第19回 V・プレミア2012/13女子 ファイナル
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
昨年と同カードのチャレンジャーとして臨む久光製薬にはアドバンテージがあった。決勝を戦う東レに対して今シーズンは負けていない。しかしそれは逆に大きな重圧にもなっていた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングスvs.東レアローズ (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/500秒)
国歌斉唱の後に始まった決勝は、改装された東京体育館で6030人が見守る中行われた。
(撮影:2013年4月13日V・プレミアリーグ優勝決定戦/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングスvs.東レアローズ (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
日本バレーボールの頂点を決める決勝。それは数字では表せない白熱した内容で始まった。
(撮影:2013年4月13日V・プレミアリーグ優勝決定戦/東京体育館)
-
●東レ・中道瞳 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
昨年の決勝と同カード、昨シーズンは東レが3-0(32-30、25-16、25-22)で制して優勝を飾っていた。決勝慣れしているのは東レのはずであった。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●東レ・迫田さおり (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
しかし決勝の東レには、久光製薬に今シーズン勝てていないというプレッシャーが襲いかかっていたのだろうか。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●東レ・二見梓 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
東レ選手の表情からは笑顔が消えていた。リードしてもゆとりが見えない。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●東レ・峯村沙紀 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
ただ、その選手達の必死さは決勝にふさわしい集中した戦いとなった。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●久光製薬・石井優希 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
その中で際立ったのは、シーズン中の流した涙を無駄にしなかった石井選手だった。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・石橋里紗 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
シーズンを通し、朝早くからサーブの練習に明け暮れていたのが石橋選手だった。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・石橋里紗 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
練習は嘘をつかないと証明してくれたのが、決勝での石橋選手の活躍だった。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●東レ・迫田さおり(上)/濱口華菜里(下) (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
徐々に久光製薬ペースとなり、東レコートにボールが落ちる回数が増えていった。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●東レ・迫田さおり (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
試合が進むごとに、東レが流れを持てる時間が少なくなっていった。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1250秒)
決勝での中田監督はシーズン中のそれとは違い、ベンチにいながらも喜怒哀楽をともにしてさながらコートに居るように観えた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・古藤千鶴 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
中田監督が一番要求をし、一番涙を流したという古藤選手。2セットを連取した後、皇后杯の時に語った「久美さんをみんなで胴上げしたい」という言葉が蘇ってきた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・岩坂名奈 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
2セットを連取しても、選手たちが自主性を持った久光製薬は緩むことがなかった。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・狩野舞子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
多くの若手を育てながら勝ってきたシーズン。この日もブロッカー兼任ながら狩野選手に決勝の大舞台を経験させた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 85mm/絞りf 1.4/シャッター速度1/1250秒)
25-16、25-16、25-17のストレート勝ちで悲願は達成された。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/1000秒)
コートで選手全員が輪になり喜んでいるとき、ベンチでは皆寝られていなかったというスタッフに囲まれながら、中田監督は涙していた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/640秒)
新しい監督像なのだろうか。選手は「久美さん」と呼び、シーズン中に監督がひと言も口をきかないというボイコットまで起こした。選手は自分で練習メニューを考えて練習したそうである。選手と監督と言うよりも苦楽をともにした戦友。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 15mm/絞りf 4/シャッター速度1/640秒)
19回を数えるVリーグ。中田監督が10人目の優勝監督として名を連ねた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・座安琴希 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
サーブレシーブ賞、ベストリベロ賞を獲得。自分に厳しい座安選手も自分を褒めてあげて欲しい。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・長岡望悠 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
最高殊勲選手賞に輝いた長岡選手も、これからまた世界を相手にしていかなければいけない選手。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●東レアローズ (レンズ 15mm/絞りf 4/シャッター速度1/15秒)
表彰台を降りるとすぐに準優勝の銀メダルを外した各選手。この悔しさが次シーズンのVリーグを面白くしてくれる。
(撮影:2013年4月13日対久光製薬/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1600秒)
優勝表彰でブランデージトロフィーを受け取り、軽々掲げたのは平井香菜子選手。しかし列に戻ると、優勝の重さを感じたかのようにトロフィーの重さを感じていた。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・新鍋理沙(左)/岩坂名奈 (レンズ 14mm/絞りf 4/シャッター速度1/320秒)
常に世界を目指しているという中田監督率いる久光製薬。世界を経験して再びチームにそれを活かしていかなければいけない。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 15mm/絞りf 4/シャッター速度1/640秒)
追うものが追われる立場に立った時、本当の真価が問われる。これからは久光製薬が日本バレーを引っ張っていかなければならない。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 24mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/500秒)
バレーボールをする環境、体制で支えてくれた久光製薬という中田監督。その恩返しをすることができた優勝。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 24mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/500秒)
それぞれがそれぞれの役割をそつなくこなさなければ優勝はない。全員が同じ力を持たなければならない。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬スプリングス (レンズ 15mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
久光製薬はそれが伝統となり受け継がれ次へつながる。常勝チームとして。
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
-
●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/500秒)
故・山田重雄氏も個性的で面白い監督だった。中田監督の就任1年目での優勝で一番喜んでいるのは、中田監督を指導した山田先生なのかもしれない。(
中田久美監督の会見コメント)
(撮影:2013年4月13日対東レ/東京体育館)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/