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出場国情報(女子)

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ブラジル

ワールドランキング3位
南米代表/南米選手権1位

前回大会銀メダルのブラジル。ユース、ジュニア、シニアと各世代それぞれが世界トップレベルに君臨する。指揮を執るギマラエス監督は1992年のシドニー五輪で男子ナショナルチームを率いて金メダルを獲得した名将。しかし、女子では世界三大大会であと一歩優勝には届いていない。悲願の金メダルをと気合が入る。
今夏のワールドグランプリではエース・ペケノ、カストロがポイントゲッターとして活躍。ベンチメンバーを含めた層の厚さは世界屈指。加えて不参加だったエース、カルバリョ、ベテランセッター・ソウザらのメンバーもワールドカップでは元気な姿を見せてくれることだろう。
バックアタックを絡めた立体型の攻撃を武器に、目指すは世界No.1だ。

イタリア

ワールドランキング4位
ヨーロッパ代表/ヨーロッパ選手権1位

世界のトップレベルに位置するものの、メダル獲得するまでに至らなかったイタリア。長年チームを率いたボニッタ監督に代わり、世界選手権直前に就任したバルボリーニ監督はチームの世代交代を推し進め、ピッチニーニやトグットらチームの主力として活躍してきた選手を代表から外した。
新しいチームは司令塔のロビアンコをキャプテンに、デルコーレ、バラッツァらこれまで国際経験の少ない選手をレギュラーに抜擢。チームの得点源に起用したアゲロは、キューバのナショナルチームのセッター兼アタッカーとして活躍して、イタリアに帰化。90年代盛隆を支えたベテランの加入は、攻撃面と精神面の柱として活躍し、ヨーロッパ選手権優勝の立役者として大会MVPにも輝いた。
今回ヨーロッパ選手権では、予選から1敗もしない完璧な成績で優勝を達成。そのデータバレーにアゲロを中心とした高い攻撃力を加味し、ワールドカップでの北京出場権獲得を目指す。

キューバ

ワールドランキング5位
北中米代表/北中米選手権1位

バルセロナ、アトランタ、シドニー各五輪の3大会連続で金メダル獲得をはじめ、世界三大大会で8連続優勝という未曾有の大記録を打ち立て、黄金時代を築いたキューバ。正に1990年代の女子バレーは、そのキューバを抜きにしては語れないほどの大活躍を見せた。その後一時低迷したものの、高い身体能力を持つ若い選手たちの台頭で復活の兆しを見せ始めている。
その若き能力の高い選手たちの中でも特に活躍が期待されるのが、ポイントゲッターのカルデロン。191cmの恵まれた体躯、330cmを誇る最高到達点から繰り出されるスパイクは正に脅威。今後さらに成長が期待されるエースだ。そのカルデロンを含めたチームをまとめるのが、ベテランでキャプテンのルイザ。伝統とも言えるツーセッターでどこからでも高いスパイクを仕掛け、持ち前の攻撃力と決定力の高いサーブで今大会を制し、新たな時代へ踏み出したいところ。

日本

ワールドランキング7位
開催国

キャプテンで司令塔の竹下佳江を軸とした日本最大の武器であるスピーディなコンビバレーを生かし、巧みな攻撃で世界のカベに立ち向かう。
何より心強いのはエース栗原恵の復活だ。高さのあるスパイク、そして、決定力のあるジャンプサーブ。いまや日本の大黒柱として頼もしく成長を見せた栗原の活躍なくして上位進出はありえないと言える。また、攻守の要・高橋みゆき、類まれなるセンスの持ち主・木村沙織のサイドアタッカー陣、ブロックにスパイクに成長著しい荒木絵里香、高さとスピードで勝負の杉山祥子、ニューフェイスの庄司夕起をはじめとした多彩なセンター陣も個性派ぞろい。そしてリベロに入る佐野優子は2年間フランスリーグを経験し、持ち前のレシーブ力がさらにレベルアップ。日本をバックから支える守護神として欠かせない存在となっている。体調を崩していた菅山かおる、肩と腰を故障し戦線離脱していた大山加奈もエントリー。また、注目の高校生セッター河合由貴も加わるなど戦力に厚みが増した。
2003年ワールドカップからスタートした柳本ジャパン。来年の北京オリンピックでの目標に掲げるメダル奪取へ向け、まずはこのワールドカップで表彰台に立ち大きな弾みとしたい。

