INTERVIEW10

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高倉京子役 田中好子さん

『東京DOGS』で京子役を演じることが決まったときのご感想は?

京子は、ちょっととぼけたマイペースな役と伺って“何があっても是非演じてみたい”と思ったので、今、演じているのがすごく嬉しいです。以前は、薄幸な女性役が多かったのですが、最近はCMなどでも明るくて面白い母親を演じさせて頂いています。面白い面を出すのは難しいですけど、明るい役は演じていて楽しめると思って参加させて頂きました。

京子は、ドラマの癒し部分を担当しています。

はい。刑事ドラマというと、演じる側も、ご覧になられる方も、どうしても眉間にしわを寄せる…では、ないですけど、構えてしまうことが多いと思います。『東京DOGS』にも、そんな部分がありますが、京子は“そうじゃない部分”の担当だと思って演じています。ですので、京子が出てくる部分は刑事ドラマということを忘れて楽しんで頂ければ良いと思っています。

とても明るい京子ですが、暗い過去も背負っています。

そうですね。夫を亡くしていますから。夫の亡くなり方も、病気にかかって京子が看病した末に亡くなったのではなく、警察官として職務中の殉職でもありません。休日に、子供の目の前で殺されてしまった。ですから、当初は京子も夫の死を受け入れることが出来なかったと思います。でも、京子はもともと明るい性格なので、何とか立ち直ったのでしょう。奏(小栗旬)とカリン(川口春奈)という2人の子供のためにも、常に胸の中には夫がいると思って前向きに生きてきたのだと思います。

京子にとって、奏は?

きっと奏は、父親を亡くした瞬間から“僕がママを守るんだ”と思ったのではないでしょうか。その時から、京子にとって奏はいつまでも“頼りになる長男”として存在しているんだと思います。カリンにとっても“頼りになる兄”ですし。ですから、奏がいると高倉家の女性たちは余計に安心してマイペースでいられるのでしょう。

高倉家には、カリンの彼、中谷(吉村卓也)も出入りしています。

京子は、きっと中谷くんを“男性”としては見ていないんだと思います。“娘の彼氏”でもなく、友達とか仲間ぐらいな感じで深く考えてないですね(笑)。京子って“その時、楽しければ良い”というような感覚でいられる、本当に得な性格。こういう性格の人って、いるのかしら? と、思いながらも、京子のようなスタンスでいられたら良いですよね。

奏役の小栗さんの印象はいかがですか?

テレビなどで見ていた時は、かっこ良くて、優しい方なんだろうな…という印象でした。かっこ良い人って、少し取っつき難いイメージもありますけど、そんなこともなく、実際にお会いしたら、想像以上の方でした。お芝居も上手で、いろいろな方面から役にアプローチしていますし。何か自慢の息子、みたいな感じで嬉しくて(笑)。役とダブって、京子が頼る気持ちも分かります。

福田雄一さんの脚本『東京DOGS』という作品全体は、どう思われます?

まず、登場人物の会話が面白くてお洒落ですね。また、普通の刑事ドラマに登場する刑事のコンビって、どちらかが3枚目なのに、このドラマは2人ともかっこ良いのが新鮮です。とは言え、奏の頑ななまでのストイックさと正反対にハミダシ刑事風のマルオ(水嶋ヒロ)なんですが、そのバランスも良いですね。

最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

高倉家のシーンを、みなさんの“トイレタイム”にはしないようにがんばっていきます(笑)。奏にもどんどん電話していきますので、どんな間の悪いシーンになるかもお楽しみください。また、とても気は早いですけど、私自身は『東京DOGS』シリーズ化しないかな? …なんて、思っています(笑)。その前に由岐ちゃん(吉高由里子)の記憶と神野の正体ですね。みなさん、最後まで応援して下さい。

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