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▼ 堂本一問一答 ▲
Q :三宅裕司さんと小倉久寛さんに質問です.子供の頃, 通信簿によく書かれたことは何ですか? 三宅 :僕の場合は「何でもすぐ出来,出来たものも立派.担任 以外の先生からも“三宅君なら”と信頼されているので, 反省ある毎日を送ってもらいたい」.これですね. 小倉 :よく覚えてますね. 三宅 :うれしくて覚えてるんだよ. 小倉 :僕は「落ち着きがない」ですね. 進 :「ヒゲが濃い」とかっていうことではないですね. 小倉 :小学生だから. 進 :そうですよね. 小倉 :生まれた時からヒゲが濃いわけじゃない.勘弁してよ, ちょっと. 進 :そうですよね. 歩 :「年齢ごまかしてる」とかもなかったですね? 小倉 :ないない. Q :初めて買ったレコードは何でしたか? 三宅 :ええとね,「コーヒールンバ」.これはウーゴ・ブランコ 楽団という元歌ですね,西田佐知子さんが歌った.まあ, 何にしても古い話ですね. 小倉 :僕はですね,布施明さんの「霧の摩周湖」と,ブルー・ コメッツの「青い渚」だったと思います. 三宅 :二枚買ったの? 小倉 :ええ,二枚. Q :初恋はいつですか?また,そのお相手はどんな人でしたか? 三宅 :もうね,本当にどこが初恋か覚えてないですけどね. 幼稚園の時のショウコちゃんか,小学校1年の時の マスミちゃん. 小倉 :僕はたぶん,小学校1〜2年の時の色の黒い. 三宅 :色の黒い犬? 小倉 :違う違う.キツネのような目をした可愛い子. ナオミちゃん. 進 :その女の子はヒゲが濃くなかったですか? 小倉 :女の子だからね. 進 :すいません.女の子ですもんね. 小倉 :なんか隙があるとなんか言おう言おうとしてるなぁ. 三宅 :ナマミちゃん? 小倉 :ナオミちゃん. Q :それでは子供の頃,自分の部屋に飾っていたポスターは 何ですか? 三宅 :私はですね,二段ベッドの下に寝てまして,そのベッドの 上に世界地図を貼ってました. 歩 :世界地図ですか. 進 :海賊を目指してたんですね. 三宅 :いやいや,そういうことじゃなくてね. 小倉 :僕は吉沢京子さんのポスターだったと思うんですけどね. 三宅 :ああ,年代的には.あ,じゃあどうですか?吉沢京子. 高見沢:違いましたね. TOM :司会始めちゃったよ. 高見沢:僕は山口百恵さん. 小倉 :え?ずいぶん大きくなってたじゃないですか. 山口百恵さん. 高見沢:そうですね. Q :学生時代いちばん自慢出来る武勇伝を教えてください. 三宅 :自慢出来るかどうかわかりませんけど,一晩にビールの 大瓶を24本飲んで酔わなかったという. 進 :すげえ. 小倉 :僕は空手部だったんですけど,障子の戸を4枚全部パシ パシパシパシパシパシッって一つも残さず. 三宅 :空手部じゃなくたって出来るよ,そんなの. 進 :空手部っていらないじゃないですか. 三宅 :ね.誰だって出来るよな. Q :あの当時だから出来た,今じゃ考えられない無茶なことは ありますか? 進 :聞きたいですね. 三宅 :無茶だったといえば,お酒を飲んで4軒ぐらいハシゴして 飲んで食って,最後のシメとして餃子とビールっていう. これは今はとても出来ないですね. 小倉 :やめて欲しかったですよ,あのハシゴ癖だけは. 三宅 :な.どんどんどんどん劇団員が減ってくんだよな.最後 ひとりぼっちになって寂しい時あったよ. 小倉 :そうですよ.泣くんですよ,「いやだ!餃子とビール飲ま なきゃ帰らない」って. 三宅 :ちゃんと金は払ったろ? 小倉 :半分ぐらいね. 進 :そういうお金の計算は後でやってもらっていいですか? 小倉 :質問,何でしたっけ? Q :質問を繰り返します.あの当時だから出来た,今じゃ考え られない無茶なことはありますか? 小倉 :朝までお酒飲んで,そのままアルバイトのキャラクター ショーに行ってですね,アクションとかやってお面の中で 戻してました. 三宅 :あの当時「子供の夢を壊しちゃいけない」って言われてた んだよね. 進 :言われてましたよね. 三宅 :それがウルトラマンが目からゲロを出すという. 進 :すごいなぁ.それはダメです. TOM :それはすごいね. 三宅 :口から出て来ないんですよ. Q :それでは今まででいちばん反省したお酒での失敗は何です か? 三宅 :私は幻覚を見た時ですよね. 進 :幻覚を見た? 小倉 :そうですね.