歩 :はい,本日のゲストは永作博美さんです. 永作 :こんばんは,よろしくお願いします. 進 :よろしくお願いします. 歩 :「堂本兄弟」は初でございますね? 永作 :はい,初めてお邪魔させていただきます. 歩 :初めてお会いする方も中にはいるんじゃないでしょうか. えなり:はい.はじめまして. 永作 :はじめまして. 歩 :今日はまた一段とお父さん. えなり:そうですね. 進 :何をどうすればそこまでお父さんになれるのかとね. えなり:そうですね.この縞でしょうね. 進 :「縞」言うてる時点でもうね,お父さん. えなり:そうですね.そんなえなりですがよろしくお願いします. 歩 :そんなえなりって.でも僕らでもこうしてちゃんとお話 するのは初めてですね. 永作 :そうですね. 歩 :ずいぶん昔ですけどもね,某アイドル番組で. 永作 :ああ,そうかそうか.ずいぶん昔ですね.そうですね, お会いしたことありましたね. 歩 :TOMさんとかは? TOM :ええ,はい. 歩 :また微妙なね. 永作 :たぶん,某番組とかでお会いしてると思うんですけど. TOM :ほらね.どうもお久しぶりでございます. 永作 :お久しぶりでございます. 歩 :男性ゲストの時とぜんぜん態度が違いますね. TOM :さっきなんて5分ぐらいで終わっちゃえばいいと思った. 歩 :ひどいなぁ. 進 :オンエア見てはったら泣いてますよ. 歩 :高見沢さんは? 高見沢:僕はもう,よく知ってますよね. TOM :なんで? 高見沢:ribbonの頃から.会社が一緒だったの. 永作 :はい. TOM :会ったことあったんですか? 永作 :会社ではお会いしたことなですね. 高見沢:会社ではないよね.楽屋でね. TOM :会ってないでしょ? 歩 :会社が一緒だったんですか? 高見沢:そうそう. 永作 :ホワイトボードには名前があったんですけど. TOM :バイトやってた頃? 高見沢:違うよ. 歩 :そういうのって不思議やな.同じ事務所ってことですよね. 高見沢:でも僕らがもう出ちゃったのかな? 永作 :そうですね,その後ですね,私が入ったのは. 歩 :なるほどね.さあ,というわけでこちらのコーナーから 参りましょう.堂本一問一答!こちらにお座り下さい. いろいろいな質問が飛んできますんで,即答であまり考え ずにお答え下さい. 永作 :了解いたしました. 進 :直感でお願いします. 永作 :わかりました. 歩 :それでは参りましょう.堂本一問一答! Q :永作博美さんに質問です.子供の頃のあだ名は? 永作 :「たまご」「しろみ」「ヘルメット」. Q :次の質問です.子供の頃,コンプレックスだったことは? 永作 :あまり人と話すのが得意じゃなかったかもしれませんね. Q :子供の頃やっていた部活動はなんですか? 永作 :中学・高校の頃バレーボールしてました. Q :子供の頃よく見ていたテレビ番組は? 永作 :「8時だよ!全員集合」. Q :ご両親の職業は何ですか? 永作 :ストロベリーファーム. 歩 :なんだそれ? 高見沢:イチゴ園? TOM :イチゴ農園.ロックグループじゃない? えなり:ストロベリーファーム? 高見沢:そういう名前のバンドありそうだね. 進 :「俺たちストロベリーファームです」. Q :永作さんの初恋はいつですか?またそのお相手は? 永作 :小学校2年生で学級委員長だった,学力・スポーツ共に 抜群の男の子.みんなして大好きだった男の子みたいな. Q :初めてのデートはどこに行きましたか? 永作 :たぶんディズニーランド. 歩 :ディズニーシー2周年.行ったことないっちゅうねん. Q :次の質問です.普段家にいる時の服装は? 永作 :Tシャツ,短パン. Q :家に帰ってまずすることは? 永作 :テレビをつける. Q :では,寝る前に必ずすることは何ですか? 永作 :「寝るぞ」って気合い入れるんですよ. 歩 :まあね,人生の2/3は寝とるわけですから. Q :それでは今まで見た夢のなかでいちばん変わった夢は? 永作 :ムンクの「叫び」にトイレを覗かれてる夢. えなり:嫌ですね. 歩 :こっちのが叫ぶよな.覗かれてるほうが. Q :次の質問はこの方からです. VTR(役所広司さん):ども,永作さん.役所広司です.初めて映画 で仕事した時には,コミュニケーションをとろうと思って, 面白いこと言い出すんですけど,なかなかウケてもらえな くて辛いこともありましたけど,その面白くなさを楽しん でくれてもらって.その後,舞台も一緒にやって,そこに いるはずなのに時々いなくなったような,不思議な感じを 受けて見ていました.それでは質問に入ります.永作さん が他人に言われて初めて気付いた自分の変なところとは, どんなところでしょうか? 永作 :裸足になると親指があがる.あとは時々時間が止まるらし い.そんな感じでよろしくお願いします. 進 :いいことですね. 歩 :いいのか? Q :次の質問です.「自分ってまだまだ子供」と思う時は どんな時? 永作 :機械とかわからないくせに説明書も見ないでやり始めて, 動かないことに腹を立てて「もういらない」とか言ってる 時ですね. 歩 :機械に弱いか. Q :それでは「これだけはどうしてもダメ」という苦手ものは 何ですか? 永作 :オバケ?水?あ,べつに当てる必要ないのか.ごめんなさい. 歩 :自分のことですよ. 永作 :そうですよね.次お願いします. Q :カラオケの十八番は何ですか? 永作 :十八番はなんだろう?よく歌うのはCocco. Q :休みの時によくすることは何ですか? 永作 :寝てるか,掃除か,ボーッとしてる. Q :特技は何ですか? 永作 :特技は何だろう?ないなぁ.あ,冷蔵庫掃除. Q :次の質問はこの方からです. VTR(ユースケ・サンタマリアさん):博美.あ,ごめんね,ついつ いね,普段のように呼び捨てで呼んでしまって. 博美ちゃん,ユースケです.ここで敢えて博美ちゃんに 聞きたい.本当は二人きりの時に聞きたかったけど, 「堂本兄弟」のこういう機会をいただいたんで,ここで 恥を忍んでね,聞かせてもらいます.俺のことどう思って る? 歩 :個人的やなぁ.ずいぶん個人的な質問. 