ONE hour Sense
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#253 作家 道尾秀介 今回訪れたのは、「ダンススタジオ」 2015年9月20日


直木賞をはじめ、数々の文学賞を受賞。

ダイナミックかつ予測不能なストーリー展開で読者を惹きつける彼の1Hセンスとは…?

道尾さん
「時間ができた時は、ボーンズっていう楽器を練習しに行きますね。
アイルランドの元々民族楽器なんですけど、手首の回転で打ち鳴らす楽器なんですね。」

訪れたのは、ダンススタジオ。
ショーに向けてベリーダンスと本番さながらのトレーニング。

道尾さん
「単純な、本当に木がぶつかっているだけの音の連続が、曲を盛り上げたり、
ダンスを盛り上げることに役に立ったってすごく体で分かる瞬間があって自分でフレーズを考えるんですけど、
いかに音色を変えて曲の盛り上がりとそこピターッと一致させることができると、本当に気持ちいいんですよね。」

楽器を奏でるなかで、創作へのヒントが得られると彼は言います。

道尾さん
「打楽器のダイナミズムっていうのが小説にすごく参考になるんですよね。
小説を書く時に。小説の盛り上げ方と似てるんですね。
書いてる時も、Aメロ、Bメロ、サビのような起承転結がうまく書けると、ほんとに作用してくれていると思います。」

道尾さんの特別な一時間。
それは、ボーンズのリズムに浸り、新たな作品につなぐひととき。

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