![]() |
1 相澤 寿(あいざわ ひさし)
|
| 昨年の大学選手権でレギュラーとして日体大を優勝に導き、自らもブロック賞を獲得、MVPに輝く。その活躍が植田監督の目にとまり、初の全日本選出となった。 4月には、V・プレミアリーグで内定選手として合流していた東レアローズに入社。さっそく出場した5月の黒鷲旗では、新人賞に輝いた。勢いにのり、日々、成長中。将来を期待されている若手の一人。 |
|
![]() |
2 坂本 雄一郎(さかもと ゆういちろう)
|
| これまで全日本とは無縁だったが、世界最終予選を前に初めて代表に選出される。
常勝サントリーのセンター線を、山村と2人で支えてきたベテラン。身長195cmは、世界と比べても、センターとしては決して高くないが、その身長を補うスピードとテクニック、熱いハートをもっており、ここぞという勝負どころで見せるブロックで、試合の流れを変えられる選手。 5月18日には新婦・美幸(みゆき)さんと挙式。人生の節目を迎え、バレーに対する意欲も、ますます充実している。 |
|
![]() |
3 北島 武(きたじま たけし)
|
| 才能を早くから評価され、大学生のときに全日本入りするが、度重なるけがに悩まされてきた。その間に所属チームでも、大学の後輩・石島にポジションを奪われたが、サーブレシーブに磨きをかけて臨んだ今シーズンのV・プレミアリーグで、再びレギュラーに定着。安定した活躍を見せて、2005年以来の全日本復帰をはたす。 「バレーをやっていく上で一番の目標はオリンピック」。メンバー生き残りへ、最後のチャンスをものにするため、「守備力のあるアタッカー」が、その才能を見せる。 |
|
![]() |
4 柴田 恭平(しばた きょうへい)
|
| 今シーズンはスペインリーグのCLUB VOLEIBOL ALMERIA(アルメリア)でプレーし、チームの準優勝に貢献。植田監督へメールやDVDを送り、常に全日本復帰をアピールしていた。スペインの自宅では、全日本のジャージを着て生活していたというほどに、強い思いがある。 世界の選手を相手にすることで磨かれたレシーブ力と、幅のあるプレーに注目。 |
|
![]() |
5 宇佐美 大輔(うさみ だいすけ)
|
| 一時は現役引退を考え、その前に盟友・山本隆弘と一緒にプレーがしたいという思いから、2006年にパナソニックパンサーズへ移籍。強豪・雄物川高校の監督を勤める父・義和氏の後を継ぐために、1シーズンで現役を引退し、秋田へ帰郷する予定だったのだが、プレーを続けるうちに「またバレーが面白くなった」と現役続行を決断する。それを聞いた植田監督からすぐに声がかかり、2007年のアジア選手権から全日本に復帰すると、ワールドカップでは全試合に出場。「超高速セッター」と評される高い身体能力とスピードあるトスワークは健在で、今シーズンはパナソニックパンサーズのキャプテンとなり、V・プレミアリーグで、悲願の優勝をはたした。 世界最終予選では、途中から朝長にスタメンの座を奪われ、五輪出場を決めた瞬間もコートに立てなかった。 五輪出場決定後のインタビューでは、嬉しさの中にも悔しさがこみ上げ涙で声をつまらせた場面も・・・ 「本番ではコートに立つ」。夢だった五輪の舞台へ、宇佐美の挑戦は終わらない。 |
|
![]() |
6 岩田 正之(いわた まさゆき)
|
| 今シーズンのV・プレミアリーグでは、宇佐美と併用されながら、パナソニックの優勝に大きく貢献した。 「たとえ1セットを失っても、最終的に勝つにはどうするか」を考えて試合を組み立てる“コートの諸葛孔明”。一見、華奢な体から繰り出されるトスは、良い加減にボールが死に、アタッカーからは「打ちやすい」と好評で、センター線の攻撃を軸に、サイドの選手を有効に使うゲームメイクをする。 日本男子の秘密兵器となる可能性を秘めている。 |
|