永作 :ユースケさんのことは,大好きです. TOM :ユースケ,俺は嫌いなんだ,おまえ. Q :今までの仕事で,いちばん大変だった仕事は何ですか? 永作 :大変だった仕事?やっぱりいちばん最初の連ドラですかね. Q :もし生まれ変われるとしたらどんな職業に就きたいです か? 永作 :何も職業に就きたくないですね. 歩 :働きたくないと. Q :永作博美さんにとって,いい男の条件を三つ挙げてくだ さい. 歩 :ここはね. 高見沢:ちゃんと聞いといたほうがいいよね. 永作 :逞しさ,包容力,あとは知性. TOM :3×3=9,3×3=9,3×3=9,3×3=9. 歩 :イイクニ作ろう鎌倉幕府. 進 :中臣鎌足. 歩 :小野妹子. えなり:何食わぬ顔で長屋王. 進 :ネズミ返し. 歩 :もう三つ出た? 吉村 :出たよ. Q :好きになった人には告白するタイプ,それとも告白させる タイプ? 歩 :ちょっとうるせえな. えなり:ちょっと待って下さい.すごい問題が起きてるんですよ. 吉村 :あと包容力と知性. 永作 :今,私が質問されてるんでちょっと待って聞いててもら えます?あとでちゃんと話しますから.ね. 歩 :そりゃそうだ. Q :次の質問に行ってよろしいですか? 歩 :どうもすいませんでした. Q : 好きになった人には告白するタイプ,それとも告白させ るタイプ? 永作 :時と場合によりですね.どっちとも言えなくないかな. どっちも言えない.ダメ?それ. Q :それでは彼氏が待ち合わせ時間に遅刻しました.何分まで なら許せますか? 永作 :たぶん切りのいいところで1時間.たぶんでも待ってると 思いますけど. Q :では,彼氏の浮気現場を目撃してしまいます.あなたら どうしますか? 永作 :見て見ぬフリ. Q :結婚したら家を守る百恵ちゃん派?それともバンバン働く 聖子ちゃん派? 永作 :じゃあ百恵ちゃん. 歩 :仕事したくないんですね. TOM :家に入りたいんだね. Q :では,次の言葉から連想されるものを一言で答えてくださ い.「女優」. 永作 :肩ひじ. Q :「いい女」. 永作 :ウソ. Q :「片思い」. 永作 :切ない. Q :「失恋」. 永作 :試練. Q :「結婚」. 永作 :とりあえず安定. Q :「KinKi Kids」. 永作 :頑張れ. 歩 :頑張ろう. 進 :頑張ります. Q :それではテレビの前に愛する人に投げキッスをお願いしま す. 永作 :ハハハ,チュッ. Q :永作博美さん,ありがとうございました.
歩 :ワーオ. 永作 :戻っていいですか? 歩 :お戻り下さい.じゃあ少しずつ聞いていきましょうかね. 子供の頃のあだ名が「たまご」「しろみ」「ヘルメット」. 永作 :うん. 歩 :なんでこんなあだ名が? 永作 :「たまご」「しろみ」は,幼稚園の時に「ひろみ」って 言えなくて「しろみちゃん,しろみちゃん」って言ってる 女の子がいて. 歩 :江戸っ子ですね. 永作 :で,その「しろみちゃん」がみんな私の風貌を見て卵の 白身だと思ってるらしくて,それから「たまご」になって, それらずっと「たまご」だったんです. 歩 :卵っぽいですよね. 永作 :卵っぽいですね. 歩 :あれ?納得されちゃった.納得されると思わなかった. 卵っぽいですよ. 永作 :卵っぽいですか.あんまり言われても嬉しくないかもしれ ない. 歩 :卵っぽい人っていいよね. TOM :でも嬉しくないんですよね. 永作 :あんまり.言われ続けてきたんで.でももういいんですけ どね. 歩 :「ヘルメット」もですよ. 永作 :ヘルメットは,昔,小泉今日子さんが大好きで,小泉さん がショートボブにしたことがあったんですよ. 歩 :総理大臣が? TOM :なんで? 永作 :小泉今日子さんが.初めからやりましょうか? TOM :初めからやりましょう. 歩 :初めからやっていただてよろしいですか?小泉総理が ショートボブにしたら面白いなと思ったんですけどね. 永作 :そうですね,まあ,そんなことも想像しつつ聞いて下さい. 高見沢:あ,小泉今日子と小泉総理か. TOM :遅せーよ,おめえは. 高見沢:ごめん.それは面白いよ. 歩 :遅い. えなり:今,ひとしきり終わったんですよ. 高見沢:もう一回初めからやろうか. TOM :それも言ってるんだよ. 高見沢:そうか,悪い悪い. 歩 :小泉今日子さんがお好きで. 永作 :そうですよ. 歩 :ショートボブの真似を. 永作 :ショートボブにした時があって,私も真似して田舎の 美容院でやってもらったんですけど,どう見ても,どう 考えても二段カットみたいな不思議な頭になっちゃったん ですよ.それを学校の友達はヘルメットと呼んだんです. それからヘルメットになって.自分はそれがけっこう カッコいいと思ってやってたんですけど,あまりにも 馬鹿にされて,「えいっ!」と思って自分の妹も同じ頭に してやりました. 進 :ひどい. えなり:ひどい. 歩 :ひどい姉ですね. 進 :ヘルメットシスターズ. 永作 :そうです. TOM :ヘルメッツだよ. 歩 :ヘルメッツ. 進 :なるほどね. 歩 :僕も小学校何年の時だったかな?忘れましたけど,まだ 何もセットとか気にしてない時ですよ.突然,同級生の 女の人に「パイナップルみたい」って言われたんですよ, まあ寝グセだったんでしょうね.それでショック受けたん ですね,僕. 永作 :パイナップルに? 歩 :パイナップルに.それ以来,寝グセとか一生懸命直すよう になりました.今やぜんぜん直しませんけどもね. 進 :それって恋の始まりちゃうかな? 永作 :そっかそっか. 歩 :そうか. 進 :今気付いた. 歩 :妹さんいらっしゃるんですね. 永作 :はい,います. 歩 :妹さんとはよくケンカとかされました?怒るでしょ, 妹さんも切ったら. 永作 :いいえ,怒りませんでしたよ.なんか普通に特に何も言わ ずそのまま学校行ってましたよ. 歩 :剛もよう人の髪切った言うな. 進 :このあいだもドラマのAD君の髪の毛切りましたよ. 永作 :人の髪の毛切るのってけっこう楽しいですよ.友達の髪の 毛とかも切ってましたよ,部室で. 歩 :良くない. 進 :楽しい楽しい. 歩 :そして子供の頃コンプレックスだったこと,人と話すのが あまり得意ではなかったと. 永作 :うん,たぶん. 