インタビュー

宮地奈央役・真木よう子さん
台本を読んでの印象からお願いします。
私も働きながら子育てをしている母親なので、その点においてはキャラクターに共感します。私が演じる奈央は、時にちょっと抜けていたり可愛らしくあり、でも自分が思ったことは貫く、芯が通っている人間で、そういうカッコ良さがあったので、「あ、これは魅力的だな。やってみたいな」と思いました。
奈央には共感できる部分が多い?
多分、私に寄せて書いていただいているような気がします。私が言いそうなセリフがいっぱいあったので(笑)。なので、普段通りに演じれば成立するんじゃないかな、とは思っています。
役作りに関してもすんなり入っていけそうなんですね。
そうですね。あとはやっぱり、モデルの世界、ファッションの世界を扱っているので…。独身の女性だったり、シングルマザーだったり、普通に結婚している女性だったり…と、色々な女性たちに向けた作品なんです。共演したことがある17、8歳の子たちと話していると、興味を持っているのがアニメかファッションなんですよね。だから、そういう子たちやモデル業界、ファッション業界の人たちにも見てもらえるような衣装についても、色々提案しています。そこも見てほしい、という思いはありますね。
奈央を通して、どういう部分を伝えていきたいですか?
そのままでいけばいいと思います。だって私そのものなんだもん(笑)。
真木さんそのまま、
というのを敢えて言葉で説明していただくとすると?
私も1本芯は通っていると思っているので。やっぱり、ちゃんと話が出来て、いろんなことを経験してきて、そこでちゃんと諦めずに生き抜いているという、そういう本当の人間の美しさ、カッコ良さを伝えていけたらいいな、と思っています。
意気込みをお願いします。
共演者の方々が、お子さんもいらっしゃる方も多いので、多分、ママ友トークができるんじゃないかと思って、今からワクワクしています(笑)。
それはきっと撮影にも生きてくるのでは?
絶対そうなると思います。それが働くママの代表の言葉なので。私の周りにも働きながら子育てをしている友だちがたくさんいるので、そういう方たちからも話をたくさん聞いて、役立てていきたいです。そういう方たちの代弁者になれたらいいな、と思っています。
先ほど、「そのままでいけば」というお話がありましたが、その中でも特に意識していこうと思っている点は?
言葉遣いかな(笑)。奈央自身、すごく上品な言葉を遣う女性ではないんですけど、行き過ぎないように気を付けようと思っています。ヤンチャなんだけれども可愛らしい部分、抜けているような部分も出したいので。タッグを組むことになる伊藤歩さん演じる江里が一番強い存在なので、私があまりにも強くやり過ぎてしまうとバランスがとれなくなってしまうので、そこだけは気を付けようと思っています。
視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします。
働いている女性であれば、独身の方でも既婚者の方でも、離婚経験のある方でもシングルマザーでも、共感できるキャラクターは必ずいると思うんです。「そうだよね」「よく言ってくれた!」みたいに思ってもらえるドラマになると思います。あとはファッションも楽しんでもらいたいですね。
奈央のファッションには真木さんの意見も反映されているんですよね。
極めてダサい、とか、一周回って可愛い、みたいにした方が、ファッショに興味がある方にも楽しんでもらえると思ったんです。だから、そこは頑張って伝えていきたいな、と思っています。1話から、奈央の一張羅というのが出てくるんですけど、それは是非見ていただきたいですね(笑)。

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