画像や映像表現に見られる、“どこかで見たことがあるステレオタイプなフード表現”を紹介し、それが意味するところを独自の“フード理論”をもとに分析するという、福田里香さんの人気連載が待望の単行本化!発売を記念してのインタビューをどうぞ!
ゴロツキはいつも食卓を襲う
フード理論とステレオタイプフード50
発行/太田出版
福田里香/著
オノ・ナツメ/イラスト
(2012年4月12日発売)
「コラム☆タケシ」での人気連載「ゴロツキはいつも食卓を襲う」がついに単行本化されました!連載時の内容に加えて更なる加筆・書き下ろし満載の読み応えたっぷりの一冊です。
その発売を記念して著者の福田里香さんにインタビューしてきました。
――この本の見どころを教えてください。
「見どころはなんと言ってもオノ・ナツメさんのイラストに決まっています、素晴らしいです。
連載のために描き下ろしをしてくださったというのは、なかなかないことだと思いますし。「これどこかで見たな~」っていうシーンを上手く切り取って描いてくださっています。その絶妙なデジャヴ感覚をイラストで味わって頂けたらなと思います。
コラムも全部で50章あるので、1から順に読んでいくというのではなく、興味のあるところから飛ばし読みして頂けたら良いなと思っています。まずは自分が「あるある、見たことある」と思ったところから読んでください」
――タケシでの連載中と書籍では違う部分はありますか?
「新たに書き下ろしや修正を加え、さらにイラストも10点以上を描き下ろして頂きました。
また、イラストの下に格言や標語のような感じでテキストがあり、その英訳も入れています。オノさんのイラストに英語が付くことによって『Esquire(エスクァイヤ:1930年代にアメリカで誕生した世界初男性誌)』や『The New Yorker(ザ・ニューヨーカー:1920年代にアメリカで誕生した雑誌)』みたいな感じになって、ますます素敵です」
――あと書籍には福田さんの想いがこもった「まえがき」と「あとがき」が収録されていますね。
「あとがきも去年の3月11日の大震災がなかったらこんなに長くならなかったと思います。今現在、食の問題というのは本当に深刻な問題でもあります。だからメディアによるフードリテラシーってとても大切だと思うんです。
あと、リアルで素晴らしい活動をしている方を見て「自分もそうなろう」って思うことがあるのと同様に、例えば漫画を読んで、小説を読んで、映画を観て、テレビを観て、そこで受けたものが全然違う職種で開花するということも多々あると思うんです。表現者になるにしてもならないにしても。そういった意味でもこの本を“表現”を読み説いてもらうひとつのツールにしてもらえればこれ以上の喜びはないですね」
――タケシ読者へひとことお願いします!
「連載中はお世話になりました。「この映像やまんがでステレオタイプフード表現を見ました」というお便りもたくさん頂けてうれしかったです。私もそれを読みながら、そうそう『ハチミツとクローバー』でもこういうシーンがあったよな、とか、『チャーリーとチョコレート工場』、『ゲド戦記』『ルパンとカリオストロの城』、『スタートレック』でもそういうシーンがあったなとか。確かに『アルプスの少女ハイジ』ではペーターが食べ物をのどに詰まらせていたよな、とか思い出せてありがたかったです(笑)。どうもありがとうございました」
「ゴロツキはいつも食卓を襲う」の中身をちょっとご紹介!(クリックで大きくなります)
どこから読むか迷ってしまう、書き下ろしを含む50章の全てをご紹介!(クリックで大きくなります)
<「ゴロツキはいつも食卓を襲う」NEWS!>
●発売記念イベント開催!
イラストとインスタレーション展示等を予定。
会期:2012年4月17日(火)~25日(水)
場所:ユトレヒト UTRECHT/NOW IDeA
東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ2F
TEL 03-6427-4041
http://www.utrecht.jp