



花を絨毯のように敷き詰める絵画「インフィオラータ」を手がけ、
「花歌舞伎」と呼ばれる独自の作風で世界的に注目を集めている。
「限りある命」をテーマに、作品を生み出す彼の1Hセンスとは…?
藤川さん
「時間が出来ると、大好きな卓球に出掛けます。
中学校の時に結構真剣にやって、下手の横好きでかれこれ30年ぐらいやってますよ。
時間がある時は週に2、3回は行くようにしています。」
訪れたのは、卓球の練習場。
藤川さん
「普段企画を作ったりとかアイデアを考えるっていう時間が多いので、
詰まってくるというか、アイデアが浮かんでこないっていうのがあるんですよ。
そういう時は卓球をしながら、汗を流して机に向かうと思考回路的な部分での血流も良くなる。
結構良いアイデアが出てきたりするんですよね。」
ただひたすら、卓球に打ち込む。
無心で白球を追うことは、自らを追い込む作品作りにも通じると彼は言います。
藤川さん
「『あーもう届かないな』と思って諦めちゃそれで終わりなんだけども、そこでもう一歩足を出して球に食いつく。
で、やっぱり作品なんかも、後悔をしたくないんですよ。
見た人たちに感動してもらいたい。そのためにはやっぱり諦めが悪い、諦めないっていう。
そういった部分は卓球の精神に繋がっているのかなと思いますね。」
藤川さんの特別な一時間。
それは卓球に夢中になり、あきらめない心を培うひととき。