『119エマージェンシーコール』に佐藤浩市さん、中村ゆりさんの出演が決定しました。
佐藤さんが演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の主任・堂島信一(どうじま・しんいち)。ほんのわずかな音の違いも聞き漏らさず、状況の変化に気づいて的確な指示を出すことができる、通称“伝説(レジェンド)の指令管制員”。長らく現場を離れて管理職となっていましたが、定年を期にある思いがあって再任用の指令管制員として指令センターに戻りました。口調や態度には昭和気質の粗暴さが垣間見られますが、その言葉には経験に裏打ちされた説得力があります。一葉とはかつて上司と部下だった頃からの旧知の仲で、お互いのことをよく知っており、信頼しあっています。
佐藤さんは、1980年のデビュー以来、これまで数々のドラマ・映画へ出演。『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(1994年)、『64 ロクヨン 前編』(2016年)などで日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したほか、数々の賞を受賞してきた名俳優であり、日本の映画界、ドラマ界において欠かすことのできない存在。常に第一線で活躍し続ける佐藤は、『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(2023年10月クール)以来のフジテレビドラマへの出演となります。
中村さんが演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の係長・高千穂一葉(たかちほ・かずは)。個性的なメンバーをまとめるリーダーで、自ら通報に対処することもある指令管制員。論理的な思考の持ち主で、常に指令センター全体を見て的確な指示を出すことを心がけていますが、部下の人間関係の悩みには対応に困ることも。また、仕事終わりや休日に飲むのが好きで、お酒が入ると関西弁になる一面もあります。
中村さんは、映画『そして父になる』(2013年/ギャガ)や『グッド・ドクター』(2018年7月クール/フジテレビ系)、『今夜はコの字で』(2020・22年/BSテレ東系)、『クロサギ』(2022年10月クール/TBS)、『鬼平犯科帳』シリーズ(2024年~/時代劇専門チャンネル)などの話題作に多数出演。また、11月14日(木)に配信がスタートした『さよならのつづき』(Netflix)では、難しい役どころとなる主人公の妻役を熱演しています。そんな中村さんは『月の恋人~Moon Lovers~』(2010年5月~7月/フジテレビ系)以来、約14年半ぶりに月9へレギュラー出演です。
「複数の119番通報が同時に入ってくることも少なくない指令管制員の仕事は、チームワークが求められる仕事でもあります。ひとつひとつの通報に向き合うために、キャリアの異なる管制員同士がお互いを補いあい、助けあって活動する“ワンチーム”としての司令課3係。そんなチームの重心を支えてきた“レジェンド”指令管制員に佐藤浩市さん、チームを冷静にまとめるリーダーに中村ゆりさん、初めに思い描いた理想のキャスティングがかないました!雪たち後輩の管制員たちが壁にぶつかったり悩んだりするとき、経験豊富な先輩である彼らがどんな言葉をかけるのか…。もうひとつの“声”がつなぐ、世代を越えた人と人との結びつきを感じていただけたらと思います」