僕はブロック塀の上に寝て,そこで寝返りを 打って顔から落ちて大怪我をしました.すみません. Q :この人生,違った道を歩んでいたら今頃なにをしていると 思いますか? 三宅 :これはね,今となってはちょっと考えられないんですけど ね,やっぱり喋るということで言うと学校の先生とかでしょ うかね. 吉村 :なに?あれ. 進 :あれ,ハチ? 歩 :ハチやな. 小倉 :ハチがなんでこにいるの? 三宅 :俺の答えよりリアクション大きいな.頼むよ.俺,今, 質問に答えてるとこだぞ. 進 :すいませんね,急なゲストで.で,今の方が小学校の 先生?違いましたっけ? 三宅 :もし今この仕事してなかったら学校の先生になってたかも しれない. 進 :あ,すいません.質問忘れてました. 三宅 :質問も答えも両方忘れてたでしょ. Q :では,質問に戻ります.自分の好きなとこはどこですか? 三宅 :小倉の「この道をもし歩んでなかったら」はカット? 小倉 :カットでもいいんです.たいした答えじゃないんで. 三宅 :ものすごい面白い答えが. 小倉 :先行って.頼むから先行って. Q :小倉さんに質問です.この人生,違った道を歩んでいたら 今頃なにをしていると思いますか? 小倉 :普通の勤め人かと思いますよ.今,一生懸命考えたんです けども,考えつかなかったですね. 進 :あれでしょ,ヒゲ剃り会社とかいいですよね. 小倉 :それ,いただき. 進 :いただきって. 三宅 :メモしてどうすんだ. Q :次の質問です.自分の好きなところはでこですか? 三宅 :自分に優しいところです. 小倉 :僕は誰の意見にも合わせられる柔軟なとこですかね. Q :それでは自分の嫌いなところはどこですか? 三宅 :これは人に厳しいところです. 小倉 :僕は自分の意見がないとこですか. 三宅 :これ,ワンセットになってますんで. 進 :いいワンセットですね. Q :それではこちらの方から質問です. VTR(オセロのお二人) 中島 :オセロでーす. 松嶋 :どーも. 中島 :いつもお世話になっております.三宅さんとはですね, いろんな番組でもご一緒させていただきまして,けっこう 長いんですよね. 松嶋 :そうですね.私が三宅さんと近所に住んでますし. 中島 :ああ,それも長いね. 松嶋 :そうなんです,近所で会ったことがないんですよね. 中島 :カメラが私たちの近所で回してるとね,ふと通りかかった りされるんですよ. 松嶋 :そう. 中島 :ジャージ姿で.スターのオーラ一切消して歩いてはるんで すよ. 松嶋 :で,番組のほうでもお世話になってるけど,番組の打ち 上げっていうか,ご飯会の後の二次会とかでね,怪しい お店にみんなで行ってね. 中島 :行きましたね. 松嶋 :なんかムチとかでピシピシ叩かれました. 中島 :そうですよ.そこでですね,私たちオセロからの質問です. 松嶋 :メイク室でよく髪の毛をセットしてるんですね.「ああ, 失敗した」「お,今日は決まった」言ってるんですけど, 私らから見たら「どっちがどうなの?」って違いがわから ないんですけど.セットするほどのこともないようなね. 成功と失敗の基準は何なんでしょうね?それが質問です. 三宅 :質問という名を借りて自分たちが面白いこと言いたいって いう,そういうVTRだね. 歩 :いえいえ,僕も聞きたいですよ. 三宅 :だいたい基準はですね,オジさんっぽくなっちゃうか, ちょっとそれより若く見せられるかどうかの線ってある じゃないですか.あまりピシッとしちゃうと,キッチリ し過ぎてオジさんっぽくなっちゃうんですよね.それを ちょっと遊びを入れてですね. 歩 :遊んでますね,確かに. 三宅 :ちょっと今日遊び入ってるでしょ. 歩 :今日は成功ですか? 三宅 :大成功だね. 進 :大成功ですか. TOM :やっぱり基準わかんないですよ. 三宅 :遊びの感じと. Q :次の質問です. TOM :ブチ切られたね. Q :下積み時代,「もうやめよう」と思った時はどんな時? 三宅 :僕は知り合いをいっぱい呼んでコメディの舞台をやったん ですけど,まったくウケなくて,それで恥ずかしくて楽屋 に隠れて友達が帰るのを待ってた時ですね.もうやめよう かなと思いましたね. 小倉 :僕は現場で役を代えられて,代えられたその役を マネージャーやった時ですね. 歩 :それすごいな. 三宅 :あったな,そういうことな. Q :今までの人生でいちばん長続きしていることは何ですか? 三宅 :これはもう来年,劇団が25周年ですから,劇団でしょうね. 歩 :素晴らしい. 