![]() |
7 山本 隆弘(やまもと たかひろ)
|
| 4年前、アテネ五輪出場を逃した責任を一身に背負った男は、苦悩の日々をのりこえ、2006年の世界選手権で全日本に復帰すると、ベスト8の原動力となる。昨年のワールドカップでは、開幕戦の先発こそ、清水に譲ったが、後半には徐々に出場機会を増やし、「スーパーエース山本」の存在を示す活躍を見せた。 さらに今シーズンのV・プレミアリーグではパナソニックパンサーズを悲願の優勝へと導き、シーズンMVPを獲得。満を持して臨んだ世界最終予選では、出場選手中最多の130得点をあげ、オリンピック出場に大きく貢献した。 4年間思い続け、やっと届いた夢の舞台。ニッポンのスーパーエースは、北京でバレー人生の集大成を迎える。 |
|
![]() |
キャプテン
|
| 1992年のバルセロナオリンピックに出場している最後の現役選手。 1989年〜98年まで全日本メンバーとして活躍。その後、ヒザの故障などで招集はなかったが、2005年に 植田監督がキャプテンに抜擢し、7年ぶりの全日本復帰を果たした。38歳という年齢に、「回復は遅くなった」というが、その存在感は抜群。世界最終予選でも、相手に傾きかける流れを必死に手繰り寄せるようなプレーを随所で見せる。そして6月7日。「16年間五輪の舞台に立てなかったことは自分たちの世代の責任でもある。次の世代につなげたい」という思いが、アルゼンチンのブロックをはじきとばす。北京行きを決める最後の1点をとったのも、やはり荻野だった。 「バルセロナに出て自分の人生は変わった。もう1度行けばまた何かが変わると思う。」と話すチーム最年長のキャプテンは、北京でニッポンの雄姿を見せるという、最後の責任を果たす。 |
|
![]() |
9 富松 崇彰(とみまつ たかあき)
|
| 東北高校2年のときに、春の高校バレー決勝で、越川率いる岡谷工業を倒し全国優勝。東海大学に入学してからセンターに転向し、4年時にはインカレを制覇。同年、東レアローズの内定選手としてV・プレミアリーグに出場すると、レギュラーポジションを獲得してチームの準優勝に貢献するだけでなく、ブロック賞、新人賞に輝いた。その活躍が認められて、昨年、全日本初招集。ワールドリーグではレギュラーとして得意のブロックとサーブを武器に世界とわたりあった。 191センチとセンタープレーヤーとしては致命的とも思われる身長の低さを、腕の長さとスピードでカバーし、ニッポンのセンター陣に新たなスタイルを持ちこんだ23歳の新鋭が、北京五輪出場メンバー入りをかけ、さらなる飛躍をめざす。 |
|
![]() |
10 谷村 孝(たにむら こう)
|
| 昨年までは守備力を買われてリベロとして出場することも多かったという、マルチプレーヤーは、社会人4年目の今年、ようやく所属のパナソニックで先発に定着し、V・プレミアリーグ優勝に貢献した。 サーブレシーブ力、ブロック力、攻撃力とすべてを兼ね備える選手として早くから注目されていた逸材が、大学生だった2004年以来の全日本に強い思いをもって臨む。 |
|
![]() |
11 松本 慶彦(まつもと よしひこ)
|
| ワールドリーグ、アジア選手権と結果を出しながらも決しておごらず、いつも必死で全力プレーを見せる。一昨年は世界選手権前のけがの影響でメンバーから外れ、悔しい思いをしたが、去年のワールドリーグでは安定したプレーで存在感をアピール。ワールドカップでもすべての試合に先発出場。世界を相手にキレのある速攻で勝負し、プエルトリコ戦で85.7%という高い決定率を残すと、世界最終予選ではブロック、スパイクに加え、フローターサーブで相手の守備を崩し、五輪出場権獲得に大きく貢献した。 遠慮がちで物静かな印象もあるが、まわりに流されず、自分をしっかり高めていく気持ちの強さがある。元日立のリベロ、妻の小由樹(こゆき)さんとの間に、一昨年の4月17日に第一子・凛虎(りんと)君が誕生。「子供がすべてにおいてナンバーワンになった」。 目指しているのは「コートの中で存在感があり、必要とされるプレーヤーになること」であるが、もはや十分に存在感を発揮し、不可欠な選手となっている。 |
