第83回 それぞれの道 ① ~筒井視穂子~
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 45mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
2014年6月30日チームから一通のリリースが出された。
(撮影:2009年12月18日/東京体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 190mm/絞りf 4/シャッター速度1/5000秒)
「退団選手・スタッフのお知らせ」。その中に筒井美穂子の名前もあった。
(撮影:2013年10月1日/福生市スポーツセンター)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
1985年12月6日香川県生まれ。小学2年生よりバレーを始め、2003年には高松北高校で春高に出場しベスト4、個人としてもベスト6に選ばれていた。
(撮影:2013年1月20日/グリーンアリーナ神戸)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/800秒)
高校卒業とともに2004年には久光製薬スプリングスに入団。以降退団するまで10年間を過ごす事になった。
(撮影:2009年12月18日/国立代々木第一体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
2010/11シーズンから2シーズンの間キャプテンを務めあげた。
(撮影:2010年12月26日/浦安市運動公園総合体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
久光在籍中は山本辰正監督から中田久美監督まで5人の監督の元でプレーしてきた。
(撮影:2013年2月23日/とどろきアリーナ)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 92mm/絞りf 4/シャッター速度1/5000秒)
出場こそならなかったが全日本も経験した。
(撮影:2010年3月6日/川越運動公園総合体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 29mm/絞りf 4/シャッター速度1/800秒)
数々のタイトルとともに今年はアジアNO.1にも輝いた。
(撮影:2009年12月20日/東京体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
世界クラブ選手権では世界の舞台を経験出来た。
(撮影:2014年4月21日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/1600秒)
そして「今シーズンでピリオドを打ち、新たなる道へ進む」という想いはすでに彼女自身が持っていたのだという。
(撮影:2014年4月21日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 280mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
その新たなる道とは『指導者への道』。
(撮影:2014年4月18日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
これまで抱いて来た感情や想いを活かせる道。
(撮影:2014年4月21日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
培って来た経験が実を結ぶ場所。
(撮影:2014年4月18日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
キャプテンを務めたものにしか経験できない事がある。
(撮影:2011年2月27日/いしかわ総合スポーツセンター)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 550mm/絞りf 4/シャッター速度1/1000秒)
アップゾーンからでしか見えない光景だってある。
(撮影:2009年12月19日/東京体育館)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 195mm/絞りf 4/シャッター速度1/1000秒)
ピンチサーバとは? 身をもって経験して来た。
(撮影:2010年2月28日/とどろきアリーナ)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
跳ぶ事を禁じられたリベロも経験した。
(撮影:2009年4月3日/有明コロシアム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
同期が移籍していくなか、同じチームに留まることで見えてきたものがきっとあったはず。
(撮影:2013年10月1日/羽村市スポーツセンター)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
すべてが経験、すべてが財産となったはずである。
(撮影:2013年9月30日/羽村市スポーツセンター)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 29/シャッター速度1/2000秒)
今度はその財産を次の世代に分け与え、経験させる立場となる。
(撮影:2014年4月18日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
名選手、必ずしも名監督にあらずという言葉がある。しかしこれだけの事を経験し、身をもって習得した指導者は名監督になると確信が持てる。
(撮影:2014年4月19日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
見方を偏らせれば現役選手生活は恵まれていなかったのかもしれない。
(撮影:2014年4月23日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
ただ言える事は、出場時間がすべてではない。記録に残ることがすべてではない。という事。
(撮影:2014年4月22日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/1250秒)
バレーボールの楽しさはコートの中だけではない事をたぶん彼女は知っている。バレーボールの厳しさに対しても同様。
(撮影:2014年4月24日/ナコンパトム)
-
●久光・筒井さやか(左)、戸江真奈&筒井視穂子 (レンズ 35mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/15秒)
もしかしたら筒井選手は他の選手の何倍もバレーボールを楽しんだ、そしてもがいたのかも知れない。
(撮影:2014年4月24日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 70mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
今でも眼をつぶればそこに筒井美穂子選手が活躍する姿が思い浮かぶ。
(撮影:2014年5月7日/チューリッヒ)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2500秒)
シルエットですらそれが筒井美穂子であることがわかる選手だった。
(撮影:2014年5月8日/チューリッヒ)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
「今」を大切にしてきた筒井視穂子に指導されるこれからの選手は恵まれているのかもしれない。
(撮影:2014年4月19日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 200mm/絞りf 4.5/シャッター速度1/500秒)
そして何よりそんな筒井視穂子選手を目の前で観て来たボクらが一番恵まれている。
(撮影:2014年4月24日/ナコンパトム)
-
●久光製薬・筒井視穂子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
「ありがとう」。感謝の言葉とともに新しい道へ送り出し「またよろしく」と繋げる事ができる。
(撮影:2013年10月29日/羽村市スポーツセンター)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/