



繊細で鮮やかな色彩の作品を手がけ、世界最大級の花の祭典「フィラデルフィアフラワーショー」で日本人初のグランプリに輝く。
草花だけではなく、野菜やフルーツを使うなど、斬新なアイデアで新たな押し花を生み出す、彼の1Hセンスとは…?
杉野さん
「ちょっと時間が出来たら、テニスに行きます。
今回もちょっと仲間と一緒に行くんですけど、今日はどんな組み合わせでやりますかね。」
訪れたのは、横浜にあるテニスクラブ。
杉野さん
「作品作りになると、何時間も机に座りっぱなしで集中してやるので、本当に硬くなっちゃうんですよ。
どんどんそういう状況を作ってると、頭ん中も硬くなっちゃうんですよね。行き詰まっちゃうんです。」
テニスは、心と体をほぐしてくれると、杉野さんは言います。
杉野さん
「発想ってものは、ちょっと感覚的に鈍った方が閃きが出るんですよね。
疲れてある程度感覚が鈍った時に、ふかん的に物を見るとふと気づくことがあるんですよね。
花屋さんとかに行って、今まではあんまり気づいていなかった花の美しさに気づくようになったりとか、
道端の草花にふと気づくようになったりとか、さっきまで迷ってた事が、
誰か他の人が迷ってたような感覚で客観的に物が見れるようになるんですよね。」
杉野さんの特別な一時間。
それは感覚を磨き、創作につなぐひととき。