|
![]() |
12 山村 宏太(やまむら こうた)
|
| 齋藤とならび、一昨年の世界バレーで不動のセンターとしてのポジションを確立。身長205pながら
動けるセンターとして、全日本には欠かせない存在となっている。 世界最終予選の直前合宿で、左手薬指を脱臼。痛みが残る中で調整し、本番に間に合わせると、テーピングをしたままの手でブロックを連発。4年前にアテネ五輪出場を逃した悔しさをはらす活躍を見せた。 プライベートでは昨年5月19日に結婚。心身ともに充実のときを迎えている。 |
|
![]() |
13 清水 邦広(しみず くにひろ)
|
| パワーが自慢のアタッカー、通称「ゴリ」。パワフルなスパイクで高校時代から注目され、東海大に入学すると、2年生の時に、先輩の富松らとともに大学選手権を制した。 昨年のワールドリーグ、東京大会から急遽、全日本に合流すると、翌日の試合でいきなり全日本デビュー。初スタメンとなった2試合目のフランス戦では日本を4年ぶりの勝利に導く。「スパイクは世界に通用すると思った。」という21歳のスーパーエースは、ワールドカップでも山本にかわり、初戦で先発、強烈な印象を残した。 世界最終予選では、なかなか出場機会がなかったが、最終戦、途中交代でコートに入ると、ためていた力をぶつけるかのようにパワフルなスパイクを連発。持ち前の攻撃力をみせつけた。 今年2月、3月には福澤と植田監督との3人で強化合宿を行い「これまでこんな苦しい練習は無い」と本人が漏らすほど絞られたが、それだけ植田監督の期待が大きい証でもある。 見た目通りの豪快さと物怖じしない性格。ゴリの若さと勢いが、北京でも爆発する。 |
|
![]() |
14 福澤 達哉(ふくざわ たつや)
|
| 高校時代から注目され、現在は中央大学4年生。法学部に通う秀才アタッカー。身長は高いほうではないがスピードとジャンプ力には定評があり、乱れたトスでもスパイクに持ちこむ幅の広い打点が特徴。全日本での計測では、現在ナンバー1となる最高到達点357センチを記録。松本が持っていた最高記録を更新した。 今年2月、3月に同級生の清水と2人だけの強化合宿を行い、しっかりとサーブレシーブの強化に時間を費やした。「自分には身長がないので、荻野さんや千葉さんのような技術を身につけられるように。サーブレシーブもまだまだ」と冷静に自分を分析。ワールドカップで候補に入りながら落選。世界最終予選でもなかなか出場機会に恵まれなかったが、最終戦で途中出場、キレのある動きでそのポテンシャルの高さを感じさせた。 若さとともにそれだけではない気持ちの強さ、闘志を感じさせる選手である。 |
|
![]() |
15 津曲 勝利(つまがり かつとし)
|
| 2000年から全日本のリベロをつとめ、今年で9年目。レシーブの安定感は抜群で、他の追随を許さない。 リベロの仕事はなんといってもサーブレシーブ。しかし津曲曰く、「さらにもうひとつ大事な仕事は2段トス」。崩れたレシーブでも自分のトスで攻撃につなげることができる「第2のセッター」だと自負するニッポンの守護神。昨年のワールドカップ、アルゼンチン戦でゴッツの決めた印象的なスパイク、その2段トスを上げたのも津曲であった。全日本を、常に後ろから支えるキープレーヤーである。 世界最終予選で北京五輪出場を決めたときのインタビューでは、コート上から「お父さん頑張ったよ!」と客席で見ていた息子に報告。自他共に認める子煩悩パパでもある。 |
|
![]() |
16 石島 雄介(いしじま ゆうすけ)
|