歩 :どんな子でした?子供の頃. 永作 :休み時間とか,みんなバァーッと外に出て行くじゃないで すか,給食とか終わって. 歩 :「竹馬しようぜ」とかね. えなり:竹馬してました? 歩 :してたよ. 進 :竹馬世代じゃないでしょ. 歩 :いや,竹馬は必ず一回はブーム来んねん. えなり:竹馬ですよ.だって竹馬でどんなゲームあるんですか? 歩 :乗るだけだよ.あとなんか缶カンにヒモつけて. 吉村 :ああ,やったやった. 永作 :竹馬でも作りましたよ,子供の時. 歩 :ほら. TOM :竹馬は何段までいけるんです? 永作 :市販で売ってるやつは段がつけられるのかもしれないけど, 私は竹に板を縛ってやったので段はなかったです. 歩 :あんまり昼休みとか外に行かない子? 永作 :それはお爺ちゃんとか妹とやってたんで.昼休みでみんな バァーッと行っても,誰もいない教室とかで先生と話して たり. 歩 :暗いなぁ. 永作 :暗いでしょ.たぶん暗かった. 歩 :でもやっぱりね,モテてたんじゃないかと想像つくんです けど. 永作 :モテませんよ,そんな暗い子供.子供の時はやっぱり 活発な女の子のほうがモテてました. 歩 :でも中学ぐらいになると. 永作 :中学はもう部活動しかしてなかったし. 歩 :バレーボール. 永作 :ボレーボール. 歩 :でもモテますよね. TOM :もう絶対モテる. 進 :モテますよ,そんなね. TOM :年代によってなんだけどさ,僕らの時ってバスケット部が 綺麗な人多かったんたけど. 高見沢:うそ?本当? TOM :一つの時代だって言ったのにお前が言っちゃったら終わり だろ.話終わり.なし,なし. 高見沢:バスケット綺麗だったよね. TOM :うるせーよ. 歩 :何部が綺麗とかあった? えなり:テニス部でしたね. TOM :テニス部きれいだったかな. 歩 :ベタやね,それね. 進 :剣道部に一際目立って綺麗な子いたよね. TOM :白いの着たりする? 歩 :それは何かの見過ぎじゃないかな. TOM :バレー部ってちょっと体格良かったイメージない? 永作 :そうですね. 進 :大きい人が多いんでしょうね. えなり:身長がね. 歩 :自分の変なトコで「時間が止まる」って言ってました. どういうことでしょう? 永作 :人に言われて気付いたことでしょ.自分ではよくわかんな いんですけど,なんか不思議な格好で,不思議な顔で, よく止まってるらしいんですよ.確実に私は「そういえば 意識はなかった」っていう感じの時. 歩 :あ,俺もありますよ. 永作 :ありますよね. 歩 :あります,あります. 永作 :いつでもパーッとまっ白になってて,それがたまたま 不思議な格好らしいんですね,どうやら. 歩 :不思議な格好?でもそれはあるな.「いま何考えてた?」 って状態. 永作 :あと,裸足でいると親指が上がるんですよ. 歩 :なんでなんです? 永作 :わかりません.私の写真とかよく見ると,全体で写ってる 写真とか,親指上がってる写真けっこうあるんですよ. 探してみてください.って,まあいいか. 歩 :僕,裸足でいると指を隠すクセがある.これはなぜかって いうと,床とか汚いやんか.だから接地する表面積を 少なくしてあげてる. 永作 :さわらないように. TOM :じゃあ靴はけよ. 歩 :仕事場で着替えること多いじゃないですか. 進 :着替える時ずっとそう? えなり:それ大変ですよね. 歩 :そういうわけじゃないですけど,着替えるときにちょっと 上がってるんですよ. 進 :絶対にスタジオのスリッパとかはかないよね. 歩 :僕,絶対はきません. えなり:裸足は嫌ですか. 歩 :気になるんです.そして役所さんに質問を出していただい てます. 永作 :ありがとうございます. 歩 :どんな方ですか?役所さんは. 永作 :みなさんさっきカッコいいっておっしゃってましたけど, 本当にああいうダンディな感じで.でも普段はなんか 大人なのに,とってもお茶目さんなので,とってもまた それはそれで素敵な男性だなと思って. 歩 :さっきもおっしゃってましてた,面白いことを言おうと してって.どういう面白いことを言うんです? 進 :パターンとして? 永作 :パターンがあるわけじゃないんですよ.だからあんまり よくわからないんですよ. えなり:よく分からない? 進 :よく分からない? 永作 :役所さんは一生懸命お話してくれるんですよね.で,必ず 会うと「面白いことない?なんかあった?」って来られるん で,だいたい現場に行った時は,私とユースケさんが聞か れる方の立場なんですね. 歩 :なるほど.まあでもね,「面白いことない?」って言われ てもね. 永作 :あんな感じの方です. 歩 :そして苦手なものが水,オバケ.水嫌いなんですか? 永作 :嫌いですね.嫌いっていうか泳げないんで.だからプール とか海とか行ってもどうしていいか分からない.遊びよう がないんで. 歩 :でも前にCMかなんかで川に入って「なぁ」とか言ってませ んでしたっけ? 永作 :なんかやってましたね.あれは川だから. 進 :足もつくしね. 歩 :足が着かないとパニック? 永作 :そうですね. 歩 :海とかプールとか苦手ですか. 永作 :苦手ですね.だから学生の時に,うちのほうは海がすぐ 近くなので,夏休みとか休みになると「海行こうよ」って 言われるんですよ.あんまり行きたくないんだけど, しょうがないから何回か行ったりして.そのうちこれ 回避するためにはどうしたらいいかって考えた時に, 「わかった,みんなが来る海の家で働くのがいいんだ」 って思って,夏休み海の家でバイトして.そしたら海に 誘われることもないし,でも友達にも会えるし.そんな こともしてました. 歩 :頭が回りますね. 永作 :考えましたよ. 歩 :でも南の島とか海とか気持ちいいじゃないですか. 永作 :行かない. 歩 :行かないですか. 進 :仕事でもし行った時とかも? 永作 :仕事で行く場合はしょうがないから行きますけど. 進 :しょうがないですからね. 歩 :ハワイとかもお好きじゃないですか? 永作 :たまに行くと気持ちいいですけどね,風とかね. 歩 :まあ,ハワイ行ったって海に入らなくてもいいですからね. 永作 :ええ,そうですね.だから. 