第22回 JTマーヴェラス 大友・谷口・吉澤・西山 各選手への別れ
-
●JT・大友愛 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
アスリートを撮影していると、必ずや寂しさと直面しなければいけない時はやってくる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
バレーボール選手の場合、それはリーグ後に行われる黒鷲旗・全日本男女選抜大会に訪れることが多い。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/1600秒)
グループリーグ戦後のトーナメントは、負けたほうがそこで最後となる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/1250秒)
しかし勝ち続けたとしても、必ず決勝を最後に大会も終わる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
大会に終わりがあるように、アスリートもその競技を去る時がやってくる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・西山慶樹 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ある選手は競技を後にして、ある選手は移籍先を求める。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・西山慶樹 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
それまでの想いが強ければ強いほど、寂しさは大きくなって表れる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
最後の試合になってから、その選手へ対しての想い、その競技へ対しての想いが新たにわき上がってきたりもする。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
そこでプレーする姿が当たり前であるかのように想えたことが、過去のことになる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
その選手が居なくなってしまうことへの想い、選手本人も自分が居なくなってしまうことがそれぞれの寂しさとなって訪れる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/2000秒)
ただ幸いなのは、その選手の最後に立ち会えたこと、そしてプレー出来たこと。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・谷口雅美 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
撮影できたことで、最後の勇姿をそこにとどめることができる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
お互いに記憶の中に刻み込むことができる。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
アスリートは最高の自分を表現し、最高の自分を見せたいと思うのが常である。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
しかし、いつの日かそれが出来なくなっていることに気がついてしまう。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 85mm/絞りf 2/シャッター速度1/1600秒)
誰もが憧れる、限られたものだけに許された世界は特に厳しい。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
必ずそこには、選ばれたものにだけ与えられる苦悩が伴う。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・谷口雅美 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
そして一度足を踏み入れたら、自らを鍛え上げて苦悩と闘い続けなければいけない。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/2000秒)
多くのものを犠牲にしてまでも、登り詰めなければいけない世界。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
ケガと向き合いながらも、より高い場所を求めなければいけない世界。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
ただそこに居たのは、闘っていたのは、決して自分1人ではなかったはずである。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
多くの仲間、ファン、時にはライバルが自らを支えてくれていたであろう。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
家族や友人、チームメイトの存在は、競技生活の中で大きな比重を占めていたであろう。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・谷口雅美 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
新人選手は、その背中を見て育ってきたのも事実である。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・谷口雅美 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
チームを去り、競技を去ったとしても、それまでつながりや絆がなくなるわけではない。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・大友愛 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
それまでに支えてくれた人々、新しく出来たつながりは、未来永劫に続く。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
多くの経験が、今後の新たなる人生で活かされていくであろう。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・西山慶樹 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
バレーボールを通して経験したことは、新たな人生においても決して無駄にはならない。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・吉澤智恵 (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/125秒)
「ありがとう。さようなら。そしてまた会う日まで」
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
-
●JT・西山慶樹 (レンズ 14mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/400秒)
また、いつかどこかで再会出来ることを信じて、今はただ見送るしかない。
(撮影:2013年5月4日 黒鷲旗準決勝 対NEC/ボディメーカーコロシアム)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/