



異例の若さで、「日展」の特選を2度受賞。
洗練された技術と温かな表現力で、人物を艶やかに描き出す。
個展ではすべての作品が売り切れ。
完売画家とも呼ばれ注目される、彼の1Hセンスとは?
中島さん
「ぼくは、時間があるときは輸入食材屋に行きます。
美大に行っている時から好きでよく行っているんですよ。
常にバラエティがあって、そういうところが好きです。
今日のお店には他のお店にはないものがあるんですよ。
それが楽しみでいつも行ってしまうんですよね。」
訪れたのは、世界の食材に出会えるお店。
中島さん
「行くたびに、ちょっと気持ちが高揚するんです。
商品がカラフルだったり、ちょっと発見があったり。
すごく新鮮なんですよ。いつ行っても。」
ここに来ると、駆け出しの頃の気持ちが蘇ると、彼は言います。
中島さん
「食べたことであの時の感覚、
プロになってすぐのお金がなくて将来不安でという感情も、
フレッシュな形で蘇ってきて。
記憶の再生装置みたいなところがあるんだなって、
ぼくにとってはそうなんだなと思いましたね。」
中島さんの特別な一時間。
それは、思い出の味で初心に戻り、明日へのチカラを蓄えるひととき。