歩 :このあいだ拓郎さんから朝5時ぐらいに電話かかってきて. 高見沢:あ,ハワイからでしょ. 歩 :ええ.「光一,ハワイだよ.そっち何時?」「朝5時です」 「ああ,そうか.ごめんな.じゃあね」って. 進 :あの人の電話のタイミングとか内容が微妙ですからね. このあいだなんて「内山理名が可哀想だろ」って電話が かかってきました. 永作 :見てるんだ. 進 :「仕事ですから,こっちは」「おまえ,本当に泣かすな よ」って,びっくりするぐらいすごい真剣なんですよ. 歩 :びっくりするぐらい元気ですからね,拓郎さん. 高見沢:本当に良かったよね. 歩 :「これだけはダメ」っていう苦手なものないですか? 皆さんは. 進 :俺,カミキリ虫. 高見沢:昔から言ってたもんね. 進 :チーチーチーチー泣くやん.身体より触角のが長かったり してさ.飛んできてついたら噛んだりしよるやん. 歩 :ゴキブリよりダメ? 進 :ゴキブリよりダメ. えなり:本当ですか? 進 :夏の夜のロケとかしてると,カミキリ虫,ガ,セミの オンパレードなわけですよ,照明焚いてるから.広末も セミがダメで,普通にいいシーン撮ってるのにさ, 「あともうちょっと」っていう時にセミとかがバッてきて 「もう一回お願いします」って. 歩 :夏のロケはね. 進 :でもカミキリ虫もけっこう絵には入ってないけど, このへんにいるとか見える. 歩 :芝居の邪魔やな. 進 :無視しながら喋るねんけど,すごい足下にいるから 「この足を動かしたら動くんゃうか?」みたいな. 歩 :僕は君の話より永作さんの話を聞きたいな. えなり:すごいいい話でした. 進 :なんか大雨洪水警報が急になくなった感じ. 歩 :学校行かな,みたいなね.永作さんが大変だったのはいち ばん最初の連ドラだったって言ってたじゃないですか. 何が一番キツかったですか? 永作 :お芝居を知らなくてそこに入ったので,さっぱりわからな かったんで. 歩 :芝居というもの自体が自分にとって. 永作 :ええ.その割にはひどくいろんなことが起こる役で. 毎回いろんなことが起こってですね,どうしたらと思って ました. 歩 :初めての連ドラ大変だったよ.頭の中にハエがいるんだも ん. 進 :俺,担架で運ばれるシーンで思い切り寝てた. 歩 :ああいうシーンって寝ちゃうよね. 永作 :うん. 進 :ね.すごい名前呼ばれてるのに思い切り寝てた.で,休憩 入ってちょっと経ってふっと起きるとまだ担架の上で寝て るの. 歩 :あるある. 進 :スタッフもあんまりおらへん状態で「もう休憩入りました よ」みたいな感じで.「起こすの可哀想やと思ったんで」 って. 永作 :ありますね. 歩 :そういうスケジュール的なことももちろんそうですし, 芝居,ドラマの現場に慣れるのも大変だったと. 永作 :そうですね. 歩 :そして夢.ムンクの「叫び」にトイレ覗かれたと. 永作 :そう. TOM :どこにいたの?そばにいたの? 永作 :うちのトイレにいたんですよ. 歩 :ムンクの「叫び」が? 永作 :その夢は自分の家のトイレに入ってる夢で,右斜め前に ドアがあったんですよ.パッと見たらそのドアがちょっと 開いてたんで,「ドアが開いてる」と思って閉めようとし たら,その隙間にムンクの「叫び」が見てたんです. 歩 :怖いですね. 永作 :すごい怖いですよ. 歩 :「おまえが叫ぶな」みたいな感じですね. 永作 :でも前の家だし,もうすごい昔の話なんで.もう4〜5年前. でも忘れられないんです,その夢が. 歩 :何度も見るわけではないんですか? 永作 :その時しか見たことないです. 歩 :けっこう何度も見る夢あるじゃないですか. 永作 :そうですね. 歩 :なんでこの夢何度も見るんやろな?って. 永作 :あんまり夢見るほうじゃないんですけどね.最近は知らな い人いっぱい出てきますよ. 歩 :僕は何度も見る夢は,団地に住んでて,夜中に窓ガーッ 開けると倉庫の上にでっかいタコがいてコブーン!って 鳴いてる. TOM :作ってねえか?それ. 歩 :作ってない.本当にこれ何度も見るの.昔ね.今は見ない けど. TOM :タコがいるの? 歩 :でっかいタコ.タコなのにコブーン!って鳴くんですよ. 高見沢:タコが? TOM :コブーン? 歩 :皆さんないですか?変な夢. 永作 :意外と忘れちゃうんですよね. 歩 :忘れちゃいますね.まあ,その永作さんの夢をですね, 夢占いで見てみました. 永作 :占っちゃったんだ.やだな. 歩 :ちょっと見ていきたいんですけど.トイレを覗かれたと いうことに関してはですね,「欲求不満.性的欲望が 高まっている」. TOM :おお. 永作 :本当に?絶対にやだ. えなり:あんまりね,ゴールデンタイムの放送じゃないですよね. 歩 :トイレを覗かれたというのはそういうことがあるんですね. どんなトイレでした?洋式の水洗トイレ? 永作 :普通のトイレ. 歩 :これはですね,トイレが出てくるということは要らない ものを流すという意味があるそうです. 永作 :流したかったんですね. 歩 :そうみたいですね.トイレというのは,人に見せない部分, 恥ずかしい部分,見られては困る部分ということみたいで すね.そしてこのムンクの「叫び」.叫びというのは ストレスの表れだそうです. 永作 :よっぽど何かたまってたんですね. 歩 :たまってたんですね.「ストレス,不安,精神的な疲れ, 体調が悪い」.4年くらい前に心当たりありませんか? 何やってました?4年前. TOM :ないなぁ. 歩 :聞いてない,聞いてない.永作さんに聞いてるからね. 永作 :何だろう?特に変わったことは.今と同じように仕事はし てましたけどね. 歩 :さっきも言ってましたよね,仕事あんまりしたくなさそう なことばっか言ってましてね. 永作 :したくないわけじゃない.仕事は好きなんですけどね. でもそんなにたくさんは. 進 :適度にね. 歩 :叫びというのはそういう意味があるらしいですね.トイレ の様子はどうでした?汚れてました? 永作 :綺麗でした. 歩 :流れてない状態? 永作 :綺麗な状態っていうか,使用前って感じ. 歩 :なるほど.使用前ということは,運が付く.金運アップ. 高見沢:本当かよ? TOM :それ夢占いか? 進 :ほんまか?それ. 