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みなさまの体験談

  • 私たち夫婦は、30代の10年間、時間もお金も心も体も生活のすべてを不妊治療に費やしました。
    どうしても、赤ちゃんを抱きたかった。妊娠したよ!と主人と抱き合って喜びたかった。
    でも結果は、長い長いトンネルの中で時間が止まったような、楽しかったことは何も思い出せない10年になりました。
    傷ついてボロボロでした。泣き暮らしました。生きている意味も分からなかった。
    ドラマの内容も投稿された皆さんの体験談も、すべてが自分の事のようです。
    今は50代に入り、子供のいない生活は、時間にもお金にも何にも縛られない自由な毎日です。
    子供がいる友達から見たら、羨ましいらしいです。
    人から見たら、なんて幸せそうな仲良し夫婦!と見えるらしいです。
    確かに、楽しく過ごしています。
    40代の半ばごろから、こんな生き方もありかな、と心の底から思えて、生きていて楽しいと感じる瞬間も増え、
    自分がどんなに苦しい時間を過ごしてきたかも、笑って人に話せるようになりました。
    でも、終わらないんです。50歳になっても時々ちょっぴり辛くなります。
    入学式も卒業式も受験も、母の日も、子供の反抗期も、学費の心配も、成人式も結婚も、孫も…ない。
    色々な幸せも悩みも苦労も経験することができないんですよね。
    友達とそんな話になる度に、ちょっとだけギュっと心が痛くなるのです。
    みんな結局はないものねだりで、今、私は幸せよ、って分かってはいるのですが。
    今、不妊治療中の若い方々には、どうぞ、体だけでなく心の健康も大事にしてほしいと思います。
    不妊治療は本当につらいです。でも、ずっと今のままじゃない、
    どんな結果であれ、自分の心は少しずつ少しずつ、きっと軽く元気になりますから。
    一日のうちで少しの時間でもいいですから、赤ちゃんの事を考えなくてもいい時間を作って、脳をストレスから解放してあげて下さいね。
    私の場合は仕事とドラマ鑑賞でしたが。
    松山君と恭子ちゃんのコミカルなシーンなのに、泣きながらドラマを見ていらっしゃる皆さん、
    皆さんの涙が乾く日が一日でも早く来ますように、と心から祈っています。

    <幸せなおばちゃんさん 50代女性>

  • 私は、去年の3月に7年間の不妊治療をして、女の子を出産しました。
    20代の独身のときに、婦人科行って検査したときに、妊娠しにくい体と言われました。
    なので、結婚したと同時に不妊治療専門の病院に通い始めました。
    タイミングから、どんどんステップアップして、体外受精3回目で妊娠しました。
    そこに至るまでは、精神的疲労もありましたし、金銭的にも大変でした。
    共働きではないと、治療は金銭的に厳しかったです。
    娘が生まれたことで、色々なことは報われました。
    ドラマでは、綺麗事ばかりの内容ではなく、現在不妊で悩んでる方に寄り添った内容になればいいと思います。

    <ラッキーラビットさん 30代女性>

  • 28歳で結婚し、すぐに子供がほしいと思って子作り開始。結婚後すぐ母の癌が見つかり、早く子供を見せてあげたいと急ぐが、なかなか授からず。
    結婚から一年半後に仕事を辞め母の介護をするもすぐに母が亡くなる。仕事も辞めたし、ゆっくりすれば出来るだろうと思っていたが、なかなかできず、結婚3年目で通院開始。病院に行けばすぐに妊娠できると思っていた。通院から1年半で三回病院を変え、最終的に体外受精に踏み切るも、一度着床するも流産。またこれから2回目の採卵に向けて頑張っています。気づけばあっという間に34歳。
    妊活はストレスだらけです。いつ鬱になってもおかしくない精神状態です。
    友達に不妊治療の事話しても、平気で写真送ってきたり、子供の話されたり。育児も大変だろうけど、子供の笑顔見れば癒されるのに。不妊は癒されるものがない。結果が全てだから、プレッシャーが半端ない。子供の話聞きたくないから子持ち友達とは距離を置いてます。
    旦那も、気持ち分かるって言うけどどこか他人事。このドラマの一話も一緒に見たけど、私は自分と重ね合わせて悲しくなったりしてる横で、旦那は私そっくりとゲラゲラ笑ってる。
    結局、不妊の原因がどちらにしろ、痛くて辛い治療をするのは女性なので、男性は他人事としか思えないんでしょうか。
    本当に子供ができるって奇跡です。
    簡単に子供を授かった人にこそこのドラマを見て、何かを感じ取ってほしいです。