アメリカ

ワールドランキング8位
北中米代表/北中米選手権2位

吉田監督の下、日本型システムを取り入れてアテネ五輪を戦ったアメリカ。そのあとを継いで郎平が監督に就任。チームは、ナマミら若手のエースと、バウンやスコットといった経験豊富なベテラン陣がバランス良く得点に絡んでおり、日本でもお馴染みの2mプレーヤー・ハニーフやカミソリサウポー・メカカフら高さとパワーは折り紙つき。さらに郎平監督が手応えを感じているのが、課題としてきたサーブ、サーブレシーブでのミスを抑えるという面での成果だ。
大半のメンバーが国外チームに所属しているため、実際にチーム作りにかけられる時間は豊富ではないところが懸念材料。しかし、そんな状況の中で、トーナメントの一戦一戦をも練習の一環と考え、チームを一つにすることに腐心する郎平監督。来年に控えた北京五輪に出場し、祖国である中国で知りつくしている中国チームと戦うためにも、今回のワールドカップは負けられない大会となる。

セルビア

ワールドランキング9位
ヨーロッパ代表/ヨーロッパ選手権2位

昨年の世界選手権ではセルビア・モンテネグロとして参加。ワールドランキング30位と参加国中最下位という中から勝ち進み、銅メダルを獲得したことは女子バレー界に衝撃を与えた。
ワールドカップの予選となったヨーロッパ選手権では、初戦で格下スロバキアにまさかの敗戦。そこからチームを立て直し、オランダ、ベルギーなどの強国に勝利。準決勝ではポーランドに勝ち、ワールドカップ出場を決めた。決勝は敗退したが、昨年の世界選手権での成績がフロッグでなかったことを証明した。
攻撃の中心はニコリッチとブラコチェビッチ。ニコリッチは日本のVリーグでもプレー経験があり、高さと共にサーブレシーブの要としても活躍。また、ブラコチェビッチは、196cmという身長を生かした破壊力のある攻撃が魅力だ。この2人を軸にヨーロッパ選手権決勝のスタメンは188cmと大型であり、また美女が多いという部分でも話題を集めるチームである。

ポーランド

ワールドランキング10位
推薦国/ヨーロッパ

1960年代は2回続けてオリンピックで銅メダルを獲得するなど、強豪国として名を馳せたが、その後はソ連(ロシア)、オランダ、イタリアらに押され、目立った成績を残すことができなかった。しかし、2003年のヨーロッパ選手権で優勝、続くワールドカップも8位に入ると、2005年のヨーロッパ選手権を連覇し、その実力の高さを証明した。
世界大会では成績が低迷していたが、今シーズンよりイタリアを率いたボニッタ監督を招聘。ワールドグランプリでは6位となり、ワールドカップの予選となったヨーロッパ選手権では予選、二次ラウンドを全勝で通過した。しかし、準決勝でセルビアにストレート負けを喫すると、ロシアとの3位決定戦でも自慢の攻撃力が不発に終わり4位となったが、ワイルドカードでのワールドカップ出場を果たした。
特徴であるバランスの取れた攻撃力に加え、ベテラン・グリンカが復帰。得点チャンスで確実に決められるエースの復活は心強い。

韓国

ワールドランキング11位
アジア代表/アジア選手権4位

しつこく食らい付いていくレシーブからの速いコンビバレーを武器とする韓国が、アジア第二代表として出場を決めた。
近年低迷している韓国は、世界の大型化に伴い、堅実な守備に加えてバックアタックを絡めた攻撃が加わった。その新生韓国を支えるのは、キム・ヨンギョン、ハン・ソンイ、ファン・ヨンジュをいった若くて高さのある選手たち。9月に開催されたアジア選手権では出場していなかったが、その代わりに次世代の韓国を担うエース184cmのぺ・ユナの活躍が目立った。レフトから強烈なスパイクをたたき込みチームをけん引。加えて、イ・ジュオク、185cmのキム・ミンジら高さのある若手選手らも活躍。また、新しくイ・チョンチョルが監督に就任し、フレッシュなチームでワールドカップに挑む。キム、ヨンギョンらがチームに戻ってくれば、より破壊力のある攻撃型のチームになること間違いない。ワールドカップでは侮れない存在となるだろう。