歩 :流れてない状態と汚れている状態って同じか? 永作 :トイレが普通に汚れてるんでしょ.流れてないのは流れて ない. 歩 :じゃあ,トイレが普通にあるっていうことは,「昔の思い 出を忘れてやり直さなきゃ」と思っているということです ね.自分の家のトイレですよね? 永作 :そう. 歩 :自分の家のトイレ,書いてないな. TOM :じゃあ聞くなよ. 歩 :ごめんごめん.これが誰かの家のトイレの場合は浮気心だ そうですね.仕事場のトイレであれば,仕事で気になるこ とがあると.で,肝心な自分の家のトイレは書いてないで す.これ,状況としては用を足す前?足す後? 永作 :前だと思う. 歩 :しようとして出来ない,「何か妨害されている」. 永作 :なるほどね. 歩 :というわけで結果を読ませていただきます.「はっきり言っ て欲求不満」. 永作 :わかった,それは. TOM :優しく言えよ,優しく.そんな厳しい言い方じゃなく. 歩 :「はっきり言って欲求不満.ストレスがたまっている. 自分の中で恥ずかしくて隠したいことが見透かされてしま うのではないかという不安を持っている.それはすごく プライベートな部分であり,恋愛で言うと不倫などの 叶わぬ恋や,隠さないといけない恋からのストレスの表れ をも差す」ということでござます. 永作 :へえー. 歩 :なにか微妙な夢ですよ,これ. 永作 :微妙な夢だったんですね. 歩 :はっきりいって欲求不満! 永作 :もうわかったって,それは. 進 :言い過ぎですから. 歩 :隠さなあかんことちがあったんじゃないですか.それが ストレスになって見透かされてるんじゃないか,怖い怖い. それが欲求不満でムンクの「叫び」ですよ. 永作 :何でムンクだったのかな. 進 :不思議ですね. TOM :ムンクだからだろ?みんなのター坊だったら見ててもおか しくないじゃん. 進 :まあ,リアクション困りますよね. 歩 :ムックに見られてもね.やですね,見られたくないですね. 進 :それは困るがな. 金城 :トイレの窓開いてました? 歩 :何かわかるの? 永作 :窓なかったかも. 金城 :こもるからじゃないですか. TOM :匂いが? 歩 :あなたは何が言いたいの? 金城 :あ,そうかそうか,夢でしたね. 歩 :もうね,現実と夢がごっちゃになるタイプだから. 金城 :ごめんなさい. えなり:今15分間の話聞いてなかったんですか? 金城 :一生懸命考えてたんですけどね,開運のために. 永作 :ありがとうございます. 歩 :それで,皆さんいちばん食い付いたところですよ. 永作博美さんにとっていい男の三条件.逞しさ,そして 包容力,知性. TOM :包容力ね. 進 :知性. 歩 :やっぱり逞しいほうがいいですか? 永作 :うん.逞しいっていうのはでも. 歩 :カイワレ君みたいのじゃないほうが? 永作 :見た目というよりは精神的な. 歩 :精神的な逞しさ. 高見沢:強い意志ね.髪は短くても長くてもどっちでもいい? 永作 :それはべつに. 高見沢:ちょっと短すぎない?こんなの. えなり:いやいや,僕聞きましたよ.高見沢さんも短かったそうじゃ ないですか,僕ぐらい. 高見沢:当たり前じゃない.生まれた時からこんな長いわけない じゃん. えなり:そうじゃなくて. 歩 :高見沢さん,えなり君とケンカするのやめて下さい. TOM :いい大人なんだからさ. 歩 :精神的な逞しさ.どういしうことだろう?例えばなんか あります?具体的に. 永作 :具体的に? TOM :例えば山からガーッと落ちて死にそうなんだけど「死なな い」って思ってるみたいな. 永作 :でもなんかそういうこと.すごいしんどいんだけど「頑張 れる」って,そういうのを自分で持ってる人とか.ちゃん と一人で考えてるというか. 歩 :ということは,剛,正反対やな. 進 :僕はもう,昨日帰ってちょっとゲームして. 歩 :昨日の君の行動聞いてないよ. 進 :いや,ベッドの上で寝るやん.枕を近くに置いて「頑張ら なな.頑張らなな」ってずっと思ってるうちに寝てたです. 歩 :そういうのはダメなんですよ. 進 :ダメっていうか,引くよ. 歩 :逞しいほうがいい. 永作 :ですね. 歩 :包容力と一緒じゃないですか,じゃあ. 永作 :そうかもしれないですね. 歩 :まあ,言うてみれば. 永作 :三つって言われて「ああん」ってなっちゃった. TOM :そういう漠然としたものじゃなくて,簡単に言ってどんな 人がいいんですか? 永作 :簡単に言って? TOM :例えばこういうのどうですか? 高見沢:こういうのって言うなよ. TOM :こういうのとかこういうのとか,タイプで言うと年取った ほうがいいとか若いのがいいとかあるじゃないですか. 例えば日本人がいいとかイランの方がいいとか. 高見沢:具体的すぎる. 永作 :あんまり外見的なものは特にないんですけどね.でも上の 方がいいなと思います. TOM :二階とか? 進 :歳,歳. 高見沢:年齢. TOM :幾つぐらい上の方まで? 歩 :早く自分を見いだしたいんだ. TOM :そうじゃなくて,みんな見てる方で「あ,恋が出来るかも しれない」って思うわけじゃん,見てる拓郎さんとかも. 歩 :わかったわかった.じゃあ二人で赤い糸やればいいじゃん. TOM :俺たちは付き合わないよ. 歩 :そうじゃなくて,高見沢さんとTOMさんだったらどっちが いいかって. TOM :嫌だよ,そういうの.本当に俺たちの年代って,そういう の本当に恥ずかしい. 高見沢:恥ずかしいね. 歩 :いや,今もう年上がいいってことだったから,俺らアウト. 進 :まあ,かろうじてえなり君もイケますけど. 歩 :あ,そうか. えなり:いけないです. 進 :イケるやん.見てみ,この絵面. えなり:ものすごい若々しいじゃないですか. TOM :じゃあ,動き若々しくしろよ. 歩 :やんなくていいですか? TOM :ドキドキするもんね. 歩 :しない? 高見沢:やってみる? TOM :やる.動きがあったほうがいいよね. 永作 :何するんですか? 吉村 :タイプをね,トンッて. TOM :えなちゃんも. えなり:僕だって若いですもん. 歩 :単純にこの中でどの人を選ぶか.わかりやすくいきましょ う. 