第26回 モントルーバレーマスターズ 第一のステップ
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●全日本女子vs.ドミニカ共和国 (レンズ 14mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
新生全日本の初戦は、毎年恒例のモントルーバレーマスターズから始まった。初戦の相手はドミニカ共和国。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・長岡望悠(左)&石井優希 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
新たなるスタート、新生全日本には組み易い相手に思えた。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・島村春世 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
リオ五輪、そしてその先を目指して全日本の中心となるべき選手たちが、どこまで世界に通じるのかが試される大会。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・長岡望悠 (レンズ 200㎜/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
世界一になるための第一歩、世界を感じるには良い機会となっていた。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・中村亜友美 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
普段カメラを覗いていると試合展開などはまったく見えない。しかし、この初戦ドミニカ共和国との試合は全日本の穴が見えてしまった。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・岩坂名奈 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
ロンドン五輪準決勝ブラジル戦と同じ。いつものペース以上に急ぎ過ぎ、何もしないまま、何もできないうちに3セットが終わってしまった感覚だった。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・藤田夏未 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
随所でみられたコンビがまったく合っていないミス。まだ試合するには早過ぎるような、チームになっていないような感じがした。結果は0-3の完敗。
(撮影:2013年5月28日モントルーVM 対ドミニカ共和国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・今村優香 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
第2戦の相手はイタリア。開始早々カメラの中で躍動する彼女たちは、前日のドミニカ共和国戦とはまったく違っていた。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・長岡望悠(左)&大竹里歩 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
相変わらずブロックはまったく止まってはいなかった。しかし、それがコース切りなのかは狭い四角の中ではわからないような展開。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子vs.イタリア (レンズ 200㎜/絞りf 2/シャッター速度1/1600秒)
バレーが好きでしょうがない、そんな感じに全員が楽しんでいるように観えた。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・石井優希 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
まるで、ドミニカ共和国戦が3セットで終わってしまったのが惜しいと思っているかのように。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・吉田真未 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
もっとバレーがしたい、全部のボールをつなぎたいと思っているかのように。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・島村春世 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
これが失敗したら、次はこうしてみようと工夫しているかのように。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・高橋沙織 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
失点しても、ミスをしても、それをそのままでは終わらせないように。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・今村優香 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
1球を大切にして、得失点すべて自分たとのものにしようとしているように観えた。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子vs.イタリア (レンズ 85mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
カメラで覗く四角の中ででも、彼女たちの躍動が、気持ちが伝わって来る試合だった。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子vs.イタリア (レンズ 200㎜/絞りf 2/シャッター速度1/1600秒)
勝ち負けではないものがそこにはあった。結果は3-2での勝利。
(撮影:2013年5月29日モントルーVM 対イタリア/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・今村優香 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
1日休みをおいて第3戦のドイツ戦は、不思議な体験をした。
(撮影:2013年5月31日モントルーVM 対ドイツ/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・石井優希 (レンズ 200㎜/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
カメラの中で知る得点は喜びでしかわからない。スパイクが決まったのかアウトになったのかすらわからない。
(撮影:2013年5月31日モントルーVM 対ドイツ/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・中村亜友美 (レンズ 200㎜/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
負けていると思ってスコアボードを観ると勝っている。それを繰り返して勝利していた。
(撮影:2013年5月31日モントルーVM 対ドイツ/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・石井里沙 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
結果は2勝1敗ではあったが、グループ3位となり準決勝トーナメントは地元スイスとの対戦になった。
(撮影:2013年6月1日モントルーVM 対スイス/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・松浦寛子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
日々の練習、そして試合を重ねるごとに目覚ましく成長していっている様が、毎日目に見えてわかる。
(撮影:2013年6月1日モントルーVM 対スイス/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・平井香菜子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
そこには、勝敗以上に表現されている全日本の目指すバレーが成長を重ねる姿を見ることができている。
(撮影:2013年6月1日モントルーVM 対スイス/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・岩坂名奈 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
負ければ最終日には試合のない準決勝トーナメント、結果は3-0の圧勝で5位決定戦が出来ることになった。
(撮影:2013年6月1日モントルーVM 対スイス/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・長岡望悠 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
大会最終日の5位をかけての相手は中国。平均年齢18.5歳(日本は22.7歳)の若いチーム。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM 対中国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・座安琴希 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
まったく相手に影響されるのではなく、自らのバレーを貫いたこれからの全日本の姿。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM 対中国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・平井香菜子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
自分たちの目的地を見据えた戦い方をしようとする全日本に敵う、若い中国ではなかった。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM 対中国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・石井優希 (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/2000秒)
それまでとは違った完勝。初戦の全日本はもうそこにはなかった。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM 対中国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子・平井香菜子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
初陣は5位となった。しかし4勝1敗の成績以上に得るもの、吸収するものが多かったように思える大会。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM 対中国/SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
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●全日本女子チーム (レンズ 14mm/絞りf 4/シャッター速度1/1000秒)
最終日の表彰式でようやく、この大会がチャンピオンシップ(選手権)ではなく、マスターズと名前の付く意味がわかった気がした。
(撮影:2013年6月2日モントルーVM /SALLE DU PIERRIER MONTREUX-CLARENS)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/