



卓越した感性とテクニックを併せ持ち、数々のコンクールで入賞。
和太鼓と共演するなど、クラシック界に新たな風を吹き込む彼の1Hセンスとは?
上野さん
「時間ができて、休みの日は鉄道模型を走らせに行きます。
生まれ育った場所が常磐線の線路の目の前で
母子手帳に僕が初めてしゃべった言葉が書いてあって、
パパでもママでもなく「カンカンカン…」だった。踏切のカンカンですね。」
訪れたのは、ジオラマが楽しめるお店。
上野さん
「自分の家で走らせるだけでは満足いかない
理由は、このゆるいカーブなんです。本物のようなこのゆるいカーブ。
これ素晴らしいですよ、ほんとに。」
夢中になる情熱が、演奏にも必要だと、彼は言います。
上野さん
「楽しさを伝えるにはまず自分が楽しまないと。
音楽は、演奏者がその作品の良さだったり、核となるものに、バシッとハマった時って、
自然と客席がキュッとそこに入ってくる。
だからやっぱりまず演奏者がその楽しさを味わわなきゃいけない。」
上野さんの特別な一時間。
それは、鉄道模型を愉しみ、明日のステージを輝かせるひととき。