絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

Story case5
2011.8.16 tue on air 第六話 3つの嘘
世界的名画の愛好家の有働グループの前会長宅からロメールのアジュール3部作の1枚が盗まれ、犯人と遭遇した管理人がナイフで刺された事件を捜査することになった桜木泉(上戸彩)ら捜査班。監視カメラの映像により、事件数日前に偽名を使って有働コレクションを見学に来た男(市川訓睦)がいたことと、その男が有名な洋画家・椎名清剛(石黒賢)と接触していたことがわかった。泉は椎名の家にハウスキーパーとして潜入し、あらゆる場所に小型カメラを設置していく。そんな中、椎名宅に映像の男が訪ねてきた。調べた結果、男は上原画廊で椎名の作品を担当している職員の内山和生だと判明した。上原画廊の責任者・上原秀典(井上肇)は画廊以外にも裏で盗品の買取りなど際どいビジネスをしている噂もある人物だ。また、事件当日に有働前会長の娘の三奈子(霧島れいか)が急に予定を変更して、犯人との遭遇を免れていたこともわかった。
瀧河信次郎(桐谷健太)白石晋太郎(中原丈雄)が客を装い上原に接触。瀧河は隙をみて社長室に潜入し、フランス語で書かれた書類を見つけた。それはヨーロッパのオークション情報で椎名が上原画廊にアジュール3部作を探すよう依頼したものだった。

一方、椎名宅に潜入中の泉は、物置を捜索するため鍵を探して書斎に忍び込んでいた。そこで裏に2つの日付が書かれた椎名の絵を見つけ、さらに物置でアジュールと同じ大きさの荷物を発見するが中身までは確認できなかった。そんな中、椎名が上原に絵を売るように脅迫されていて、上原はフランス人の闇ブローカーとつながっていることが確認された。国外に売られる前にアジュールを取り戻すべく捜査員たちに気合いが入る。
椎名とは接点がないと話していた三奈子が、3年前に前会長と共に椎名と会っていた証拠が見つかった。三奈子に事情を聞くと、椎名の個展に来たとこや椎名と会ったことは誰にも言わないように父親から口止めされたという。また、前会長がアジュールを手に入れたのが20年前のマルセイユであることがわかった。泉が椎名の家で見つけた絵画はマルセイユの風景画で、日付の1つは前会長がアジュールを手に入れた日付けと一致していた。
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