



溶かした金属を鋳型に流し込む伝統工芸、鋳造に新風を巻き起こす。
何万輪もの花と頭蓋骨で生と死を表現。
世界的なオークション・サザビーズでも注目を集める、彼の1Hセンスとは?
髙橋さん
「僕は「時間があったら、朝倉(あさくら)彫塑館(ちょうそかん)に行きます」
彫刻家の朝倉文夫さんの住居兼アトリエ。
それが今美術館として解放されています。
庭がすごく素敵なんですよ。」
訪れたのは、東京・谷中にある美術館。
髙橋さん
「毎回来ると自分にとって発見があるというか
彫刻的なものの作り方もそうなんですけど。
自然の美しさが凝縮されているというか
今日天気が悪いですけど水の音とか普通に聞きたくなる。
家で水の音を聞いてもうるさいだけだけど、
こういう所に来るとすごく落ち着くんですよね。」
自然の息遣いに触れる事が、命を見つめる作品を輝かせると、彼は言います。
髙橋さん
「現代にとっての死生観、新型コロナも流行って、
突然死がパッと来るような感覚に陥ったときに、
先へ進む後押しができるような作品を作れたらいいと思っていますね。」
髙橋さんの特別な一時間。
それは、洗練された美意識に包まれ、創作への想いを高めるひととき。