高見沢:どうすんの? えなり:じゃあKinKiさんも. 歩 :じゃあ俺らも. TOM :どうすんの? 歩 :後ろ向いて.TOMさんこれやったことない? TOM :ないよ.こんなことに入れてもらったことないじゃん. 高見沢:怒るな怒るな. 歩 :目をつぶってればいいんですよ. TOM :俺が目つぶったからってキスしないでね. 進 :しませんから. TOM :本当だよ.絶対だよ. 歩 :じゃあ,この人だなっていう人の背中をトンッって. 永作 :はい.(←永作さんはえなり君のところへ) TOM :やった. 高見沢:誰? 歩 :その人を選んだ理由は? 永作 :いちばん物知りそうだったから. えなり:いやぁ,暑いなぁ,ここ. TOM :感じ悪. えなり:痛い,痛い. TOM :若いだけで幸せなのに. えなり:いや,誰が叩いたかわかんないでしょ. 歩 :TOMさん叩かれたでしょ? TOM :あれは「前に出ろ」ってことだったんじゃないの? 歩 :なんだ,だませてないのか.ごめんね,いいや. TOM :そういう時は言えよ.乗ったよ,今.俺,本当に「前に行 け」っていう意味だと思うから「なんだ」と思ってた. それ,だましてたんだ. 歩 :だましてた. TOM :リアクションが違ったよ.もう一回やらせてくれ,今の. えなり:あとで別撮りも可能ですから. TOM :なんだ,そういうことだったのか. 歩 :あ,ちょっと待って下さい.マイク調子悪いみたい. TOM :光一ずっとパクパクしてただけなの? えなり:あ,チャンスかもしれないですよ,撮り直しの. TOM :おお.結局えなり君? えなり:ですよ. 高見沢:えなり君人気あるよね. 歩 :さ,続いてのコーナー,堂本自分撮りイレブン! では見ていきましょう,1枚目. 進 :おでん. 歩 :おでんですね.食ってますよ食ってますよ. 永作 :夏の終わりと言えば. TOM :ビール似合わない. 永作 :そうですか? TOM :なんかお酒飲まなさそうな感じだよね. 高見沢:そうですね. 永作 :新橋演舞場に舞台を見に行ってて,その幕間に.中におで ん屋さんがあるんですよ.そこで必ず大体行くとおでん. TOM :卵写ってたね. 永作 :あ,本当だ. 高見沢:おでんいいよね. 歩 :おでん食いたいな.お腹空いたな. 永作 :美味しかったですよ. 歩 :けっこう食べるほうですか?量的に. 永作 :ええ,普通に食べますね. 歩 :ダイエットとか気にしたりとかは? 永作 :ううん,食べたいもの食べてますよ. 歩 :いいっスね.お酒なんかは?ビール写ってますけど. 永作 :飲みますね. 歩 :けっこう飲みますか? 永作 :それなりに.人並み程度に. 歩 :何か酔っ払ってこんなことしてしまった,とかないです か?井筒監督は標識曲げてた. 永作 :すごい力だ.何かしたかな?でも酔っ払って階段から落ち るとか,そんなぐらいしかないですよ.特には. TOM :いちばん好きなのビールなんですか? 永作 :まずはビールですね. 歩 :オヤジですね. 高見沢:だんだん上がってくんだ. 永作 :だんだん. 高見沢:お酒強いんだ,じゃあ. TOM :「とりあえずビールで」っていう人なんですか? 永作 :そうですね. 歩 :どんな人と飲んだり?例えば先ほどの役所さんとかとは? 永作 :役所さんは舞台もずっとこのあいだやってたので, 飲みに行ってましたね. 歩 :行きましたか. 永作 :そうですね,仕事でお会いする人とは行きますね. スタッフと行くことも多いですけど,仕事の帰りに. 歩 :役所さんなんかは,飲んでもあんなダンディなんだ? 永作 :え? 歩 :おっとっと? 永作 :役所さん,ええ,途中までは. 歩 :どうなられるんですか? 永作 :楽しいお酒になるんですよ,とにかく. 歩 :なるほど.明るくなるんですか. 永作 :おしゃべりとかいっぱいして. 歩 :いいお酒の飲み方ですね.はい,続いての写真.これは 何だ? 永作 :あのね,映画館に行ったんで,映画館の写真を撮ろうと 思ったらこういう写真になっちゃいました. 歩 :これもう上映中ですか? 永作 :始まる前ですね. 歩 :始まってからだとそうとう大迷惑ですよね. TOM :何撮ってんだって話ですよね. 永作 :だから一緒に見いてた方はご迷惑ですよね.すいません でした. 歩 :映画館にはよく見に行かれるんですか? 永作 :映画館行きますよ,フラフラと. 歩 :俺,行かないんですよ. 永作 :え?なんで? TOM :遠いの? 歩 :そういう問題じゃなくて. えなり:光一さん,どんな郊外に住んでるんですか. 歩 :映画とか何でも流行った2〜3年後に見るんですね, ビデオで. 進 :俺もそういうタイプです. 永作 :なんで?二人とも?じゃあ新しい映画の話とか出来ないね, 二人と. 歩 :そうなんです.だから僕まだ「リング」とか見てない. 進 :あ,「リング」はかろうじて見た. 歩 :あと「マトリックス」も見てない. 進 :最初のやつは見た. 永作 :私も最初のやつは見たな. 進 :今で言うジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビ アン」とかさ,「ターミネーター」の新しいやつとか見て ないけど,でも「猟奇的な彼女」だけはなぜか見に行って しまった. 永作 :見た見た. えなり:あれいいですね. 歩 :どんな映画が好きですか?永作さんは. 進 :ジャンルとかで言うと. 歩 :アクションとかいろいろありますけど. 永作 :ちゃんと楽しい映画がいいですね. 歩 :暗いのよりも? 永作 :暗いのは,本当にあったけっこう悲惨な話とかを映画にし てる場合がけっこう最近あるじゃないですか.ああいうの は本当に見てて痛い気持ちになってしまうので,なるべく 本当に虚構で作られたお話ですよっていう話のが好きです ね. 歩 :気が合わないですね. 永作 :そうなの?反対が好き? 進 :俺,とことん落ちるの見ます. 歩 :僕も落ちるの大好き. 進 :俺,このあいだ「ターザン」見て. TOM :「ターザン」落ちるやつ? 高見沢:ずっと落ちてるターザン? TOM :「あーああーっ」って. 歩 :違う「あーああーっ」や. 進 :「ターザン」見てちょっと落ちたんですね. 歩 :けっこういい話やからな. 