いよいよ物語もクライマックスを迎えますね。井浦さんは、以前から“探偵もの”にご出演されたかったそうですが、「探偵の探偵」の現場はいかがですか?
探偵役は、出会いがあればやってみたいとずっと思っていました。今回、演じた須磨は、探偵とはいえ会社の社長という側面が大きくて、自ら調査に出かけたりするシーンが少なかったのが残念といえば残念でした。法律に関することなど、須磨のセリフの専門用語の難解さに苦労することもありました。それでいて、いつも冷静沈着でドシッと構えたところがある人物なので、例えば「そうだね」と言うだけでも、そのトーンが無限にあるような気がします。実は、結構悩みながら演じていますが、この「探偵を探偵する」という、今まであまり描かれなかった世界観が大変面白く、新しい“探偵もの”として楽しんでいます。
撮影はとてもハードながら、現場は北川景子さんを中心にいつも明るい雰囲気なのが印象的です。
そうですね、本当に。一番大変な役を背負っている北川さんが、一生懸命に座長を務めあげていることが大きいです。そういう北川さんを現場の皆が見ていて「自分も最高のパフォーマンスをして支えたい!」と思うのではないでしょうか。それと、北川さん、川口春奈さん、DEAN( FUJIOKA)、そして「探偵課」の皆さんのお芝居のアプローチが違うことが面白いなと思いました。1話からお芝居を重ねるうちに、お互いの個性も分かってきて、役でもそこを活かした掛け合いができる。そうやってどんどんチームワークができていった感じがします。個人的には、今回、相島一之さんと対峙するシーンが3度ほどあって、その濃さにうれしくなりました。画面では初対面のように見えて、実は旧知の仲で手の内も知り尽くしているという者同士の、バチバチと緊張感のある芝居をさせていただき、「自分は、生きているな」って(笑)。ユースケ(・サンタマリア)さんともそうでした。
そんな須磨は、上司として玲奈(北川)を見守りながらも、何か思惑もありそうです。
1話からずっと「死神」候補ナンバーワンと言われてきましたから(笑)。実際、誰もが怪しく見えるように撮っていますが、須磨にも桐嶋(DEAN)にも琴葉(川口)にも疑惑はかかっているんですよね。その真相は、間もなく明かされますが…。
ちなみに、死神の正体を知ったとき、井浦さんはどんなリアクションをされましたか?
「ええっ、本当に!?」ってものすごく驚きました(笑)。死神は、玲奈だけではなく、すべての視聴者から救いようもないほど嫌われる存在として描かれていると思います。ただ、この様な役を演じられることは、表現を生業にする者としては演(や)りがいでしょうね。早く見ていただきたいです。
では、そんな視聴者のみなさまにメッセージをお願いします!
終盤の見どころは、じわじわと見えてくる死神の影だと思います。そして、玲奈と死神の命をかけた戦いも必見です。北川さんも、ここまで積み上げたものを全部ぶつけるようなお芝居をされていますから。今後、ドラマはさらにスピード感を増すと思いますので、振り落とされないようにしっかりとしがみついて、最後まで見届けていただきたいと思います。それから、死神の正体が分かった後にも、衝撃の事実がまだありますので、本当に最後の最後までご覧ください。
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