしてもらうから.
    贅沢だよ,奥さん一人のための編集だから.
歩  :そうですよね.
三宅 :さあ,次の方いきましょうか.
小倉 :べつにいいですよ,行っても.
進  :いやいや,ちゃんと言うたほうがええですよ.
歩  :聞きたいですもん.
歩  :小倉さんにとっての決め手ですよ.
三宅 :100回も言わすべく奥さんの魅力というか,どこにいちば
    ん魅力を感じたか.
小倉 :ええとね,カッコよかったんですよ.すごいカッコよかっ
    たの.まずパッと自分の目に止まったのがね,スタジオに
    乗り付けてくるのがね,ものすごいでかい四駆で乗り付け
    てきて.で,バァーンと降りてくる姿がね,ロングコート
    着ててね,髪長くて,ブワーッとコートと髪が.
三宅 :劇画の世界のような.
TOM  :それでスタジオ乗り付けてたんだ.
小倉 :カッコいいなぁと思って.で,いつもフラれてばっり
    だったから.
三宅 :人生今までね.
小倉 :で,相手にされないしと思って,声もかけなかったんです
    よ.ドラマの間な声かけてフラレたら嫌じゃないですか,
    一緒仕事してるのに.で,ドラマの打ち上げの時に.
三宅 :この仕事終わりだから,明日から会うことはないと.
小倉 :あるかもしれないけど.
三宅 :いいんだよ,いいんだよ,まあ,それで.
TOM  :ここだね.
歩  :気になります.
三宅 :それで.
小倉 :で,電話番号聞いたんですよ.すぐ教えてくれたんですよ.
    それで「あ,ひょっとしたら少しでも気があるのかな」と
    思ったんですよ.
三宅 :電話番組すぐ教えてくれたんだよね.
小倉 :そしたらすごく好きになっちゃったの,そこで.
三宅 :「おお,やった」と思うよな.
小倉 :それでちょっとデートとかしてみたら.
TOM  :すぐ電話したの?
小倉 :その日に電話しました.
TOM  :そしたら?そしたら?
三宅 :ウソじゃない電話番号だったんだね.
小倉 :うん.でもその時は留守電だったんです.打ち上げの時に,
    僕は次の日早かったんで先に帰ったんです.彼女は残って
    ました.
歩  :それでお付き合いし始めようという.
三宅 :最初の.
進  :きっかけは?
小倉 :大した話じゃないんですよ.
TOM  :なんか気になる恋愛だもんね.
三宅 :まだ電話したとこまでだもん.お互いの気持ちを確認して
    付き合う方法.
えなり:どうすれば発展するんです?
歩  :えなり君もすごい食い付いてる.
小倉 :留守電だったんですよ.「まあ,たぶんいないと思いまし
    たけど,もし話したかったら」とかなんか,そんなこと言っ
    たと思います.
三宅 :そんな固い口調じゃなくて,「話したかったなぁ」.
小倉 :忘れましたけど,そんなようなこと言ったと思います.
TOM  :それで?それで?
三宅 :そしたらそのリアクションとしては?
小倉 :どうだったかな?
三宅 :覚えてるくせに.
小倉 :勘弁してくださいよ,旦那.
歩  :気になるなぁ.
三宅 :そのリアクションだよ,聞きたいのは.留守電聞いた彼女
    から.
小倉 :いや,本当に忘れました.
歩  :でも,じゃあ「お付き合いしてくれませんか」ってそれか
    ら日が経って言ったわけですよね.
小倉 :俺,たぶんまた電話したんだと思う.稽古場ですよ,
    呼んだの.で,その前のお店行ったんですよ.最初の
    デートそこですよ.
三宅 :安いもんな,あそこ.いちばん高いのが690円ですよ.
高見沢:居酒屋さん?
小倉 :ナベが200いくらとかね.たぶんですよ,宝塚って例えば
    誰かにお呼ばれして,いいところ行ってるんじゃないの?
    たぶんね.だからそういうとこが珍しかったんだと思いま
    すよ.
TOM  :それで?
小倉 :手とか握るまではずいぶんかかりましたよ.