進 :ちょっと泣いちゃいましたもん,本当に.すげえ落ちまし た.「この落ちた僕をどうしてくれるんだ?ターザン」と 思いました. 歩 :続いての写真は? 永作 :ごめんなさい. 歩 :ちゃんと写しませんか. 進 :すごいおでこがフィーチャリングされてて. 永作 :写したかったんですけどね.これは後ろを撮りたかったの と,あとメイクしてなかったんで,まともに撮ると申し訳 ないと思って. 歩 :そんなのいいんですよ. 永作 :これは実家で,裏が湖なんですけど,私の部屋のベランダ から. 進 :いいですね. TOM :家,でかっ! 高見沢:これ,庭なの? 永作 :私の頭の後ろがちょうど庭ですね. TOM :両脇なに? 歩 :米倉みたいのありますよ. 永作 :両サイドはいろいろ物を置いたりとか. TOM :向こうグリーン? 永作 :芝ですね. 高見沢:庭だって言ってんじゃん. 永作 :あ,あっちは公園というか. えなり:あの塀までですか? 永作 :そうです. 歩 :でもすごい立派ですね. 進 :屋根二つあるもん. TOM :立派なお家だ. 歩 :よく帰られるんですか? 永作 :いや,あまり帰らないですね.これは父が還暦だったので, それでお祝いに帰ったんてすけど. 歩 :なるほど.続いての写真.もしやお父さん? 永作 :お爺ちゃんです. 高見沢:どう考えてもお爺ちゃんだろ. TOM :還暦って言ってたでしょ. 進 :お父さんとの話があったので,流れでお父さんと思っちゃっ たんでしょうね. 永作 :そうでしょうね.普通はお父さんを撮るんですけど, 父親がどうもフィーチャリングされてたことにお爺ちゃん がちょっと寂しそうだったので,お爺ちゃんを撮りました. 進 :なるほど. 歩 :どう考えても還暦ではないですね. 永作 :そうですね80越えちゃいましたね. 歩 :あんまり帰らないんだったらお爺ちゃんともなかなか 会えないですね. 永作 :そうですね.でも仲良いですよ. 進 :可愛らしいお爺ちゃんですね. 歩 :どんなお爺ちゃんです? 永作 :このあいだ帰ったらすごかったです.浜のほうというか, 湖に散歩に行こうかって行ったんですけど,自転車 立ち漕ぎしてましたからね. 歩 :お爺ちゃんが?すごい. 永作 :そんな元気なお爺ちゃんです. 歩 :いいですね.こんな孫いたらね. TOM :たまんないでしょ,お爺ちゃんとしては. 進 :心配でたまらないですよ. TOM :可愛いでしょうね. 歩 :ね.続いての写真. 進 :ごっつ顔が「んがっ」って. 高見沢:嫌がってない? 永作 :ごめんなさい.甥っ子です.妹のお子ちゃま. 歩 :甥っ子.子供好きですか? 永作 :子供は好きですね.可愛いですね. 歩 :いずれは自分も子供は? 永作 :まあ,いずれは産んどかないとですよね.わかんないけど, 体験してみたいっていうのはありますよね. 歩 :大変やって言いますよね. 永作 :言いますよね. 進 :男にはわからんですよね. 歩 :じゃあ続いての写真. TOM :足の親指上がってないじゃん. 永作 :これは意識したんですね. 歩 :親指が上がらないように.これは何してるんですか? 永作 :父親の還暦だったので,お祝いであげた品物です. 歩 :じゃあ,なんで足が入ってるんです? 永作 :あのね,違うの.デジカメ渡された時に「絶対に自分を 入れて撮ってください」って言われたの. 歩 :はいはい,そうです.自分撮りイレブンです. 永作 :ですよね.だから何か入れなきゃいけないのかと思って. こういうふうに撮ってる時に入れられるの足しかなかった んですよ.それでたまたま爪も赤だったから,赤つながり みたいのでちょうどいいと思って. 歩 :なるほど.マニアの気持ちをとらえてますね. 永作 :そうなの?じゃあ良かったわ. 高見沢:おいおい. 歩 :お父さんはどんな方です?さきほどお爺ちゃんのこと聞き ましたけど.例えば昔は厳しかったとか. 永作 :いえ,特には厳しくないですね. 歩 :厳しくないですか. 永作 :わりと好きなように,好きなようにっていう感じでしたね. 歩 :門限とか? 永作 :門限はなかったです.特には言われなかったですけど. でも何となく暗黙の了解みたいのはありましたけど. わりと私,早く家に帰ってたので,そんなには問題になり ませんでしたけどね. 歩 :なるほど.続いての写真. 進 :また足. 歩 :また足ですね. 高見沢:これは何ですか? 永作 :これは私の眼球写真です. 歩 :え? えなり:え? 永作 :これだけじゃわからないと思ってさっきの写真を撮ったん ですけど,また入れられるのが足しかなかった.すいませ ん. TOM :なに?眼球写真って. 高見沢:どうやって撮るの? 永作 :前にその役所さんとやっていた舞台の時に,パンフレット で使うっていうので.だからスタジオでちゃんと撮った 写真なんです.それをたまたま使わなかったので「どう ぞ」ってくれたのがあって,せっかく世に出るために 撮ったのに世に出ないのはあれだと思って今回出して みました. 歩 :どうやって撮影したんですか? 永作 :ガッと目を開けて顕微鏡みたいなカメラで. 歩 :それは眼科とかでじゃなくて? 永作 :うん,スタジオの隅っこで. 歩 :眼科で目の奥の壁を撮ったことあるけどね,俺も. TOM :は? えなり:なんです? 進 :レントゲン風な. 歩 :網膜見るために.すごいですね,スタジオで撮って. ゴールドですね. 永作 :みんな色も違うし形も違うんですって.眼球のサイズも 違うし. TOM :こういうのって眼球のマニアからするとどうなの? 綺麗なの? 高見沢:うん,けっこう綺麗だね. えなり:ちょっと待ってくださいよ. 歩 :ナイス. 高見沢:トトロみたい. 歩 :トトロね.不思議な写真ですね,しかし.続いての写真で す.これは? 永作 :このあいだ大阪に遊びに行った時にイベントがあって, 友達がやってたので見に行ったんですけど.民生さんとか も出ていて.それに行った写真だよっていう感じで. 歩 :パスとTシャツが? 永作 :Tシャツもそう. 歩 :なるほど.これはご自分のおうちで? 永作 :大阪にデジカメ持ってくの忘れちゃったんですよ.だから わざわざ家に帰って着替えて撮った. 歩 :わざわざありがとうございます. 永作 :いいえ. 歩 :というわけで以上,永作さんの自分撮りイレブンでした. 続いてのコーナーです.