三宅 :ありがとうございます. 小倉 :僕も同じです.芝居です. Q :次の質問です.劇団25周年でいちばん思い出深かったこと は何でしたか? 三宅 :そうですね,いろいろあるんですけど,やっぱり岸谷, 寺脇,非常に才能のある二人だったんですけどね, 独立したというこの事件でしょうね.これは思い出深い ですね. Q :続いてはこちらの方からの質問です. VTR(寺脇康文さん):劇団,スーパーエキセントリックシアター25 周年おめでとうございます.私もその25年のうち10年間 在籍をさせていただきました.その10年間勉強させていた だいたご恩をですね,仇で返した寺脇康文です.三宅さん, 小倉さん,お元気でしょうか.お二人はですね,僕も 岸谷五朗という相棒がいますけど,ずっと長年相棒で らっしゃると思うんですが,二人の関係を長続きさせる 秘訣というのがありましたら,これから身につけたいと 思いますので,教えていただきたいと思います. 三宅 :何だろうね? 小倉 :僕はあれですけどね.三宅さんは先輩ですからね,友達じゃ ないじゃないですか.先輩ですからべつに三宅さんの言う こと聞いてるだけですから. 歩 :ちょっと寂しいよね. 進 :寂しいよね. 三宅 :本当に自分の意見がないな. 小倉 :だから要するに互角で対するとケンカになると思うんです けど. 三宅 :おまえ,毛深いなぁ. 小倉 :まあ,そういうことです. Q :次の質問です.最近買ったもので重宝しているものは何で すか? 三宅 :これはね,自動コショウかけ器.中に粒コショウが入って て,それが自動でシューッと. 歩 :それいいですね. 三宅 :削りたてっていうか,コショウの場合何て言うの? 小倉 :つぶしたて? 三宅 :それがすぐかけられるの. 進 :いいですね. 小倉 :僕はですね,100円ショップで買った伸び縮みする孫の手. 歩 :それはいらないなぁ. 小倉 :ものすごい便利だよ. 三宅 :小倉は毛深いからね. Q :さて,人にこれをされるのはどうしても我慢できないとい うことは何ですか? 三宅 :ものすごくおかしいのに声に出して笑わない女.よく ラジオとかでアシスタントとか相手役になった時に, 一生懸命こっちは面白いこと言ってんだけど,それを 笑うの我慢して対抗してやろうと思うやついるじゃん. 小倉 :いますかね? TOM :終わっちゃったよ. 三宅 :もうちょっと盛り上がる合いの手はないのかよ? 小倉 :すいません. 三宅 :それがあまり好きじゃないです.お互いに笑い合って盛り 上げていこうってあるじゃないですか. 小倉 :ありますかね. 歩 :笑えばいいのに,と. 小倉 :笑えばいいのにね. 進 :まとめちゃったよ. 三宅 :はいはい,人にされて我慢できないこと. 小倉 :「まあ,これうまいから.まあ,うまいからちょっと食べ てみろ」って言われてあんまり好きでないものをすすめら れた時. 三宅 :おまえ,よく言うな,そんなこと.高田馬場の駅の側の 飯屋で俺が何にしようかなと思ってたら「これがいいです よ」って言うから頼んで食ったらうまくなかったんだよ. それで「おまえ,これ食ったの?」って聞いたら「いや, 僕は食べたことありません」って.これは覚えてるよ. 進 :あかんがな. 小倉 :僕はすすめてないですよ,あれは.三宅さんいつも迷うじゃ ないですか. 三宅 :迷うんだよ. 小倉 :すごく迷うでしょ. 三宅 :いいじゃんか,迷うって. 小倉 :その時にちょっと助けてあげようと思って. 三宅 :それだったら食べたことのあるもので「これがいいですよ」 と言ってくれ. 小倉 :いやいや,助け船. Q :他人に指摘されて初めて気付いた自分の変なところはどこ ですか? 三宅 :これはね,酔っ払った時のことなんです,やっぱりね. 酔っ払うと,それまでたくさん食べると太っちゃうんで 我慢していたものを,酔っ払うと急にバクバク食べ出すっ ていうのを指摘されますね.夜中に帰ってそーっと ジャーからしゃもじで直接ご飯食べて,しゃもじを口に 入れたとこを女房に見つかったことがある. 小倉 :僕はですね,足の親指と人差し指の間,靴下をシュッと 挟んで靴下をはく. 三宅 :要するに靴下を足袋みたいに? 小倉 :足袋みたいにしてはきますね.けっこう変わったことじゃ ないと思うけど. 三宅 :変わってるよ,それ. Q :では,どうしてもやめられない大好物は何ですか? 三宅 :僕は尿酸値が高くて痛風気味なんですけども,ビールです ね.本当はビールがいちばん良くないということなんです けどね. 