ドミニカ共和国

ワールドランキング16位
推薦国/北中米

持ち前の高い身体能力を生かし、ここ数年で力をつけてきた。初出場となったアテネ五輪では11位に終わったが、世界選手権には1998年以来3大会連続出場するなど、国際経験も積んできた。
中心選手となるのは、ベテランのカブラル。キャプテンのロドリゲスと共に若い選手たちをバックアップ。また、ジャンプ力を生かした決定力のあるスパイクでチームを引っ張る。加えて、194cmのバルガスらを軸としたブロックも脅威。若手の代表格としては、サーブにスパイクに攻めたてる18歳のロンドンの活躍が目覚しい。
しかし、全体的に若い選手が多く、課題も多いことは否めない。ディフェンス面がもろく、崩れてしまうとミスが続くことも課題の一つに挙げられるだろう。
2回目の出場となる今大会で勢いに乗り2度目のオリンピック出場権へ向け大きな弾みとしたいところだ。

ケニア

ワールドランキング18位
アフリカ代表/アフリカ選手権1位

ワールドカップ予選を兼ねたアフリカ選手権を失セット0、史上初の完全優勝で制したケニア。昨年出場した世界選手権では、日本人である菅原貞敬監督がチームを率いて一次ラウンド突破を目指したが、白星を挙げることはできなかった。その菅原監督からキロンゴ監督に交代。キャプテンでアフリカ選手権MVPのナコミチャやセッターのワンジャを始めとした主力メンバーは昨年と変わらず、年々成長を遂げている。
昨年日本でも見られた通り、非常に陽気なプレースタイルが特徴であるが、菅原監督が指導したブロックとレシーブの関係など、組織的なプレーは更に磨かれている。アフリカ選手権でベストディガーを獲得したアモイの高い身体能力に粘りが加わり、爆発したら怖い相手となるのは間違いない。
ワールドカップは91年、98年大会に続いて3度目の出場。アフリカの女王は一花咲かせるべく気合が入っているに違いない。

ペルー

ワールドランキング18位
南米代表/南米選手権2位

南米選手権において、決勝では世界のトップに君臨するブラジルに敗れたものの準優勝し、ワールドカップ出場を決めたペルー。かつては世界トップクラスの実力を持つ強国だった。
82年の世界選手権準優勝に始まり、86年の同大会では3位、そしてソウル五輪では激闘を演じた日本との準決勝を制覇し、銀メダルを獲得した。
そのバレースタイルは、日本人指導者・加藤明氏(故人)、韓国人指導者パク・マンボク氏の2名の指導による影響が大きく、欧米系には珍しく拾ってつなぐバレーが根底にある。
南米選手権でもベストレシーバー賞に輝いたパラシオスを中心に、硬い守りからのバレーで世界の強敵たちと戦う。

タイ

ワールドランキング30位
アジア代表/アジア選手権3位

近年急激に成長を遂げており、今年のアジア選手権では3位に入賞。優勝した日本は開催国として出場が決まっており、また準優勝の中国は北京五輪の開催国によりワールドカップには出場しないため、繰上げでアジア第一代表として出場が決定した。90年代後半から強化に努めてきており、01年アジア選手権では3位決定戦で日本を破るなど、着実に力をつけている。
アジア特有の粘り強いレシーブから好セッターを軸にしたコンビバレーが特徴で、その中でも柱となるのが、日本でもおなじみのティンカオやセーヌアン。強烈なスパイクを武器に高い攻撃力を発揮する。
進化し続けるタイを率いるナタポン監督は、柳本監督が男子のタイ代表チームの監督時代にセッターとして所属していたことがあり、アジア選手権では師弟対決として注目された。
ワールドカップではどれだけ実力が発揮できるのか? ダークホース的な存在だろう。
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