「ベストヒットたかみー」
歩 :せーの. 進・歩:堂本! 高見沢:ベストヒットたかみー!はい,今回のテーマはですね, 1976年,歌謡曲黄金時代を取り上げてみたんですけど. この年は日本でいちばん売れた曲が出来た年らしいんです よ. 歩 :'76年. 高見沢:'76年.どんな曲がヒットしたのか.まずはベスト15から 6位まで10曲をお聞き下さい.これは山口百恵さん 「愛に走って」ですね.続いて. 歩 :あ,これ知ってる. 高見沢:「山口さんちのツトムくん」.で,次が「赤いハイヒール」 太田裕美さん.これは「あの日にかえりたい」 荒井由実さんですね.今の松任谷由実さん.これは イルカさんの「なごり雪」. 歩 :あのオーパーオールがね.鶴瓶かイルカか. 高見沢:田中星児さん「ビューティフル・サンデー」.また 山口百恵さん「横須賀ストーリー」.そして出ました, 二葉百合子さんの「岸壁の母」. 歩 :食い付きましたね. 高見沢:ちょっとお袋に似てるからさ. 歩 :そういうことか. 高見沢:そして因幡晃.これ知ってますか?「わかってください」. 歩 :知らないですよね. TOM :じゃあ,わかってください. 高見沢:わかってください.これもヒットしました.これ知って ます?中村雅俊さん,「俺たちの旅」です.以上6位までで した.このようになってますけど.永作さんはこの中で 知ってるのあります? 永作 :ええ,知ってますよ. 高見沢:'76年だとまだね. 永作 :6歳ですね.幼稚園. 高見沢:「山口さんちのツヨシくん」あ,ツヨシくんじゃねえや, ツトムくん.これは? 永作 :歌ってましたね,幼稚園. 高見沢:どういう歌なの?俺知らないんだよ. TOM :♪このごろ少しヘンね〜どうしたのかな?〜. 高見沢:剛くんの歌だな. 進 :でも僕っぽいですよね. 歩 :なんか部屋に引きこもって. 進 :♪このごろ少しヘンよ〜って.いやいや,人と同じが 嫌いなもんで. 高見沢:で,「赤いハイヒール」,太田裕美さんですね.で, 「あの日にかえりたい」が.この中でKinKiの二人が 知ってるのあります? 歩 :知ってるの多かったですね. 進 :♪これっきりこれっきり〜も知ってますしね. 「ビューティフル・サンデー」も知ってますし, 「なごり雪」も. 高見沢:これ知ってますか?「岸壁の母」. 歩 :いや,知らないです. 高見沢:えなり君は知ってるでしょ? えなり:なんでですか?知らないですよ,さすがに. 進 :えなり君これ車でいつも聞いてるって. TOM :これかれて飛ばしてるって. 歩 :どうなってるか気になりますね,5,4,3,2,1と. 高見沢:由美ちゃんはどう?この中で. 吉村 :私でもほとんど知ってます. 高見沢:知ってる?「岸壁の母」. 吉村 :それは存じ上げなかったんですけど. 高見沢:知らない?これ. 吉村 :はい.私まだ1歳ですもん,その時. 高見沢:あ,そうなんだ. 吉村 :はい.けっこう若い. 高見沢:他は?知ってるのある? 歩 :「わかってください」とかは? 吉村 :知ってます. 歩 :わかってくださってた. 高見沢:このようにバラエティに富んでるわけですけどね.それで は続いて聞いてみましょうか.5位から1位までお聞き下さ い.「あなただけ」あおい輝彦さん. 進 :赤いシャツですけどね. 高見沢:これはあまり知らない?みんな. 歩 :歌は知らないな. 高見沢:そして. 進 :あ,「木綿のハンカチーフ」. 高見沢:太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」ですね.これが 第4位なんだ. 歩 :都はるみさん. 高見沢:第3位が都はるみさんの「北の宿から」.これはえなり君 知ってるでしょ? えなり:ええ,まあ. 高見沢:これはヒットしましたね.そして唯一洋楽が2位になりま した.ダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」. カヴァーが田中星児さん.そして1位.この1位はすごいで すよ.「およげたいやきくん」. 進 :子門真人. TOM :出てるぜ,ムック. 高見沢:というわけで,これが'76年の歌謡曲黄金時代に売れた 曲ベスト15なんですけど.いろいろバラエティに富んで ます. 歩 :確かにこうやって15曲もあって,生まれてない僕らが ほとんど知ってるんですもん. 高見沢:あ,KinKi生まれてないの?そうか,'79年だからね. デビュー2年後だな,俺.すごいギャップ感じるよね. 歩 :お父さん. 高見沢:よく聞きなさい,私の話を.これね,いろいろあるんです けど,この「およげ!たいやきくん」,これは未だに第1位 なんですよ,シングルの売り上げが. 歩 :未だに塗り替えてない? 高見沢:抜いた人いないんですよ.だから,たいやきに次ぐものを KinKiがやんなきゃ. 歩 :そうですね. えなり:できますよ. 歩 :ありえない. 高見沢:「さわげ!タコやきくん」ってのはどう? 歩 :それ売れるかな? えなり:僕,買いますよ. 高見沢:買う? 歩 :「さわげ!タコやきくん」.いい歌だ,それ. TOM :普通,思い付いても恥ずかしくて言えないよね. 高見沢:悪かったね.永作さんは知ってます? 永作 :ええ,私もほとんど.あと最近やっぱり昔の歌が流れる こと多いですよね. 高見沢:そうですね.この中で好きなタイトルある?みんな. 歩 :タイトル?「わかって下さい」かな. TOM :おまえ,進行考えてやってる? 高見沢:考えてない.でもこれいいよね,「わかってください」. 歩 :今日はどの曲をやるんです? 高見沢:今日はこの中でね,「岸壁の母」をやろうと思いましたが. TOM :じゃあやろうよ. 高見沢:思いましたが,やはり永作さんが歌えないということで, 今夜は1976年の数々のヒット曲の中から太田裕美さんの 「木綿のハンカチーフ」を永作さんと一緒にセッション しようと思います.
♪木綿のハンカチーフへ〜
歩 :はい,本日のゲストは永作博美さんでした. どうもありがとうございました.
|