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#249 映画監督 紀里谷和明 今回訪れたのは、「キックボクシングのジム」 2015年8月23日


美しい映像とスタイリッシュな作風で観客を魅了し、注目を集めている。

今年、全米公開されたハリウッド映画も手掛けた彼の1Hセンスとは…?

紀里谷さん
「時間があったらキックボクシングに行きます。
もともと空手やっていたから、子供の頃。もうかれこれ10年くらいやってます。
全然上手くなんないけど。映画っていうのは体力勝負なんでね。そこはもうすごく気使いますよね。」

訪れたのは、キックボクシングのジム。

紀里谷さん
「今の時代って、人が人と向き合うっていうことが非常に希薄な時代だと思うんですよ。
それが非常に僕は嫌だなと思ってるんですね。キックボクシングって向き合わないと話にならない訳じゃないですか。
勝つか負けるかっていうのは重要じゃなくって、闘うという行為を使って人と繋がってるんですよね。」

ただひたすら、目の前の相手に集中する。
全力で向き合う姿勢が、人の心を動かすと彼は言います。

紀里谷さん
「映画っていうのも、特に役者さんとは向き合わないと話になんなくって、きっちりこちら側がすべてを見せて初めて、
向こうもすべてを見せてくれると思うんですね。
もう一秒たりとも逃げることの許されない世界の中で向き合うっていうことが、僕にとってすごく重要なことですね。」

紀里谷さんの特別な一時間。
それは全てをさらけ出し、相手と向き合うひととき。

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