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#228 クロースアップマジシャン KiLa 今回訪れたのは、「都内の美術館」 2015年3月29日


30㎝の近距離で見せる“クロースアップマジック”で注目を集める。

細やかな演出を散りばめたマジックで、見る者を魅了する、彼の1Hセンスとは…?

KiLaさん
「僕は時間が出来たら、美術館に行ってリャドの絵を見ます。
元々イラストレーターになりたかった時期があって、その頃に出会った画家で、もう一瞬にして心を奪われて…」

訪れたのは、都内の美術館。
リャドは、光と影を操る、現代印象派の天才画家。

KiLaさん
「例えば、光が入っている所だけクローズアップしてみると、無機質な絵の具にしか見えないんですけど、
引いて見た時に、なんて的確に表現できているんだろうって思っちゃうんですよね。」

一筆一筆では分からなくても、全体を見たとき、感動に繋がる。
それは、マジックも同じだとKiLaさんは言います。

KiLaさん
「すべての行動に意味があるっていう。相手を感動させるためには計算が必要なんですね。
彼のディテールをとらえる感受性の高さと、それを表現するタッチの大胆さ。
これがまさしく魔法を生み出しているんじゃないかなと思います。」

KiLaさんの特別な一時間。
それは、絵に込められた魔法に、マジックの原点を見るひととき。

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