小倉 :僕はインスタントラーメンです.大好きなんです. 小学校の6年間,毎朝一日も欠かさず食べました. 進 :それはすごい. 三宅 :すごいな. 小倉 :大好き. Q :最近いいなぁと思った人は誰ですか? 三宅 :これは最近「釣りバカ」の映画のロケに行きまして, 西田敏行さんと高島礼子さん.いいなぁと思いましたね. 役者さん,そして女優さんとして. 小倉 :近所のコンビニのレジの女の子.違いますよ,聞いて 下さい. 三宅 :何にも言ってないだろ. 小倉 :その子がどうとかじゃなくて,お金を払ってお釣りをもら う時に,落ちないようにこうやって手を添えてくれる. 歩 :それはちょっとドキッですね. 小倉 :ドキッとするでしょ. 歩 :しますね. 小倉 :たぶんお客さん全部にしてると思うんですけども,ちゃん とお釣りをとりやすいように. 吉村 :こうして「ありがとうございます」って. 高見沢:ちょっとやって,やって. 吉村 :ありがとうございます. 高見沢:いいね. 小倉 :いいでしょ. 高見沢:これはドキッとします. 三宅 :やって. 吉村 :ありがとうございます. 三宅 :あ,ドキッとするね.するする. 小倉 :するんですよ. 進 :いいですか?あの,本当に部長課長みたいなそんなノリで したよ.大丈夫ですか? 小倉 :すいません. Q :あなたにとっていちばんの贅沢って何ですか? 三宅 :僕の場合はすごかったですね.吉田健さんと, 村上“ポンタ”秀一さんをバックに回して,武道館で リードギターを弾いた時. 進 :あ,それはすごい. 三宅 :これは贅沢.ものすごい贅沢ですよ. 小倉 :僕はですね,加山雄三さんちで,加山さんとワイルド ワンズをバックにして歌った時. 三宅 :贅沢だね. 歩 :すごいな. Q :家に帰ったらまず何をしますか? 三宅 :お風呂に入ります. 小倉 :服を着替えます. Q :家の中のお気に入りスペースを教えてください. 三宅 :地下の自分の部屋. 小倉 :椅子型のマッサージ機. 三宅 :やっとこのコーナー,テンポ出てきましたね. Q :次の質問です.結婚して良かったなと思う時はどんな時? 三宅 :毎日毎日健康で過ごせてる時ですね,女房が健康オタクと いうか,いろいろやってくれますんで. 進 :うれしいですね. 小倉 :背中に湿布薬を貼ってもらう時.届かないじゃないですか. Q :では,今の奥さんと結婚してなかったら,どんな人生に なっていたでしょうか? 三宅 :お酒飲み過ぎて,のたれ死にしてるでしょうね.本当に そう思います. 小倉 :僕は非常に寂しい人生だったと思います. 三宅 :それ,ものすごい普通.誰しもが想像できるような. Q :奥様のここには勝てない,というところはどこですか? 三宅 :やっぱりネタの宝庫となるようなドジが続くことですね. 小倉 :僕は高いとこに手が届くこと.背が高いんで.あとは音感, リズム感. Q :夫婦円満の秘訣を伝授するなら何? 三宅 :これは,ウソをつかないことと,妥協.これですね. 小倉 :とにかく謝り倒す. Q :これまでの人生を一言で言うと? 三宅 :運が良かった. 小倉 :僕も運ですね. Q :ところで,お互い初めて会った時の第一印象は? 三宅 :これはね,小倉を最初に稽古場で見た時に,劇団員の女の 子を迎えに来たお父さんかと思ったです.本当にそう思っ たんです.まさかオーディションを受けに来たとは思わな いです. 小倉 :僕は初めて見たのは舞台でしたので,とっても面白い人だ なぁと思いました. Q :では,お互いのここには勝てない,というところは? 三宅 :不得意なところを努力ですべてカバーするところですね, 小倉のこれはすごいところですね. 小倉 :みこしのかつぎ方.いろんなことがあって,その代表とし てですよ. Q :それではお互いのここは負けない,というところは? 三宅 :天性として備わっているセンスですかね. 小倉 :うなぎの取り方ですかね. 三宅 :うなぎの取り方? 小倉 :捕まえ方. 三宅 :俺ほら,都会育ちだから,出前のとり方かと思っちゃった. 小倉 :泳いでるウナギの捕まえ方ですよ. 三宅 :そうだよな.悪ぃ悪ぃ. Q :では,お二人にとってそれぞれいちばんの宝物は何です か? 三宅 :まあ,やっぱり家族ですかね. 小倉 :僕もそうです.妻ですね. Q :三宅裕司さん,小倉久寛さん,ありがとうございました. |
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