    <ゆかさん 30代女性>

  • こんにちは
    現在43歳で体外受精で娘を出産した者です。

    35歳で結婚し、1年経っても妊娠しなかったので不妊治療を始めました。
    最初の2年は不妊治療専門の病院ではなく、近くの婦人科でタイミングと人工受精を行いましたが、妊娠に至らず。毎月のホルモン剤の投与と期待しては落胆の日々に疲れて一時的に治療を中断したりもしました。
    体外受精にステップアップするなら別の病院にと転院を勧められ、少し遠い不妊治療専門のレディースクリニックに転院しました。39歳になる時だった為、旦那さんと子供が出来たら儲けもの。出来なかったら旅行に沢山行く夫婦になろうと話し合いました。また考え過ぎて憂鬱な気分になるのが嫌だったので、治療しながらも仕事に没頭しました。日常をわざと忙しく過ごし考える時間を作らない方が私にとってはストレスがありませんでした。残業も断らず、今考えるとメチャクチャな考えかも知れませんが、そんな中で採卵、体外受精を繰り返し諦めかけた時に妊娠しました。仕事を大量に抱えていた為妊婦の時には産休に入る為に引き継ぎが大変だったのでやはり妊活中のオーバーワークは良く無いと反省しました。妊活中に気分を落とさないで過ごすのが一番難しいです。また自分と同じような状況の友達に妊娠を告げるのも心苦しかった。 娘にはこの様な苦労はさせたくないと思います。若い内に結婚、出産して欲しいです。

    <?さん>

  • フルタイム働きながらの不妊治療
    30代女性 看護師

    私は二人目不妊で、娘は小学生になります。
    とにかく、フルタイムで働きながらの不妊治療は大変です。職場に不妊治療をしていることをカミングアウトしなければ、まずは休みの調整が難しい。いつ終わるか分からない治療のために、上司に急な休みのお願いをしばしば依頼しなければならない。有休もなくなってしまう。不妊治療のための休暇制度などできないかな?
    年齢的にキャリアもあり、仕事も任されるし、期待にも応えたいが、治療のスケジュールを気にしながらの仕事。。。ストレスが半端ない。
    ホルモンを操作する治療のため、体調不良にもなる。めまいやひどい眠気やだるさなど。
    治療だけに専念できれば良いが、治療にもお金がかかる。仕事はやめれない。助成があるが、それでも非常に高い。不妊は病気じゃないの?

    今回のドラマで、どこまで不妊治療の実際を描写してくれ、どれだけ不妊治療について周りに知ってもらえるのだろう、と期待しています。
    ぜひ、深く深く不妊治療の大変さを描写して頂き、不妊治療について理解してもらえる社会へつなげてほしいです。

    <?さん 30代女性>

  • 軽い気持ちでブライダルチェックをしたら、妊娠しづらい事が判明しました。まだ20代だし、すぐ妊娠するだろうと、近所のクリニックでタイミングから始めましたが、妊娠せず、有名な不妊のクリニックに通い始めました。精子の検査も問題なし。フーナーも問題なし、そこに通い1クール、タイミングで妊娠しましたが、10週で心臓は止まっていました。なんで、私だけが、こんな目に遭わなきゃならないのか。そして赤ちゃんごめんね、夫へもごめんね、という気持ちで、涙ばかりで、手術しました。
    その後は、ネットで良いと言われるものは、全てやりました。AMHがかなり低い事がわかり絶望し、あぁ赤ちゃんを夫に抱かせてあげる事ができないんだと頭がおかしくなりそうでした。タイミング療法も、夫からしたら、気が滅入ると言われました。
    その後、今回で無理であれば、ステップアップをという時に、タイミングで妊娠しました。
    流産を経験した事で、臨月になるまで常に赤ちゃんが生きているのか不安で不安で仕方なかった。
    同じく妊娠してた人は、マタニティハイなのか、凄く楽しそう。それを見ていて本当に嫌気がさしました。

    <れんげさん 20代女性>

  • 子供は欲しくないと35までは思っていました。でも歳を食うごとに遺伝子が騒ぐとでもいうのでしょうか心境に変化があり、欲しくなりました。

    40歳過ぎて結婚しましたが夫は親戚の姉ちゃんは45歳で産んだからまだまだ大丈夫と本気で子作りや不妊治療に向き合ってはくれず、自分が43歳になった春に無理矢理病院に連れていき、1回だけタイミングをとった後、検査をするとなんと1匹も精子が居ない無精子症でした。

    男性不妊の高度な治療が受けられる病院がすぐ近くにあったのは幸いでしたが精子採取のための検査や精巣を切り開く手術、精子が見つかった時に顕微授精をするための卵子採取と凍結に自費診療で大金をはたき、手術の結果精子は見つからず卵子だけが凍結されて残ることに。


    夫の精子が完全にないため、第三者提供精子による人工授精(AID)しか道は残されておらず、夫は血の繋がりのない子供は要らない、もしやるなら離婚だと言われてあきらめました。

    他にも日本ではボランティアとして精子提供をされてる人をネットで検索してコンタクトを取ってみましたが30人ぐらい子供がいらっしゃるとのことと、その方は自分の身分を明かさないと言われ、心情的に納得できず。また、第三者との体外授精は日本では認められてないため卵子を活かすこともできないし、何より夫の同意が得られないのであきらめました。

    今思えば欲しくない、産まないと思っていた頃が幸せでした。欲しいと思っても手に入らないものがあると思い知らされました。

    父は認知症で介護の問題もあり、子供の存在が老後に非常に役に立つことがわかったのでこのまま子供のいない人生でいいのだろうか、このまま子供が産めなくなる身体にじわじわとなっていくのだろうかと思うと不安です。でもしょうがないので夫には長生きするようにと言い聞かせ、自分の人生は自分でたたむと覚悟はしています。

    結婚や子供のことを若い時は軽く考えていた私がバカだったと今は後悔しています。

    家族って大切ですね。

    <カスミさん 40代女性>