三宅 :ね,毛を剃ってからじゃないとね.
小倉 :いいじゃないですか,べつに.
歩  :それで「お付き合いしてくれませんか?」って言ったら
    「いいよ」って感じだったんですか?
小倉 :映画に誘って.
TOM  :なに見に行ったのよ?
三宅 :ここから普通のデートっぽいね.
歩  :そうですね.
三宅 :何見たの?映画.
小倉 :「大誘拐」.
三宅 :「大誘拐」,当時話題だったんだね.
歩  :それで一つ一つデートを重ねていってお付き合いするよう
    になったんですね.
小倉 :そうそう.その時すごかったです.
三宅 :おまえ,終わる頃に乗ってくるね.遅いよ.
小倉 :初めて映画行った時に,映画見終わって帰ってきたら,
    エレベーターで降りてきて,ガンッと開いたら向かいの
    壁に男の人が立ってて,タカタカタカッて歩いてきて,「
    小倉さんですか?あの,会社に小倉さんが婚約者とデート
    してるっていう電話がありましたんで,すいません,
    ちょっとお話を伺いに来ました.私,こういう者です」
    って.
三宅 :写真週刊誌の?
小倉 :いや,フジテレビの当時のワイドショーのディレクターの
    誰々って書いてあるんですよ.でも初めてのデートですか
    らね,婚約者でも何でもないじゃないですか.
三宅 :そうかそうか.最初のデートだもんね.
小倉 :「友達ですよ,べつに」「そうですか,失礼しました」
    って.
三宅 :電話したの劇団員だな.
小倉 :カメラまでありましたよ.
三宅 :早いね.
小倉 :ちょっと嬉しかったですけどね.
歩  :嬉しかったんだ.
TOM  :それがきっかけかも.そういうことになっちゃったから
    付き合おうと.
三宅 :映されちゃったから結婚しようと.
歩  :いろいろあったわけですね.
小倉 :二回目声かけられた時に,ってまた続いちゃう.
三宅 :おまえ,終わる頃に乗るね.
えなり:聞きたいですよ.
小倉 :二回目に山下公園行ったんですよ.
進  :横浜.
小倉 :そしたら後ろから「ちょっとすいません」って声かけられ
    て,二人とも3メーターぐらいパァーン離れてね.そした
    ら「すいません,マリンタワーどこですか?」って.
高見沢:マリンタワー.
進  :頑張った.
小倉 :よし,終わった.
歩  :なるほどね.はい,というわけで,そろそろ番組も最後に
    なりました.本日いかがだったでしょうか?三宅さん.
三宅 :いや,楽しかったですよ.
進  :ありがとうございます.
歩  :こうやって改めてゲストとして来るのなかなかないと思う
    んですよ.
三宅 :そうですね.またぜひ.音楽もね,番組としてやってます
    からね.
歩  :そうですね,ぜひ.
三宅 :音楽も今度参加させて下さい.音楽大好きなんで.
進  :ぜひ.
歩  :小倉さんはいかがだったでしょう?
小倉 :勉強になりました,KinKi Kidsの.
歩  :何がですか?
三宅 :名コンビね.
小倉 :名コンビ.息の合い方が.
TOM  :ねえ,次はさ,お二人の奥さんを迎えてやらない?
歩  :いいですね.
小倉 :三宅さんの奥さんは面白いですよ.
歩  :いろいろ聞きたいですね.
三宅 :「三宅さんの奥さんも綺麗ですよ」って言うだろ,普通
    そこで.「三宅さんの奥さんは面白いですよ」って.
小倉 :いや,「も綺麗ですよ」っていうと,なんか自分とこのも
    綺麗っていう.
三宅 :「は」にしろよ,「は」.
小倉 :あ,すいませんでした.
歩  :でも,そういう機会があればぜひね.またぜひお越し
    下さい.
三宅 :はい.
小倉 :はい.
進  :お越し下さい.
歩  :本日のゲストは三宅裕司さん,そして小倉久寛さんでした.
    ありがとうございました.
進  :ありがとうございました.


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