| 通称「ゴッツ」。2006〜07年にかけて単身ブラジルに渡り、現地のプロリーグで武者修行、攻守に光るバレーセンスに磨きをかけるとともに世界の厳しさを身体に刻み込んで帰ってきた。 とびぬけた力を持っていながら、調子に波があり、自分のミスに腹を立て自滅することもしばしば。そんな男が、世界最終予選で進化した。チーム最多、210本のサーブレシーブをこなしながら、返球率57.14%という安定した数字を残し、交代させられても「荻野さんをずっと見ていて、コートに戻ったときに、同じように流れを変えられるようにしたかった」と前向きな姿勢を見せる。植田監督も、石島がチームの中心に成長したことを認め、五輪出場にもっとも貢献した選手だとたたえた。 次は五輪。夢の舞台で、ゴッツはさらなる進化を遂げる。 |
|
![]() |
17 越川 優(こしかわ ゆう)
|
| 石島と同じくニッポン男子バレーを背負う男。コートでは平気で先輩にも指示を出す「リベラル」なプレースタイル。190センチの小柄な自分が世界と戦っていくために「プレーしながら考えるバレー」を標榜する。昨年のワールドリーグでは予選ラウンドの得点王となり、世界に通じる攻撃力を証明。世界最終予選でも、サーブレシーブの課題は残ったが重くて速い越川のジャンプサーブを始め、攻撃力は日本が勝つ為には欠かせない武器であることを改めて証明した。 ジュニア時代から越川を知る植田監督からはサーブレシーブが原因で先発を外されることもたびたびあるが「全日本の攻撃の軸に」という期待は変わらない。北京五輪でも越川の攻撃力は不可欠だ。 |
|
![]() |
18 朝長 孝介(ともなが こうすけ)
|
| 「朝長をはずせないのは、猫田さんの匂いがするから」と植田監督がかつての名セッターの名前をだして期待感を表現する。朝長自身も「自分には高さがあるわけでも、スピードがあるわけでもない。だから、アタッカーが一番打ちやすいトスをあげる」。監督からも他の選手からも信頼されている理由がここにある。相手のことを一番に考えてトスをあげることを心情とし、練習中でもトスがずれるとすぐにアタッカーに声をかけ、修正点をさぐろうとする。時にアタッカーに挑むような攻撃的なトスを上げる宇佐美とは対照的な奉仕型セッター。 アジア選手権では第2戦で宇佐美にかわってコートに入ると、その後の試合ではスタメンを勝ちとり、日本はそこから5連勝。朝長自身はベストセッター賞に輝いた。 世界最終予選では、第3戦の韓国戦、途中交代でコートに入ると、センターを絡めた攻撃で流れをかえ、日本に勝利をもたらすと、それ以降はスタメン出場。朝長の気持ちを乗せたトスが、ニッポンを勢いにのせた。 プライベートでも7月には第1子が誕生する予定。 |
|
![]() |
19 酒井 大祐(さかい だいすけ)
|
| サーブレシーブ、スパイクレシーブとバランスのよい守りのスペシャリスト。 今シーズンのV・プレミアリーグは長年にわたって全日本のリベロとして出場する津曲の上をいくサーブレシーブ効果率73.3%の数字を残した。低迷するチームの中で気持ちを切らすことなく試合に挑み、技術力だけでなく統率力やムードメーカーという点でも評価。 津曲が守るリベロの定位置を奪うべく、勝負を挑む。 |
|
監督
|
| 全日本男子が最後に出場したバルセロナオリンピックのときのキャプテン。3大会連続でオリンピック出場を逃し、低迷する男子バレー再建のため、2004年のワールドリーグに暫定監督として就任。全日本男子を基礎から固めなおし、2005年のアジア選手権で10年ぶりの優勝をはたす。その後も2006年の世界選手権でベスト8、昨年のワールドリーグで強豪のイタリア・フランスから白星をあげるなど、着実にチームを前進させ、先日の北京五輪世界最終予選で、16年ぶりとなる、悲願のオリンピック出場を決めた。 いざ、人生が変わる夢舞台へ。 次の目標は、「北京でメダルを狙います!」 |