



千年の歴史を誇る伝統工芸“ろうけつ染め”。
花をモチーフに、蝋(ろう)で色を付ける技法で、見る者を魅了。
海外でも作品を発表し、注目を集める、彼女の1Hセンスとは?
古屋さん
「私は時間があるときは、違和感のある場所へ行きます。
普段は日々制作をしているのですけど、同じ工程を繰り返すという時間が多いです。
たまに時間があると出かけて刺激をもらいに行きます。」
訪れたのは、芸術家・荒川修作が手掛けた、不思議な空間の建物。
古屋さん
「床すごい気持ち良いです。靴下脱ぎました。
人間が元々持っていた感覚、でも普段あまり使わない感覚を、
引き出してくれる場所だと思います。
それを自分の中で研ぎ澄ませたりして、新しい表現ができるのではないかと思います。」
表現者にとって眠っている感覚を引き出すことが大切だと言います。
古屋さん
「美しいと人が感じる根源には何があるのかという事を、
自分が作ったものを見て、考えてもらえたら一瞬でも、
それは良かったなと思いますね。」
古屋さんの特別な一時間。
それは、心を解き放ち、新たなインスピレーションを得るひととき。