翼の付いたスーツをまとい、3万フィート…およそ9千メートル上空から滑空する、日本で唯一のパイロット。
最高飛行速度などのギネス世界記録を更新し続ける、彼の1Hセンスとは…?
伊藤さん
「僕は時間があったら、モトクロスをしに行きます。高校生からなので16歳ぐらいからずっとやってきているんですよね。
当時はやっぱりプロを目指したいと思って、レースに出たりとかもしてたことがあるんですよね。」
訪れたのは、通い慣れたモトクロス場。
伊藤さん
「もう余計なことは考えてないですよね。
次々に道が変わるので瞬間的に判断して、それに合わせてリズムを作ったような感じで乗る。
空中にフワッと浮かぶ浮遊感というか飛ぶ感じ。あとスピード感ですよね。
それがすごい好きですよね。」
バイクに跨がり、無心で駆け巡る。
起伏の激しいオフロードに挑むことは、空へと向かうモチベーションにつながると彼は言います。
伊藤さん
「自分の記録を更新しているんですけれども、誰もやってないこと、半分冒険的な、チャレンジする気持ちっていうか。
人間ってどこまで飛んで行けるんだろうみたいな。そういったところに魅力がありますかね。」
伊藤さんの特別な一時間。
それは、大地を駆け抜け、新たな空へと向かうひととき。