インタビュー

安原トモ役・徳井義実さん
カリスマメイクアップアーティストのトモさん、とても素敵ですね。
ありがとうございます!
徳井さんご自身も、楽しんで演じられているのでは?
そうですね。女役のコントもしょっちゅうやっていますけど、あそこまで普段の自分と違う役というのは、演じていても楽しいです。キャラもののコントに入りこんでいるような感じで(笑)。
奈央(真木よう子)を支える“チーム・ミヤジ”の中でも特別な存在になっていますよね。
良いこと、言いますからね(笑)。最初は、もっとオネエオネエした感じかな、と思っていたんですけど、結構良いこと言うから、それなりにちゃんとした人じゃないとアカンな、と思ったんです。
制作サイドから何かリクエストはありましたか?
いや、何にもなかったです。どこまでのオネエ感にするか…ジェンダーレスなキャラクターですけど、普通に男しゃべりでもいいのか、それとも2丁目っぽい感じに振った方が良いのか、という話し合いはしましたけど。ついつい、がっつりオネエな感じにやってしまいそうになるんですけど、そこは抑えつつ…という感じで演じています。
例えばメイクするシーンや、マッサージするシーンなどもありましたが、プロデューサーは「徳井さんは手先が器用だからすぐ覚えちゃう」と言っていました。
撮影ではちょっとした部分だけですけど、そのちょっとしたところにプロの動きってあるじゃないですか。そういうところがちゃんと出来ていればいいな、と思っていたんです。その“こなれ感”というか、しゃべりながら手を動かしていても、動きに無駄がない感じとか。
そこが一番難しいところですよね。
そうですよね。実際に長年やっていないとなかなかそういう風には出来ないものなのでそこは意識しています。
今回は、女性キャストが多い現場ですが、このチームの雰囲気はいかがですか?
最初にお話をうかがったときは、名だたる女優さんばかりだったので「ピリついたりしたらどうしよう!?」とか思っていたんですけど(笑)、みなさん一流の、大人の役者さんばかりですからそんなことはもちろんなく、最初から和気あいあいとした感じでした。僕の好きな女優さんばかりなので、現場に来るのが楽しいですね。
チーム・ミヤジの空気感もいいですね。
1回、チーム・ミヤジの4人で、お食事会をしたんですよ。
それは撮影が始まる前ですか?
始まってすぐのころですね。1話撮っているくらいかな。そんなこともあってか、最初から良い雰囲気を作れていると思います。
そのお食事会ではどんなお話をされたんですか?お互いのキャラクターの話とか?
全然違う、都市伝説の話をしてました(笑)。秘密結社がどうとか、宇宙人がどうとか、ずっとそういう話をしてましたね。ドラマの話は…あんまりしてないかな?(笑)。
この現場で、実際に真木よう子さんとお芝居されてみての印象は?
真木さんとは2回目の共演なんですけど、最初に共演させてもらったときから、「ああ、この人は役者やな」という感じがしました。ガッと感情を出すお芝居には圧倒されますし、鬼気迫るものがあるので。今回の1話のラストも迫力ありましたし。魂が見えるというか…。セリフも、ありきたりな感じでは言わないんですよね。今回は結構ふたりのシーンが多かったりするんですけど、そういう方とお芝居をさせてもらえるのは光栄なことだと思っています。
トモさんは奈央の心の支えですからね。トモさんがいなかったら、すぐに辞めてしまったんじゃないかと思うくらいですし。
ちょこちょこエエこと言って繋ぎ止めてますよね(笑)。
撮影を通して、印象に残っている出来事は?
いま役者陣の中で、「バイブス」という言葉が凄く流行っていて。ちょっと前にギャルとかがよく使っていた言葉なんですけど。「ノリ」みたいな意味で。「今日、いいバイブスだね!」とか、わざわざちょっと前に流行った言葉を使って、みんなでバイブス、バイブス言ってます(笑)。あと、撮影でパシャパシャ写真を撮るシーンがたくさんあるんですけど、その合間に、僕も金子ノブアキくんに撮ってもらって凄く楽しかったです。ヘンな写真ばっかり撮っていて(笑)。
そのデータは後でもらえたりするんですか?
どうなんですかね?「打ち上げで使いましょうよ!」みたいな話になっていましたけど。
タイトルバックの撮影シーンもカッコいいですよね。
この間、夜の本気ダンスのみなさんと音楽番組で一緒になったんです。凄いいい子らやし、曲もカッコいいし、編集も素晴らしいし。僕、京都出身なんですけど、あの子らも京都のバンドなんですよね。不思議なつながりで…。ウチの漫才とかも結構昔から見てくれていたみたいで、何か縁みたいなものを感じます。
タイトバックのときのダンスは、指導の方ももちろんいましたが、みなさんかなり自由に踊っているんですよね?
僕は、自由に言われても出来んから、「どうしたらいいんですか?」って逐一教えてもらいならがやりました(笑)。だから、男の動きのバージョンと、オネエの動きのバージョンと両方やっていて、それを上手く合わせてくれているんですけどね。
この中盤から、ドラマはどう動いていくんでしょうね。
最終的にどうなるのか、まったく知らないんですよ。だから楽しみにしています。ミヤジがどこまで上り詰めるのか、っていうのは気になりますね。吉瀬美智子さん演じるハマユカに出会って、憧れるようになって、変わってきましたからね、ミヤジも。
女同士の戦いは、どう感じられましたか?
怖ぇなと(笑)。読者モデル役の佐藤江梨子さんと藤澤恵麻ちゃんのキャットファイトとかもありましたし…。そんななか、恵麻ちゃん結婚しましたよね。恵麻ちゃん、昔から知っているんですよ。共通の知り合いだった監督さんがいて…。知り合いのメイクさんのホームパーティーでも2回くらい会ったのかな。突然の結婚だったので、ビックリしましたけど。
最後に、視聴者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
内容もさることながら、僕は編集が凄く好きなんです。テンポが良くて、見やすいな、と思うので、とりあえず最初の3分くらい見てもらったら後はスーッと見られると思うので、1回チャンネルを合わせてもいいんじゃないでしょうか!よろしくお願いします!!

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